2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

背面飛行 人口転出 わさびの臭いで報知

(日経/春秋)航空自衛隊ブルーインパルスの得意技で、4機が180度裏返しになって飛ぶ。機体をくるりと立て直す。これを旅客機でやられてはたまらない。それが112人乗り全日空ボーイング機で起きた。急降下トラブルの際に、ほぼ背面飛行の状態に陥っ…

完璧なものは無残

(日経/春秋)将棋の王座戦20連覇を目指した羽生善治さんの記録が「19」で止まった。年間200本安打、イチロー選手の記録が「10」で途切れそうである。「三割だけうまく行けば評価される商売は他にありますか」と長嶋茂雄さん。打撃はそれだけ難し…

相手の気持ちを考える 緊急地震速報

(日経/春秋)「恋愛は相手があって成立する。本当に人を愛するなら、自分の気持ちに忠実なだけでは駄目だ。相手の気持ちを考えなくてはいけない」。迷惑行為をした被告人を諭し、ある裁判官が語った言葉だ。「当たり前」の一言である。でもそうであるほど…

琉球を愛し続けてください アマゾン仙台にコールセンター

(日経/春秋)池上永一さんの「テンペスト」、幕末の琉球王国末期、主人公の孫寧温(美少女の真鶴が男装)が次々と難題を解いていく。いま寧温が実存していたら。「結果を出す時期」と米国が普天間問題の進展を促した。首相は沖縄説得に全力を挙げるという…

洞爺丸 福島の大学志願者減

(日経/春秋)死者1000人を超す青函連絡船洞爺丸の事故は57年前のきょう起こった。船長が気象に詳しく、場所は函館湾内、当時の最新鋭の船であった。なぜ沈んだのか「失敗知識データベース」が事故の経緯を分析し、教訓を引き出している。データベース作成…

理論の正しさはけっして証明できない ライター新基準へ 新興国自国

(日経/春秋)音が遅れてくるのは、光や音にも速さがあり光がずっと速いからだ。光の速さは、何物もそのスピードを超えられぬと。ところが、ニュートリノが光より速く飛ぶという測定結果がが発表された。相対性理論が覆る可能性さえある。アインシュタイン…

産業安全運動100年 ニュートリノ光より速い 富士山初冠雪

(日経/春秋)「ブタマスク」、大正時代に国産のマスク(粉じんや有害物質から身を守るマスク)、そのフィルターの形が豚の鼻に似ていたため、そう言われた。労働者の安全啓蒙には何年もかかった。足尾銅山に「安全専一」も標識が立てられ日本初の産業安全…

東北新幹線臨時ダイヤ終わる ゲイツ18年連続首位

(日経/春秋)東北新幹線に新型車両「はやぶさ」が登場したのが3月5日。東京と新青森を3時間10分、特等席「グランクラス」を設けてのデビューに沿線は沸いた。3月11日に震災で線路はズタズタになり、4月末に全線開通したが、徐行運転が続いた。そんな状況が…

東京電大が足立区に創業者支援施設 台風15号首都マヒ

(日経/春秋)8ミリカメラで、ライバル会社の重役会議を盗み撮り、役員の口の動きで情報を取る。梶山季之の小説「黒の試作車」、半世紀前の産業スパイ合戦。何とも牧歌的である。今では、どこかに身を隠したまま悪知恵を絞るハッカーに情報を守る側は後手…

グーグルSNS一般公開 台風15号猛威

(日経/春秋)母親が毎日1時間歩いて、水をくみにいく。甕1杯20リットル家族5人分。「もっとほしくないか」と尋ねると「これが神様が私たちにくださった量なのです」と。途上国の集落のそんな逸話を熊野三山の一つ、熊野速玉大社のホームページに。一滴…

空の日 脱原発集会6万人

(日経/春秋)「諸般の事情で中止になりました」。きょう9月20日は「空の日」。例年、空港などでは種々のイベントがあり管制塔の見学は人気の一つである。1911年のきょう飛行船が東京上空の一周飛行に成功した。これから100年の節目に航空管制官…

セブンイレブン漫画の専売 紀伊国屋書店電子書籍本格化

(日経)セブンイレブン、専売の漫画雑誌、小学館と組む。 (日経/社説) ◆欧州は危機打開へ断固たる行動を。◆死刑執行をてめらうなら。 (日経)電子書籍、紀伊国屋書店、販促を本格化。店頭に体験コーナー。 (日経)就活、その前に製造業知って、リクル…

スマホ経済 バイロイト音楽祭100回目

(日経/春秋)巨大な会場を入場希望者の列がぐるりと取り囲む。「東京ゲームショウ」、今年の主役の一つがスマートフォン(スマホ)。「全世界で10億人が使うサービスを目指す」とグリーの社長。通話、電子メール、ネット閲覧、投稿、地図にゲーム。利用者…

史上最長の連立交渉 反カダフィリビア代表に 被災3県肉牛出荷低下

(日経/春秋)ベルギーでは昨年の6月以来「史上最長の連立交渉」、これに比べて菅直人前首相は辞表表明から退陣まで3カ月であった。チャーチル曰く「民主主義は最悪の政治形態といえる。これまで試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けばだが…

もうひとつの地球 採用試験解禁

(日経/春秋)天文学の世界では、地球から1000光年くらいは「近傍」と言うそうだ。だから20光年などはほんの目と鼻の先。「もうひとつの地球」があるという。恒星のグリーゼ581の周りを回るグリーゼdだ。新たに35光年先の空間にHD85512bという惑星が生命の…

