2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『人は工夫と努力で共生できるし、そうしなくてはならない』

『人は工夫と努力で共生できるし、そうしなくてはならない』 今月国会で、与党議員が外国人技能実習生の受け入れについて述べたことに、『余録』(180430)は問う。「彼らは・・・結核などの集団感染を発生させるリスクも高い。そう言って、母国で予防接種を受け…

『今日は昭和の日』

『今日は昭和の日』 「法律の趣旨によると、『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす』日」である昭和の日を『筆洗』(180429)は、「暗い戦争にもかかわらず、近くて遠い昭和に心をくすぐられる人は多いだろう」と。そして…

『本当の和解とは、ただ過去を忘れ去ることではない』

『本当の和解とは、ただ過去を忘れ去ることではない』 「一九五三年に休戦協定が結ばれてから六十年以上、板門店も時が止まったような空間ではなかったか」。『筆洗』(180428)は板門店での南北首脳会談に思う。昨日、「幅五十センチ、高さは五センチほどだろ…

『明日から連休。しばし喧噪を離れ、ふるさとで・・・』

『明日から連休。しばし喧噪を離れ、ふるさとで、近くの公園で、自分だけの青空を探すのもいい』 「智恵子は東京に空が無いといふ、/ほんとの空が見たいといふ」。『春秋』(180427)は、お馴染みの高村光太郎の作品を出し、空そして連休へと展開する。「九段…

『指示や命令を待つ先に事故ゼロの日は来るのだろうか』

『指示や命令を待つ先に事故ゼロの日は来るのだろうか』 「JR西日本も社をあげて体質を変えてきたはずだった。そこへ起きたのが昨年末の新幹線のぞみの台車亀裂問題である」。『春秋』(180426)は、福知山線の脱線事故から昨日で13年、過去の事故からの経験…

『シリアの人たちは助けを必要としています。戦争・・・』

『シリアの人たちは助けを必要としています。戦争が遠くにあるものだと思ってほしくない』 現代版・戦場のピアニストと呼ばれるエイハム・アハマドさんを『余録』(180423)は紹介する。戦場のピアニストというと、映画「戦場のピアニスト」の主人公はユダヤ人…

『79年刊行の別冊「街と地図の大特集」を復刻させた』

『79年刊行の別冊「街と地図の大特集」を復刻させた』 若者に読まれたタウンガイドの雑誌「angle」の復刻を『春秋』(180424)は紹介する。「よくもまあ、こうも芸の細かい仕事をしたものだと、同世代の当方も誌面に再会してうなった。<・・・この雑誌は『…

『新小売業、「率直にいって日本企業は乗り遅れている」』

『新小売業、「率直にいって日本企業は乗り遅れている」』 もう時代は無人店舗。『春秋』(180423)は、アマゾンの時代から無人店舗の時代へと移る中国を紹介する。「中国流通業の変化はめざましい。丁寧な接客と洗練された店を誇った日本の小売業だが、中国は…

『「惣(そう)」と呼ばれる中世の自治組織の活動』

『「惣(そう)」と呼ばれる中世の自治組織の活動』 滋賀・菅浦地区(長浜市)の須賀神社には膨大な古文書(菅浦文書)が残されていた。それが近く国宝に指定される。『余録』(180422)はその内容を紹介する。「庶民が残した文書が国宝となるのは、極めて異例…

『十九日の阪神戦で、久しぶりの勝利は逃した』

『十九日の阪神戦で、久しぶりの勝利は逃した』 「ロスジェネ」の松坂大輔投手、残念ながら一昨日、勝利を逃した。『筆洗』(180421)は、「123球を投げ抜いて、7回を2失点。右肩のけがなどを乗り越えて、復活を目指す三十七歳の投球に、予想以上の力と気…

『三島は「諸君はシビリアンコントロールに毒され・・・』

『三島は「諸君はシビリアンコントロールに毒されてる」とあおった』20日(金)> 「統合幕僚監部の3等空佐が、野党の参院議員に『おまえは国民の敵だ』などと繰り返し罵声を浴びせる出来事」に、『春秋』(180420)は、1970年11月25日を思い出す。「諸君のなか…

『羞恥心は、あらゆる徳の源泉である』

『羞恥心は、あらゆる徳の源泉である』 財務省の大臣の言動を『春秋』(180419)は、まずは 小津安二郎監督の原節子に語らせたセリフにて言い表す。「品性の悪い人はごめんだわ。品行はなおせても、品性はなおらないもの」。次に、英国の批評家、トーマス・カ…

『君が歩兵大隊を編制していることを知っているのは・・・』

『君が歩兵大隊を編制していることを知っているのは君だけだ』 「兵は警査と呼び、士官は警察士と呼ぶのだ。もし戦車がみえたら、それは戦車ではなく特車だというのだ」。『余録』(180418)は「警察予備隊創設にあたったコワルスキー米軍大佐の訓練担当の部下…

『これまで悲惨な事故が起きるたび、通学路の見直し・・・』

『これまで悲惨な事故が起きるたび、通学路の見直しが叫ばれてきた』 我が国の子どもたちの通学路が安全であるのか。『春秋』(180417)は『すごいね!みんなの通学路』のを紹介し、問いかける。「手こぎの小舟で川を」、「ワイヤ2本張っただけの橋を」、「水…

『本屋のある日常は、再起の一助となるはずだ』

『本屋のある日常は、再起の一助となるはずだ』 芥川賞作家の柳美里さんが南相馬市に書店を開業したと、『春秋』(180416)はその事情と意義を述べる。「3年前、神奈川県から同市に移住。本を通じて、人と人がつながる場所になれば。そんな願いで自宅を改修し…

