2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『道で勝手に遊んでいても子供がそれとなくみんなに守られていた・・・』

『道で勝手に遊んでいても子供がそれとなくみんなに守られていた世から、ずいぶん遠くへ来たようである』<2019年5月31日(金)> 「明治初めに来日したドイツ人学者は街を遊び場にする子供の群れに目を奪われた」。『余録』(190531)は嘗て日本では子供たちが大…

『常性バイアス正』

『常性バイアス正』<2019年5月30日(木)> 「正常性バイアスとは異常事態にあっても異常を認めずに平静を保とうとする心理をいう」。『余録』(190530)は続ける。「防災情報には人々が心の非常スイッチを入れるように工夫がこらされたが、なお道遠しを思わせた…

『どうしたら子どもを守れるのか』

『どうしたら子どもを守れるのか』<2019年5月29日(水)> 昨日の川崎市での通り魔殺人について、『余録』(190529)は語る。「昔の人は理解を絶する無差別な凶行を何かの魔の仕業と思うしかなかったのだろう。・・・いつもと同じ朝、突然子どもたちが訳の分からぬ殺…

『それはずるい時間稼ぎである』

『それはずるい時間稼ぎである』<2019年5月28日(火)> トランプ米大統領の「参院選まで待つ」というツイートをどう考えるか。『筆洗』(190528)はそれは「怪しき時間稼ぎか」。赤塚不二夫は奇抜な作を「直したら間に合わない時間まで原稿を手元に置いておいた…

『経済の基盤ともいえるモノの「所有」が将来も存続していくのか』

『経済の基盤ともいえるモノの「所有」が将来も存続していくのか』<2019年5月27日(月)> 「サブスクリプション」。『余録』(190527)はものを持たない時代の到来を考える。「米国発の定額制ビジネスの一形態として・・・新しいレンタルサービスが次々に登場してい…

『尊敬する人はと問われたら「一生懸命勉強している浪人生」』

『尊敬する人はと問われたら「一生懸命勉強している浪人生」』<2019年5月26日(日)> 上原浩治は「鳴かず飛ばず」であったのか。『筆洗』(190525)はその生き方を思う。「いきなり空高く舞う天才たちがいる野球の世界で、鳴かず飛ばずの日々に力を蓄えて、だれ…

『破格のおもてなしが日米首脳の緊密な関係を国際社会に』

『破格のおもてなしが日米首脳の緊密な関係を国際社会に』<2019年5月25日(土)> 「トランプ米大統領がきょうから天皇陛下の即位後初の国賓として来日」。『余録』(190525)h明治初の来賓のグラント将軍と比較する。「将軍への日本の官民の歓迎ぶり・・・連日の歓…

『ローマ字でも同じ順にしようと文部科学相や外務相が言いだした』

『ローマ字でも同じ順にしようと文部科学相や外務相が言いだした』<2019年5月24日(金)> 姓と名の順序について『筆洗』(190524)は考える。「わが国の場合、中韓などと異なり、ローマ字になると、順序が欧米式にひっくり返ることが多い。ひっくり返す慣習は明…

『環境省は急増する夏の熱中症対策として、日傘利用のキャンペーンを行う』

『環境省は急増する夏の熱中症対策として、百貨店などと協力して日傘利用のキャンペーンを行う』<2019年5月23日(木)> 江戸時代に男の日傘が禁じられたと『余録』(190523)は伝え、夏の猛暑対策の日傘を考える。「うってかわって男も日傘を使うようにと推奨す…

『戦争の死者を弔うべきだったのに問題をうやむやにし』

『戦争の死者を弔うべきだったのに問題をうやむやにし』<2019年5月22日(水)> ゴジラはなぜ日本にばかりやってくるのか」。『筆洗』(190522)は16日に亡くなった文芸評論家の加藤典洋の言葉を紹介する。「ゴジラは、やって来るのではない。帰ってくる」。「ゴ…

『歌謡曲の衰退は寂しいが、良き「聴き歌」とその歌い手は忘れ去られることはない』

『歌謡曲の衰退は寂しいが、良き「聴き歌」とその歌い手は忘れ去られることはない』<2019年5月21日(火)> 阿久悠さんが「誰が歌謡曲を殺したか」で『筆洗』(190521)は、「聴き歌」の話をする。「『聴き歌』とは・・・もっぱら歌を聴き、歌い手の技、芸を楽しむ歌…

『作りすぎた場合にはご近所に分けて』

『作りすぎた場合にはご近所に分けて』<2019年5月20日(月)> 「食べられる物が大量に廃棄される食品ロスの削減に向けて、ようやく値を下げる気になってくれたか」。『筆洗』(190520)は初鰹からコンビニ対策に。「<昼までの勝負と歩く初鰹>。・・・コンビニ大手…