羽生善治氏タイトル獲得通算80期 タブレット出荷好調

(日経/春秋)きびしい内弟子生活、故大山康晴十五世名人、「頭より体」、そして弟子は技や芸を習うのではなく盗む。一方、羽生善治さんは内弟子経験がない。「将棋は純粋な頭脳スポーツだ」と。その羽生さんが大山名人が29年前につくったタイトル獲得通算8…

教育の公的支出最低 日本人運動不足

(日経/春秋)「九九鳴浜」で知られる気仙沼市の唐桑町舞根地区は、大津波で8割の世帯の家が流された。住民たちは生活を立て直すため、自ら活動し、移住先を確保したり、中越に調査に行ったりしている。「地域のつながりが崩れる」という不安が後押ししてい…

脱北者能登沖に 100歳以上2万4952人

(日経/春秋)たとえ大地が動き山が海に沈もうとも、私たちは怖がらない(旧約聖書)と語るオバマ米大統領は、ぶ厚い防弾ガラスの向こうにいた。事件から10年たった今も、人々は緊張が解けない。きょうは「十五夜」、6年ぶりにぴったり満月。何かの節目の年…

9・11から10年 3・11を思う

(日経)経産相、後任に枝野氏。 (朝日)9・11追悼一色、10年終わりなき祈り。 (朝日)半年あなたを思う。3・11大地震

震災から半年 失言暴言

(日経/春秋)国連を「田舎の信用組合」にたとえた防衛庁長官。「南京大虐殺はでっちあげだ」と言い放った法相。政治家の失言暴言による辞任者多数、死屍累々である。近頃の放言は、軽口、おふざけ、毒づきのたぐい。幼稚である。原発事故の被災地をまわっ…

省略言葉 死語 高卒求人横ばい としまえんを防災公園に G7閉幕

(日経/春秋)スマホ? 昨今、省略言葉は大はやり。今に始まったことではない。太宰治の「津軽」の旅のいでたちは、スフのゲートルにスフの帽子。スフとはステープル・ファイバー。ベースアップはベア。浴衣は湯帷子(ゆかたびら)の略。語呂の良さ、融通無…

蟬神様のおつげ 電力制限令 司法試験

(日経/春秋)9月に鳴く蟬は物悲しい。例年のこの合唱、今年は静まり返っていた。津波が泥を運び土をかき回し、塩水がしみこんだ。蟬の何年分もの命が奪われたのだろう。アイヌ民族の詩人、宇梶静江さんに「蟬神様のおつげ」という絵本がある。虫や鳥に予知…

トップダウン 台風豪雨

(日経/春秋)トップダウン型でも社内の声に耳を傾ける経営者も多い。カルロス・ゴーンもその一人。社員との議論を通じ、またリストラを実施した。対照的に、議論が深めず新しい方針を打ち出したのが民主党の二人の首相であった。「脱原発」、「米軍普天間…

日教組 台風12号

(日経/春秋)日教組、正式には日本教職員組合。連合の大きな組合だが「労働」の文字はついていない。教壇に立つ知的専門職、賃金や労働条件だけではなく教え方学び方の議論も熱心、また政治活動にも力をさいている。こんどの文科省の政務官になった神本美…

被災地に雇用創出 ファミマ-最高益

(日経/春秋)尖閣列島沖の中国の漁業監視船が領海内に入ってあすで1年になる。日本は外交の失態が続いている。「ウィンウィン」の関係づくりも大切だが、それだけでも解決できない重い外交課題が、間近にある。 (日経/社説)◆日米を軸に外交の立て直しを…

小太りのすすめ 台風被害大

(日経/春秋)「医者に嫌われる医者」の富家孝さんの著書『小太りのすすめ』がある。「適度な運動を心がけ、食事や酒を楽しめれば多少太っても健康」と説く。一方、メタボリック診断のすすめ、メタボリックな人を減らせば結果的に医療費が削減されると厚労…

首相は1日2箱 東北3大祭り 台風12号

(日経/春秋)原田芳雄さんは、たばこがよく似合う俳優だった。そもそも、昔の作品では登場人物がみなプカプカやっていた。それが今では、米疾病対策センターの調査ではこの5年間で喫煙シーンが半減し、まったく登場しない作品も55%にのぼるという。首相に…

PM理論 藤子・F・不二雄ミュージアム 台風12号

(日経/春秋)社会心理学者の三隅二不二氏が唱えたリーダーの分類の「PM理論」がある。ぐいぐい引っ張るパフォーマンス(P)型。人間関係や和を大事にするメンテナンス(M)型。1人で両方の性格や能力を兼ね備えていればよいが、そういう人はまずいない…

野田内閣発足

(日経/春秋)ロシア民謡「1週間」、そのスローな生活ぶりが、弾むリズムと悲しげな旋律に似合わない。だれにでも1週間は7日で終わる。始まりを終わりがあるから気持ちが切り替え、また頑張ることができる。それがこの夏、日本の自動車業界は違っていた…

51万人訓練 福島県人口200万人下回る

(日経/春秋)「最小不幸社会」と菅首相が言ったが、東日本大震災により、不幸は最小限に抑えるどころか、とんでもなく拡大してしまう社会になってしまった。明治も終わりに近づいたころ今村明恒助教授は「50年以内に東京で大地震が起きる」と主張、特に…