2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
<2016年9月30日(金)> 『安いよ。原発はお得だよ』 夜の繁華街、「ポッキリ〇千円」、判断を誤り入ってしまえば、ドッサリ〇万円である。「筆洗」(160930)は、この行為、「市井では禁じられている行為も政府がやれば、問題にはならぬらしい。『安いよ。原発…
<2016年9月29日(木)> 『読書の秋。落ち着いて本を読むチャンスと思えば、悪天のうらめしさも少しは紛れるか』 「夏目漱石の留学先であるロンドンで、彼の足跡を伝えてきた漱石記念館がきのう閉館した」。これにふれ、「天声人語」(160929)は、彼のロンドン…
<2016年9月28日(水)> 『野党からは「北朝鮮か中国共産党みたいな感じだ」という非難も出た』 「衆院本会議での安倍首相の所信表明演説の最中に自民党議員が一斉に起立して拍手を送りつづけた」ことに、「春秋」(160928)は、芸術作品へのスタンディングオベ…
<2016年9月27日(火)> 『誰が超大国のリーダーにふさわしいか見分ける画期的な姿勢が見つからないものか』 「ヤマ場を迎えた米大統領選では米国民もお困りのようだ」。これを「春秋」(160927)は、「不人気同士で支持率も拮抗。股のぞきをしても、構図は変わ…
<2016年9月26日(月)> 『現実を直視しないかのようにずるずると判断を遅らせた、そんな過去を乗り越えて』 「ドイツ西部にあるワンダーランド・カルカーは、どこにでもある普通の遊園地だ」。そこは嘗て高速増殖炉だった。「天声人語」(160926)は、思う。「…
<2016年9月25日(日)> 『トコロジスト』 「身近な生きものにふれようという提案は古くて新しい」と、「天声人語」(160925)は語る。「公園や森など身のまわりの自然をじっくり観察する『その場所の専門家』というトコロジスト、見過ごしてきたけれど当たり前…
<2016年9月24日(土)> 『少しでも易しい言葉で伝えようとする試みは、優しい営みでもあるのだ』 災害時に如何にあらゆる人たちに重要なことを伝えられるか、その努力の必要性を「筆洗」(160924)は、庵功雄『やさしい日本語』より伝える。「阪神大震災の時、…
<2016年9月23日(金)> 『どんな「平和の哲学」を創ることができるだろう』 「西田幾多郎は、『哲学の動機は…深い人生の悲哀でなければならない』と記す」。「春秋」(1609/23)は「『深い悲哀』は世界に満ちている。その渦中で最もあえぐのはシリアの人々だろ…
<2016年9月22日(木)> 『無駄買いをさせて景気は上昇中』 「アベノミクスは<選挙で有権者の支持を獲得する効果はあった」。「筆洗」(1609229)は、小沢正一さんの景気への思いを紹介する。「景気が一時よりよくなったって? 内需好調か。だけど景気、景気っ…
<2016年9月21日(水)> 『都庁は会議録や稟議(りんぎ)書もないまま行政を担っているのか』 「春秋」(160921)は、「東京都の豊洲市場をめぐる騒動を見て考えた。ムラやクニの揺り籠の時期を生きた人々の方が、よっぽど協調的で、責任感にあふれる仕事ぶりだ…
<2016年9月20日(火)> 『お年を重ねれば、どうしてもそういうことがあろう』 昨日は敬老の日であった。「筆洗」(160920)は、年を重ねるとともにおきる老化について、中村伸郎さんエッセーの一部を紹介する。「買い物に行こうとすると奥さんにどこに行くのか…
<2016年9月19日(月)> 『90代を迎えて支え合う夫婦は、国境を超えて美しい』 「敬老の日にちなみ、『ふたりの桃源郷』という映画をご紹介したい」と「天声人語」(160919)。「中国山地の奥深く、集落も電気も水道もない場所で暮らした老夫婦の実話である。…
<2016年9月18日(日)> 『時には煙を浴びての汽車旅の風情は「進歩」に疲れた心をひととき癒やしてくれるに違いない』 梅小路蒸気機関車館が4月にリニューアルし開館した京都鉄道博物館からの蒸気機関車の汽笛の響き。「春秋」(160918)は、蒸気機関車を「近…
<2016年9月17日(土)> 『白か黒かをはっきりさせることで、本土と沖縄の分断がさらに深まっていく』 「大田昌秀さんは1995年9月、米軍が軍用地についての知事が地主の代理で署名で、『無惨な姿で斃れていった多くの学友たち』の顔が浮かび、署名を拒み…
<2016年9月16日(金)> 『静かに凜(りん)と咲く蓮の花に託した平和への強い思い。』 民進党の代表に蓮舫議員が選ばれた。「筆洗」(160916)は、蓮の実から孫文の言葉を出す。「古来中国では蓮は高潔な君子の交わりを意味します。どうか花を咲かせてください…
