2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『お金はある。されど人や社会のためになる税金は…』

<2016年10月31日(月)> 『お金はある。されど人や社会のためになる税金は…』 「貧しくて靴を買うお金もない兄妹なのに、それでも他人に優しくする心。それに僕は打たれてしまう」(1997年イラン映画「運動靴と赤い金魚」)と高倉健さん。「筆洗」(161031)は…

『すべての子に安全でやがては良き思い出となる道を用意・・・』

<2016年10月30日(日)> 『すべての子に安全でやがては良き思い出となる道を用意しなければならぬ』 「どなたにも懐かしい「通学路」があるだろう」と、「筆洗」(101030)は、子供たちの通学路の安全を想う。「たまにはその道を歩いてみることをお勧めする。…

『ヒロシマはどこにあるのか、ヒロシマはニホンにあるのか。』

『ヒロシマはどこにあるのか、ヒロシマはニホンにあるのか。』 「<ヒロシマはどこにあるのか/ヒロシマはヒロシマにあるのか…>。そう問い掛ける詩がある」。「筆洗」(161029)は、今回の国連の「核兵器禁止条約」への日本の行動は、この詩のようではないか…

『戦争と平和を繰り返す人間の営みを、歴史家として見つめ・・・』

<2016年10月28日(金)> 『戦争と平和を繰り返す人間の営みを、歴史家として見つめ続けた生涯だった』 「百歳で逝去した三笠宮崇仁さまは、なにより人情味を大切にした」と、「春秋」(161028)は伝える。「参謀として中国戦線に赴任した。戦場では、『正義の…

『「いざ、読書。」は今年の読書週間の標語』

<2016年10月27日(木)> 『「いざ、読書。」は今年の読書週間の標語』 敗戦後の日本、「大人も子どももみんな本と活字に飢えていた時代だった。読書週間が始まったのはその翌年の1947年の11月で、迎えて今年はちょうど70回となる」。「余禄」(161027)は、こ…

『東京生活で眠っている体の細胞が「山に行くと『解放!』・・・』

<2016年10月26日(水)> 『東京生活で眠っている体の細胞が「山に行くと『解放!』となって、なんだか力が湧いてきて、イキイキしてくるような感覚がありました」』 登山家の田部井淳子が20日に77歳で亡くなった。「天声人語」(161026)は、その…

『せっかくアレッポで実現した一時停戦を、長くつづける・・・』

<2016年10月25日(火)> 『せっかくアレッポで実現した一時停戦を、長くつづけることはできなかったのだろうか』 「ひとつの映像が大きな波を起こすことがある」。「春秋」(161025)は、「地中海で溺死した男の子の写真で、欧州の国々はいまも、難民の受け入…

『白杖の人に声をかける。ためらわずに、さりげなく。』

<2016年10月24日(月)> 『白杖の人に声をかける。ためらわずに、さりげなく。』 「40年以上前、山手線の高田馬場駅で転落死亡事故があった。遺族が起こした裁判を機にホームの点字ブロックが普及する」。しかし、と「余録」(161024)は述べる。「その後も…

『「日本人とロシア人が互いに敬愛の念を持つこと」だけを参加資格』

<2016年10月23日(日)> 『「日本人とロシア人が互いに敬愛の念を持つこと」だけを参加資格』 「来日ロシア人研究会」が休会したと「余録」(161023)は伝える。「『日本人とロシア人が互いに敬愛の念を持つこと』だけを参加資格とする研究交流会が今月1日、…

『水俣病慰霊式の鐘の音のチッソOBの吾が胸抉る』

<2016年10月22日(土)> 『水俣病慰霊式の鐘の音のチッソOBの吾が胸抉る』 「今年は水俣病が公式に確認されて60年の節目の年である」。「天声人語」(161022)は水俣の現在を伝える。「典型症状があるのに病の認定や救済策を受けていない人が1500人以…

『いよいよ日本シリーズ、天下分け目の「天王山」か、「関ケ原」か』

<2016年10月21日(金)> 『いよいよ日本シリーズ、天下分け目の「天王山」か、「関ケ原」か』 416年前のきょう「関ヶ原」の戦いがあった。そして、明日はいよいよファイターズ対カープスの頂上決戦である。「春秋」(161021)はメジャーリーグにも目をやり、そ…

『介護に携わりやすい職場の雰囲気づくりといったソフト面も・・・』

<2016年10月20日(木)> 『介護に携わりやすい職場の雰囲気づくりといったソフト面も大事になる』 家族の介護は、その家族に大きな負担となる。「春秋」(161020)は、その負担を少しでも和らげるための職場の在り方を伝える。「政府は介護休業制度を見直しを…

『五輪見直しなど就任以来の小池さんの矢継ぎ早のパンチは実・・・』

<2016年10月19日(水)> 『五輪見直しなど就任以来の小池さんの矢継ぎ早のパンチは実に小気味よい。が、』 米国市民は、大統領選挙でストレスが増大している。一方、日本は二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックでストレスと、「筆洗」(161019)は言う。「か…

『速い球は大人さえ夢心地にする』

<2016年10月18日(火)> 『速い球は大人さえ夢心地にする』 「大谷翔平投手がリーグ・クライマックスシリーズ最終戦で日本記録の165キロの直球を投げた」。「筆洗」(161018)は、剛速球を思う。「ヒート(熱)、ガス、スモーク、ブリット(弾)、マスター…

『自分が何になれるのか迷いに迷った焦燥の20代』

<2016年10月17日(月)> 『自分が何になれるのか迷いに迷った焦燥の20代』 「公開中の映画「何者」を見た」と「天声人語」(161017)では、大学生時代を想う。就職戦線、「何十もの志願先から拒まれるつらさ、小さな自分を大きく語り続ける苦しさである」。…

