2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『学校は城壁である』

『学校は城壁である』<2020年2月29日(土)> 明日から小中高の多くが休みに入る。これについて、『筆洗(200229)』は思う。「ジャン・シャトー・・・が主張している。<学校は牢獄ではなく、砦である。子供は生まれた時から、その周りに城壁を築き、守らなければな…

『「球春」、否「憂春」』

『「球春」、否「憂春」』<2020年2月28日(金)> <球春のファウルボールは雲の中>。残念ながら、この春ばかりは、暗く低い雲を想像すると『筆洗(20022)』は言う。「プロ野球は残りのオープン戦が無観客となり、開幕したばかりであったサッカーのJリーグも試…

『悪疫退治の祭りに大勢寄り感染を広げる』

『悪疫退治の祭りに大勢寄り感染を広げる』<2020年2月27日(木)> 「コレラ祭り」の様子を『余録(200227)』は伝える。「感染症に抗するすべを知らなかった昔、人々が疫病神を追い払うのにあらゆる祭事の霊力を頼んだ気持ちはよく分かる。だが悪疫退治の祭りに…

『数学では正しいか間違っているか、それがすべて』

『数学では正しいか間違っているか、それがすべて』<2020年2月26日(水)> 米国の宇宙開発に大きく寄与したキャサリン・ジョンソンさんが亡くなったことを『筆洗(200226)』は伝える。百一歳であった。彼女は「宇宙開発黎明期。コンピューターの性能も悪い時代…

『あすは2・26事件が起きた日』

『あすは2・26事件が起きた日』<2020年2月25日(火)> 高橋是清の政策は「アベノミクスの手本」というがと。『余録(200225)』はこれに申す。「高橋の真骨頂は借金財政から抜け出す『出口』を命がけで目指したことだ。事件3カ月前の予算閣議で軍事費拡大を…

『マリオ・カンドゥチ神父』

『マリオ・カンドゥチ神父』<2020年2月24日(月)> 先週、85歳で他界したイタリア人のマリオ・カンドゥチ神父について、『余録(200223)』は紹介する。その前に、トランプ米政権が旗揚げした「国際宗教自由同盟」を「張り子の虎」と。「イランと敵対し、移民…

『その日からきみみあたらぬ仏文の・・・』

『その日からきみみあたらぬ仏文の・・・』<2020年2月23日(日)> 「人生はただ一問の質問にすぎぬと書けば二月のかもめ」。『春秋(200223付)』は、寺山修司の詩から2月を思う。「いちばん寒い時期に試験をやるから大変なんだ……とぼやいてみても・・・すったもんだの…

『公務以外の理由で欠席』

『公務以外の理由で欠席』<2020年2月22日(土)> 「新型コロナウイルス感染症対策本部」の会合を公務以外の理由で欠席した閣僚三人を『筆洗(200222)』は問う。「政治とは何か。社会学者マックス・ウェーバーは名著『職業としての政治』で述べている。<情熱と…

『悠々として余生を楽しみたまひき』

『悠々として余生を楽しみたまひき』<2020年2月21日(金)> 永井荷風の『来青花』を『筆洗(200221)』は紹介し、クルーズ船の旅の途で亡くなった二人を悼む。「<南船北馬その遊跡十八省に遍くして猶足れりとせず、遥に異郷の花木を携帰りて…悠々として余生を楽…

『淪落の人』

『淪落の人』<2020年2月20日(木)> 国際都市の香港のスター俳優アンソニー・ウォン、事故で下半身不随になった中年男性の映画、「淪落の人」について『春秋(200220)』は伝える。「主人公リョンは英語が苦手・・・家政婦エヴリンに『がんばって掃除しろ』と命じた…

『うらめしい新型コロナ』

『うらめしい新型コロナ』<2020年2月19日(水)> 東京マラソンの今年の出場制限に、『筆洗(200219)』は思う。「参加料一万六千二百円は返って来ないそうだ。・・・これをマラソンの四二・一九五キロで割れば一キロ当たり七百六十八円。百メートルごとに七十七円を…

『禍重ねて来たる』

『禍重ねて来たる』<2020年2月18日(火)> GDPが年率換算で前期比6・3%減の大幅なマイナス成長。これを『余録(200218)』は思う。「台風19号による各地の被災、暖冬による冬物衣料の販売不振も響いての前回消費増税以来の大幅マイナス成長である。まさ…

『モンブラン、「白」よりも、「茶」の方が主役に』

『モンブラン、「白」よりも、「茶」の方が主役に』<2020年2月17日(月)> 「モンブランの氷河が急速に消失しているという」。『筆洗(200217)』はその姿から思う。クリを使った洋菓子モンブラン、その名は山のモンブランに由来する。ケーキはマロンペーストの…

『前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を立てる癖がある』

『前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を立てる癖がある』<2020年2月16日(日)> あおり運転について、『筆洗(200216)』は思う。「向田邦子さんは自分のことをせっかちな性格と書いている。『気がせくときに前を歩く人がのそのそしていると、非常に腹を…

『厳しくなっていたはずの検疫や監視』

『厳しくなっていたはずの検疫や監視』<2020年2月15日(土)> <悪疫四面に流行し/我が国民を震駭す>。『筆洗(200215)』は40年前に作られた「検疫百年の歌」を紹介する。「明治から昭和にかけての感染症との攻防を振り返る。三十五番まである大作・・・<今百年…

