2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『九州場所千秋楽の一幕は、もうお手上げのバンザイ・・・』

『九州場所千秋楽の一幕は、もうお手上げのバンザイだったかもしれないが』 「満員の観客に「バンザイ」を促し、盛大に三唱した先日の出来事である」。『春秋』(171130)はこの角界の不祥事を思う。「今度こそと殊勝ぶっても得心がいかない。いっそ相撲協会も…

『沖縄の人は「小指の痛みは全身の痛み」と訴えてきた』

『沖縄の人は「小指の痛みは全身の痛み」と訴えてきた』 沖縄本島の国頭村の奥地区が2週間前に大騒ぎになった。『天声人語』(171126)は辺野古埋め立ての影響を伝える。「日本の端っこの、そのまた端っこに国策という火の粉が降りかかり、国の力業に住民は振…

『広島や卵食ふ時口ひらく』

『広島や卵食ふ時口ひらく』 西東三鬼の句、〈広島や卵食ふ時口ひらく〉の意味を『春秋』(171128)は私たちに伝える。「広島の惨状を目の当たりにした三鬼は言葉をのみ込み、ただ沈黙するしかなかった。だが、ようやく口を開く。それは語るためではない。1個…

『この国に「頭のよい人」ばかりが増えていないかと心配する』

『この国に「頭のよい人」ばかりが増えていないかと心配する』 「製造業で相次ぐ品質検査をめぐる不正」について『筆洗』(171126)は語る。「この国に「頭のよい人」ばかりが増えていないかと心配する。効率向上、納期厳守、収益拡大。会社にとって「頭のよい…

『もうすぐ師走。いっそ忘年会は立ち飲みの店でしませんか』

『もうすぐ師走。いっそ忘年会は立ち飲みの店でしませんか』 いよいよ師走、『春秋』(171126)は、酒飲みに提案する。「だらだら飲むのは時間の無駄」。伊藤忠商事の「110運動」、社内の飲み会のルール、1次会だけ、夜10時終了。韓国サムスン電子の「119指針…

『「赤い羽根」の共同募金運動が始まったのは・・・』

『「赤い羽根」の共同募金運動が始まったのは、七十年前のきょう十一月二十五日のことだ』 『筆洗』(171125)は、「赤い羽根」を思う。「米国の募金で使われていたものを参考に「赤い羽根」が提案された」。「最初の年に用意されたのは一千万本だったが、それ…

『その昔、サケが川を上ってくる季節に1日漁を休み・・・』

『その昔、サケが川を上ってくる季節に1日漁を休み、酒宴を開いて大騒ぎをする地方があった』 「秋サケの定置網漁の主要漁場である北海道では24年ぶりの不漁だった昨年をさらに大幅に下回る漁獲量という」。『余録』(171121)はこの不漁を思う。その昔は1…

『ディズニーランドは粘土みたいなものなんだ』

『ディズニーランドは粘土みたいなものなんだ』 「東京ディズニーランドで着ぐるみに入っていた女性に、労働災害が認められた」。『天声人語』(171123)は本日の勤労感謝の日とともに、仕事の在り方を思う。「夢の国を少しでも乱すものをウォルト・ディズニー…

『「いい夫婦の日」、パートナーのあり方も、これから・・・』

『「いい夫婦の日」、パートナーのあり方も、これから多様化していくだろう』 「長く連れ添った夫婦は顔が似てくると言われる。俗説だと思っていたら、どうやら科学的な根拠があるらしい」。『天声人語』(171122)は本日の「いい夫婦の日」から夫婦を考える。…

『大根は冬の食卓の「千両役者」』

『大根は冬の食卓の「千両役者」』 「きのう、関東地方は強い寒気の影響で今季一番の冷え込みとなった」。『筆洗』(171121)は「『うまいな。(中略)おぬしがひいきにするだけのことはある。躰中が一度にあたたまってきたぞ』、池波正太郎の『鬼平犯科帳』の…

『「ノマドワーカー」が主流になる日がくるのだろうか』

『「ノマドワーカー」が主流になる日がくるのだろうか』20日(月)> 「毎日、同じ時間に同じ場所で同じ仲間と働いて食事も一緒に――」。『春秋』(171120)はそんな時代の終わりを告げる。「時間や場所に縛られぬ、遊牧民みたいな『ノマドワーカー』が主流になる…

『「日本では横断歩道では車は止まりません」と・・・』

『「日本では横断歩道では車は止まりません」と外国人に周知してほしい?』 「日本に来て、とまどったことのひとつは、日本は『信号機のない横断歩道は車優先』ということだ」。『天声人語』(171119)は、名城大准教授のマーク・リバックさんの投稿を紹介する…

『重荷を一身に負わされた2020年が気の毒でならない』

『重荷を一身に負わされた2020年が気の毒でならない』 安倍首相の所信表明演説で2020年を施策達成の年に位置付ける。これについて、『天声人語』(171118)の筆者はウルトラQの「2020年の挑戦」を想う。「2020年、医学が進んで寿命が500歳…

『サルバトール・ムンディ』

『サルバトール・ムンディ』〈2017年11月17日(金)〉 きのうの競売での落札価格された「サルバトール・ムンディ」は五百億円余。『筆洗』(171117)はダビンチの言葉を紹介する。「灯を凝視しつつその美しさを観照したまえ。瞬きしてこれをいま一度見直したまえ…

『「王者コシヒカリを上回るコメがどうしても必要だ』

『「王者コシヒカリを上回るコメがどうしても必要だ』〈2017年11月16日(木)〉 「この数年、名前も斬新なブランド米が続々と誕生している」と『天声人語』(171116)は、その現状を考える。「新之助」「つや姫」、「青天の霹靂」、「ゆめぴりか」。「米離れが進…

