2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『二正面の戦いを強いられる年の瀬』

『二正面の戦いを強いられる年の瀬』<2020年11月30日(月)> 詐欺が多発する今、警察は対策を講じている。『春秋(201130)』は年末を思う。「警察の態勢の強化に、犯行も巧妙かつ手荒になっている気配だ。・・・実行犯らはSNS(交流サイト)で募られて、手口の指…

『再放送・再上映』

『再放送・再上映』<2020年11月29日(日)> 「ヒット商品番付」の西前頭2枚目に『天声人語(201129)』は注目する。「コロナ下の撮影自粛により、往年のドラマがテレビによく流れた。映画館でもリバイバル上映がなされた。若い世代の心を動かし・・・昔のファンを・・…

『送れ、送れ、どんどと送れ』

『送れ、送れ、どんどと送れ』<2020年11月28日(土)> 現在進むGoToを見て、江戸時代の祭を『余録(201128)』は思う。「感冒がはやった折、『人々はわらで疫神をつくり、鉦太鼓を鳴らし、はやしつれて海辺にいたる』・・・『送れ、送れ、どんどと送れ』・・・『風…

『ディエゴがあした天国でプレーするのなら』

『ディエゴがあした天国でプレーするのなら』<2020年11月27日(金)> マラドーナさんが60歳で旅立った。早すぎる死に『筆洗(201127)』は想う。「『五人抜きゴール』・・・わずかな時間の出来事であるが、そこに『神の子』と言われるゆえんの技とひらめきが詰ま…

『人の証言は時間とともに変わっても、モノは変わりませんから』

『人の証言は時間とともに変わっても、モノは変わりませんから』<2020年11月26日(木)> 「たった100年前なのに確かなことがわからない」。『天声人語(201126)』は、福島県立博物館の「新型コロナウイルス感染関係資料」の箱を紹介する。「箱には、美術展中…

『氏名とは何とも不思議なもの』

『氏名とは何とも不思議なもの』<2020年11月25日(水)> 「戸籍に記載される氏名に、漢字だけでなく読み仮名も付ける方向で法務省が検討を始める」。これについて『春秋(201125)』は思う。「『小鳥遊』・・・『たかなし』。小鳥が遊べるということは天敵のタカ…

『自身の言葉で真相を』

『自身の言葉で真相を』<2020年11月24日(火)> 「うそをついても人は信じる。ただ権威をもって語れ」。『天声人語(201124)』はチェーホフの言葉を引用して、前首相を思う。10年ほど前「みそ煮込みで選挙違反」で、「逮捕された県議は銀バッジを返上し、罰金を…

『いつもなら何気なく過ぎてしまう「勤労感謝の日」』

『いつもなら何気なく過ぎてしまう「勤労感謝の日」』<2020年11月23日(月)> 「もっとも、国字でいちばんよく使われるのは『働』に違いない」。「動」に、にんべんを添えて「はたらく」。『春秋(201123)』はコロナ禍で「働く」を思う。「リモート勤務がにわ…

『マスクをつけて静かに会食を』

『マスクをつけて静かに会食を』<2020年11月22日(日)> コロナ感染防止と経済活動、『筆洗(201122)』は鍋料理に思う。「谷崎潤一郎と泉鏡花が囲んだ鳥鍋・・・衛生に神経質だった鏡花はよく煮えてから・・・谷崎の方は健たん家で食べるのがとにかく速い▼『従って…

『「カレーライス」の味わい』

『「カレーライス」の味わい』<2020年11月21日(土)> 「誰かがぱっとお腹を切っちゃったって」11月25日が近づいてきた。美術家の森村泰昌氏は『あすへの話題(日経・夕201120)』で遠藤賢司の「カレーライス」を思う。「女と猫はちょっと甘いカレーライスが…

『その国では大麻の合法化?』

『その国では大麻の合法化?』<2020年11月20日(金)> 米国の11州および首都がでは大麻が解禁されている。さて『春秋(201120)』ではこれを思う。「欧米では」と「出羽守」か。「カナダとウルグアイは国全体で合法化・・・解禁の背景には、大麻が社会にまん延し…

『その国では大麻の合法化?』

『その国では大麻の合法化?』<2020年11月20日(金)> 米国の11州および首都がでは大麻が解禁されている。さて『春秋(201120)』ではこれを思う。「欧米では」と「出羽守」か。「カナダとウルグアイは国全体で合法化・・・解禁の背景には、大麻が社会にまん延し…

『本を読む』

『本を読む』<2020年11月19日(木)> 本のカバーや帯をどうしてますか。川上弘美さんは『あすへの話題(日経夕刊201118)』で語る。「学生時代は、本屋さんがつけてくれるブックカバーを大切にかけていた。・・・お金をもう少し自由に使えるようになって・・・ブック…

『ウイルスは人によって広がる』

『 ウイルスは人によって広がる 』<2020年11月18日(水)> 北海道は昨日、不要不急の外出、道内の他地域との往来をひかえるように呼びかけた。これに『天声人語(201118)』は問う。「医師の斎藤茂吉はスペイン風邪にかかって死にかけた。長崎の医学専門学校に赴…

『下駄を預ける』

『下駄を預ける』<2020年11月17日(火)> 各地で新型コロナの感染者が増える中、GoToは進む。各自、喚起の努力をするようにと。これについて『天声人語(201117)』は思う。「札幌では不要不急の外出自粛を求める方向になったと・・・『GoTo』事業がある…

