2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

仕分け前半戦終了

(日経/春秋)夏目漱石のあだ名は「柿」、名付け親は正岡子規。文部省が一方的に博士号を漱石に送りつけてきたことに腹を立て、学位を返送。「ウマミ沢山/マダ渋ノヌケヌノモマジリ」と柿好きの子規。旬の盛りのこの果実が恋しくなるが、今年は敷居が高い…

名古屋議定書に合意

(日経/春秋)日本橋に完成したばかりの高層オフィスビルの1階玄関、創立300年を経たかつお節専門店。食欲をそそるかつおだしの香り、隣は刃物専門店。江戸情緒を感じさせる街並み、外国から観光客も呼ぶ。全国の街から個性が消えていく。よそをまねる…

トルコ共和国建国日

(日経/春秋)うずまきナルトは忍者学校で劣等生、卒業試験に3回も落ちたが、不屈の根性と明るさで成長していく。孤独や逆境にめげず頑張る主人公の姿はイスラム圏でも共感を呼ぶかもしれない。集英社が今月、イスタンブール現代美術館で開いた「マンガ展」…

企業献金復活 関西広域連合

(日経/春秋)地方都市のある居酒屋で主人と野球の話に。「私もプロを目指して・・・」でも指名はなかった。プロへ行った者との違いは「何が何でもの気持ちが私には弱かった」と。きょうはドラフト会議、指名を待ちわびてかなわぬ若者が何人も出る。しかし…

レンタカー好調 早くも木枯らし

(日経/春秋)大伴家持は、政治的に浮き沈みの激しい人生を送った。一度ならず左遷され、亡くなった後も位をはく奪されている。円熟期の家持は時に、近代的ともいえる憂愁の漂う歌を詠んだが、公人としては恵まれなかった。不幸は藤原氏が権力を確立してい…

伊藤博文の命日 大仏の足元に刀 札幌初雪

(日経/春秋)NHKと韓国KBSが今夏、世論調査で「思い浮かべる日本人は誰か」を開いた。韓国人は圧倒的1位で伊藤博文。日韓の首脳合意に基づく、有識者による「日韓新時代共同研究プロジェクト」が報告書をまとめ、歴史の事実を直視しつつ、未来の構想を提案…

大卒内定3年連続減 センター試験2種類

(日経/春秋)お口の恋人。お、ねだん以上。あなたと、コンビ。あしたのもと。ココロも満タンに。社名がパッと思い浮かぶ。ロッテ、ニトリ、ファミリーマート、味の素、コスモ石油。ある調査、宣伝文句から消費者が企業名を正しく答えられた今年の上位5位。…

G20共同声明

(日経/春秋)文殊菩薩はあきれていよう。構想増殖炉「もんじゅ」、15年前にナトリューム漏れて止めていた運転を5月に再開後、8月に事故でストップ、その後の対応ができていない。「三人寄れば文殊の知恵」、多くの機関の協力で始まった。しかし、メンバー…

コーヒー高値 さらばカセットウォークマン 非正規教員7人に1人

(日経/春秋)ゲーテは失恋で傷ついた心を癒す旅先で不思議な石に出会った。暗闇であやすい光を放つボローニャ石。蛍光現象は当時珍しかった。いまでは人の手でつくることができる。根本特殊化学は、夜光塗料で世界シェア8割。9・11以降、非常口の誘導標識の…

中古車販売増 ワーグナー

(日経/春秋)羽田空港、4本目の滑走路と新国際ターミナルがきょう開講した。空港施設の沖合への移転で、跡地が生まれる。この地区はもともと漁師町だった。終戦直後、GHQが空港を拡大するために住民3千人を強制退去させた。日本に返還後もそのまま空港…

円急伸 鮮魚卸値下落

(日経/春秋)住民の幸福感を色鉛筆で地図を塗る。ブータンにはそんな地図があるそうだ。国民総幸福(GNH)、素朴だが丹念な聞き取り調査。たとえば、「この2週間に、あなたは何回怒りを感じましたか」。世界地図を色塗りをしてみたらどうだろう。尖閣諸島…

鶏肉輸入量増 ノーベル化学賞受賞者数5位

(日経/春秋)家に帰ると泥棒が入ってめちゃくちゃに。パニックになり、「男は警察に届を出そうかとか、被害品リストを作ろうか・・・」。作家の小川洋子さん。「きょうの晩ご飯をどうしようか、と考えられるのが女性です」。対談相手のフランス人女性作家…

ビジネスホテル稼働率上昇 ヒグマ町中悠然

(日経/春秋)少女マンガの世界に「24年組」、萩尾望都、竹宮恵子、大島弓子ら昭和24年前後生まれ。大相撲では、「花のニッパチ組」、北の海ら昭和28年生まれ。「花のサンパチ組」、北勝海ら昭和38年生まれ。特定の年次に優秀な人材がそろっていると感じる…

中国反日デモ

(日経/春秋)「馬鹿」と書いて「うまか」と読む。「馬鹿ステーキ」は、道産の馬肉とシカ肉を焼いた絶品とか。農作物や森林に被害wpもたらすエゾシカ対策の一環である。地球に生息する多様な生物をいかに守り、絶滅を食い止めていくか。COP10がきょ…

東証世界4位に後退 中国で反日デモ APEC閉会

(日経/春秋)同郷の苦学生のために、寄宿舎を作りたいと若手学者、渋沢栄一宅に押しかけた。学者は自分の年収の3分の1に当たる現金を用意していた。渋沢は支援を約束、運営の代表にもなった。学者は本多静六、森林学の開拓者、日比谷公園などを設計した。…

