2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

#密や人流をつくり出す

『#密や人流をつくり出す』<2021年8月31日(火)> 東京都が渋谷に設けた会場から約1キロも延び、抽選の当選倍率は6倍を超えたことに『天風録(210830/中国新聞)』は思う。「接種したがらない若者」がどの国でも悩みの種というから、都も高をくくったか▲抽選…

#教育者たる人の言葉だろうか

『#教育者たる人の言葉だろうか』<2021年8月30日(月)> まな娘は、もうこの世にいない。『天風録(210829/中国新聞)』はある「いじめ」事件の学校対応に思う。「10人の加害者の未来と1人の被害者の未来、どっちが大切ですか」。いじめの果ての悲劇と疑われ…

#トンネルの出口が見えるのか

『#トンネルの出口が見えるのか』<2021年8月29日(日)> 夏休みの宿題よろしく白地図に赤鉛筆で色付けしてみたと『天風録(21082/8中国新聞)』は、その範囲を思う。コロナ禍で緊急事態宣言が出ている21都道府県、広島から東京までの新幹線沿線は隙間なくつな…

#げんこつだけではテロはなくならない

『#げんこつだけではテロはなくならない』<2021年8月28日(土)> いまのアフガンに思う。『筆洗』は、中村哲さんが参考人として招かれた国会で発言の言葉を思い出す。「土壌、根っこの背景からなくしていかないと、ただ、たたけ、たたけというげんこつだけでは…

#いつか広島のように復興を

『#いつか広島のように復興を』<2021年8月27日(金)> 2015年9月、アフガニスタンのサッカー女子代表チームが広島を訪れたときのことを『余録(210822)』は思う。「アフガニスタンもいつか広島のように復興を遂げたい」。選手たちは「原爆で全てが破壊された街…

#要を失ったストーンズ

『#要を失ったストーンズ』<2021年8月26日(木)> ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツが亡くなったことに『筆洗(210826)』は思う。▼少年期から鳴り響いていた音楽が突然、消えた心地になる▼アクの強いメンバーの中で寡黙な職人のような人だ…

#常に紳士たれ

『#常に紳士たれ』<2021年8月25日(水)> あの中田翔選手が早速、公式戦に出場し本塁打を放った。これに『談話室(210825/山形新聞)』は思う。巨人の初代オーナーの正力松太郎氏が残した遺訓がある。「巨人軍は常に強くあれ」「常に紳士たれ」「アメリカ野球に…

#ブルーライトヨコハマ

『#ブルーライトヨコハマ』<2021年8月24日(火)> 日本のカジノの「発祥地」にならなくなった横浜市長選に『筆洗(210824)』は思う。アイスクリームに食パン、ビールに牛鍋。いずれも日本における発祥の地は横浜である▼横浜発祥のものの多さを自慢する横浜市民…

#新宿西口

『#新宿西口』<2021年8月23日(月)> 小田急本館が、再開発により消えることに『春秋(210823)』は思う。1969年公開の映画「新宿泥棒日記」にあったように、新宿という街がいかにとんがった存在だった。▼西口はエネルギーに満ちていた。反戦フォークゲリラが歌…

#姿も価値観も違う生き物たち

『#姿も価値観も違う生き物たち』<2021年8月22日(日)> 新潟市新津美術館のフィンレイソン展で、ムーミンのデザインが人気。ことしはトーベ・ヤンソンの没後20年、『日報抄(210822/新潟日報)』はムーミンを思う。フィンレイソン社は、フィンランド最古のテ…

#中づり広告

『#中づり広告』<2021年8月21日(土)> 電車内の中づり広告について『天声人語(210820)』は思う。本を開くのはおろか、身動きすらできない満員電車のなかで、週刊誌の中づり広告を情報源に活用▼週刊誌を中身を読まなくとてもなんとなく世相を知ったような気に…

#世界蚊の日

『#世界蚊の日』<2021年8月20日(金)> 地球温暖化と蚊を『小社会(210820/高知新聞)』は思う。蚊の多さに悩まされたラフカディオ・ハーンは、刺された時の苦痛、そして、その羽音も〈あのわんわん泣くちっぽけな身体に悪人の魂が押し込められている〉と。寺の…

#家事労働

『#家事労働』<2021年8月19日(木)> 昨年夏、総菜コーナーで始まった「ポテサラ論争」。これについて『小社会(210814/高知新聞)』は日本世論調査会の全国調査から思う。家事で食事を作る人の性別はほぼ87%が女性。母親は手作りするべきかを問うと、「する…

#本はいつも世界へ

『#本はいつも世界へ』<2021年8月18日(水)> 書店にて『あぶくま抄(210818/福島民報)』は思う。読書に誘う各社のキャッチコピーが目を引く。福島市の会社員は学生時代に出会った「青空は、史上最大の読書灯である。」(新潮社)との一文が忘れられない。夏休…

#浅慮と無責任

『#浅慮と無責任』<2021年8月17日(火)> 1975年のサイゴンを思い出させる。『余録(210817)』はアフガニスタンを思う。南ベトナム政権が崩壊し、南の大統領宮殿に突入する北の戦車と、沖合の米空母から海に捨てられるヘリの映像だった。▲ほんの1カ月前、アフガ…

