2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『思考停止とおぼしき巨大学校法人の行方は身内が・・・』

『思考停止とおぼしき巨大学校法人の行方は身内が想像する以上に多難だろう』 「かわいがる」「はまる」、『春秋』(1805031)は「閉鎖社会はしばしばこういう暴力を生み、それを指す独特の隠語も生まれる」と。そして、「あきれるほどの悪手を積み重ね、・・・こ…

『九十歳を卒寿、車の運転に関してはやはり「卒」を・・・』

『九十歳を卒寿、車の運転に関してはやはり「卒」を考えるべき年齢だろう』 「九十歳の高齢者の運転する車が横断歩道を渡っていた歩行者らをはね、一人が亡くなった事故」に『筆洗』(180530)は思う。「亡くなった人が気の毒でならぬが、九十歳にして逮捕され…

『どんな疑問の球が飛んで来てもはぐらかし続ける首相』

『どんな疑問の球が飛んで来てもはぐらかし続ける首相』 安倍晋三首相の質問かわしに、『余録』(180529)はドッジボールを思う。元々「円形デッドボール」といったそうだ。ルールや名称が変わりドッジボールになったそうだ。「『ドッジ=dodge』は『身を…

『チンパンジーの行動から学ぶ』

『チンパンジーの行動から学ぶ』 「多摩動物公園は今月で開園60周年を迎えた」。『余録』(180527)は多摩動物公園におけるチンパンジーのエピソードを伝える。「チンパンジーの「ジン」(オス)は10年前に生まれた直後、おびえる母親に育児を放棄された。…

『日本はもはや現金主義のガラパゴス状態とさえいわれる』

『日本はもはや現金主義のガラパゴス状態とさえいわれる』 「韓国のキャッシュレス決済の比率は9割と断トツだが、欧米でも5割は超える。日本は2割程度という」。『春秋』(180527)はこれを思う。「入魂の職人芸と最新のテクノロジーが融合した、われらが日…

『核兵器を完全に手放す意志がないのなら、平和への・・・』

『核兵器を完全に手放す意志がないのなら、平和への希望は再びつかの間で終わるだろう』 米朝首脳会談の中止に、『筆洗』(180526)は戦間期を想う。「第二次大戦開戦の前年、英国はほんの数日だけ、歓喜に包まれている。ツバイクは、つづった。人々は、<息を…

『21歳の若者が、絶対的な権力を持つ上官の命令に・・・』

『21歳の若者が、絶対的な権力を持つ上官の命令に背いて生き延びたのはどんなに凄いことか』 「スポーツや女性の問題ばかり騒いでいる場合か、との声も聞く」。『春秋』(180525)は、権力への戦いとして、作家の鴻上尚史さんが著書「不死身の特攻兵」を紹介す…

『三べん唱えると、あら不思議、こんなところに…』

『三べん唱えると、あら不思議、こんなところに…』 「財務省が森友学園側との交渉記録・・・結局は見つかった」。これを『筆洗』(180524)は「廃棄したという国会答弁とのつじつま合わせで、廃棄を指示していたとは、情けなさで震えてくる。『残っていない』では…

『自校の学生をどう支えていくか』

『自校の学生をどう支えていくか』 「危機管理学部を創設したのが日本大学」であるが「何と皮肉な事態であろうか」と『春秋』(180523)は申す。「このままでは危機管理の教科書に、日大事件が刻まれることになる。『初動では大失敗したけれど、誠意を見せてリ…

『せめて子供のときくらいは…』

『せめて子供のときくらいは…』 今どきの幼児はスマートフォンをもう日常生活に使用している。これについて、『筆洗』(180522)は高峰秀子『わたしの渡世日記』を引用する。「せめて子供のときくらいは子供らしく遊ばせてやってほしい」。そして、述べる。「…