生鮮野菜輸入増 新米1割安 クマ出没 日韓安保

(日経/春秋)王嘉鵬氏は12歳の時、飛行機事故で下半身不随、絶望的な思いに対して、母親の介護と激励が支えとなり、ノルウェーの大学に留学した。そこで肺の難病に苦しみながら肉体的な障害を乗り越えて「マラソンの英雄」に出会う。この二人の友情がミュ…

円80円台 新卒採用 野外広告下落

(日経/春秋)映画の凄惨な地のシーンをより迫力あるものにするために、それ以前のシーンでは「赤をなくすこと」。金正日総書記は映画好きで通っている。この程度の細工は先刻ご承知なのかも知れない。謎の人物だった三男日恩氏を主人公として突然登場させ…

若年層収入女性が上回る チリ33人生還

(日経/春秋)「傘(からかさ)連判」、傘の骨のように中心から放射線状に名前を書いていく。江戸期の百姓一揆や明治以降の鉱山労働者の待遇改善要求などに使われた。首謀者がわからぬよう、全員の平等団結。チリでの地下700メートルの作業員33人の救出、生き…

チリ作業員救出始まる 夏ビール系プラス

(日経/春秋)江戸城の天守閣を復元しようという運動が広がっている。高さ約59メートル、18階建てのマンション並み。約350年前に焼失した巨大な木造建築ゆえ、現在の法律では難しい。今月は国産材をPRする「木づかい推進月間」である。10月1日…

ケニア沖海賊 将棋ソフト女流王将に勝利

(日経)丸紅、グーグルと送電網。米東部、洋上発電所と結ぶ。最大5000億円。 (朝日)ケニア沖で海賊、日本船乗っ取る。フィリピン人20人乗船。 (朝日)将棋ソフト、プロに初勝利。清水女流王将、「形勢判断、時間なく・・・」

生態系保全評価基準 北朝鮮党創建65周年

(日経/春秋)都心に残る元中学校校舎で、「パックマン」に熱中する大人たち。廃校を転用した創作支援と展示の施設で、その歴史をたどる催しが開かれている。その当時「インベーダーゲーム」への疑問、女性やカップルを呼ぼうと、戦闘ではなく食事に軸を据…

チリ救出縦穴貫通 フジタ社員貫通

(日経/春秋)ミャンマーはアジアで指折りの多民族国家である。そして、民族問題はこの国をずっと揺さぶり続けてきた。9月下旬、ビルマ族の軍事政権の迫害を逃れてタイに移り住んでいたカレン族の難民3家族が、来日した。「第三国定住」という新しい枠組…

ノーベル平和賞は劉氏 DRAM下落加速 マツタケ値下がり

(日経/春秋)「(天安門事件を)知らないことを知らないのだから、まさに知らないのだ」。劉暁波氏の詩の一節。人々の記憶から風化してしまったことへの憤りである。憤りの本当の矛先は中国体制へである。アンドレ・サハロフ氏、ダライ・ラマ14世、アウン・…

パラジウム高値 CO2排出中国トップ 遷都1300年記念式典

(日経/春秋)うつ病に悩む人、回復し始めて会社や学校に復帰する時も難しい。一人で脳の中で格闘している間も、世の中は動いている。見知らぬ上司がいたり、仲良しの同僚が消えたり。トンネルを抜けて違う風景に出くわす衝撃。簡単には克服できないが、人…

ノーベル化学賞に鈴木氏・根岸氏 ドバイ原油高値

(日経/春秋)警視庁型とアマゾン。物理学者の中谷宇吉郎は自然科学の研究方法を2つに分類した。警視庁型は目星がついている犯人を追い詰めていく。何がいるかわからぬ未踏の地に飛び込んでいくアマゾン型。空振りの方が多い。鈴木さんや根岸さんもアマゾ…

ゼロ金利復活 レンタカー回復 日本のODAアフリカシフト

(日経/春秋)12年前、胡錦濤国家主席は東レの滋賀県の工場を訪れ、プロペラシャフトの軽さに目を見張った。その材料、炭素繊維に秘密があった。中国は繊維については日本から生産設備を買って技術力を高めてきた。そして、今、約80件の開発テーマに144億元…

小沢氏起訴 貴金属・非鉄全面高

(日経/春秋)暗闇の中に、突然リンの火のような青い光がぼっと浮かび上がる。宮沢賢治「学者アラムハラドの見た着物」。教師、森で11人の子供たちに、人間の特質とはなんだろう。「人は本当にいいことが何だかを考えないではいられないと思います」と、一…

就活中小へシフト 野菜自社生産

(日経/春秋)20年前、クレムリノロジーという言葉があった。クレムリンの権力構造を、公式行事での指導者たちの並び方で読みとる作業。久しぶりに思い出した。きっかけは北朝鮮メディアが伝えてきた新しい指導部の写真。総書記の三男とされる金ジョンウン…

M&A復調

(日経/春秋)「ガラパゴス」、シャープが12月に発売する電子書籍端末。あえてこのような名称を選んだのか。あえて、という意気込みと覚悟が伝わってくる。こうした逆張り作戦は過去にも例はある。ブランド志向が強まる中で世に出た「無印良品」。価格安い…

人材紹介下げ止まり感 前特捜部長逮捕

(日経/春秋)20年も前のこと、検察の幹部との雑談が、司法試験合格者に弁護士や裁判官に比べ検事を志望する者が少ないと。「悪を正そうという正義感が若者になったのだろうか」。しかし、「正義感を振り回すようなやつは検事にはならない。我々がほしいの…