『君たち、ちょっと距離が近いようだね』

『君たち、ちょっと距離が近いようだね』<2020年4月4日(土)>
 ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)について『春秋(200404)』は語る。「コロナ禍が生んだ新語? と思いきや、実は700年近い歴史があるという。英国の研究者によればイタリアのベネチアやミラノでペストが流行した14世紀、人との距離をとることや人が触れるものの表面を消毒することが行われていた。ウイルスの正体は知らずとも、未知の感染症との戦い方をおのずと身につけたのだ。当時、入港前の交易船などをしばらく沖合に留めおく隔離・検疫の仕組みもすでにあった。それからおよそ7世紀、昔の人びとの知恵を生かしつつ、さらに上手に間合いをとりながらこの病を封じ込めたい。21世紀は画面をへだてて医者が患者を診察し、商用もすませられる時代だったのに……などと後世で笑われぬよう」。
 (JN) 隣の机の者とパソコンでやり取りする。そんなことが、ちょっと昔にはおかしなやり取りと思われていた。しかし、面と向かって話してはならぬ今、心の距離感は作らず、物理的距離を保たねばならない。仕事場はそんな対応ができるが、交通機関の利用が難しい。そんな心配から自宅での勤務へと変わってしまう。家に居れば家族間の距離をどう考える。それより居場所があろうか。今のお父さんたちは家に居場所があろうが、家族を顧みなかった頃のお父さんたちは、家に居場所がなかろうか。家族間の距離感様々だろうか。まあとにかく、皆さま、静かに頑張りましょうか。
#ソーシャル・ディスタンシング
#ペスト
#未知の感染症との戦い方

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