『今年は、「民権ばあさん」楠瀬喜多、没後100年』

『今年は、「民権ばあさん」楠瀬喜多、没後100年』<2020年2月14日(金)> 納税者に限ってだが女性の地方選での投票に道を開いた功労者の楠瀬喜多について『余録(200213)』は紹介する。「『民権ばあさん』の異名をとった楠瀬喜多・・・相当な腕だったようだ・・・…

『ルクセンブルク一国に匹敵する広さを占める群れ』

『ルクセンブルク一国に匹敵する広さを占める群れ』<2020年2月13日(木)> <地は暗くなった…全土のどこにも緑のものは何一つ残らなかった>と「出エジプト記」。『筆洗(200213)』は最近のバッタの被害を思う。「非常事態を宣言したソマリアなどで、この二十…

『ノムさん、さようなら』

本日は野村克也さんの訃報に思う。『春秋』は「『勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし』の金言は失敗に学ぶ哲学だ。『野村再生工場』で、戦力外通告された選手を復活させた。人事の妙は企業経営にも通じるのだろう」と。『筆洗』は「新しい野球…

『今のオリオン座が妙にいとおしくなってもくる』

『今のオリオン座が妙にいとおしくなってもくる』<2020年2月11日(火)> 「客星」か。『余録(200211)』はオリオン座のベテルギウスの明るさに思う。「過去100年で最も暗いと報じられたのは昨年末だった。もしや超新星爆発が近いのかと話題となり、爆発すれ…

『雪明不足』

『雪明不足』<2020年2月10日(月)> 暖冬とお寒い政治に『筆洗(200208)』は語る。「春、花を咲かせるため、冬の時期に低温にさらされていなければならない植物がある。現象を『春化』と呼ぶ・・・春化の時がようやくやってきたように思える。・・・立春を過ぎてから…

『デパートはないけど、地元愛はある』

『デパートはないけど、地元愛はある』<2020年2月9日(日)> 山形県からデパートが無くなる。『春秋(200209)』は、山形市の今後を思う。まずは「スタバはないけど、日本一のスナバはある」とはじめる。「特定のコーヒー店のあるなしが地域の魅力にどう関係する…

『グレタ現象』

『グレタ現象』<2020年2月8日(土)> 産経新聞【パリの窓】は「うちのグレタちゃん」という記事について伝える。「高校生の娘が肉食をやめ、プラスチック容器を家から追放する、という親の悩み相談だった。『グレタ現象』は広がる一方。・・・先日、イートインカ…

『ステイト・オブ・ユニオン』

『ステイト・オブ・ユニオン』<2020年2月7日(金)> トランプ米大統領の一般教書演説に『筆洗(200206)』は思う。まずはジャネット・ワンの「自由」という詩を紹介する。「<わたしは受諾を誓います/さまざまに異なる/見解の違いがあればこそ/アメリカである…

『月明や沖にかゝれるコレラ船』

『月明や沖にかゝれるコレラ船』<2020年2月6日(木)> 「昔はコレラによる船舶の沖止めがひんぱんにあったようだ」。『余録(200206)』は今回の大型クルーズ船でのコロナウイルス対策に思う。「乗員乗客数なんと3711人、・・・厚生労働省は残りの乗客も14日…

『マスクがない』

『マスクがない』<2020年2月5日(水)> 店頭からマスクが消えた。『春秋(200205)』はこの現象を思う。モスクワに1992年夏、出張した折に、マクドナルド「入り口が見えないほどの大行列で、いくばくかの手数料を取り、代わりに並んで品物を運んでくれる少年らが…

『また一つ、昭和のにぎわいが歴史の薄明かりのなかへ消えていく』

『また一つ、昭和のにぎわいが歴史の薄明かりのなかへ消えていく』<2020年2月4日(火)> 豊島園の閉園の話に『余録』(200204)』は思う。「遊園地は都市近郊私鉄のアトラクションの定番だった。30年前には『史上最低の遊園地』・・・などの自虐広告が話題となっ…

『偏見や身勝手な行動をそそのかす「ウイルス」』

『偏見や身勝手な行動をそそのかす「ウイルス」』<2020年2月3日(月)> 「新型コロナウイルスに加え、心に忍び寄り、偏見や身勝手な行動をそそのかす「ウイルス」にも震える」と『筆洗』(200202)は嘆く。「最近のニューヨーク・タイムズの記事である。中国を中…

『知恵が問われる戦後75年の節目の年』

『知恵が問われる戦後75年の節目の年』<2020年2月2日(日)> 国会でのある質疑、被爆建築「旧陸軍被服支廠」の保存を『春秋(200202)』は紹介する。「軍服や軍靴などを製造、保管した施設だ。大正2年(1913年)に完成・・・質問に立った議員は、『全てを残してこそ…

『日本はこれからも英国から議会制民主主義など多くを学ぶだろう』

『日本はこれからも英国から議会制民主主義など多くを学ぶだろう』<2020年2月1日(土)> 英国がEUから離脱した。『春秋(200201)』はこれまでの経過そして今後を思う。「英国は4つの国で成り立つ・・・『威風堂々』は一枚岩とはいかない国の中で、人々をまとめ上…