2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『人間は太陽系の惑星のごく表層に生きる小さな小さな・・・』

『人間は太陽系の惑星のごく表層に生きる小さな小さな存在だが、権力の座から実像は見えにくくなるのだろう』 「米国で自国第1の気ままな発言が繰り返され、中国では1強を固めるため、禁じ手の個人崇拝の動きも強まった。世界を自分らの手で切り回そうとい…

『学校とは「矛盾に満ちた社会の現実を教える場」・・・』

『学校とは「矛盾に満ちた社会の現実を教える場」ということか』 「世界には、奇妙な法があるものだ」と、『筆洗』(171230)は世界の面白い法律事情を見た上で、我が国の校則を紹介し、その矛盾を訴える。「『カップルは一緒に帰ってはいけない』は中学校の校…

『ページをめくって、僕は目のくらむような衝撃を感じた』

『ページをめくって、僕は目のくらむような衝撃を感じた――』 手塚治虫のマンガは様々な人たちに影響を与えてきた。『春秋』(171229)は「新宝島」との作家たちの出会いを紹介する。「たくさんの著名マンガ家たちが、多感なときに『新宝島』から受けた刺激につ…

『ひとりでに接着してしまう。世界初という常識破りのガラス』

『ひとりでに接着してしまう。世界初という常識破りのガラス』 「『割れにくい』のではなく、『割れても、くっつく』という摩訶不思議なガラスが生まれたというのだ」。『筆洗』(171228)は「自己修復ガラス」を紹介する。「透明な板にしたこの樹脂を割り、断…

『寒い夜のコタツの上のみかんも小さな太陽に見えてくる』

『寒い夜のコタツの上のみかんも小さな太陽に見えてくる』 「天皇の命で常世へ赴き、この果実を持ち帰ったのが田道間守という人物だった。果実は『橘』と呼ばれた」。『余録』(171227)は、その太陽と不老長寿のシンボルであるミカンに思う。「正月飾りや鏡餅…

『元日や今年もあるぞ大晦日』

『元日や今年もあるぞ大晦日』 大晦日と言えば、江戸の時代は借金取りとの攻防であった。そして現代、『余録』(171226)は政府の借金に物申す。「膨らむ借金をよそに、当面の実入り増の皮算用を頼りに支出を増やすのはまともな算段なのか。総選挙では消費増税…

『会社の深夜の仕事が東京の夜景をつくっている』

『会社の深夜の仕事が東京の夜景をつくっている』 まつりさんは生前、幸美さんに「会社の深夜の仕事が東京の夜景をつくっている」と話していたという。『余録』(171225)は、2年前のまつりさんのお母さんの幸美さんの気持ちを思う。「イルミネーションがきら…

『いつもより人に優しくなれて誰かのことを思いやる・・・』

『いつもより人に優しくなれて誰かのことを思いやることができる日だとすれば、その日はまんざら悪くない』 クリスマス•イブの今日、『筆洗』(171224)は星新一さんの『ある夜の物語』を紹介する。友人のいない貧乏な青年、病気の女の子、金貸しのおじさん、…

『黄金のエルサレム』

<♪空気はワインのように澄み、松の香は鐘の音とともに黄昏(たそがれ)どきの風にのる…黄金のエルサレムよ…>。『筆洗』(171223)は、「『黄金のエルサレム』が歌い継がれて半世紀。中東和平の仲介者を任ずるはずの米政府が『エルサレムはイスラエルの首都』…

『ミルク売りのローソンさんが予想もしなかっただろう時代がやってく

『ミルク売りのローソンさんが予想もしなかっただろう時代がやってくる』 問題です。「セブン−イレブン、ファミリーマート、ローソン。この中で笑ったり、泣いたり、怒ったりするのはどれでしょうか」。『筆洗』(71218)は答える。ローソンである。ローソンは…

『重大事故と乗客の無事を分けたのは髪ならぬ紙一重・・・』

『重大事故と乗客の無事を分けたのは髪ならぬ紙一重の差だった』 「公開写真を見たら、まさに「危機一髪」、あるいは「間一髪」だった」。『余録』(171221)は「先日のJR西日本の新幹線のぞみの台車の亀裂」について語る。「JR西日本は12年前の福知山線…

『危険と告げられても、「人々はできるだけそれを考えまい・・・』

『危険と告げられても、「人々はできるだけそれを考えまいとする」「自分の欲せぬことを信じたがらぬ」ものらしい』20日(水)> 「政府の地震調査委員会は昨日、北海道東部沖の太平洋でマグニチュード(M)9級の超巨大地震の発生が「切迫している可能性が高…

『War is over! If you want it』

『War is over! If you want it』 「山野楽器本店が25日まで玄関にモミの木を飾り、イルミネーションの点灯にあわせて1日6回、曲を流している。『War is over! If you want it(戦争は終わる、君がそれを望む…

『封建時代に主人が奉公人に着物やその代金を支給する・・・』

『封建時代に主人が奉公人に着物やその代金を支給することを「お仕着せ」と呼んだ』 「国家公務員に続き、企業の冬のボーナスが出るころだ」。『余録』(171218)はまずはボーナスの語源を見る。「ラテン語の『良い』という意味の『ボヌス』が語源だ」。日本で…

『「ながら」の君、ぶつかればの想像力もなく・・・』

『「ながら」の君、ぶつかればの想像力もなく、人の迷惑も考えない人間だ』 「深夜、歩きながら、スパゲティを食べている若い会社員と擦れ違う」。『筆洗』(171217)は「ながら」の君に申す。「歩きながらや自転車に乗りながらのスマートフォンがこれほど批判…

