2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『#地魚』

『#地魚』<2022年9月30日(金)> チヌ(クロダイ)は、岡山県による人気投票「おかやま旬の魚総選挙」で秋の首位になったと『滴一滴(220926山陽新聞)』▼“不遇な魚”。世間から評価されなくなった瀬戸内海の地魚。「豊かな海 守るため」をテーマにした23日の本…

『#パンダ人気と中国嫌い』

『#パンダ人気と中国嫌い』<2022年9月29日(木)> 日中国交正常化50年に『南風録(220929南日本新聞)』は思う。パンダはなぜかわいいか。目元が黒い毛に覆われて大きく見え、しかも垂れ目ふう。人気ぶりには舌を巻く。東京・上野動物園では5年前に生まれたシ…

『#岸田首相は欲張り?』

『#岸田首相は欲張り?』<2022年9月28日(水)> 民話には欲張りな人物がひどい目にあうという話が少なくないと『天声人語(220928)』は昨日の国葬に思う▼思えば岸田首相も欲張りすぎたのではないか。故安倍元首相を支持する保守層をつなぎとめたい。あわせて…

『#召集令状』

『#召集令状』<2022年9月27日(火)> ロシアが広く国民を戦いに動員し始めたことに『春秋(220925)』は思う▼自分に届いた郵便物、新入社員が先輩に尋ねる。「これ何でしょう」「召集令状じゃないか」「召集令状って、いったい何です?」。小松左京さんのSF小…

『#岸信介の首』

『#岸信介の首』<2022年9月26日(月)> 岸信介元首相の述懐を『小社会(220925高知新聞社)』は思う。「冷戦の推移はわれわれの唯一の頼みだった。これが悪くなってくれれば、首を絞められずに済むだろうと思った」(中公文庫「岸信介証言録」)。岸は1948年12…

『#これでいいのか』

『#これでいいのか』<2022年9月25日(日)> 世論を二分する国葬に『天風録(220923中國新聞)』は思う▲お世話になった人への弔いを言葉にする時、奥深い人物像が生まれる。14年前、赤塚不二夫さんに弔辞をささげたのはタモリさん▲「あなたはすべての出来事、存…

『#安心しきった表情』

『#安心しきった表情』<2022年9月24日(土)> 動物愛護週間に『編集日記(220924福島民友)』は思う▼志賀直哉の愛犬「クマ」、当初飼育に乗り気ではなかったのに迷子になったら気が気でなくなり、乗り合いバスの車中から見かけ走行中に飛び降りた▼別の一編「猫…

『#秋分の日』

『#秋分の日』<2022年9月23日(金)> お彼岸に『明窓(220920山陰中央新報)』は思う▼墓参りをする習わしがある。「国民の祝日に関する法律」には、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」とする▼この心情につけ込むのが今、取り沙汰されている…

『#お気の毒に秋の空か?』

『#お気の毒に秋の空か?』<2022年9月22日(木)> 秋の空は変わりやすいと『明窓(220922山陰中央新報)』▼ことわざには、全く異質なものを二つ並べ、共通点を見つけて結び付ける言い方がある。「男心と秋の空」あるいは「女心と秋の空」▼秋になると天気が変わ…

『#いつか黒字に』

『#いつか黒字に』<2022年9月21日(水)> 赤字線の島原鉄道に『天声人語(220921)』は思う▼「赤字穀菜」、「赤字を消せる」ボールペン。島原鉄道のの新商品である▼品目を充実させた「赤字穀菜極」なども商品化▼いま車内は空前の高揚感、諫早で23日に開業する…

『#風風吹くな』

『#風風吹くな』<2022年9月20日(火)> 台風14号に『小社会(220920高知新聞社)』は思う▼〈風 風 吹くな〉(野口雨情作詞、中山晋平作曲)、「しゃぼん玉」▼〈しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた 生まれてすぐに こわれて消えた 風 風 吹くな―〉。そんな事情を…

#高齢者の定義』

『#高齢者の定義』<2022年9月19日(月)> 敬老の日を『南風録(220919南日本新聞)』は思う。政府が1985年に50~60歳代の呼び名を公募し、選ばれたのは「実年」。応募が一番多かったのは「熟年」だったが、40歳代のイメージが強いという理由で選に漏れた。人生…

『#ライトバード衛星』

『#ライトバード衛星』<2022年9月18日(日)> 佐藤勝彦氏(宇宙物理学者)は『あすへの話題(220214日経夕刊)』にて、持論の宇宙インフレーション理論について語る。なぜ火の玉として宇宙は生まれたのか。この問いに答えるため、ライトバード計画が、JAXAで進…

『#公務員は一部の奉仕者ではない』

『#公務員は一部の奉仕者ではない』<2022年9月17日(土)> 経済産業省の西村康稔経産相対応マニュアルに『河北春秋(220917河北新報)』は思う▼同情するやら笑うやら、あきれるやら▼西村氏が福島に出張した際、担当者が作成した。移動中に西村氏の質問に答えら…

『#なんぼあっても』

『#なんぼあっても』<2022年9月16日(金)> 人気漫才コンビの「ミルクボーイ」のなじみのネタに『正平調(220916神戸新聞)』は思う◆「こんなん、なんぼあってもいいですからね」◆「コンサル料をいただきましたけどね」「なんぼあってもいいですからね」。そん…