#ふるさとは遠きにありて思ふもの

『#ふるさとは遠きにありて思ふもの』<2021年8月16日(月)> 2年続きで寂しい盆休みに『明窓(210814/山陰中央新報)』は思う。ワクチン接種は、無事に2回終わった。これで久々に「旅行に行ける」と思っていたら、五輪開催と歩調を合わせるように感染が急拡大…

#過去の失敗

『#過去の失敗』<2021年8月15日(日)> きょうという日に『余録(210815)』は思う。1945年8月20日に毎日新聞に高坂正顕(京都大学/カント研究者)の談話が掲載された▲日本人が抱いていた自信、自尊心について<外に目をふさいで己を高しというような趣はなかっ…

#七夕とお盆

『#七夕とお盆』<2021年8月14日(土)> きょうは旧暦7月7日。『余録(210814)』は七夕とお盆を思う。改暦で太陽暦が採用されるまで、七夕とお盆は一体のものと考えられていたらしい。▲改暦後は月遅れの8月15日をお盆の中日とする地域が多くなった。一方で七夕は…

#四万十市、41・0度

『#四万十市、41・0度』<2021年8月13日(金)> 国連の組織が、人間が地球を温暖化させてきたのは「疑う余地がない」と。『小社会(210812/高知新聞)』はこれに思う。四万十市で最高気温41・0度が観測されたのは8年前の8月12日。その記録も5年後に塗り替…

#銀ブラ

『#銀ブラ』<2021年8月12日(木)> 政府のお達し「帰省や旅行は避け、不要不急の外出も控えて」の効き目が薄らいでいると『天風録(210812/中国新聞)』。ワクチンを打って、自粛はもう不要と思う人が増えたか。国民の気を緩ませる材料は他にもありそう。要人の…

#人間のせい

『#人間のせい』<2021年8月11日(水)> 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価報告書を『筆洗(210811)』は思う。イソップにこんな話がある。プロメテウスは人間をつくり終えると二つの袋を首に掛けさせ、一つは他人の欠点を入れる袋、これは体…

#五輪の今後に影響

『#五輪の今後に影響』<2021年8月10日(火)> 8月9日に『大観小観(210810/伊勢新聞)』は思う。『徹子の部屋』の9日のゲストは本日誕生日の吉行和子さん。黒柳徹子さんも同じ、「長崎に原爆が落ちた日で、誕生日パーティーなんかやったことはないし、あまり大騒…

#なめている

『#なめている』<2021年8月9日(月)> そもそもかじるものではない。『国原譜(210806/奈良新聞)』は、名古屋市の河村たかし市長のあの行為に思う。「かじる」という行為が許されるはずはない。金メダリストに対する礼儀も敬意も感じられない。問題化した4日の…

#鎮魂と五輪

" data-en-clipboard="true"> " data-en-clipboard="true">『#鎮魂と五輪』<2021年8月8日(日)> 「鎮魂の8月」に『小社会(210808/高知新聞)』は思う。大学生時代、この時季に帰省すると、両親が当時も高価だった天然ウナギを注文し「食べや、食べや」と口う…

#そんな発言のために来たのか

『#そんな発言のために来たのか』<2021年8月7日(土)> わざわざ首相は来るのだ。『水や空(210806/長崎新聞)』は原爆の日の挨拶に広島と長崎を訪問することを思う。「県境を越える往来」は自粛の呼び掛けが続き、2年続けて帰省はお預けの夏。「なぜ」と問いた…

#寝苦しい夜にあの音

『#寝苦しい夜にあの音』<2021年8月6日(金)> 夏真っ盛り、『編集日記(210805/福島民友)』は蚊を思う。寝苦しい夜にあの音を聞いて、ますます眠れなくなった経験は誰でもあるだろう。蚊は、活動期間は一年中で、成虫や卵の状態で越冬する。連日、強烈な暑さに…

#矢を何本浴びても

『#矢を何本浴びても』<2921年8月5日(木)> イグノーブル賞を『余録(210805)』は思う。常連なのがベラルーシのルカシェンコ大統領。2013年には市民の抗議パフォーマンス封じのため公共の場で拍手することを禁じた法律で「受賞」。昨年はコロナ対策でトンデモ…

#五輪もやっているし・・・

『#五輪もやっているし・・・』<2021年8月4日(水)> 日常なのに、『天声人語(210804)』は抑えられない人の心を思う。民俗学では日本の伝統的暮らしを「ハレとケ」で表現している。「ケ」は日常的な空間、「ハレ」は正月、お盆、祭など非日常的な空間。コロナ禍の…

#危機感を持って行動

『#危機感を持って行動』<2021年8月3日(火)> オバケや幽霊と、ウイルスの怖さを『いばらき春秋(210803/茨城新聞)』は考える。「妖怪談義」(柳田国男)では、オバケは「出現する場所が大抵は定まっていた。避けてそのあたりを通らぬことにすれば一生出くわさ…

#地球にツケを回す日

『#地球にツケを回す日』<2021年8月2日(月)> 7月29日から世界は「赤字」生活に入ったと『天風録 (210801/中国新聞)』走らせる。人類は酸素や水といった恵みを消費する。その量が地球の力で再生できる1年分の自然資源を上回る日、それが7月29日だった。幸か…