2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『孤独のグルメ』

『孤独のグルメ』<2021年1月31日(日)> 「黙食」、『春秋(210131)』は、食事の楽しみ方を思う。「川上弘美さんの小説『センセイの鞄』に登場する居酒屋・・・主人公のツキコさん・・・『まぐろ納豆。蓮根のきんぴら。塩らっきょう』を頼む。たまたま隣り合い、同じ…

『渋沢家が支えた旅人の没後40年の忌日』

『渋沢家が支えた旅人の没後40年の忌日』<2021年1月30日(土)> 本日は渋沢栄一の三代目が育てた宮本常一の命日である。『春秋(210130)』は栄一の孫である敬三と宮本を紹介する。「三代目が身上をつぶす、の俗言がある。だが、栄一の孫で蔵相などを務めた敬三…

『現今最良の「身の内の財」を次世代に引き継ぐ教育の原則』

『現今最良の「身の内の財」を次世代に引き継ぐ教育の原則』<2021年1月29日(金)> 来年度から小中学校のデジタル教科書の本格的試験活用に『余録(210129)』は思う。「『倉の内の財は朽つること有り 身の内の財は朽つること無し』。・・・『実語教』・・・この書物は…

『「緊急事態」の数少ない救いの一つ』

『「緊急事態」の数少ない救いの一つ』<2021年1月28日(木)> 昨年の本の販売金額は前年を4・8%も上回った。『余録(210127)』は読書を思う。「『いろんな名前、ふざけてつけたようなもの・・・案外面白かった』。経済学者の向坂逸郞が治安維持法で検束された際…

『またたび浴びたタマ』

『またたび浴びたタマ』<2021年1月27日(水)> ネコがマタタビに反応するのは蚊除けのためらしいとの研究発表があった。これに『筆洗(210127)』は語る。先ずは猫かわいや内田百閒、「飼っていたネコがいなくなった・・・近所で似たネコを見かけたと聞けば・・・マタ…

『格別安心な場所』

『格別安心な場所』<2021年1月26日(火)> 元農相が業者からの現金授受に大臣室を使用。『春秋(210126)』はコンピュータ(HAL)のカメラの目を気にした「2001年宇宙の旅』の飛行士を思い出す。宇宙船はコンピュータの管理下にあり、飛行し二人はそれを逃れようと…

『酒の飲み方は変わって行く』

『酒の飲み方は変わって行く』<2021年1月25日(月)> 飲み方を『余録(210125)』は米国の禁酒法から思う。「スペインかぜが猛威を振るったのは禁酒法の施行前夜だった。感染防止で酒場の営業が禁じられ、禁酒運動に勢いがついた。一方、一部地域ではウイスキー…

『芸術家は生命維持に不可欠な存在』

『芸術家は生命維持に不可欠な存在』<2021年1月24日(日)> 劇団四季の新劇場「春」が完成した。『余録(210124)』は緊急事態宣言下での芸術を思う。「こけら落とし公演・・・『ザ・ブリッジ』は、四季の過去の作品から名曲を選んで再構成した新作。・・・新しい時代…

『アルコールの駆け込み注文はいよいよ増えていく』

『アルコールの駆け込み注文はいよいよ増えていく』<2021年1月23日(土)> 緊急事態宣言、飲食店のアルコールオーダーストップ時間制限に『春秋(210123)』は先ず戦時中を想う。「古川ロッパに笑えない話・・・帝国ホテルで・・・料理は1人1品。そこで座員を同席させ・…

『核兵器禁止条約が発効した』

『核兵器禁止条約が発効した』<2021年1月22日(金)> 原爆開発の開始にかかわった物理学者レオ・シラードについて、『天声人語(210122)』は条約発効に当たり思う。「もはや丸腰状態の日本に新型爆弾を落とす必要はないと考えた。・・・彼は大統領に宛て、投下の回…

『今日の自由社会の分断線』

『今日の自由社会の分断線』<2021年1月21日(木)> マスク着用を義務化を『余録(210121)』は思う。「人格を表すラテン語の『ペルソナ』は英語では『パーソン』・・・マスクの着用をめぐる欧米の紛糾も結構根は深い・・・バイデン新大統領は就任後100日間にわたり…

『新政権のリーダーとそのパートナーに幸あらんことを』

『新政権のリーダーとそのパートナーに幸あらんことを』<2021年1月20日(水)> いよいよ米国は新政権へ。『天声人語(210120)』はその大統領と副大統領のパートナーを思う。ファーストレディー、「ドクターB」は教師を続けると。「『ワシントンへ引っ越して夫…

『大方、役人の仕事であろう』

『#大方、役人の仕事であろう』<2021年1月19日(火)> 昨日の首相の施政方針演説に各紙思う。『天声人語』、「拍子抜けを通り越して、床にへたり込んだ」。「『食い扶持』の確保は大切だが、命と安全あっての話だろう」。『筆洗』、「大方、役人の仕事であろう…

『「相」の意味』

『「相」の意味』<2021年1月18日(月)> 元農相の賄賂問題に『筆洗(210118)』は大臣、「相」を思う。「この場合の『相』とは助けるとか、補佐するという意味だそうだ。・・・英語で閣僚、大臣を意味する『ミニスター』の語源も『大きな存在に仕える小さな人』…

『試験にて苦しむさまをありありと年老いて夢に見るはかなしも』

『試験にて苦しむさまをありありと年老いて夢に見るはかなしも』<2021年1月17日(日)> 大学入試の時期に『筆洗(210117)』は思う。「ピアノの発表会・・・さっきまであったはずの楽譜も消えている。どうしよう。…と、ここで、毎回、夢は覚める・・・歌人の斎藤茂吉は…

