なぜ人間は戦争ばかりしているの? 26/10/22

 102歳で亡くなった神沢利子さんを『小社会/26/10/20』は思う。主人公の子グマは、遊ぶのと食べるのと同じくらい考えることが大好き。「どうして?」と。童話「くまの子ウーフ」は半世紀以上前に出されたが、今も子どもたちの心を離さない。出版社によるインタビューで神沢さんは、自分の子どもの頃からの疑問を大事に持ち続けていると。好奇心旺盛な子ども時代は戦争の時代。敵が悪い、日本はいい戦争をしていると信じて疑わなかった、と述懐。自分の心で感じ、考え、決めることの大切さを訴えた。世界中の子どもたちが平和に生きられるように。若い命が戦場に駆り出されることがないように。「なぜ人間は戦争ばかりしているの?」。旅立った空の向こうから、きっとウーフのように問いかけている。
 高齢のウーフは思う。何を目的に、あの当時の権力者たちは戦争を行ったのか。いったい誰のために、誰が始めたのか。その開始による未来を現実的に考えていたのか。国民の命をいかに考えていたのか。権力者は戦争をしたいのか。戦争が好きなのか。自分の権力を維持するためなら、人の命はどうでもいいのか。自分に投票する人を多くするためなら、何をしてもいいのか。
*画像はグーグルAIが生成。

理想の音をめざして 26/10/21

 来月発売される最新型ウォークマンに『有明抄/26/10/20』は思う◆作家五味康祐はオーディオ通、お気に入りの高価な装置を文壇仲間にプレゼントし、あれこれ調整の世話を焼いた◆文芸評論家小林秀雄の家には何度も通い、アンプを分解しては組み立て、理想の音をめざした。小林は「ますます変な音が出てくる」と◆気軽に聴けるのが人気を呼んだウォークマン、最新型は65万5千円前後。1979年発売の初代は3万3千円。当時の大卒初任給の3分の1、今や3カ月分◆音質へのこだわりとギガバイトの大容量。便利には違いないが、音楽を身近にしてくれたものが、どんどん遠いところへ行ってしまう気がする◆晩年の五味は、こんな境地に、「自分の耳になじんで聞き慣れた音がするのが一番いい」と。
 いつでもどこでも聴けるウォークマン、20代の頃はよく使っていた。そのおかげか、高齢化と共に難聴気味になり、生活面に影響がある。音の世界を身体で感じることも大事ではないかと思い、ウォークマンは半世紀ほど前に身近から消えた。でも、その新型ウォークマンを聴いてみたい。65万5千円と、とても手を出せない。来月、量販店に行ったら試聴できるだろうか。
*画像はグーグルAIが生成。

冷食を扱う企業がサイバー攻撃を受ければ 26/10/20

 「冷凍食品の日」の10月18日に『有明抄/26/10/18』は思う◆「知は力なり」。フランシス・ベーコンは言葉どおり、知識欲の旺盛なひとだった◆1626年の大雪の日。彼は食べ物を凍らせれば、塩漬けと同じく腐らないのではないかと考えた◆600年も前に冷凍食品を考えついたというから驚く。「冷凍食品の日」、冷凍の「とう」が10、保存する標準温度の「マイナス18度」にちなむ◆冷食は、共働き世帯の増加など「時短ニーズ」の高まりから市場は右肩上がり。国内1人あたりの年間消費量は昨年、24・6キロと前年から1キロも増えた◆だが、冷食を扱う企業がサイバー攻撃を受ければ、たちまち飲食チェーンが休業に追い込まれ、スーパーは欠品に陥る。今や冷食は食の社会基盤なのだと思い知らされる。
 スーパーマーケットの食品売り場は、常に寒い。この冷凍が止められるということは一大事である。不正アクセスが世界中で多発しており、同じようなことがこれからも起きるのだろうか。スーパーマーケットだけでなく、様々な冷凍冷蔵が今後も不正アクセスで大量の食品などが損失に至る可能性はどうなのか。便利な生活の中で、この不安はどうなっていくのか。閉じたシステムにせねばならないか。

*グーグルAIが生成した画像。

マリメッコ展 模様のちから 26/10/19

 この展覧会のために、ここ東京都庭園美術館へ行った。館の説明を読めば、マリメッコは、フィンランドを代表するデザインハウス。その名は「マリのドレス」、鮮やかな色彩と大胆な模様によって、ファッションからインテリア、テーブルウェア、日常の小物にいたるまで、私たちの暮らしを明るく彩るデザインを生み出してきましたそうだ。会場となる旧朝香宮邸は、1930年代フランスのアール・デコ装飾を基調とし、日本の意匠も随所に配された空間。模様が建築の細部に息づくこの場所で、色とかたちがもたらす「模様のちから」に光をあてているとある。
 鮮やかで大胆、私には、昭和の良き時代を思い出すようなデザインに思えた。館内は、ほぼお時間のお在りのご婦人たちであった。このマリメッコというより、ここの内装が素晴らしかった。見る価値が十分にある。

東京都庭園美術館の庭 26/10/18

ここは、1933年に皇族朝香宮家の自邸として建てられましたとのことである。1947年の皇籍離脱まで暮らした邸宅であったそうだ。1983年に美術館として開館、2021年に、「東京都庭園美術館条例」が施行され、都立文化施設となったそうである。庭園には3つのエリア、朝香宮邸時代から引き継がれ、芝生が広がり開放感のある「芝庭」、起伏に富んだ景観と茶室で和の情緒にあふれる「日本庭園」、ベンチが配された寛ぎの空間で、春にはワシントン桜が楽しめる「西洋庭園」がある。

目黒に行ってきました 26/10/17

先日、目黒を歩いてきました。目的地は東京都庭園美術館、JR目黒駅から5分ほどの間の気になった画像を報告します。先ずは駅スタンプ台のポスター、やはり目黒はサンマか。次は、ひもの屋の看板、地下の食事処のようだ。そして、誕生八幡神社。直ぐ庭園美術館に到着した。入り口で、スマートフォンを出し、前売りチケットのQRコードを見せて入場する。港区白金台に深々と木々が茂る庭園だ。次回、庭園と美術館の画像を報告します。

高市首相は前農相の発言を「ダサい」と評した 26/10/16

 10月16日の「辞書の日」に『小社会/26/10/16』は思う。「新明解国語辞典」は人間くさく、踏み込んだ語釈や用例で知られてきた。辞書の言葉にも、編む人の人物や人生観がにじむ。辞任した簗前農相もいろいろと言葉を発した。「自民党議員に頼っていくらの予算が必要だというところに、多く回すのが当たり前」。古くから「道路は政治」といわれた利益誘導、利権体質が染みついた政治観。当初は「誤解を招いた」と。誤解する方が悪い、とでも言いたげな正当化が透ける。詳細を説明しないままの退場、政治不信を招く言動の見本市のようにも思える。高市首相は前農相の発言を「ダサい」と評した。「新明解国語辞典」には「俗語的表現」とある。国会の場にしては何とも軽薄な言葉を選んだものだ。
 何だか止まらないこのお話し。大臣としてではなく、議員としてどうなのかが問われる。大臣を辞めても、誤解を招いたことの説明がされていない。マイクロバスはどうなるのか。首相は「ダサい」と申されたが、当分この「ウザい」問題はあとをひくのだろうか。また、更なる「ダサい」大臣が出てこないかご心配であろう。
*画像はグーグルAIが作成。