2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『#平たいパン』

『#平たいパン』<2023年6月30日(金)> ポンペイの遺跡でのピザをめぐる「新発見」に『筆洗(230629)』は思う▼一八八九年、イタリア王妃マルゲリータがナポリを訪問、地元で愛されている料理を所望▼選ばれたのはピザだった。当時のピザは、そのままではお口に…

『#荒野を目指せ』

『#荒野を目指せ』<2023年6月29日(木)> 若者よ、旅をせよと『あぶくま抄(230628福島民報)』は語る▼最悪だ。現金、旅券、航空券入りの貴重品袋を盗まれたノンフィクション作家高野秀行さん。大学1年の春休み、一人旅のインドで災難に見舞われた▼無一文。住…

専門のスタッフを準備する

『#専門のスタッフを準備する』<2023年6月28日(水)> クラシック音楽ファンとしての『国原譜(230628奈良新聞)』は、ホールを思う。中学時代、初めてオーケストラの生演奏を聴いた場所は県文化会館。温もりのある弦楽器の響き、管楽器の迫力に魅了され、以来ず…

『#ショッピングバッグ』

『#ショッピングバッグ』<2023年6月27日(火)> 松江市の一畑百貨店の来年1月中旬での閉店に『明窓(230627山陰中央新報)』はショッピングバッグを思う▼「ショッピングバッグは最高の広告塔」、東京や大阪に出て、街を歩く人、電車に乗る人が手にしている百…

『#急な降雨に見舞われて』

『#急な降雨に見舞われて』<2023年6月26日(月)> 無料で傘を貸し出すサービスに『北斗星(230624秋田魁新報)』は思う▼突然雨が降り始めて慌てたことが何度かある▼近くのコンビニなどで傘を購入できれば一安心▼秋田市中心市街地の仲小路には、無料で傘を貸し…

『#ワグネルの「反乱」』

『#ワグネルの「反乱」』<2023年6月25日(日)> ウクライナでの戦闘の陰に、2人の作曲家がいると『日報抄(230625新潟日報)』は語る▼ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の名称の由来はワーグナー。金で雇われた傭兵の集団だ約5万人がロシア正規軍を支えてき…

『#海は何も言わない』

『#海は何も言わない』<20-23年6月24日(土)> 自宅で風呂に1人漬かっていると、とらわれる妄想があると『天風録(230624中國新聞)』▲「このまま瞬間移動し、夜の海に放り出されたら…」。矢も盾もたまらず、湯船から飛び出す▲サメが人に襲いかかる映画「ジョ…

『#50年古酒が出回り始めた』

『#50年古酒が出回り始めた』<2023年6月23日(金)> 慰霊の日に『春秋(230623)』は失われた命に思い、また平和と古酒(クースー)を考える▼古酒は78年前の戦火でほとんどが土に流れてしまった▼米軍による「鉄の暴風」が迫るなか、大切な甕を地中に埋めて避難…

『#人はパンのみにて生きるにあらず』

『#人はパンのみにて生きるにあらず』<2023年6月22日(木)> 公立図書館を『国原譜(230621奈良新聞)』は思う。公立図書館が設置されていない市町村は全国の2割以上、市を除いた町村に限ると4割を超える。筆者の住む町の図書館、近隣町に比べ質量とも著しく劣…

『#昼寝が認知症予防』

『#昼寝が認知症予防』<2023年6月21日(水)> 昼寝の効用を『筆洗(230621)』は思う▼トーマス・マンは毎日午後四時から約一時間、昼寝をしたそうだ▼フランツ・リストは午後の遅い時間に二時間。午前四時起きと朝が早かったためらしい。ジョアン・ミロも昼食後…

『#ブラック・ジャックとAI』

『#ブラック・ジャックとAI』<2023年6月20日(火)> 人工知能(AI)を使って「ブラック・ジャック」の新作に挑むことに『天風録(230619中國新聞)』は思う▲「先生の脳みそを保存すべきではないか…」▲「漫画の神様」、没後も作品を展開できるかも。そんなプロ…

『#百薬の長?』

『#百薬の長?』<2023年6月19日(月)> 酒と健康に『余録(230619)』は思う▲飲酒好きの多いアイルランドで先月、アルコール容器のラベルに健康被害に関する警告表示を義務づける法律が成立。3年後に施行、メーカーはがんや肝臓病、妊娠中のリスクについて表示…

『#父の日に思うこと』

『#父の日に思うこと』<2023年6月18日(日)> きょう「父の日」に『有明抄(230618佐賀新聞)』は家族を思う◆映画「心の旅」、有能な弁護士が強盗事件に巻き込まれ、記憶を失う。社会復帰した後、彼は事件前とは正反対の性格に。家族に優しく、妻と手をつなぐ…

『#言葉が軽い』

『#言葉が軽い』<2023年6月17日(土)> 最近、日本語がおかしいと『大観小観(230617伊勢新聞)』▼「異次元の少子化対策」、次元が違う大胆な政策かと思いきや「低次元」▼岸田首相の言葉は軽い。「新しい資本主義」「新・所得倍増」はどこに。「検討します」の…

『#孔子のいう』

『#孔子のいう』<2023年6月16日(金)> 習近平国家主席の70歳の誕生日に『天風録(230616中國新聞)』は思う▲誕生祝いにかこつけた賄賂をもらって腐敗することを戒めた毛沢東。共産党指導者の誕生日はオープンになっていない▲習近平国家主席についても「6月生…

