2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『九月まで時間は少ない』

『九月まで時間は少ない』<2020年4月30日(木)> 「新学期スタートの時期を九月に変更すべきだとの声」に『筆洗(200430)』は思う。まずは学園テレビドラマより、「<二度と戻らない今日のために>・・・<燃やそうよ 二度とない日々を>。・・・このまま今の高校生か…

『没法子』

『没法子』<2020年4月29日(水)> 今のコロナ禍での過ごし方について、『春秋(200429)』は赤塚不二夫の作と生き方から思う。「赤塚さんは旧満州で生まれ育った。敗戦の混乱のなか、母親に手を引かれての引き揚げが原体験となる。幼い胸に刻み込んだ言葉は『没…

『玉城デニー知事がツイッターに悲鳴に似た投稿』

『玉城デニー知事がツイッターに悲鳴に似た投稿』<2020年4月28日(火)> 「連休に沖縄へ来る方が航空会社の予約によると6万人余いる」。『春秋(200428)』は、沖縄県知事のツイッターを思う。「来訪を自粛してもらう効果も期待してだろう。連休で帰省者らが増え…

『顔が見える命』

『顔が見える命』<2020年4月27日(月)> 「これは単なる統計値ではありません」。『春秋(200427)』は新型コロナウイルスの影響について、その説得力を思う。「6歳の少女の命を救うには、高額の手術しかない。・・・経済学者シェリングの論文の一節・・・少女は、『顔…

『「正義」を振りかざす風潮』

『「正義」を振りかざす風潮』<2020年4月26日(日)> 自粛の中、それを守らぬものについて、警察への密告が増えている。これについて『筆洗(200426)』は思う。「井上ひさしの『きらめく星座 昭和オデオン堂物語』・・・物のない時代。幸運にも手に入れた牛肉を前…

『遊びをせんとや生まれけむ』

『遊びをせんとや生まれけむ』<2020年4月25日(土)> 行動制限が宣言されている中、海山へ多数流れていくことに『筆洗(200425)』は思う。我々、人類は「智慧の人(モサピエンス)」である。そして「『遊ぶ人(ホモ・ルーデンス)』と・・・歴史家ホイジンガ・・・<…

『昨日から「こどもの読書週間」』

『昨日から「こどもの読書週間」』<2020年4月24日(金)> 「いま読まれるべき本は積まれた山の中で待っているものかもしれない」と『筆洗(200424)』はこの今の環境を思う。「詩人森三紗さんの『生命の輝くとき I戴帽式に参列して』・・・<学び苦しみ耐え努めて…

『いま一番タイムマシンに近いのは、カラオケだと思う』

『いま一番タイムマシンに近いのは、カラオケだと思う』<2020年4月23日(木)> ブルーコメッツのジャッキー吉川さんが亡くなった。『筆洗(200423)』はその時代を想う。「歌えば、その曲が流行した当時の出来事、学校や家族の様子まで思い出せる。さながら懐か…

『インフォデミック』

『インフォデミック』<2020年4月22日(水)> 「情報」と「疫病の流行」の合成語で、デマ・流言の爆発的拡散を「インフォデミック」というと『余録(200422)』は、世界保健機関(WHO)の警告を紹介する。その昔、1890年のコレラ流行の際、日本の電話の歴史が…

『純白のマスクを楯』

『純白のマスクを楯』<2020年4月21日(火)> <純白のマスクを楯として会へり/野見山ひふみ>。『余録(200421)』は清水哲男氏開設の「増殖する俳句歳時記」を紹介する。だが「今は、もっぱら新型コロナウイルスの感染拡大の『楯』となることを期待されるマス…

『映画「彼岸花」の家族』

『映画「彼岸花」の家族』<2020年4月20日(月)> 「日に三度、顔を合わせて食事をするという家もあるだろう」と今のコロナ禍の現状を『筆洗(200420)』は思う。「小津安二郎監督の映画『彼岸花』・・・で、こんな場面がある。夫婦と娘二人で遊びに出かけた箱根。・・…

『おうちミュージアム』

『おうちミュージアム』<2020年4月19日(日)> 学校がお休みの中、北海道博物館のサポートの取り組みを『余禄(200419)』は紹介する。「北海道博物館がホームページで始めた『おうちミュージアム』が面白い。・・・20代の若い学芸員らが発案した。アイヌの伝統料…

アルコール度数の高い酒が消毒に使える

『アルコール度数の高い酒が消毒に使える』<2020年4月18日(土)> 医療現場、人も器材補足している現状を『筆洗(200418)』は思う。「アルコール度数の高い酒が消毒に使えると、厚生労働省が特例として認めたという。・・・すでに酒どころの老舗酒造会社や名のある…

『その時、どんな歌を口ずさもうか』

『その時、どんな歌を口ずさもうか』<2020年4月17日(金)> 「今年2月、岩手県にある東北新幹線の一ノ関駅で発車メロディーを聞き、懐かしさに思わず詞が口をついた。」『春秋(200417)』は交通機関のBGMに思う。「空港におりた飛行機の中でBGMとして流れた…

『「アヌスミラビリス」(驚異の年)』

『 「アヌスミラビリス」(驚異の年) 』<2020年4月16日(木)> 「文明を破壊する災厄から新たな文明を芽吹かせてきた人類である」と『余録(200416)』はこの禍から次を思う。1665年のペスト流行から翌年のロンドン大火の時、詩人ドライデンは「アヌスミラビリ…