『きょうはヘリコプターの日』

『きょうはヘリコプターの日』 4月15日はレオナルド・ダビンチの誕生日、これに合わせてヘリコプターの日。『余禄』(180415)は、彼が発想したヘリコプターから、米軍オスプレイの現在の安全性を思う。ヘリコプターについて「実際に開発が始まったのは20世…

『日本らしいお巡りさん像を思い悲しくなる』

『日本らしいお巡りさん像を思い悲しくなる』 「滋賀県彦根市の交番で、十九歳の警察官が上司を射殺した。地域は不安に包まれた」。『筆洗』(180414)は、警官について、米国の学者デイビッド・ベイリーさんの著書『新・ニッポンの警察』を紹介する。「米国に…

『「ただの値段」への洞察がますます必要なネット社会だ』

『「ただの値段」への洞察がますます必要なネット社会だ』 「ただの物には見返りに人の自由を拘束する力が潜んでいる」。『余録』(180413)は、今回の「米フェイスブック(FB)のザッカーバーグ氏が米議会で約8700万人の個人情報流出を」思う。米議会で…

『代表監督はマゾヒストでなければ務まらない』

『代表監督はマゾヒストでなければ務まらない』 この度のサッカー日本代表監督の交代に、『余録』(180412)は申す。「名古屋グランパス監督も務め、英プレミアリーグのアーセナルを率いるA・ベンゲル監督は数々の名言で知られる知将である。過去に日本代表の…

『印象的なのは、宇宙船「ディスカバリー」号が木星・・・』

『印象的なのは、宇宙船「ディスカバリー」号が木星へ向かうところだろう』 「スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」が公開されたのは1968年4月。半世紀前のことだ」。『春秋』(180411)は、「NASAが最近、ジュノーから送られてきた新しい…

『イッツ、翔タイム!』

『イッツ、翔タイム!』 二刀流の大谷翔平選手について、『余録』(180410)は宮本武蔵を持ち出す。剣の二刀流ではない。「その画家の才である。重要文化財の『枯木鳴鵙図』『鵜図』『紅梅鳩図』といった水墨画は、江戸時代から『超凡』と絶賛されてきた。天は…

『富士フィルムが白黒フィルムの出荷を・・・』

『富士フィルムが白黒フィルムの出荷を今年十月をもって終了する』 白黒写真のフィルム販売を富士フィルムが今年の10月で終了する。『筆洗』(180408)は伝える。「『あの時』に使った写真フィルムが消えかかっている。最近では見向きもしなかったくせに出荷終…

『私たちは先立った人たちに見つめられているのだ・・・』

『私たちは先立った人たちに見つめられているのだ、という…感覚をもつことが必要ではないか』 映画監督の高畑勲さんの訃報に、『筆洗』(180407)は高畑さんのと彼の作品に想う。「反戦への思いを強くしながら、晩年になるまで人前でこの経験を詳しく語ってな…

『良品は自ら声を放たず、これを求めた人々によって・・・』

『良品は自ら声を放たず、これを求めた人々によって広く社会に伝えられる』 「経済の歩みとともに生活を彩ってきた家電群である。それを前にするにつけ、先が見通せないことへ心配が募る」。『春秋』(18047)の執筆者は、パナソニックミュージアムにて思う。…

『もう先輩たちと愚痴零しに行けるのか』

『もう先輩たちと愚痴零しに行けるのか』 「失礼ですが、どんな玉ですか」、「出世したら連絡させます」、「はい、電話です!」・・・「ほぼ日刊イトイ新聞」が集める「言いまつがい」より。新年度が始まり、新社会人を迎えて、『余録』(180402)は思う。スマホ…

『目借時ゆふべのままの紙とペン/井上雪』

『目借時ゆふべのままの紙とペン/井上雪』 「「春眠暁(あかつき)を覚えず」だが、あまり寝過ごすのも問題らしい」、『余録』(180405)は警告する。「NHKの番組が報じた米大学の実験によると、睡眠不足の蓄積による脳の働きの衰えはなかなか自覚しにくい…

『大臣にも新聞を読む習慣を身に付けていただきたい』

『大臣にも新聞を読む習慣を身に付けていただきたい』 麻生太郎財務相の「森友の方がTPPより重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」という発言に、『筆洗』(180402)は物申す。「『寺内貫太郎一家』などの演出家の久世光彦さんは五歳にして難しい漢字…

『お楽しみはこれからだ』

『お楽しみはこれからだ』 「よくできた愛称はファンに選手の物語と興奮をくれる」。「靴なし」「鞄(かばん)」「巨大な物体」「魔法使い」「竜巻(トルネード)」。『筆洗』(180403)は「二刀流」の大谷翔平を思う。「昨日、もう一つ大きな愛称が加わったと…

『人生は短くても長くても一度きり。泣いても笑って・・』

『人生は短くても長くても一度きり。泣いても笑っても一度きり。一瞬たりとも後悔なく生きたい』 新社会人へ『春秋』(180402)は、先月の25日に25歳で亡くなった山下弘子さんの言葉を送る。山下さんは、大学生であった19歳の時に肝臓がんと診断された。「以来…

『1952年に制定された種子法が、本日をもって廃止された』

『1952年に制定された種子法が、本日をもって廃止された』 「米の多様性をもたらしたのは1952年に制定された種子法が、本日をもって廃止された」。『余録』(180401)は日本のコメを思う。「公的機関が民間の品種開発意欲を阻害しているとの見方もある…