『人類が移動の道具を進化させる長いドライブはさらに速度を上げる』

『人類が移動の道具を進化させる長いドライブはさらに速度を上げる』<2020年11月16日(月)> ホンダがいよいよ「レベル3」の自動運転車の実用化へ。『筆洗(201116)』はこれを思う。「画家の小松崎茂さん少年雑誌や絵本で小松崎さんの想像力にあふれる作品を…

『押印廃止の動きに』

『押印廃止の動きに』<2020年11月15日(日)> 契約や金融手続きでの押印廃止の動きに『春秋(201115)』は思う。「インダス文明の特徴は、ハンコをさかんに使ったことだ。・・・交易活動の必需品だった。▼・・・いわば保証書だ。・・・▼押印が誰のものか、・・・必要な情報…

『なんだろう?』

『なんだろう?』<2020年11月14日(土)> 各紙、亡くなられた小柴昌俊さんを偲ぶ。『天声人語』、「ノーベル賞受賞後は、子ども向けの講演を数多くこなす。『教科書は疑い、究明の卵をいつも心に持って』『達成したいと思う卵をどう孵化させるか考えて』と訴…

『大切にしてほしい同名のよしみ』

『大切にしてほしい同名のよしみ』<2020年11月13日(金)> 米国大統領選挙により、熊本県山都町の梅田穣町長が話題になっている。これを『筆洗(201113)』は思う。「同姓同名の吉田茂がいた。内務官僚として要職を歴任し、厚生大臣なども務めた人物だ。周囲の勘…

『季節を告げる小さな自然を身の回りから失ってしまった』

『季節を告げる小さな自然を身の回りから失ってしまった』<2020年11月12日(木)> 「生物季節観測」の大幅縮小に各紙思う。『春秋』は、「都市化や温暖化が背景にあるなら、現代人の所業が生物を追い詰めてしまった恐れがあるわけだ。大いに反省せねばなるまい…

『decency』

『decency』<2020年11月11日(水)> 米国の取り戻すべき価値としてバイデン氏やハリス氏の演説に「decency」という言葉を用いている。『春秋(201111)』はこの言葉から、鶴見俊輔を思い出す。それは、加藤典洋さんからであった。戦時期、鶴見がハーバード大学で…

『民意のスイング』

『民意のスイング』<2020年11月10日(火)> 今日も米国大統領の話題が続く。『春秋』は、ヒラリー・クリントンの言葉を思い出す。「全ての若い人に伝えたい(中略)。正しいことのために戦うのは、価値あることだと信じることをやめないでほしい」。『天声人語…

『ウイルス増長の秋冬』

『ウイルス増長の秋冬』<2020年11月9日(月)> 「香川県の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生、飼育されていた約33万羽が殺処分される」。『余録(201107)』は旅する鳥に思う。「芭蕉に『病雁の夜寒に落ちて旅寝かな』がある。旅先で風邪にふせていた芭…

『すべての票を集計するのが民主主義の核心だ』

『すべての票を集計するのが民主主義の核心だ』<2020年11月8日(日)> 米国大統領選挙の現状を『天声人語(201108)』は思う。先ずは、ジョン万次郎の言葉、「『才能や学識を持った多くの人のなかから、これぞと思える人物を選んで大統領とする』・・・ ▼ ・・・周りか…

『独占禁止法違反の恐れ』

『独占禁止法違反の恐れ』<2020年11月7日(土)> 「田沢ルール」の廃止に『天声人語(201107)』は思う。先ずは坂本龍馬の脱藩直前、姉は「脱藩すればもう二度とお国に戻れませんよ」と。自由に職業の場を選択できない状態、公取は独占禁止法違反の恐れがあった…

『決着は?』

『決着は?』<2020年11月6日(金)> 米大統領選挙のゆくえに各紙引き続き思う。『春秋』は「いにしえから日本の物語は敗れた者に思いを寄せて、読み継がれてきた」。『余録』は「米大統領選の歴史で最も物議をかもしたのは、1877年に共和党のヘイズ大統領…

『決意はいつ』

『決意はいつ』<2020年11月5日(木)> まだ決まらぬ米国大統領選挙に各紙思う。『筆洗』は「明確な勝敗は定まらなかった。<冬よ/僕に来い、僕に来い>。あの詩は冬を堂々と受け止める決意の詩だった。どちらが当選するにせよ、分断の冬をどう受け止めるか。…

『より強い麻薬へと向かう道は「つるつる」しているらしい』

『より強い麻薬へと向かう道は「つるつる」しているらしい』<2020年11月4日(水)> 若者の大麻所持摘発に『筆洗(201104)』は思う。「一九五〇年代は米国ジャズの黄金期だろうが・・・麻薬問題である。・・・▼スタン・ゲッツは薬欲しさに薬局に押し入って逮捕されてい…

『誰の目にも見える大阪の明日を描き直す時である』

『誰の目にも見える大阪の明日を描き直す時である』<2020年11月3日(火)> 本日は大阪都構想の話題である。『春秋』は「大阪都の夢は東京肥大化への警鐘のように響いた」。『天声人語』は「メリットとデメリットが見極めにくい、政治的思惑も見え隠れする・・・・・…

『ジェームズ・ボンドは、やはりコネリーがよい』

『ジェームズ・ボンドは、やはりコネリーがよい』<2020年11月2日(月)> 初代ボンド役や「薔薇の名前」などの英俳優ショーン・コネリーさんが九十歳で亡くなった。『筆洗(201102)』は数々の役に想う。ボンド役について「原作者のイアン・フレミングは当初、コ…