2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
昨今の炎暑に『春秋(250628)』は思う▼「三月に五月みたいな日が、一日だけあるってのはいいな」。谷川俊太郎さんが40年前のエッセー。詩人の感性だろう▼6月に8月みたいな日が、何日もあるっていやだな。こちらは詩情のかけらもない。領土を広げ続ける盛夏が…
日本人の「デモ嫌い」に『天声人語(250626)』は思う▼人はそれぞれの物語を生きている。自らが好み、選んだ物語ならいいが、そうでないものがある。ときには権力に強いられる物語があり、さらに不穏なのは、知らないうちに思い込まされている物語だろう▼早稲…
欧州連合(EU)がワシントン条約(絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制する条約)にウナギ全種を掲載するよう提案するとのことに『筆洗(250627)』は思う▼土用の丑の日はまだ先だが、今後も食べられるのかと少々不安になる▼11月に始まる締約国会議で…
猫と暮らせばと『有明抄(250626)』はその能力に思う◆1906年、米サンフランシスコの大地震で、直前に大暴れする飼い猫が多数目撃された。以来「予知能力があるのでは」と猫を飼う市民が続出したとか◆このところ「日本で7月に大地震が起きる」と、うわさが広ま…
昨夜、某ホテルの「ほたるの夕べ」に行ってきた。朝から断続的に雨が降り、食事だけで、庭園には出られないかと思っていたが、15時ごろから晴れてきて、傘要らずであった。少々食べ過ぎで、庭に出て庭を散策、闇に揺れるほたるを楽しんだ。残念ながらほたる…
全国で御膳水の多くが失われていると『あぶくま抄(250624)』は語る▼こう蒸し暑いと、ペットボトルの水が手放せない。かの明治天皇、各地の名水で喉を潤されたと伝わる。巡幸の際、数キロごとに設けられた休憩所で「御膳水」が供された▼1881年には、福島市大…
沖縄慰霊の日に『余録(250623)』は思う▲「平和の礎」、そこに刻まれた24万人以上の戦没者全員の名前を毎年6月、希望する人たちがリレーで読み上げる活動▲宜野湾市の町田直美さんらが2022年から行っている。「住民も兵士も『生きたい』と思いながら亡くなった…
近づく参院選に『国原譜(250623)』は思う。参院選の前哨戦といわれた東京都議選の投開票が行われ、未明に各党の議席が確定した。この結果を受け、来週に公示される本番に突入する。県選挙区でも国会に議席を持つほとんどの主要政党が候補者を擁立する見込み…
暑いけど、散歩は欠かせません。とは言うものの夕方です。それでも暑い、ここ数日。暑い中、皆さん頑張っています。
LAWS等の兵器に『大観小観(250621)』は思う▼世界中で戦争が激化、過去の戦争とは全く様相が違う。AI(人工知能)、衛星ネットワーク、ドローン、ミサイルが駆使されている。LAWS(自律型兵器システム)の使用も▼LAWSとは、AIがカメラ、レー…
2024年度版の食育白書は「大人の食育」に『水や空(250618)』は思う▲サラリーマン川柳〈食べて糖 飲んで血圧 吸えばガン〉▲食育白書によると、健全な食生活について意識調査をしたところ「常に心がけている」「心がけている」人は全体の7割を超えた▲ただし20…
梅雨前線が姿を消し、猛暑が到来したことに『余録(250619)』は思う▲梅雨入り、梅雨明けの判断は難しいそうだ。3年前には各地で6月末に梅雨明け宣言が続き「観測史上最速」と伝えられたが、その後、7月下旬に修正された▲今年も空梅雨に終わるかはまだはっきり…
米陸軍創設250年記念軍事パレードに『筆洗(250617)』は思う▼国歌「星条旗」は米英戦争のボルティモアの戦いでの光景に着想を得ている▼激しい戦闘の中でも砦の上に誇らしげにはためく星条旗。これを目撃した弁護士のフランシス・スコット・キーという人が1814…
本日は、立川市役所に行ってきました。市庁舎は高松駅から徒歩10分弱でしたが、汗だくだくでした。本日の暑さ真夏の暑さ、身体はまだ春バージョンゆえ、大変でした。寄り道して画像を撮る余裕はありませんでした。
東京都交響楽団の定期演奏会(指揮/沖澤のどか)に行ってきました。サントリーホールは老若男女でいっぱい。初めて、沖澤のどか氏の指揮による演奏を生で聞きました。音を大切にする振り、きれいな響きを感じました。・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲…
