2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

被災地学生に採用枠、三井住友やセブンイレブン

(日経/春秋)「日本の首都は東京」と教わるけれど定めた法律はない。震災を機にその首都機能を分散させようという議論が起きている。関西広域連合では国会や中央省庁の業務を一度やってみようと。日清戦争の時には広島で帝国議会が開かれたことがある。超…

ファミマ被災県へ出店5倍 インド文具大手をコクヨ買収

(日経/春秋)「江は碧にして鳥いよいよ白く」(杜甫)。成都を通る長江の支流が豊かに流れる。その長江の中下流域が今、半世紀ぶりの干ばつにあえいでいる。そして浮上しているのが、2006年に完成した三峡ダムの影響ではないのか、との論議である。これによ…

ゆうちょ銀が全金協加盟へ 米中不均衡拡大

(日経/春秋)関東大震災後の東京で、市民の足として活躍したのはバスだった。市電焼失により、米国からトラックを東京府が輸入しバスに改造。これが豊田佐吉の自動車産業への機会とした。復興を目指す中で経済をけん引する新しい産業が生まれる。東日本大…

G8サミット閉幕

(日経/春秋)荒々しいのに丹念で、素朴なのにどぎつくて、炭坑に生きた人たちの体臭がにおい立つ絵。田川市の石炭・歴史博物館の山本佐兵衛の作品。ユネスコの「世界記憶遺産」に登録されることになった。この「遺産」に日本の歴史的文書が選ばれるのは初…

車生産急回復 G8サミット開幕 窮屈な日本 梅雨入り

(日経/春秋)世界自然遺産に登録される見通しの小笠原諸島は、「東洋のガラパゴス」と称される。今やガラパゴスといえば日本独特のために世界で通用しないもの。「ガラパゴス携帯」が代表的な例。こうしたガラパゴスは社会に広く存在する。自白を偏重する…

すかいらーく節電にゴーヤカーテン

(日経/春秋)ポロ競技の騎乗の選手がシャツの襟元をボタンで留めていた。このヒントがボタンダウンシャツを。これを商品化したのはブルックス・ブラザーズのジョン・ブルックス。日本ではクールビズに欠かせないファッションのひとつとなった。節電ビズへ…

日本人「生活に満足」40%

(日経/春秋)「江夏の21球」の伝説。1979年の日本シリーズ、広島と近鉄3勝3敗、第7戦、広島は4対3でリードした9回の裏無死満塁のピンチを切り抜けたその攻防を分析した物語。実は近鉄のサヨナラだったと。ファウルと判定された打球に三塁手の…

2、3号機も炉心溶融 大卒就職率91.1%

(日経/春秋)仲良しのように振る舞うが、陰でお互いの悪口を言う。また逆もある。「あの二人は複雑でよくわからない」。国でいえばフランスとドイツ。仏の「原発推進」と独の「脱原発」。サミットの対立軸かというと、ことはそう簡単ではない。欧州の送電…

ドコモ節電輪番休業へ パソコン価格急落

(日経/春秋)「一番列車に歓呼の渦」。1984年(昭和59年)4月2日の新聞の見出し。三陸鉄道が開業した日の話。この鉄道構想は明治の大津波の復興策として浮上した。岩手県出身の原敬らの尽力で大正時代に建設予定路線になったものの、工事が本格化したのは昭…

がれき仮置き場足りない

(日経/春秋)とらわれの身の者が看守の外套のポケットに本が潜んでいるのを見つけて盗んだ。それがチェスの手引書であった。中身をすべて頭に入れて男は釈放された後に、たまたま世界王者と船上で対戦・・・・・。ツヴァイクの『チェスの話』。この本を薦めてく…

東電赤字1.2兆円 純利益本第1位 中韓首脳被災地へ

(日経/春秋)「節電所」、節電にはその分の電気をつくると同じ効果がある、という発想から、節電に努める家庭や企業をこう呼ぶ。どんな節電所をつくろうか、甲子園の高校野球、ピーク時間帯に重ならないように決勝戦を午前中。ほかの日も開始時間を早めて…

米大統領「67年ライン」迫る

(日経/春秋)五月技量審査場所、興行として開いているのではなく入場は無料、懸賞金も一切なし。優勝杯もない。八百長問題にけじめをつけるため、いわば「仕切り直し」を演じているのであろう。けじめや仕切り直しが必要なのは相撲界に限るまい。菅直人首…

ワタミ風力発電

(日経/春秋)被災地にある日銀支店は修羅場である。泥で固まった紙幣とさびついた硬貨が地面から湧き出るように途切れなく持ち込まれてくる。1つずつ鑑定し、きれいな現金に交換する。冷めた物理学者の目で眺めれば、ただの汚れた紙切れである、腐食した…

民間「エコポイント」 アパレル海外収益拡大

(日経/春秋)JFKはケネディ元米大統領。イニシャルで誰だかわかれば大物感がある。JFK空港でDSKが逮捕された。ドミニク・ストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事。ケネディーに比べればまだまだだが、国際機関のトップ、次の仏大統領に最も…

新築オフィス賃料上昇

(日経/春秋)1968年12月、府中市で起きた「3億円事件」は犯罪史に特筆される出来事だ。それに比べると、こんどは過去最高の被害額となった6億円強奪。奪われたのは郵便局に運ぶ現金。侵入経路の窓は半年も前からカギが壊れたままであった。郵便局の資金管…

