2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『「竹」は日本人にとってとても身近な植物だ』

『「竹」は日本人にとってとても身近な植物だ』<2019年9月30日(月)> 「ニューヨーク有数のコレクター、アビー夫妻が収集した作品70点以上を紹介する『竹工芸名品展』が全国を巡回中だ」と『春秋』(190930)は伝える。そして「メトロポリタン美術館に寄贈され…

『クールビズの「終日」は』

『クールビズの「終日」は』<2019年9月29日(日)> 衣替えの日が近づき、『春秋』(190929)はクールビズの「終日」を思う。「東京での夏服の終日は、54年の記録では9月28日だったという。・・・近年の秋の『暑さ』はそんな形式にまつろわず、先週も半袖短パン姿を…

『原発マネーにかかわる人々の常識』

『原発マネーにかかわる人々の常識』<2019年9月28日(土)> 関西電力の会長、社長はじめ20人が福井県高浜町の元助役から合計3億2000万円相当の金品を受け取っていたことが発覚。『余録』(190928)は、北米西海岸の先住民の「ポトラッチ」を引き合いに出…

『「セクシー」への違和感』

『「セクシー」への違和感』<2019年9月27日(金)> 小泉進次郎環境相の過日の発言に『筆洗』(19097)は、申す。「ショーペンハウアーは、文筆を仕事にする人に向けて述べている。<知者のごとく思索し、しかしだれもが使う言葉で語れ…ふつうの言葉を用いて、…

『「外電」が伝える若者たちの行動』

『「外電」が伝える若者たちの行動』<2019年9月26日(木)> 「昨今『外電』をにぎわすのは、世界のあちこちで沸く若い世代の『怒り』だ」。『春秋』(190926)はその成り行きの先を思う。「地球温暖化防止・・・国連本部では環境活動家の16歳少女が危機に鈍感な指導…

『ストッキングを見せるユニホームの着こなしも粋だった』<

『ストッキングを見せるユニホームの着こなしも粋だった』<2019年9月25日8水)> 阿部慎之助捕手の引退声明に『筆洗』(190925)は捕手を思う。「米大リーグに『メジャーへの近道は捕手になることだ』という格言がある。なり手が少なく、競争率が比較的低いせい…

『温暖化問題とは、世代と世代の問題である』

『温暖化問題とは、世代と世代の問題である』<2019年9月24日(火)> 「数百万人の参加者の多くが若い。危機感と大人の責任を問う声が聞こえる」。『筆洗』(190924)は、地球温暖化問題を訴える若者の行動に思い、トリュフォー監督の『レ・キャトル・サン・クー…

『離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である』

『離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である』<2019年9月23日(月)> 英国の運命、『余録』(190923)はベートーヴェン第5番より話を始める。「『運命がドアをたたく音』と伝えられてきたが、近年、鳥の鳴き声に想を得たとの説が有力だ。・・・イエロ…

『「自分は大丈夫」との過信を捨て』

『「自分は大丈夫」との過信を捨て』<2019年9月22日(日)> 「伊東四朗さん(82)、杉良太郎さん(75)、加山雄三さん(82)。この3人の共通点は何か」と『春秋』(190922)は問う。「いずれも運転免許を返納した方々・・・免許保有人口10万人当たりの死亡事故の件…

『壁や床にカビが浮いてきた』

『壁や床にカビが浮いてきた』<2019年9月21日(土)> 「JR内房線の浜野駅(千葉市)を過ぎた辺りから、車窓の向こうにブルーシートをかぶった民家がぽつぽつ見える」。『春秋』(190921)はこの現状を思う。「漁港に近い住宅地で、割れた屋根瓦やガラスを片付け…

『街のそこここで交流の輪が広がることに期待したい』

『街のそこここで交流の輪が広がることに期待したい』<2019年9月20日(金)> 「奪い合うことの喜び一身に集めてはずむラグビーボール」(俵万智)。『春秋』(190920)は本日開幕するラグビーワールドカップに思う。「予測できないバウンドに、選手らがステッ…

『オウムアムア(最初の偵察者)』

『オウムアムア(最初の偵察者)』<2019年9月19日(木)> 「オウムアムアは異星人の宇宙船でなかった」。『余録』(190919)は遥か彼方からの訪問者を思う。「オウムアムアはハワイの言葉で『最初の偵察者』・・・葉巻形のこの天体は太陽から遠ざかる際に奇妙な加速…

『原油高騰も不安だが、それ以上に怖いのは人々のパニック現象であろう』

『原油高騰も不安だが、それ以上に怖いのは人々のパニック現象であろう』<2019年9月18日8水)> サウジアラビアの石油施設が無人機で攻撃されたことにつき、『筆洗』(190918)は我々の行動を心配する。「一九七三年秋のオイルショックを思い出す。・・・た少年マガ…

『おねえさん、お酒を人肌で』

『おねえさん、お酒を人肌で』<2019年9月17日(火)> 「数年前の初秋の頃だった。東京のJR中央線・西荻窪駅近くの居酒屋で、外国人の熟年の紳士が、ひとり静かに杯を傾けていた。『おねえさん、お酒を人肌で』。端正な日本語だ」。『春秋』(190917)は戦後日本…

『一生、「元気な女」「元気な男」として生活を楽しむ』

『一生、「元気な女」「元気な男」として生活を楽しむ』<2019年9月16日(月)> 「敬老の日である。いつからがおじいさん、おばあさんか」と『筆洗』(190916)は問う。「米カリフォルニアでの生活が長い詩人の伊藤比呂美さんがおもしろいことを『女の一生』(…

