2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

国連大学が学生受け入れ

(日経/春秋)「自分で年を取ったと思ったのはいつ?」。問われて高嶺秀子さんは「明日にしようと思った時」と。70歳を過ぎたところだと。「明日にしよう」これを無精と称するのだが、じつはこれは2種類ある。一つは懈怠(けたい)「明日ノ所作ヲ明日作スル…

抑うつなりにくい運動部

(日経/春秋)ソニー創業者の井深さんは大学を卒業後、勤め先をいくつも変えた。戦前、軍を嫌い好きな研究を追求、ソニーの前身の東京通信工業を設置したときも「自由闊達ニシテ愉快ナル理想工場ノ建設」と。今、ソニー出身の小沢和典を中心に70人が集い、…

大阪猛暑日13日連続

(日経/春秋)この夏の暑さが後押ししたのか。山形県発祥の「冷やし」商品が全国で人気。3年前まで暑さ日本一の記録を持っていた山形県ならではの暑さしのぎの知恵。ラーメン、シャンプー、そば、玉こんにゃく・・・・・。地方の生活文化の違いに関心が高まって…

ディズニー入場者5億人突破 評価する女性大臣

(日経/春秋)きのう刑場を初めて報道機関に公開した。秘しておくほうがいいという声もあろう。しかし、裁判員制度が始まり、誰もが死刑判決にかかわりうる時代になった。死刑にまつわる情報をいつまでも隠しておけまい。多くの国が死刑を廃止するなかで、…

発掘調査地府中市購入

(日経/春秋)「フショウの身でありますけれど・・・」。小沢一郎さんの決意。負傷、スネに傷?不肖?いつも陰でうごめいている風情の人が、とうとう表舞台に出てくる。「不肖」とは愚か者のこと。もともとは父親や先生に「似ていない」という意味。また「…

サンデル教授「白熱教室」 太陽電池

(日経/春秋)「ANPO」というドキュメンタリー映画が9月に公開される。50年前の日本を米国の女性監督が描いた。そのリンダ・ホーグランドさん「日本には考えるきっかけを欲しがっている人が大勢いる」と。考えると言えば、マイケル・サンデル米ハーバー…

円急伸 熱中症四万人超す

(日経/春秋)母なるインダス河は2000万もの人々を苦しめている。大河は氾濫を繰り返してきた。今回は人災の面があると。近年の災害の際に人為的な原因を求められる。日本では最近、千人を超えるような災害は起きないが、備えが十分なわけではない。「最小…

食品・日用品値下がり加速 ユネスコ世界遺産

(日経/春秋)きのう「処暑」を過ぎたが、夏はいっこうに衰えない。日よけにはやはり帽子、最近はカンカン帽子が20代の女性にも人気らしい。帽子は選びでは、華やぎよりもかまびすさが際立つ民主党。今の帽子には「参院選大敗」という深い傷があり、また「…

肥料消費量中国3割

(日経/春秋)日比谷公園内の「松本楼」は、孫文ゆかりの場である。孫文は人生の後半を革命に捧げ、辛亥革命を成した。これを資金面で支えたのが梅屋庄吉(日活創立者)である。援助額は今でいえば1兆円にものぼる。この二人らが宴に使ったのが松本楼であ…

新卒インターン助成 旅行会社中国に参入

(日経/春秋)夏休みの宿題は終わりそうであろうか。「自由研究」に鉱石ラジオはどうか。日本では大正末期に製品が登場し、昭和の初めに幻のように姿を消した。だが戦後の焼け野原で復活し、失意の人々を音楽やお笑いで励ました。どこにでも転がっていそう…

パキスタン大洪水

(日経/春秋)熱海を舞台としたゲームがある。列車からの風景、老舗ホテル、商店街。記念スタンプやみやげも作り、新しいまちおこしを編みだしたとも言える。近年はアニメやゲームに描かれた場所を訪れる人も多い。昨年中国でヒットした映画の舞台、北海道…

トウモロコシ中国輸入 熱中症

(日経/春秋)喜寿の誕生日の朝、森澄雄さんが詠んだ一句、「ありがたき春暁母の産み力」。感謝に始まるお祝いの一日。森さん18日、91歳で逝った。家族を慈しみ平凡で素直に生きようと、ボルネオの「死の行軍」を経験して、そう決めた。「除夜の妻白鳥のご…

新卒就職支援

(日経/春秋)「暑夏」、6〜8月の平均気温が気象庁の設けた基準より高い夏を言う。「冷夏」の逆である。ところが「冷夏」と違って「暑夏」は世間ではあまり使われない。今年は間違いなく気象庁から「暑夏」の認定を受けそうだ。他にも、「炎夏」「炎熱」…

09年百貨店売り上げ減

(日経/春秋)「いたちごっこ」、もともとは江戸時代にはやった子供の遊び。2人が向き合って互いに相手の甲をつねり、自分の手をそこへ重ねる。ただそれを繰り返すだけの遊戯。現在のいたちごっこと言えば、人類と細菌やウィルスの闘いもその典型だろう。…

猛暑日 ラ王引退

(日経/春秋)「山川は国の本なり」、江戸時代の儒学者、熊沢蕃山、きょうが忌日である。蕃山は岡山藩にて、治山治水による農業政策や危機管理などの功績をあげた。治水といえばダム、国主導でダム建設が本格的に始まったのは戦後である。国がつくったダム…