第1号燃料棒大半溶融 

(日経/春秋)16年前のきょう上九一色村は異様な雰囲気に包まれていた。1995年は日本の危機管理の「特異年」だった。1月に阪神大震災、3月に地下鉄サリン事件。多くのものが失われたが、得てものもあった。ボランティア活動が根付いた。被害者の思いに共感…

上場企業手元資金過去最高

(日経/春秋)僧侶の小池龍之助さんに、怒らない方法を教えてもらった。心の中に腹立たしい気分がわいてきたら、もう一人の自分の目で「怒ってすんだな・・・・・」と観察する。その時「怒り」と書いた札をペタリとはる動作を思うとよい。小池さんの道場は入門者…

銀行株軒並み急落 平均寿命

(日経/春秋)戸田で日本は近代造船技術を学んだ。1855年、地元の船大工らが様式帆船を造った。船の名は「ヘダ号」。前年プチャーチン提督率いる帝政ロシアの士官の乗って来た「ディアナ号」が安政東海地震で大破した。帰国のために両国が手を携えた結晶で…

浜岡4号機発電停止

(日経/春秋)白くて、青くて、熱くて・・・火からおろしたばかりの重湯のようだ−−。開高健が日本の夏をそんな風に形容したのは50年前。電力のないこの夏をどう乗り切るか。節電を迫られた企業は始業を8時に早めようと。もし、鉄道や学校や商店やテレビや役…

8号機でも海へ汚水 年収300万円壁男性の結婚

(日経/春秋)炭鉱の閉山で経済が立ち行かなくなった「ヤマの町」を支えようと、石炭6法。原子力は3法。出力135キロワットの原発を造る場合は運転開始から10年間に449億円が地元へ。その後も年々20億円。過疎に苦しむ地域にとっては本当にありがたかろう。…

3号機ロボットでがれき撤去

(日経/春秋)恋愛の指南書によれば、公衆の面前で愛の告白をするのは邪道だそうだ。映画や芝居にありがちな場面だが、断りにくい状況をつくるものでズルいのではないか。浜岡原子力発電が止まることになった。菅直人首相が唐突に記者会見を開いたのが6日夜…

浜岡原発数日で停止 一時帰宅始まる

(日経/春秋)今回の津波で海に引っ張り込まれた大量のがれきが東へと流れ、来年ハワイに、3年後には米国やカナダ、メキシコの太平洋岸に。ハワイ大学がそう予測している。海の生物や船の往来への影響が深刻。「がれき」とは瓦と小石、価値のないもののたと…

福島第1高い放射線量検出

(日経/春秋)明治の昔、新しい試みとしてレンガ造りのオフィス街、住居を兼ねた事務所が幾つかあった。丸の内開発を三菱財閥、すぐに実現しなかったが商店街や劇場、美術館の建設も描いた。岩崎弥之助や大番頭の荘田平五郎は、人々をひきつける街になるか…

被災地ボランティア急減

(日経/春秋)「家の作りやうは、夏をむねとすべし」と徒然草にあるように夏の過ごしやすさを優先するのが日本の家の作りの基本だ。これを変えたのがエアコンの登場である。しかし、節電を迫られている。園芸店の「緑のカーテン」コーナーがにぎわっている…

首相浜岡原発停止要請

(日経/春秋)マナーブックのお辞儀の角度によると、会釈は15度、敬礼は30度、最敬礼は45度。不祥事企業の謝罪会見などでは70度くらいの頭の下げ方が珍しくない。わびる気持ちがそうさせるであろうが、こういう光景はやりきれない気分。ことの本質を、ひと…

水没冷却開始 東北大入学式

(日経)福島第1原発、水没冷却を開始。1号機、20日間程度で完了。 (日経)アルカイダ、米で9月にテロ計画。 (日経)オバマ大統領、「グランド・ゼロ」で献花。就任後初めて訪問。 (日経)東北大学の入学式が6日午前。各学部ごと講義室に分かれて式典。新…

大阪駅前に「三越伊勢丹」

(日経/春秋)どうすれば自分がかわいく見えるのか、分っているのではないか。高いレンタル料のジャイアントパンダのリーリーとシンシン、圧倒的な人気となっている。2頭は来日してすぐ大地震に遭った。上野動物園では震災のために臨時休業に追い込まれるな…

大国魂神社 ソニー更に情報流出 首相外食

(日経/春秋)「松葉散る松の緑の伸びにけり」(正岡子規)。初夏、新しい葉が整い古い葉が静かに落ちていく景色であるが、東北でどれほどの多くの待つがなぎ倒されたことか。陸前高田では7万本のうち1本が生き残った。樹齢250年を超える「奇跡の一本松」、…

薬品メーカの買収 GW前半観光地活況 経産省の天下り

(日経/春秋)2001年9月11日、「歴史上、米国が受けた最悪の攻撃」。米政府は、それからウサマ・ビンラディンとアルカイダとは、10年近くたった。ついにビンラディンを殺害した。オバマ大統領は「正義が行われた」と。これと同時に世界中のテロへの警戒を強…

ビランディン死亡 クールビズ始まる

(日経/春秋)3月の農産物の輸入品の中で、前月の倍以上輸入されたものがある。過去最高の記録。切り花の「菊」である。万と言う単位の命がなくなり、その何倍もの本数の菊の花が、急ぐように消費された。日本に菊を最も多く輸出するのはマレーシア。工場さ…