102歳で亡くなった神沢利子さんを『小社会/26/10/20』は思う。主人公の子グマは、遊ぶのと食べるのと同じくらい考えることが大好き。「どうして?」と。童話「くまの子ウーフ」は半世紀以上前に出されたが、今も子どもたちの心を離さない。出版社によるインタビューで神沢さんは、自分の子どもの頃からの疑問を大事に持ち続けていると。好奇心旺盛な子ども時代は戦争の時代。敵が悪い、日本はいい戦争をしていると信じて疑わなかった、と述懐。自分の心で感じ、考え、決めることの大切さを訴えた。世界中の子どもたちが平和に生きられるように。若い命が戦場に駆り出されることがないように。「なぜ人間は戦争ばかりしているの?」。旅立った空の向こうから、きっとウーフのように問いかけている。
高齢のウーフは思う。何を目的に、あの当時の権力者たちは戦争を行ったのか。いったい誰のために、誰が始めたのか。その開始による未来を現実的に考えていたのか。国民の命をいかに考えていたのか。権力者は戦争をしたいのか。戦争が好きなのか。自分の権力を維持するためなら、人の命はどうでもいいのか。自分に投票する人を多くするためなら、何をしてもいいのか。
*画像はグーグルAIが生成。




