『#司書の処遇改善を』

『#司書の処遇改善を』<2023年6月15日(木)> 図書館司書の処遇の改善を『春秋(230615)』は思う▼昨年11月に出版された「司書名鑑」。各地の図書館を裏方として支える31人へのインタビュー集である▼岩手県の紫波町図書館の手塚美希さんは、本屋も鉄道もない秋…

『#東北のタマネギよ』

『#東北のタマネギよ』<2023年6月14日(水)> タマネギの収穫を『談話室(230613山形新聞)』は思う▼14世紀の欧州でペストが流行した際、感染を防いだとして全土に広まったという。日本では明治期に本格栽培が始まった▼ぴんと上に伸びた葉が、ぐにゃりと地面に…

『#空知らぬ雨』

『#空知らぬ雨』<2023年6月13日(火)> 誰かがダムを破壊したか。『筆洗(230613)』はウクライナのカホフカ水力発電所の巨大ダムの破壊に思う▼当然ながら雨は空から降るもの。だが、「空知らぬ雨」という言葉がいにしえからある。空のあずかり知らない雨とは、…

『#銃口が』

『#銃口が』<2023年6月12日(月)> 6月11日の「傘の日」に『金口木舌(230611琉球新報)』は、沖縄に必要な傘を思う▼井上陽水さんの「傘がない」。歌詞では社会問題や空から落ちる雨に目を向け「傘がない」「君に会いに行かなくちゃ」とつづる。陽水さんはどん…

『#時間泥棒』

『#時間泥棒』<2023年6月11日(日)> 6月10日の「時の日」に『有明抄(230610佐賀新聞)』は思う◆この欄は約540字で、ゆっくりと読めば2分程度。「時間泥棒」の罪を重ねてはいないかと不安な日々◆対価があったのか。読み終えた後、数秒、数十秒でも思い…

『#汚染源は調べられる?』

『#汚染源は調べられる?』<2023年6月10日(土)> 米軍基地が汚染源と指摘される有害物質PFASについて『金口木舌(230609琉球新報)』は思う▼成人の体の5~6割を占める水は生命の源。哲学者は流れる川の水を見て「万物流転」を唱えた。その水の中に自然では分解…

『#アウフヘーベン』

『#アウフヘーベン』<2023年6月9日 (金)> 斎藤幸平さんの解説本(100分de名著)に『あぶくま抄(230609福島民報)』は思う▼〈ソ・ソ・ソクラテスか…〉。哲学者は、みんな悩んで大きくなった▼ヘーゲルも苦悩。著作は難解を極める。人の価値観はさまざま。…

『#時間の感覚』

『#時間の感覚』<2023年6月8日(木)> 10日の「時の記念日」を前に『水や空気(230604長崎新聞)』は時間を思う▲シチズン時計が、働く400人に「待ち時間」にまつわる意識調査をした。5年前の同じ調査と比べ「気長」になったと▲ランチの料理、イライラせずに待…

『#加齢』

『#加齢』<2023年6月7日(水)> 原発の60年以上の運転を可能にする「GX脱炭素電源法」が今国会で成立したことに『有明抄(230607佐賀新聞)』は思う◆人は手入れなしで問題ないのは50年といわれる◆「人生100年時代」を全うするには後半50年の入念な…

『#カエルの鳴き声が』

『#カエルの鳴き声が』<2023年06月06日(火)> きょう「ケロ(6)ケロ(6)」の「かえるの日」に『小社会(230606高知新聞)』は思う。時季的にはぴったり。水が張られた田んぼや水路では、アマガエルがにぎやかに鳴いている。オタマジャクシも泳ぎ回る。き…

『#温暖化対策を先送りする余裕はない』

『#温暖化対策を先送りする余裕はない』<2023年6月5日(月)> きょうの「世界環境デー」に『余録(230605)』は思う▲ビバルディの「四季」のソネットに、「夏」は「太陽の下で人も家畜もぐったりしている」と▲この描写をどう感じ、奏でるか。N響の篠崎史紀さん…

『#財源確保』

『#財源確保』<2023年6月4日(日)> 岸田内閣の先送りに『日報抄(230604新潟日報)』は思う▼進化生物学者の宮竹貴久さんさんは、先送りは思考停止ではなく「決めないという知恵」だと。機が熟すまでは「先送りする」のが生物の基本なのだという▼人間社会、と…

『#どんな仕事をしようとも』

『#どんな仕事をしようとも』<2023年6月3日(土)> 6月1日の就職選考開始日に『有明抄(230601佐賀新聞)』は思う◆萩本欽一さんの母親は、息子の仕事に、役者になったと聞かされ、「ヤクザは一字違いだけど、欽一は大丈夫なのかい?」と◆真屋順子さんと夫婦の時…

『#在来線の利用促進を図る』

『#在来線の利用促進を図る』<2023年6月2日(金)> 「岡山県の鉄道には『汽車』時代の面影がいまだ残る」、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんの発言に『滴一滴(230602山陽新聞)』は思う▼駅間が長く沿線人口の多い場所に駅がない、運行頻度が低く運行間隔も一定…

『#飼ってもいいが』

『#飼ってもいいが』<2023年6月1日(木)> 「特定外来生物」に『滴一滴(230531山陽新聞)』は思う▼軽率だった。連れ帰っていいと許可する前に、よく考えるべきだった▼用水路育ちの、その小さな“野良亀”はアカミミガメ(ミドリガメ)。あすから条件付きの「特…