『あまり見たくない事実』

『あまり見たくない事実』<2021年1月16日(土)> 「身の程を知れ」と『筆洗(210116)』。ギリシャの事ではなく、我々へである。「イスラエルの研究機関によると、人がこれまでにつくったものの総量が一兆トンを超え、動植物などに由来するものを上回った可能性…

『宣言』

『宣言』<2021年1月15日(金)> 新型コロナウイルス感染症対策本部会合での首相の緊急事態宣言について『筆洗(210115)』は、さだまさしさんの「関白宣言」を思い出す。レコード店で曲名を勘違いする人があり「関白音頭」と。「たしかに『音頭』では、別のコミ…

『民主主義のすぐ隣にファシズムがある』

『民主主義のすぐ隣にファシズムがある』<2021年1月14日(木)> 作家の半藤一利さんが90歳の生涯を閉じた。各紙は半藤さんを想う。『余禄』、「先年には自らの空襲の体験を令和の子ども向けの絵本にした半藤さんである。戦火に倒れた人々が語れなかった無念、…

『ヒトラーはプロパガンダの道具としてラジオの着目』

『ヒトラーはプロパガンダの道具としてラジオの着目』<2021年1月13日(水)> トランプ大統領の支持者たち扇動について、『春秋(210113)』はオーストリア出身、父親が大戦中にナチス党員だったとされるアーノルド・シュワルツェネッガー氏の言葉を思う。「1938…

『犬笛政治』

『犬笛政治』<2021年1月12日(火)> 先日、トランプ大統領はツイッターのアカウント永久停止となった。これについて『天声人語(210112)』は思う。トランプ大統領「ツイートで『サイレントマジョリティー』と呼びかけ、『法と秩序』の言葉も使った。・・・投稿も危…

『新型コロナウイルスという「大雨」の中で迎えることになった今年の成人の日』

『新型コロナウイルスという「大雨」の中で迎えることになった今年の成人の日』<2021年1月11日(月)> 本日は成人の日、各紙は若者に語る。『天声人語』、「十分若くても、気持ちだけ若くても、自分のなかにエンジンを探りたい。『夢』というと気恥ずかしけれ…

『替え芯のある生活』

『替え芯のある生活』<2021年1月10日(日)> 坂井修一氏(歌人・情報科学者)は、『うたごころは科学する』にて、ボールペンの替え芯について、その必要性を申す。「字を書くときは、4色ボールペンを使っている。・・・これの困ったところは、インクのなくなるタ…

『都会暮らしをなぐさめる場』

『都会暮らしをなぐさめる場』<2021年1月9日(土)> 緊急事態宣言でのターゲットである飲食店を『春秋(210109)』は思う。「姉さん! 十銭で何か食わしてくんな」(放浪記)。大正時代後期、工業化と都市化が進み、大衆食堂や酒場が広がった。「地方から流れ込…

『今こそ国会へ行こう』

『今こそ国会へ行こう』<2021年1月8日(金)> 米国議事堂へトランプ支持者が乱入、これについて『春秋(210108)』は思う。「今こそ国家へ行こう」、60年安保の清水幾太郎先生のメッセージを思い出す。「おびただしい数の人々が国会を包囲した背景のひとつには、…

『正月休みで疲れた胃腸をいたわる』

『正月休みで疲れた胃腸をいたわる』<2021年1月7日(木)> <蒟蒻に今日は売り勝つ若菜かな>。『余録(210107)』は七草を思う。「中国では広東省などの一部に残るだけの食習慣だが、日本では現代まで続いてきた。若菜が豊富に手に入る自然があったからではない…

『ひと月後までに、あちらこちらからウメの便りが届く』

『ひと月後までに、あちらこちらからウメの便りが届く』<2021年1月6日(水)> 2度目の緊急事態宣言に『春秋(210106)』は思う。「身も心も縮みこみがちなひと月になりそうだ。・・・受験シーズン・・・寒后離・・・寒稽古・・・寒造り・・・。宣言の間に医療体制の抜本的立て直…

『頑張りを支える言葉や説明もほしい』

『頑張りを支える言葉や説明もほしい』<2021年1月5日(火)> 松の内から緊急事態宣言の話、『筆洗(210105)』は現状を問う。「感染者の増え方と医療の圧迫を考えれば、措置は納得できる。むしろ遅すぎたのではなかったかとも思えてくる。昨年から、かたくなに緊…

『牛のがまん強さで一歩ずつ前に進む』

『牛のがまん強さで一歩ずつ前に進む』<2021年1月4日(月)> 丑年、『筆洗(210103)』に思う。「高村光太郎の有名な『牛』を連れてくるとする<牛は急ぐ事をしない><ひと足、ひと足、牛は自分の道を味はつて行く>。・・・光太郎の詩に子どもの時に教わった・・・十…

『百貨店、希望を見いだせるような底力を』

『百貨店、希望を見いだせるような底力を』<2021年1月3日(日)> コロナ禍で減収が続く百貨店に『余録(210103)』は思う。「初売りの行列は正月の風物詩となってきた。長さは人気のバロメーター・・・だが、今年は様変わりした。・・・福袋の店頭販売を控えた・・・ただ…

『コロナ下に広がる連帯の輪。大切にしたい』

『コロナ下に広がる連帯の輪。大切にしたい』<2021年1月2日(土)> 「ブックサンタ」活動のNPO法人「チャリティーサンタ」を『余録(201220)』は紹介する。「指折り数える子どもたちの心配事は『サンタは来られるの?』だろう・・・あなたもサンタになれる――。…