『#お楽しみはこれからだ』

『#お楽しみはこれからだ』<2022年9月15日(木)> 「お楽しみはこれからだ」(復刻版全7巻)が先月完結。『あぶくま抄(220915福島民報)』は著者の和田誠さんを思う▼数々の映画の名せりふが印象的。「ゆうべどこにいたの?」「そんな昔のことは覚えてないね」…

『#しばらく張り詰めた静寂』

『#しばらく張り詰めた静寂』<2022年9月14日(水)> 山形交響楽団定期演奏会でのスティーブン・イッサーリスさんの演奏に『談話室(220913山形新聞)』は思う▼パブロ・カザルスは一世を風靡した20世紀のチェリスト。独奏楽器としてのチェロの魅力を聴衆に広め…

『#一本の鉛筆があれば』

『#一本の鉛筆があれば』<2022年9月13日(火)> 「一本の鉛筆があれば、基地はいやだと私は書く」。『正平調(220913神戸新聞)』は沖縄知事選から思う◆一本の鉛筆があれば 戦争はいやだと私は書く。1974年8月、第1回広島平和音楽祭に出演した美空ひばりさんは…

『#国とは何ですかね』

『#国とは何ですかね』<2022年9月12日(月)> 国葬をめぐり、岸田首相が窮していると『小社会(220911高知新聞)』。一連の議論はとても大切なことを知らしめていて、その点ではいい機会かもしれない。「『政府』は『国』ではない」というシンプルな概念だ。国…

『#ゴキブリの能力』

『#ゴキブリの能力』<2022年9月11日(日) ゴキブリを操る。『編集日記(220908福島民友)』はその活用を思う▼エメラルドゴキブリバチは、自分より大きいゴキブリだけを襲う。襲って素早く針を刺す▼しびれからさめた獲物は、操られるように歩いてハチの巣穴に…

『#農家の営み』

『#農家の営み』<2022年9月10日(土)> 生産緑地の「2022年問題」について、佐藤勝彦先生(宇宙物理学者)は『あすへの話題(22097日経)』で思う。40年近く前に都心から練馬に引っ越した。農家と住宅地が混在しており、武蔵野の雰囲気も残っている。若く元気…

『#物価高、給食の肉は』

『#物価高、給食の肉は』<2022年9月9日(金)> 「食育」の材料に『天風録(220909中國新聞)』は思う▲子どもの好きな食べ物調査では大抵、おすしが1位。回転ずしチェーンの皿の山も少し低くなるだろうか。各チェーンが相次いで値上げを発表した▲「秋になり物価…

『#シラサギの姿に実りの季節を思う』

『#シラサギの姿に実りの季節を思う』<2022年9月8日(木)> 値上げの秋に食卓の未来を考えると『春秋(220908)』▼気づけばすっかり秋の気配に。棒のように細い首をぴょこんと出したのはシラサギだ。実りの季節がまたやってきた▼1953年に新聞に「サザエさん」…

『#物流スピード』

『#物流スピード』<2022年9月7日(水)> インタネット通販、注文して翌日に届くのが当たり前の時代に『編集日記(220907福島民友)』は思う▼江戸でもてはやされた食べ物の一つに紀州ミカン。年間で数十万籠ものミカンが消費されていた▼物流を支えたのは舟運。…

『#カラスは無料のエンターテインメント』

『#カラスは無料のエンターテインメント』<2022年9月6日(火)> きょう(9月6日)の「カラスの日」にカラスを『滴一滴(220906山陽新聞)』思う▼英語で「クロウ」、体が黒いことからの語呂合わせ▼カラス好きの人たちによる「カラス友の会」が6年前に制定。よく…

『#リサイクルされるクモのイト』

『#リサイクルされるクモのイト』<2022年9月5日(月)> クモの網の張り替えはエコシステムに『雷鳴抄(220905下野新聞)』は思う▼京都女子大の中田兼介教授の著書「クモのイト」によれば、クモの網はえさの虫などが引っかかり日暮れにはぼろぼろになる。すると…

『#月へ』

『#月へ』<2022年9月4日(日)> 「アルテミス計画」に『正平調(220904神戸新聞)』は月への思いを語る◆「人類の進歩と調和」、1970年大阪万博のテーマ。誰が言い始めたか、それをもじって「人類の辛抱と長蛇」。長い長い列◆とりわけ人気を集めたのは、アポロ…

こころでブラボー!

東京芸術劇場へ行き、ブラームスを聴いてきました。 (1)バイオリン協奏曲ニ長調 バイオリン;アリーナ・イブラギモヴァ (2)交響曲第2番ニ長調 大野和士/東京都交響楽団

『#球音に沸いた往時』

『#球音に沸いた往時』<2022年9月3日(土)> 今年は野球が日本に伝わって150年、『三山春秋(220903上毛新聞)』は都市と野球に想う。▼野球が盛んな都市を形容して「球都」と呼ぶ。桐生市、千葉県木更津市、福井県敦賀市、松山市など。市民レベルで野球が普及…

『#ご先祖さまが乗っている』

『#ご先祖さまが乗っている』<2022年9月2日(金)> 盆過ぎのトンボに『南風録(220902南日本新聞)』は想う。国分平野の水田で、トンボの大群を。盆トンボ、精霊トンボとも呼ばれ、鹿児島では「おしょろさあ」の名で親しまれるウスバキトンボ。街中でもよく見…