『文明とは意外にもろいものなのかも』

『文明とは意外にもろいものなのかも』<2020年4月9日(木)>
 「菜の花や月は東に日は西に」。『春秋(200409)』の筆者は川辺の散歩で与謝野蕪村を詠い、この3か月を思う。「普段はさほど意識しなかった問題が頭に浮かぶ。『移動の制限は経済に甚大な影響を及ぼすものだ』とか『自由と規律とは』など。もっと言えば『文明とは意外にもろいものなのかも』。冒頭の句には宇宙に広がる視点も感じる。青く美しい星に同乗する私たちがウイルスと戦いつつ航海を続け、再び満月に出会うのが5月7日。緊急事態宣言の期限の翌日だ。その時、どんな風景が目の前にあるのだろう。子らは元気に登校できているか。大人も少しは賢くなっているか。危機は変革や成長の好機とも聞く」。
 (JN) 人類の天下であるはずのこの時代、しかし、地球上はじわじわとウイルスの力を見せつけられている。どうなるのか、見通しがつかない今、私たちは何を信用すればよいのだろうか。現在の社会は、お互いが正常通り動くことを基礎としてその信頼関係で成り立っている。それが容易く崩れていく。こんな時、人びとは何かを信用したくなる。それも安易なものを根拠もなく信用したくなる。厳しいものを嫌う。これが様々な悪魔たちの狙いどころとなるだろう。そうならぬよう、このもろい文明の中で、
自由と規律と信用のバランスをとり、賢く生きていきたい。
#自由と規律とは
#緊急事態宣言
#文明とは意外にもろいものなのかも

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