2025-01-01から1年間の記事一覧
高市早苗氏の自民党総裁に『天風録251005』は思う▲鳥取県に変わった創作かるたがある。「人生思い込みかるた」。これまでの経験や家庭のしつけから、無意識に「そういうもんだ」と思い込んでいることはないか。気付くための教材らしい▲こんな読み札がある。…
東京都交響楽団定期演奏会/指揮:ヨーン・ストルゴーズ(東京芸術劇場) ①ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ ②シベリウス・交響曲第3番ハ長調 東京芸術劇場、改装されて初めて入った。どこが変わったのか。さ…
地方の駅弁の経営難に『春秋251004』は思う▼高度成長期には駅弁がもてはやされた。旅を楽しむゆとりが生まれ、若者たちも家族連れも、沿線の珍しい弁当を競って求めたのである▼このころ、日本鉄道構内営業中央会には400社あまりが加盟していた▼それが、コン…
自民党の新しい総裁に『水や空251004』は思う▲〈探しものは何ですか? 見つけにくいものですか?…〉(井上陽水「夢の中へ」)▲きょう10月4日は「探し物の日」▲コクヨが2022年に実施したアンケートによると、働く人は一日のうち平均13.5分を探し物に費やして…
少しずつ姿を消しつつあるらしいと『有明抄251002』は自販機を思う◆17世紀初め、英国で「正直箱」なる発明。箱の上部にコインを入れると、留め具がはずれてふたが開き、たばこを中から取り出せる◆自販機が当たり前のように屋外に置かれた現代日本の風景は、…
コーヒー(10月1日)の日に『有明抄251001』は思う◆作家の城山三郎さんは、造語の「一日一快」を提唱。一日に一つでも爽快だ、愉快だと思えることがあれば、その日を自分らしく生きたと慰めることができるのではないかと◆時間に追われ、慌ただしく毎日が過ぎ…
ロボット審判に『筆洗250929』は思う▼大リーグの審判の判定をめぐる米コロンビア大学などの研究によると、実績のある投手のストライクゾーンは広くなり、そうではない投手のゾーンは狭くなる傾向があったそうだ▼いよいよ大リーグは来シーズンから「ロボット…
自民党総裁選に『余録250927』は思う▲「解党的出直し」、政治とカネなどの問題が直撃するたびに自民党はアピールしてきた。1989年、竹下登首相(当時)▲76年、福田赳夫元首相(当時副総理)▲やがて、「三木おろし」に発展▲参院選で敗北し、またも得意の「解…
トランプ大統領との付き合いに『有明抄250927』は思う◆「ドラえもん」のジャイアンをトランプ米大統領にたとえる見方がある。日本はのび太君◆例え話だが、のび太君はジャイアンを味方にすれば守ってくれると考える。一方、ジャイアンはこちらが守るだけでは…
トランプ米大統領の国連本部訪問での出来事に『筆洗250926』は思う▼ことわざに<幽霊の正体見たり枯れ尾花>▼恐怖心があると、何でもないものまでが恐ろしいものに見えることをいう。疑うと暗がりに鬼が見える「疑心暗鬼」と、言わんとすることは同じ▼とるに…
国勢調査の実施に『有明抄250924』は思う◆ナイチンゲールは統計活用の先駆者としても知られる。クリミア戦争による兵士の死因を(1)戦場での負傷(2)防げたはずの伝染病(3)その他の原因-の三つに分類し、それをグラフにして対策の必要性を訴えた◆統計は…
愛知県豊明市のスマホなどの使用に関する条例に『国原譜250924』は思う。手持ち無沙汰になると、ついスマホを見てしまう人というも多いだろう。そんなスマホ依存症が増える中、自由時間のスマホなどの使用の目安を1日2時間以内とするよう全市民に求める条例…
ガザの惨状に『天声人語250924』は思う▼<最後の境界が尽きた後で、私たちはどこへ行けばいいのか/最後の空が尽きた後で、鳥はどこへ飛べばいいのか><私たちはここで死ぬ、この最後の通路で>。(マフムード・ダルウィーシュ「迫りくる大地」▼17年前に亡くなっ…
かつての「ロボット大国」日本に『明窓250922』は思う。ロボットが工場の生産ラインや物流倉庫で「働く」のは普通の光景。無人運転のロボタクシーはアメリカなどで走り回っている。ヒト型ロボットはなぜヒトの姿なのか。理由は人間と同じ空間で同じ道具を使…
動物愛護週間に『金口木舌250922』は思う▼日本の昔話には多くの動物が登場する。物語で動物たちが主人公の優しさに触れると、さまざまな形で感謝の気持ちを表現する▼動物をいじめてはいけない、仲良く暮らさなければいけない。昔話には、そんな教訓も込めら…