『「大金持ちを甘やかすな」「政治家を甘やかすな」』

『「大金持ちを甘やかすな」「政治家を甘やかすな」』 ウォーレン・バフェット氏は「大金持ちを甘やかすな」と。『筆洗』(171216)は世界の裕福の格差を思う。「超のつく富豪が『もっと税負担を』と言いだすほど米国の税制はいびつらしいが、わが国はどうだろ…

『人民の命が使い捨てにされる「人民共和国」から・・・』

『人民の命が使い捨てにされる「人民共和国」からの漂流者に、教えてあげたい話』 日本海での北朝鮮漁船の漂流に、『筆洗』(171215)は鶴見俊輔さんの『日本の百年』から引用し思いを述べる。<漂流者は・・・いやおうなしに、鎖国下に育てられた日本のこまごま…

『沖縄の地には、アメリカ軍という「あめ」が降り続くのか』

『沖縄の地には、アメリカ軍という「あめ」が降り続くのか』 「なにも降るのは天気が悪いときとは限らぬ雨がある。沖縄県宜野湾市の小学校に、米海兵隊普天間飛行場所属の大型ヘリコプターの金属製窓枠が落下した」。『筆洗』(171214)はこれについて申す。「…

『「北窓塞ぐ」は北風に備え、北側の窓を土で塗り・・・』

『「北窓塞ぐ」は北風に備え、北側の窓を土で塗りふさぐ冬支度』 「木枯らしが大方の落ち葉を吹き飛ばした列島に、いよいよ本格的寒波の到来」、『余録』(171213)は凩を句から現実を思う。「凩の果はありけり海の音」、「海に出て木枯帰るところなし」、「木…

『あきらめるな。頑張れ。光が見えるか。それに・・・』

『あきらめるな。頑張れ。光が見えるか。それに向かってはっていくんだ』 「ノーベル平和賞の授賞式で、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の一員として演説した、サーロー節子さん」。『筆洗』(171212)はその活動に思う。「われわれは核兵器使用という…

『ちゃぶ台にかわり、やがてダイニングテーブルに・・・』

『ちゃぶ台にかわり、やがてダイニングテーブルに――。食卓の変化は時代を映す』 「『和食』が無形文化遺産に登録され4年。食文化を支える土台は崩れつつあるようだ」と『春秋』(171209)は言う。「明治の昔はめいめいのお膳だったのが、ちゃぶ台にかわり、や…

『トイレが世界の大問題なのは事実だ』

『トイレが世界の大問題なのは事実だ』 「習主席は2015年、主に観光地のトイレ事情を良くするよう「革命」を呼びかけた」。『春秋』(171210)は中国やインドのトイレ事情を紹介する。中国は「2年あまりの間に全国およそ7万カ所で改修がすすめられた、と伝え…

『歴史とは現在と過去の尽きることのない対話である』

『歴史とは現在と過去の尽きることのない対話である』 「このほど、歴史の教員らで作る研究会が高校の日本史や世界史で学ぶ用語を今の半分の1600語ほどに減らそう、との提言案をまとめた」。これについて『春秋』(171204)は思う。「蘇我馬子、新撰組、坂本龍…

『中東、いや世界に不確実性の霧をまき散らしたトラ・・・』

『中東、いや世界に不確実性の霧をまき散らしたトランプ演説』 ランプの魔人ジョーク、「パレスチナとイスラエルの和平を実現してほしい」と頼むとどうであろうか。『余録』(171208)は言う。「千夜一夜物語の魔法もとうてい通用しない中東和平だ。そこに火を…

『NHK受信料制度はこの先、どこまで永らえること・・・』

『NHK受信料制度はこの先、どこまで永らえることになるのだろう』 「テレビを持っていることで受信料の支払いが義務づけられるかが争われた裁判で、最高裁はNHKの公共性を理由に、支払いは義務であるとの判断を出した」。これについて『春秋』(171207)…

『この人はどんな伝説を刻むのか』

『この人はどんな伝説を刻むのか』 「大谷翔平選手(23)が西海岸の球団と初めて直接交渉を始めた」ことに、『春秋』(171206)はリッキー・ヘンダーソンを思う。「大リーグ史上最高の1番打者と称賛されるリッキー・ヘンダーソン(58)。通算1406盗塁と2295得…

『夏冬の制服に体操着やら何やら一式そろえれば・・・』

『夏冬の制服に体操着やら何やら一式そろえれば、諭吉先生が足早に消えていく』〈2017年12月5日(火)〉 「文部省が1919年に、保護者の負担を軽減するため、『中等程度以下の学校」での制服廃止を決めた』。その際に、制服の在り方について意見があったことを…

『昭和は遠く平成も残り少ない。振り返っても風が吹いて・・・』

『昭和は遠く平成も残り少ない。振り返っても風が吹いているだけかもしれぬが、振り返らずにはいられぬ人との別れである』 「はしだのりひこさんが亡くなった。七十二歳」。『筆洗』(171204)は想う。「今年四月のコンサートに車いすで出演し、フォークルメン…

『フランスでは男性が当たり前のように育児をしている・・・』

『フランスでは男性が当たり前のように育児をしているのを実感する』 「出生率が高く少子化を克服した国とされるのがフランスだ」。『余録』(171203)は、フランスの子育てへの支援を紹介する。「『働く女性が出産をリスクに考えていない』。小学校は午後4時…

『ポスト平成が到来し、その先の日本を本当・・・』

『ポスト平成が到来し、その先の日本を本当にゆたかなものにしていけるかどうか。いまは未来を考える絶好の機会だ』 いよいよ天皇の退位日程が定まってきた。これについて、『春秋』(171202)は「『「初暦知らぬ月日の美しく』。師走が訪れると、いつも思い出…