『「帰らざる橋」、一度渡ると二度と生きては戻れない・・・』

『「帰らざる橋」、一度渡ると二度と生きては戻れない分断の橋が半世紀をへてなお存在する』〈2017年11月15日(水)〉 映画「JSA」では板門店のの共同警備区域(JSA)で、南北の兵士の友情があったが、現実は如何に。『天声人語』(171115)は、この度の北…

『チバニアン(千葉時代)』

『チバニアン(千葉時代)』 「『千葉』という地名の最も古い用例は、万葉集にある下総の防人の歌らしい」。それは1250年前。『余録』(171114)は更に古い千葉を紹介する。チバニアン(千葉時代)、77万年前〜12万6000年前という地球史の時代の名称。…

『「なりたい」を追い続ける二十三歳の二刀流がぎらり・・・』

『「なりたい」を追い続ける二十三歳の二刀流がぎらりとまぶしい』 日本ハムの栗山英樹監督は大谷翔平選手に聞いた。『筆洗』(171112)は大谷選手の自信を伝える。「『高校のときには世界一の選手になると思っていた』。大リーグ挑戦を正式に表明した大谷翔平…

『「復帰より五十年経るを祝ひたる式典に響く島唄の声」・・・』

『「復帰より五十年経るを祝ひたる式典に響く島唄の声」の碑がある』 「裏声でこぶしを入れる島唄はなぜもの悲しく、美しいのか」。『余録』(171112)は、奄美に「天皇、皇后両陛下が16日から奄美群島を訪問される」と。そして、「52年4月28日、日本は…

『今回の新設答申で果たされたのは、誰への、どういう・・・』

『今回の新設答申で果たされたのは、誰への、どういう責任なのだろう』 獣医の責任、獣医学部の設置の責任、『筆洗』(171111)は、獣医の果たすべきことと、ゆがめられた行政について問う。獣医師の田向は「獣医師が果たすべき『五つの責任』を説明している。…

『自民党とは水と油のはずの社会主義かと思ってしまう・・・』

『自民党とは水と油のはずの社会主義かと思ってしまう分配政策』〈2017年11月10日(金)〉 「人づくり革命」に「生産性革命」、「そんな物々しい響きを持つ言葉を政策の看板に持ってきたのだから、安倍政権もずいぶん大胆だ」と『春秋』(171110)。そして、「自…

『ロシア革命から100年。私たちはどこまで前に進んだ・・・』

『ロシア革命から100年。私たちはどこまで前に進んだのだろう』〈2017年11月9日(木)〉 1917年のロシア革命から100年経ち、私たちの世界はどう変わったのであろうか。『天声人語』(171109)は歴史家の今井清一氏の話を持ってくる。その当時、ある職工が子供た…

『上野など東京の下町かいわいは「街並みが新鮮」・・・』

『上野など東京の下町かいわいは「街並みが新鮮」だと人気上昇中だ』〈2017年11月8日(水)〉 「上野の山に立てこもる彰義隊を攻める官軍が、本営を構えたとされる呉服屋がある。店名は松坂屋」。『春秋』(171108)は、「先週末、そんな老舗店が大きく姿を変え…

『メガデス』

『メガデス』 『はかりきれない世界の単位』(米澤敬著、創元社)を『筆洗』(171107)は紹介する。「パイプ」(たばこの煙が出るまでの距離)、「お茶一杯の距離」(熱いお茶が飲み頃になるまで走り続ける距離)、「ポロンクセマ」(トナカイが休憩なしで走り続…

『「寛容」の思想の定着までには血みどろの宗教戦争を・・・・』

『「寛容」の思想の定着までには血みどろの宗教戦争を経験せねばならなかった』 「マルティン・ルターがドイツ東部のウィッテンベルク城教会の扉に『95カ条の論題』を張り出したのは1517年だった」。『余録』(171103)は宗教改革500年に思う。「同地に…

『葬儀は萩山さんの世話になり、その人柄を慕う人で・・・・』

『葬儀は萩山さんの世話になり、その人柄を慕う人であふれかえったという』 今年の6月に東名高速道路であおり運転を受け事故死した萩山嘉久さんについて、『余録』(171105)は静岡市で困窮者の自立や更生を支援している団体の代表からの話で伝える。萩山さん…

『昭和の家族像を押しつけ「百害あって一利なし」』

『昭和の家族像を押しつけ「百害あって一利なし」』 サザエさんのスポンサーの東芝が降板か、さてサザエさんはどうなる。『春秋』(171103)はある意見を紹介する。「『これを機に終了を』、母親は育児に専念を、といった昭和の家族像を押しつけ『百害あって一…

『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心・・・』

『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない』 「きょうは、日本国憲法の公布を記念しての『文化の日』。そして、あす四日は、ユネスコ憲章が発効した記念の日。憲章の前文には、アトリー首相の精神深く刻…

『警備や規制で忍耐を強い、税金も費消する、いわば・・・・』

『警備や規制で忍耐を強い、税金も費消する、いわば壮大な接待ゴルフである』〈2017年11月2日(木)〉 いよいよ、トランプ米大統領がやってくる。『天声人語』(171102)はその大統領の政治かとしての行動とともに、ゴルフもいかがなものかと。「態度は下品であ…

『沈黙が裏切りとなる時がある』

『沈黙が裏切りとなる時がある』〈2017年11月1日(水)〉 「あと8カ月待てば名誉の除隊だった。でも罪なきベトナム人を傷つけたくなかった。今も後悔はない」。『春秋』(171101)は、「1967年。木枯らし吹く50年前のちょうど今ごろ。東京・新宿の音楽喫茶『風…