『記者は去り記事は残る』

<2016年10月16日(日)> 『記者は去り記事は残る』 「SEALDsの中心メンバー奥田愛基さんは中1でいじめに遭った」。それを救ったのが、朝日新聞であったかもしれないと「天声人語」(161016)は、伝える。「『いじめられている君へ』というコラムを鴻上…

『ボブ・ディラン、ノーベル文学賞』

<2016年10月15日(土)> 『ボブ・ディラン、ノーベル文学賞』 昨日より、ノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞したことで、各紙が取り上げている。昨日の「筆洗」は「ノーベル音楽賞があったならば、誰が受賞していただろうか。マーラーやラベル・・・・カザル…

『聴いてもらうだけで再起の力になる』

<2016年10月14日(金)> 『聴いてもらうだけで再起の力になる』 「突然の病で子を失った母親らが語り合うサークル『熊本エンジェルの会』が熊本にはある。「春秋」(161014)は、その立ち上げ者の宮本儀子さんを紹介する。「この会で年数回、互いの境遇を語り…

『甘いソーダ水が心や体の疲れをつかの間癒やす、体を思えば、・・・

<2016年10月13日(木)> 『甘いソーダ水が心や体の疲れをつかの間癒やす、体を思えば、そう甘いことも言っていられぬ』 森鴎外は「饅頭茶漬」が大好きであった。キルケゴールは、カップ山盛りの砂糖にコーヒーを入れた。「筆洗」(161013)はこの「甘党の二人…

『東京五輪の「契約」はどうか。総費用が3兆円超にふくらみ・・・』

<2016年10月12日(水)> 『東京五輪の「契約」はどうか。総費用が3兆円超にふくらみ、計画を見直したいが』 1492年の今日、コロンブスが陸地を発見した日をである。「春秋」(161012)は、これを想い、コロンブスがスペイン女王との契約を解説する。「契約を…

『私たちの「買い物」を取り巻く環境はめまぐるしく変化した』

<2016年10月11日(火)> 『私たちの「買い物」を取り巻く環境はめまぐるしく変化した』 「百貨店は長く全国各地で街の顔を務めた」。しかし、百貨店の低迷が続き、各地で閉店をしていく。「春秋」(161010)は、これを想う。「駅前再開発で誕生した巨艦店は人…

『国民投票、複雑な問題をイエスかノーかで問う手法は、危険も伴う』

<2016年10月10日(月)> 『国民投票、複雑な問題をイエスかノーかで問う手法は、危険も伴う』 「国民投票はきわめて民主的である。ただ、世界を見渡すと、投票結果を前に考え込んでしまうような例が相次いでいる」と「天声人語」(161010)は言う。「6月の英…

『小池知事による「東京裁判」はどうなるだろう』

<2016年10月9日(日)> 『小池知事による「東京裁判」はどうなるだろう』 丸山真男は、1945年8月6日爆心地から約4キロの場所に居た。「『自分は傍観者」として、被爆者手帳の申請はしなかった。戦後、戦前の軍部による支配を『無責任の体系』と呼んだ」。「…

『83年先の人々は、2016年を生きる私たちをどう評価するのか』

<2016年10月8日(土)> 『83年先の人々は、2016年を生きる私たちをどう評価するのか』 「天皇陛下が生まれた1933年は、東京・築地に市場が完成した年でもあった」。「天声人語」(161008)は、1933年当時の人々を報道写真から見て、「同じ年、ドイツでは…

『色のない地球儀』

<2016年10月7日(金)> 『色のない地球儀』 東京帝国大学が、特大の地球儀をベルギーに注文した。それは1928年、そして9年後に届いたのは白い地球儀であった。「筆洗」(161007)は、薄久代さんは著書『色のない地球儀』を紹介する。「この地球儀こそは『日本…

『プロより強いアマチュア』

<2016年10月6日(木)> 『プロより強いアマチュア』 「日本女子オープンで茨城県の高校三年、畑岡奈紗さんが優勝した」。「筆洗」(161006)はその最終日を表現する。「最終日の最終ホールで決めた四メートルの下りのパットに唸ったファンも大勢いるだろう。比…

『奥深い仕事です。九つの誤りを防いでも一つ見逃せば台無し』

<2016年10月5日(水)> 『奥深い仕事です。九つの誤りを防いでも一つ見逃せば台無し』 小説「校閲ガール」が本日から放映される。「天声人語」(161005)はその仕事について、「校閲部門の同僚には助けてもらってばかりだ。人名地名から詩歌の引用まで救われた…

『オートファジー』

<2016年10月4日(火)> 『オートファジー』 「あくなき人間への関心は洋の東西を問わない。そして、どの遺伝子の異常が何の病気に関連するのか、各国が解析を競う時代だ」。「春秋」(161004)は、その競争の中から、ノーベル生理学・医学賞に大隅良典・東京工…

『長時間労働を抑えようとした最初の法律の施行から今年で100年』

<2016年10月3日(月)> 『長時間労働を抑えようとした最初の法律の施行から今年で100年』 「過酷な工場労働を改善しようと大正5年(1916年)、女性と15歳未満を対象に、労働時間に制限をかけ深夜労働も禁じる工場法が施行された。といっても1日12時間を超…

『イエスタディ・ワンスモア』

<2016年10月2日(日)> 『イエスタディ・ワンスモア』 政府の二五年大阪万博の話に、「筆洗」(161002)は、「クレヨンしんちゃん モーレツ!オトナ帝国の逆襲」を持ち込む。「現代社会に絶望し、夢と希望のあった昭和の時代へと日本を連れ戻すという野望を抱…