<2016年9月15日(木)> 『台風の被災地視察で水たまりをおんぶされて渡った内閣府政務官の話』 「巧みな政治家なら、長靴なしで水たまりを歩いただろう」と、「筆洗」(160915)はおんぶの内閣府政務官を嘆く。「政治家とはどこまでも体裁や人の目を気にする生…
<2016年9月14日(水)> 『イチロー選手のことが「嫌いだ」』 「最近の自動車メーカーのテレビ広告で、リオ五輪・パラリンピックの日本代表選手が<イチローが嫌いだ>とつぶやく」。「筆洗」(160914)はこれを説明する。「<あの人を見ていると、限界という言…
<2016年9月13日(火)> 『飲むのが好きなので、誘われれば嫌と言えない性分』 「にせの紙切れで金を引き出す手口が富山市議会で発覚した」。「天声人語」(160913)は、「『飲むのが好きなので、誘われれば嫌と言えない性分』との釈明を聞けば、票を投じた有権…
<2016年9月12日(月)> 『驚くべきは現時の文明国における多数人の貧乏である』 100年前の本日(9月12日)から大阪朝日新聞に河上肇の『貧乏物語』の連載が始まった。「天声人語」(160911)は、その内容を伝え現在を考える。その書き出し「驚くべきは現時の文明…
<2016年9月11日(日)> 『「9.11」から15年たつ。どうすればテロを根絶できるのか。』 2001年9月11日から15年、「春秋」(160911)は、このテロで長男を奪われた住山一貞さん活動動を紹介する。「『なぜ息子は34歳の若さで亡くならねばならなかったのか』『テ…
<2016年9月10日(土)> 『国の富を子どもの命を守るために使わず、人殺しの道具に費やす(筆洗)』 「もはや一国の指導者として、常識的な判断やかじ取りができなくなっているとしか思えない」と「春秋」は表現する。「人民生活が大変なのに人工地球衛星など…
<2016年9月9日(金)> 『全国に「引きこもり」の人が54万人いると分かった』 「9日は季節の変わり目を祝う『重陽の節句』にあたる」。「春秋」(160909)は、全国の引きこもりの54万人もいる。この人たちに重陽の宴の機会を与えたいと。「無病息災を祈る年中…
<2016年9月8日(木)> 『宮島さんの神主がおみくじ引いて申すには今日もカープは勝ち勝ち勝ち勝ち』 「チームが誕生したのは1949年。原爆投下で『草木も生えない』とさえ言われた土地で、住民を大いに勇気づけた」。「天声人語」(160908)は優勝間近のカ…
<2016年9月7日(水)> 『わたしは夜中に突然、いなりずしが食べたくなったりするわけです』 常に消費者の願いをくみ続けてきたコンビニエンスストアー、その進化の行方はどうなるのか。「春秋」(160907)は、今回のサークルKサンクスがファミリーマートの看…
<2016年9月6日(火)> 『はしか、恐るべしである』 はしかは「昨年、ついに土着のウイルスによる感染が確認されない『排除状態』と認定された。ところが一転、他国由来のウイルスによる感染者増加である」。「余録」(毎日160906)は、過去のはしかの猛威を想…
<2016年9月5日(月)> 『日本の犯罪は13年連続して減り続けているが、それは目に見える世界の話である』 「日本の本格的なハイテク犯罪の第1号は、35年前のきょう発覚した」。「春秋」(160905)は、現代社会の危うさを語る。「昨今の情勢を見ると、昭和期に…
<2016年9月4日(月)> 『ルーシーはきっと静かに死んだのだろう』 「猿人も木から落ちる」。初期人類「ルーシー」の死因は高さ約12メートルを超える木から転落死。「余録」(160904)は、最近のルーシーの研究発表に対するルーシーを発見した人類学者ドナル…
<2016年9月3日(土)> 『惨事を遠ざけるのもやはり、人の知恵である』 生産者や流通業者は、できるだけ良いものを消費者に渡したいはずだが、なぜに事故は起きるのか。「春秋」(190903)はイタリアの避暑地アマトリーチェの大地震の際の被害をみて「悲劇を招…
<2016年9月2日(金)> 『知事が下した「移転延期」の断、この難物、小池さんには覚悟を持って競り落とす務めがある』 東京・築地市場の引っ越しに、「小池百合子知事が下した「移転延期」の断」に対して、「春秋」(日経160902)は、「都議会などを向こうに回…
<2016年9月1日(木)> 『ベラ・チャスラフスカさんだった。おととい74年の生涯を閉じた』 「三つの金メダルを手にし、当時はアイドルのような人気だった。」。「天声人語」(朝日160901)は亡くなられたチャフラフスカさんの死を惜しみ、また68年以降の彼女…