自民党総裁選に『小社会250922』は思う。つくつもりがなくても結果的にうそになることがあれば、逆に、うそから誠が出ることも。石破首相在任1年、昨秋の自民党総裁選で発言した内容を撤回し続けてきた。首相はこう反論する。「総裁選で掲げた政策を、当選…
気象の用語の新設に『滴一滴250920』は思う▼最高気温が35度以上の日を「猛暑日」と呼ぶ気象の用語は2007年に登場▼それから20年もたたないうちに新たな区分が誕生しそうだ。最高気温40度以上の日に名称、「酷暑日」などが候補に挙がっていると▼検討のきっかけ…
ロバート・レッドフォードさんの訃報に『春秋250918』は思う▼映画好きの友人に勧められ、少し古い「名作」を見たのは大学生の時だった。「明日に向かって撃て!」はそのうちの一作▼インディペンデント作品を世に広める場としてサンダンス映画祭を立ち上げ、…
上下水道の老朽化に『水や空250918』は思う▲江戸は地中に木や石でできた水道管が張り巡らされ、長屋の人々は共用の井戸から水をくみ上げて生活。最大規模の玉川上水は、43キロを実に8カ月で掘ったと▲全国の県庁所在地など47都市で1世帯が支払った上下水道代…
敬老の日に『天声人語250915』は思う▼朝は4本足、昼は2本足、夕方は3本足で歩く生きものは何か。ハイハイする赤ちゃんから杖をつく高齢者までの人間の歩みを示す。杖とは「他者に頼ることも」意味するのではないか▼山極寿一さんお『老いの思考法』を読み、…
伊東市長の学歴詐称疑惑に『天声人語250917』は思う▼天才バカボンのパパは、名門バカ田大学を首席で卒業したという▼「都の西北、早稲田のとなり・・・」。「バカの王者」テイノウ義塾大学の卒業生に対抗心を▼学歴とは何か。やたらと自慢する行為ほどみっともな…
権力による言動の抑圧、国を覆う一方向への流れに『国原譜250829』は思う。自由にものが言えない世相の中で、自分の意思を明示し、行動するのはたやすくない。森まゆみさんの「暗い時代の人々」(亜紀書房)であらためて思った。大陸での戦闘の本格化から太平…
連休最終日、敬老の日、昼食を近くのファミリーレストランへ食べに行った。家族連れ多し、早めに行ったがほぼ席が埋まりつつあった。そして、早いことに、もう店内はハロウィンである。まだ夏のようなこの9月中旬であるのに。
昨日、15時過ぎに散歩に出た。お天気が怪しく、早歩きで進む。土曜日の午後、夏休み中にぎわった川の浅瀬、子どもたちの姿はなかった。まだ蒸し暑いが夕方は大分歩くのが楽になってきている。カモたちはどこへ、橋の下でのんびりしていた。風景は秋であるが…
「エンゲル係数」が、歴史的な高水準と報じられる現状に『あぶくま抄250913』は思う▼むかしむかし、ある村に八左衛門という男がいた。大飯食らいだが、たいそうな力持ち。名主に「飯は食い放題、手当は十人前」という破格の待遇で雇われる▼畑一枚を軽く耕す…
イスラエル軍の行いは、イスラエル人より世界の方が知っている。イスラエル軍のこの実態に『春秋250912』は思う▼同国内ではガザの実態ほとんど報じられず、国民の目にが惨状に向いていないという▼ホロコーストを経験した民族の軍隊が、なぜパレスチアでは暴…
佐賀県警科捜研で起きた偽りの行為に『小社会250910』は思う。俳優の沢口靖子さんといえば、やはり1999年に始まったこのドラマ「科捜研の女」。沢口さんのせりふによく登場するのが「科学はうそをつかない」。実際、この間に日本の科学捜査力は飛躍的に進化…
子どもの好奇心の強さに『金口木舌250908』は思う▼好奇心を満たすため時には大人の予想を超えることもする。高い場所に行くため棚をよじ登ったり、安全のために取り付けた鍵を外してみたり▼住宅の窓やベランダから子どもが転落する事故も全国で起きている。▼…
フィルムカメラに使われた古いレンズの若者への人気に『あぶくま抄250907』は思う▼令和の若者は予告なしにスマホカメラで連写する。「身構えない自然な表情を撮れるから」だと▼フィルムカメラの時代は、フィルムの残りとにらめっこ。現像代を考えれば、まさ…
宮島の街の一部の画像です。日曜日に行ったため、人が多いため、その人を写さずに街を撮ることがあまりできませんでした。鹿さんには、海外に方がほぼ近寄っており、なかなか写せませんでした。