『沖縄の人びとは「自分のルールで他人に優しくすることができる」』

『沖縄の人びとは「自分のルールで他人に優しくすることができる」』<2019年5月19日(日)> 先日の那覇空港での出来事に『春秋』(190519)は思う。高校2年生が財布を紛失し「途方に暮れていると白髪の男性が声をかけた。事情を聞き、財布から6万円を差し出した…

『米国が計画する月周回宇宙ステーションには日本も参加を決めている』

『米国が計画する月周回宇宙ステーションには日本も参加を決めている』<2019年5月18日(土)> 「1960年代に月に行けたなら、なぜ技術が進んだ後の時代に行けないのか」。『余録』(190518)は、新たな米国の月面着陸計画を思う。「アポロと双生児の女神『ア…

『原爆死没者名簿への「風通し」』

『原爆死没者名簿への「風通し」』<2019年5月17日(金)> 百十数冊に記された名前は約31万4000人分、『春秋』(190517)は、おととい朝、原爆死没者名簿への「風通し」があったことを伝える。「慰霊碑の前に並べられた分厚い一冊一冊のページを市職員らが丁寧に…

『「戦争を知らないお子さま」に戦慄さえ覚える』

『「戦争を知らないお子さま」に戦慄さえ覚える』<2019年5月16日(木)> 日本維新の会の丸山穂高衆院議員に『春秋』(190516)は申す。「『戦争で島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか』『戦争しないとどうしようもなくないですか』。酔っていたらしいが言い…

『大山古墳はじめ百舌鳥・古市古墳群の「顕著な普遍的価値」』

『大山古墳はじめ百舌鳥・古市古墳群の「顕著な普遍的価値」』<2019年5月15日(水)> 昭和の時代は「仁徳天皇陵」、今では「大山古墳」。『余録』(190515)は、大山古墳はじめ百舌鳥・古市古墳群の「世界遺産登録が適当」との勧告を思う。「百舌鳥・古市古墳群…

『未来のための金曜日』

『未来のための金曜日』<2019年5月14日(火)> グレタ・トゥンベリさん、『春秋』(190514)はスウェーデンの高校生環境活動家を紹介する。「地球温暖化防止を訴え、ストックホルムの議会前に座り込んだのが昨年8月だという。それが共感を呼び、運動は各国に広が…

『ロボットの倫理』

『ロボットの倫理』<2019年5月13日(月) 「人工知能(AI)に関する指針」について、『春秋』(190513)は人の倫理であると述べる。「ロボットは人間に危害を加えてはならない。・・・SF作家アイザック・アシモフが打ち出した「ロボティクス三原則」の、第1条で…

『熟れた麦の穂末を、サヤサヤと渡る六月の微風――』

『熟れた麦の穂末を、サヤサヤと渡る六月の微風――』〈2019年5月12日(日)〉「麦秋」、『春秋』(190512)は小津安二郎監督の映画を思う。「作品を久々に鑑賞し、風に揺れる麦畑を訪ねたくなった。…地元の人に聞くと、館林駅からローカル線でひと駅下った多々良…

『巻き添えになるの「米国労働者」』

『巻き添えになるの「米国労働者」』<2019年5月11日(土)> 「口笛を吹きながらバズーカ砲を発射する男」。『筆洗』(190511)は最近見た米国の漫画を紹介する。「武器には『関税』と書かれている。発射したのはトランプ米大統領。後ろにいたため巻き添えになる…

『今や陸地の75%が人間により改変され、約100万種の動植物が絶滅の危機にある』

『今や陸地の75%が人間により改変され、約100万種の動植物が絶滅の危機にある』<2019年5月10日(金)> 「1羽が樹々の間をかすめ飛び、見る者のすぐそばへやってくると、そのハトは幻のように飛び去る。もういちど見ようと目を凝らしても、鳥はもういな…

#自動車の追突事故が保育園児の列へ

#自動車の追突事故が保育園児の列へ<2019年5月9日(木)> 「<あるくのだいすき どんどんいこう>。続きの歌詞に今は胸がふさがる」。『筆洗』(190509)は大津市での交通事故について語る。「散歩中のことだったと聞く。どんなに怖かったことか。こどもの日から…

『両生類は40%超が絶滅の危機』

『両生類は40%超が絶滅の危機』<2019年5月8日(水)> <痩蛙まけるな一茶是に有>。『筆洗』(190508)は両生類の危機を思う。「世界で百万種の動植物が絶滅の危機にひんしており・・・犯人はだれかといえば、もちろん、人間である。・・・世界の陸地の75%が人間…

『人に何かを伝える時に、手段になるのは、会話や文字ばかりではない』

『人に何かを伝える時に、手段になるのは、会話や文字ばかりではない』<2019年5月6日(月)> 物騒な飛翔体の発射について、『筆洗』(190506)はこれも人に伝える方法かと。「打楽器によるアフリカのトーキング・ドラムは、・・・中身が濃くて、詩情まで込められて…