昨日、六本木を少々歩きました。ミッドタウン付近、雨天のためか人出がそれほど多くないよう感じました。ただし、ビルの中はどうであったのか。飲食店は混雑しているように見えました。萩藩毛利家下屋敷跡を覘き、アメリカ大使館宿舎の横を通り、目的地に向…
イスラエル軍のイランの核施設など多数の場所の空爆に『筆洗(250614)』は思う▼「次の任期の4年のうちに、イランが外国の攻撃を受けることはあると思いますか」。16年前のイラン大統領選で、再選を決めた保守強硬派アハマディネジャド氏の記者会見▼氏は「一体…
政府の米の扱いに『水や空(250612)』は思う▲農業を営んでおられる長崎市の森口純一さんは〈あえて「古古古米」という言葉が使われている〉のが気になると▲「○○年産」でいいのに、古いと印象付けるために意識的に使っているのかと思ってしまうと。前の年に収…
みうらじゅんさんの「アウト老のすすめ」に『春秋(250610)』は思う▼たいへん気になる本がある。「ゆるキャラ」に劣らぬ喚起力を持つワード▼世間を気にせずもう好きにやるぞ、という気概は老境が生むパワーだ▼2期目のトランプ大統領は年を取って一段と手前勝…
トルコのなぞなぞを『水や空(250610)』は紹介する▲〈雲は私の母、風は父、川は娘。私がいないと人間は私を探し、多すぎると嫌われる。私は何?〉▲少なすぎず、降りすぎず、雨の滴は土を程よく潤すだろうか▲〈あぢさゐの青の深きに梅雨注ぎ 昨夜より寒き昼間…
本日の時の記念日に『北斗星(250610)』は時計を思う▼バンド金具が壊れ、電池が切れたため、腕時計なしで過ごしている。スマホのほか、職場や自宅に壁かけ時計もあり、時刻を知るのに不便はない。それでも習慣から手首の方に目が向く▼腕時計をしなくなりスマ…
太宰治の文学忌に『あぶくま抄(250607)』は思う▼今月の19日が「桜桃忌」▼「桜桃」と題する短編小説から名付けられた。主人公は自分自身。妻と7歳の長女、4歳の長男、1歳の次女との気詰まりな暮らしが描かれている。<私は疲労によろめき、お金の事、道徳…
韓国の大統領に『日報抄(250605)』は思う▼早大名誉教授の李鍾元さんによると、韓国大統領だった朴正熙と金大中の両氏も小さな文字で書き込んだ手帳を残した。独裁政権を率いた朴氏と、民主化に貢献した金氏の思わぬ共通点だ▼この人も小さな手帳を持ち歩いて…
三毛ネコが3色の毛を持つ仕組みを世界で初めて解明したとの発表に『筆洗(250602)』は思う▼昔の人はネコの「天気予報」を当てにしていた▼とりわけ、天気を見るのがうまいと評判を取っていたのが黒、白、オレンジの毛がまだらに生える三毛ネコのオス▼九州大学…
TACOに『滴一滴(250603)』は思う▼SF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、主人公が「チキン」と侮辱され、激高する場面がある▼チキンは英語で「臆病者」を意味する。劇中でこの言葉を連発していたライバル役は大富豪のトランプ氏がモデルとも言…
国頭村が1日から観光客に向けた「くにがみAIバス」の運行実証を始めたことに『金口木舌(250603)』は思う▼戦後、沖縄の公共交通の始まりは、1947年に沖縄民政府が運行を開始した公営バス▼知念地区と名護を起点にした7路線は人だけでなく、郵便物も運んだ▼50年…
6月1日より職場の熱中症対策が義務化されたことに『有明抄(250602)』は思う◆自然は時に無情である。5月31日、東京で予定されていた「足立の花火」が強風で中止。毎年7月に開かれていたが、雷雨で中止した昨年の経験を踏まえ、天気が穏やかな5月に変更された…
「○高○低」に『日報抄(250602)』は思う▼「西高東低」冬型の典型。高校野球の勢力図もひと頃は「西高東低」と▼プロ野球界は「投高打低」の傾向▼横浜DeNAベイスターズのオーナーの南場智子さんは、この傾向がプロ野球人気にも影響しかねないと心配する。投…
米価高騰や物価高での大学食堂を『余録(250601)』は思う▲東北大学は2008年まであったプレハブ建ての学食で出していたカレーの味を復元し、レトルトでOBらに販売している▲大学生協は、関東などでカレー(中盛り)は3月末、308円から330円に値上げ。他のメニュ…
きょうから刑法の改正に『有明抄(250601)』は思う◆毛虫が大量発生、成長してゾロゾロはい出し民家に、夜も満足に眠れないと住民たち、毛虫を追放する裁判◆弁論の末、被告の毛虫に退去命令。ところが判決に服す気配はない。裁判官たちが話し合いを重ねるうち…