『職務に誠実を尽くす医療従事者へ感謝』

『職務に誠実を尽くす医療従事者へ感謝』<2020年4月15日(水)> 新型コロナウイルス感染者の対応に従事する方々に『余録(200415)』は思う。「ジョンソン英首相が退院した。まず、語ったのは医療従事者個々の名を挙げての熱い感謝の言葉であった。・・・医療崩壊の…

『辛抱しようよ、いいことが待っている』

『辛抱しようよ、いいことが待っている』<2020年4月14日(火)> 「われわれの目の前にもマシュマロが置かれているのだろう」と『筆洗(200414)』は自粛と連帯を呼び掛ける。我々はマシュマロテストを受けている。我慢すれば、2個目が食べられると。「そのマシュ…

『戦争の死者との語らいから生まれた最晩年の2作』

『 戦争の死者との語らいから生まれた最晩年の2作 』<2020年4月13日(月)> 各紙、大林宣彦監督の死を悼む。「転校生」、「シューマンのトロイメライで始まる冒頭シーンから引き込まれた・・・海と坂道の聖地に哀悼の花束が手向けられるだろう」と『春秋(4/12)』…

『苦境にある人に希望の火をともす』

『苦境にある人に希望の火をともす』<2020年4月12日(日)> 緊急事態宣言に政府のちぐはぐな行いに『余録(200411)』は思う。「東京都が休業を要請する対象業種を発表した。対象をめぐって政府とすったもんだの末の決着・・・混迷を招いた責任は一義的に政府にある…

『緒方洪庵「虎狼痢治準」』

『緒方洪庵「虎狼痢治準」』<2020年4月11日(土)> 「建物の中では十分な換気が欠かせない。ちょっとした毎日の運動で免疫力を落とさないように」と『春秋(200411)』は160年ほど前のコレラ感染防止対策を紹介する。「幕末の日本はコレラが断続的に流行した。・・…

『日本社会の「空気」はどうなっている』

『日本社会の「空気」はどうなっている』<2020年4月10日(金)> 「ウイルスといえども電子顕微鏡を使えば見えるが、日本社会の『空気』は感じるしかない」と『春秋(200410)』は緊急事態宣言以降の休業要請に思う。「われらが防護服はナノ単位のウイルスを前に…

『文明とは意外にもろいものなのかも』

『文明とは意外にもろいものなのかも』<2020年4月9日(木)> 「菜の花や月は東に日は西に」。『春秋(200409)』の筆者は川辺の散歩で与謝野蕪村を詠い、この3か月を思う。「普段はさほど意識しなかった問題が頭に浮かぶ。『移動の制限は経済に甚大な影響を及ぼ…

『行列は恥 買いだめは敵』

『行列は恥 買いだめは敵』<2020年4月8日(水)> 緊急事態宣言の折、第2次大戦勃発前後、政府が国民に募ったスローガンを『春秋(200408)』は思う。「『戦場より危うい酒場』『飲んでて何が非常時だ』などが入選した。心に刺さるのは、『酒呑みは瑞穂の国の寄生…

『ウイルスの霧は晴れない』

『ウイルスの霧は晴れない』<2020年4月7日(火)> 「どんな賢明な指導者も戦争になれば『霧』の中に投げ込まれたように混乱する」。『余録(200407)』は、ベトナム戦争時の米国防長官マクナマラの言葉を紹介し、現在の対ウイルス戦争を考える。「今度の新型感染…

『学費負担を何とかできぬか。現状を変えられないか』

『学費負担を何とかできぬか。現状を変えられないか』<2020年4月6日(月)> コロナ禍での新学期に『余録(200406)』はまず、学費を思う。「首都圏の私立大学へ2018年春に入学した下宿生への仕送り額は月8万3100円。調査が始まった1986年度以降で最…

有能な者がスクラムを組んで押し進むことが愈々必要

『 有能な者がスクラムを組んで押し進むことが愈々必要 』<2020年4月5日(日)> 「お金は寝床の下より銀行に預けた方が安全と保証しますよ」。『余録(200405)』は1929年の大恐慌の際のルーズベルト米大統領の言葉を紹介し、今を考える。「温かな口調が人々の心…

『君たち、ちょっと距離が近いようだね』

『君たち、ちょっと距離が近いようだね』<2020年4月4日(土)> ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)について『春秋(200404)』は語る。「コロナ禍が生んだ新語? と思いきや、実は700年近い歴史があるという。英国の研究者によればイタリアのベネチアや…

『竹の生気にあやかりたい』

『竹の生気にあやかりたい』<2020年4月3日(金)> 「初物を食べると七十五日、長生きできる」。『春秋(200403)』は店頭に並ぶタケノコに思う。「竹は日に何十センチも伸びると聞く。その生気にあやかりたい昨今である。企業や官公庁にとって、大事な節目の新年…

『酒席は「非日常」の場』

『酒席は「非日常」の場』<2020年4月2日(木)> 「1年ほどアルコールを口にしない」『春秋(200402)』の筆者が、酒の場を語る。「しらふでいると、飲み会の途中でふと冷静になる。改めて気づくことがいくつかあった。酔った人は声が大きくなる、相手に触れたり…

『コロナどろぼう』

『コロナどろぼう』<2020年4月1日(水)> 「オランダ中部ラーレンにある美術館からゴッホの絵画一点が何者かに盗まれた」ことに『筆洗(200401)』は思う。「時価数億円と聞く。新型コロナウイルスの感染拡大が続くオランダでは、外出自粛が求められており、美術…