終戦 靖国参拝

(日経/春秋)若手写真家の梅佳代さんの個展が都内で開催され、1日に1000人もの人が訪れている。1990年代の半ば、若手女性写真家が次々にデビューした。写真評論家の飯沢耕太郎氏は見る人に不安感より幸福感与えるのが女性原理の写真だと分析する。梅さんの…

65回目の終戦記念日 大学の国際化

(日経/春秋)玉音放送が流れた8月15日、「夏の太陽がカッカと燃えている。蟬がしきりと鳴いている。音はそれだけだ。静かだ。」(高見順「敗戦日記」)その中で、誰もが茫然自失となってただ頭を垂れていた、と思い込むのは早合点だ。当日のNHKラジオひ…

上期世界新車販売 多摩六都科学館

(日経/春秋)セメントは西から東へ。産地・工場が九州や中国地方に多いためである。過剰な設備を抱える国内セメントの行方はどうなるか。世界2位の中国へ輸出したいが、中国も設備は過剰。余ったセメントが国外へ行き場を探すことは充分にある。石油危機を…

不明100歳以上279人 マン・レイ

(日経/春秋)モスクワをマスクで口や鼻を覆った住民や観光客が歩く。首都や穀倉地帯に近い西部が舞台。ロシアでは東部の森林地帯シベリヤでは、多い年には日本の面積の半分ほどの森が火災で消える。森林火災はシベリヤだけでない。カリフォルニアやインド…

円84円台 ロストクライム

(日経/春秋)「東京発大阪行の日航123便がレーダーから消えた」。25年前のきょう、時事通信の速報ファックス。午後7時13分。その時、期待はすでに「御巣鷹の尾根」に散っていた。検証は様々に重ねられ、悲劇を繰り返さないための誓いを立ててきた四半世紀…

日韓併合100年 ビール生産 登山人口

(日経/春秋)スシや刺身など、海の幸を味わう食文化が日本で花開いたのも当然ではないか。日本近海に生息している生き物は確認できるだけで3万3千種余りで、全世界の15%近いという。容積では全海洋の1%も占めていない。今年、「国際生物多様性年」と国連が…

お金持ち人口 韓国併合

(日経/春秋)秋葉原は宗教に縁の深い町である。神田明神、湯島天神、東方学院。この町で2年前の6月、無差別殺傷事件が起きた。神道と儒教と仏教、一緒になって現代人の心を見つめ直すことができないか。それで年1回の神儒仏合同シンポジウムが始まった。「…

長崎原爆の日 中国で大規模土石流 韓国内閣改造

(朝日)非核の道、閉ざすな。長崎原爆の日。 (朝日)中国で土石流。甘粛省、127人死亡、1294人不明。 (朝日)韓国大統領が内閣改造。首相に47歳・金氏内定。

巨大クラゲまだ としまえん回転木馬

(日経/春秋)海外を観光する日本人、手にガイドブックからインターネットで得た情報を印刷した紙の束だ。内容は玉石混交。そんな新しい旅人の姿に、若者らの海外離れを食い止めるヒント。旅行者や出版社がネットと競い、異郷の日常や文化の奥の深さをうま…

企業からの研究費減

(日経/春秋)世界最大の紙工場である王子製紙の苫小牧工場が操業を始めて、来月の12日で100年になる。これを建設したのは、取引銀行であった三井銀行から移った鈴木梅四郎。彼の三井銀行時代の月給は、最初45円、2年目60円、3年目100円、4年目200円、5年目…

被爆から65年 米大使参列

(日経/春秋)「エノラ・ゲイ」は「T」の1文字(記号)を目印に。広島市の中心を貫く太田川の分岐点にかかる相生橋は三方から渡れるようにT字の形をしている。橋を渡った平和記念公園での式典には、ルース米大使が米国代表として初参加する。国連の潘基文…

三菱自中途採用

(日経/春秋)福沢諭吉は言う。「官望に汲々として民望の如何を度外視する者は、立憲の政治を語るに足らず」。民望ばかりが表舞台にあった参院選。当選から新人には7月の任期が6日しなかないのにひと月分230万円丸々支払われた。日割にしようと言われていた…

野菜値上がり 高齢者不明 オーケストラ

(日経/春秋)和歌山県の紀ノ川市にある和歌山電鉄・貴志駅の新駅舎がきょう完成する。「たま駅長」で人気が上がり同線は年5億円あった赤字が大幅に減り、廃線の瀬戸際から息を吹き返した。地方鉄道の8割は赤字。各社、集客に知恵を絞るが、このようにうま…

日本近海は豊か 大学の夏休みちょっと短め

(日経/春秋)樺太と呼ばれたサハリンは、かつて南半分は日本領土だった。第2次世界大戦の末期には、約40万人の日本人が暮らしていた。ソ連は1945年8月9日に対日参戦、8月15日以降も進行が続いた。その史実を描いた映画「樺太1945年夏」が現在、劇場公開中…

海外と産官学 ビキニ環礁世界遺産 小沢征爾さん復帰 衆院予算委

(日経/春秋)開演前のホールの席でうつむいてものを読んでいたら、ひざに何かが当たる。顔をあげれば、前を人を通り抜けようとしている。込んだ電車が駅に着く、車内の流れが収まったところで、ぐぃぐぃと背中を押される。無言。「申し訳ありません」とか…