『「二週間」の「電気予報」を一日でも短縮できる方法はないものか』

『「二週間」の「電気予報」を一日でも短縮できる方法はないものか』<2019年9月15日(日)> 千葉県の大規模停電に『筆洗』(190915)は、終戦直後の停電日常茶飯事のころの天気予想のコントを思い出し、今を思う。「現地が心配である。電気なしの生活が既に一週…

『会社は誰のものか?』

『会社は誰のものか?』<2019年9月14日(土)> 「米国で先月、主要な企業でつくる経営者の団体が株主第一主義を見直すと宣言した」ことを『春秋』(190914)は伝える。「顧客や従業員、地域社会など関係者すべてのための経営を目指すのだという。もうかっている…

『怪力乱神を語らず』

『怪力乱神を語らず』<2019年9月13日(金)> 論語、「怪力乱神を語らず」、『筆洗』(190913)はまず説明する。「理性の及ばない怪異や鬼神のような不確かな存在について、君子や為政者は語るべきでないと・・・実りはないと知りつつ、怪力乱神を熱く語るのが好きな…

『「ヘイ、シリ、○○までの地図を見せて」とスマホに話しかける老カップル』

『「ヘイ、シリ、○○までの地図を見せて」とスマホに話しかける老カップル』<2019年9月12日(木)> 「私たちは無意識のうちに、老年期についてのいいかげんで時代遅れの物語を高齢者にあてはめる。」。『春秋』(190911)はジョセフ・F・カフリンさんは著書『人生…

『手にかけた貝が次々と死んでいく』

『手にかけた貝が次々と死んでいく』<2019年9月11日(水)> 愛媛県の宇和海沿岸の宇和島市と愛南町で怪事件が起きている。『筆洗』(190911)は、その模様を伝える。ウルトラマンシリーズのガマクジラか、大事なアコヤガイが大量死している。「日本の真珠生産の…

『「天狗どんの休み」がいただけぬか』

『「天狗どんの休み」がいただけぬか』<2019年9月10日(火)> 昨日(9月9日)の公共交通機関の混雑に、『筆洗』(190910)は申す。薩摩では台風が去った後の栗拾いを「天狗どんの四方餅」という。今回の台風は、そんな「心やさしい『恵み』ではなかった。・・・首都圏…

『サンマが食卓から姿を消してしまっては元も子もない』

『サンマが食卓から姿を消してしまっては元も子もない』<2019年9月9日(月)> 「秋の味覚の資源量はいま、大幅に減っているらしい」。『春秋』(190908)は続ける。「今年は痩せているうえ水揚げが少なく、異例の高値が続く。サンマ・・・おいしさにがぜん目覚めた…

『権力者が言葉について何か言いだすと身構えたくなる』

『権力者が言葉について何か言いだすと身構えたくなる』<2019年9月8日(日)> 「ローマ字表記を現在一般的な『名・姓』から日本人らしく『姓・名』にするという政府方針」、これに『筆洗』(190908)は思う。「近代以降、日本語が大きな危機に直面したのは二度か…

『ウイルスを追い払う「かがし」のないのがもどかしい亥年の秋』

『ウイルスを追い払う「かがし」のないのがもどかしい亥年の秋』<2019年9月7日(土)> 「かかし」はもともと「かがし」であったと、『余録』(190907)はその由来を紹介する。「『嗅がし』が語源・・・鳥獣の害を防ぐのに獣毛などを焼いて悪臭を出した・・・『鹿火屋』…

『先頭車両が大きく傾いた無残な姿』

『先頭車両が大きく傾いた無残な姿』<2019年9月6日(金)> 昨日の京浜急行の事故を『余録』(190906)は思う。「ニュース映像は先頭車両が大きく傾いた無残な姿を映し出していた。・・・事故直後にはトラックが炎上、乗客もさぞ怖かったろう。事故現場はちょうど快…

『これは、まったく新しい音だ。将来を拓く音だ』

『これは、まったく新しい音だ。将来を拓く音だ』<2019年9月5日(木)> 「国立科学博物館が未来に引き継ぐ科学技術資料「未来技術遺産」。今年新たに選ばれた二十六件の中にこの「CDP-101」も入った」ことを『筆洗』(190905)は紹介する。ソニー社内でそ…

『遠からぬ安倍後も見通した適材適所が求められよう』

『遠からぬ安倍後も見通した適材適所が求められよう』<2019年9月4日(水)> 長期政権の安倍首相のこれからの内閣改造と党人事と引き際に『春秋』(190904)は思う。首相通算在職日数が戦後最長だった佐藤栄作首相(エイちゃん)の日数を更新中である。その「佐藤…

『あのころも遊園地が閉まる夕暮れ時は何とも言えず寂しかった』

『あのころも遊園地が閉まる夕暮れ時は何とも言えず寂しかった』<2019年9月3日(火)> 「丸広百貨店川越店の屋上遊園地がこの間の日曜日に閉園した」。『筆洗』(190903)は思う。「作家の長野まゆみさんが子どものころの思い出を書いている。・・・『ふだん着とは…

『人間がやったことは、また人間が直せばいい』

『人間がやったことは、また人間が直せばいい』<2019年9月2日(月)> アマゾン火災、貴重な森が消えて行く。『春秋』(190902)は憂慮し、またマングローブを海外で育てる鶴田幸一さんを紹介する。「鶴田幸一さんは、1988年からサウジアラビアでマングローブの植…

『それは英国の民主主義の名折れとなるかもしれぬ』

『それは英国の民主主義の名折れとなるかもしれぬ』<2019年9月1日(日)> 英国のEU離脱に、ジョンソン首相は国会の閉会にて「合意なき離脱」を進めようという行為に、『筆洗』(190901)は、古代ギリシャの僭主トリュゾスの末路を思う。「反乱を防ぐため、市民…