『「世界温泉地サミット」が初めて開かれる』

『「世界温泉地サミット」が初めて開かれる』 別府にて5月25日から「世界温泉サミット」が開かれる。『余録』(180521)は漱石の温泉好きをまず紹介する。「『坊っちゃん』の愛媛・道後温泉、『草枕』の熊本・小天温泉、『明暗』の神奈川・湯河原温泉……。漱石…

『学生の表現活動をあまりしゃくし定規に規制しては・・・』

『学生の表現活動をあまりしゃくし定規に規制しては収拾がつかなくなろう』20日(日)> 「かつては全国どこの大学へ行っても、この手のタテカンが散見された」と『春秋』(180520)は、最近の京大タテカン騒ぎに思う。「ゲバ棒もゲバ字も昨今はとんと目にしない…

『科学の在り方に悩むヒーローの決意もまた軽く・・・』

『科学の在り方に悩むヒーローの決意もまた軽く見てはいけない』 「日本が三つの国に分かれて戦争を始めてしまった時代、若い天才物理学者は衝撃を受ける」。「仮面ライダー」シリーズの最新作を『筆洗』(180519)は紹介する。「兵器に使われているのが、彼の…

『ちゃんと書いてあったでしょう』

『ちゃんと書いてあったでしょう』 「細かい印字により、あまり読まれぬようにした文章」、それを「ファインプリント」と言うと、『余録』(180518)は伝える。「つまり契約書などで目立たないように記された細目やただし書きで、契約者に不利な制限や条件が盛…

『「勝つためなのだ」と幻惑し、曲がった行為を・・・』

『「勝つためなのだ」と幻惑し、曲がった行為をそそのかす何か』 日大アメフットの販促プレー、「将を射んと欲すれば先(ま)ず馬を射よ」、『筆洗』(180517)は、中国の故事や義経の戦術を出す。これは「義経も青ざめる、『勝つためなのだ』の卑怯な戦法か。…

『子どもを見守る人の目』

『子どもを見守る人の目』 新潟の小学二年生の事件に、『筆洗』(180516)は、子ども達の見守りを思う。「通学路の音は楽しい。七時四十分になると、通学路に『ジャンケンおばさん』がやって来る。・・・ジャンケンポン。勝った、負けた。そして『気をつけてね。…

『平成35年6月×日まで有効』

『平成35年6月×日まで有効』 運転免許証を書き換えた、『春秋』(180514)の筆者、「平成35年6月×日まで有効」、「どうもリアリティーのない有効期限である」と。「政府は当初、早い段階での新元号公表を考えていたようだが方針を変えた。来年2月下旬以降に…

『今こそ鄙住居』

『今こそ鄙住居』 正岡子規は、都会人の夏目漱石が米が苗の実であることを知らず驚いたと(墨汁一滴)。『余録』(180514)は、「新品種が続々と登場し、都会の消費者にアピールする。生産者は必死だ。はやりの『攻めの農業』からすれば、当然の流れだろう。一…

『何かを訴えたい。とにかく目立ちたい。そんな若者・・・』

『何かを訴えたい。とにかく目立ちたい。そんな若者にとりロックとギターは格好の手段だった』 米ギブソン社の「経営破綻の報に接して感慨にふけった人たちも多いのではないか」と『春秋』(180513)。「『レスポールモデル』はジョン・レノンなど世界中のミュ…

『愛鳥週間は十六日まで』

『愛鳥週間は十六日まで』 愛鳥週間に、われわれの身近な鳥、ハトから『筆洗』(180512)は考える。「この平和の象徴も、二つの大戦では通信手段として軍に大量動員されている。・・・少々愚かなイメージのある鳥だけに、哀れさも漂う話だが、帰巣の能力は人間を…

『じつは学園側と官邸で会ったのは計3回』

『じつは学園側と官邸で会ったのは計3回』 昨日の柳瀬唯夫氏の答弁を『春秋』(180511)は「雉の草隠れ」、「頭隠して尻隠さず」と言う。「県文書に記録された『首相案件』との発言は『趣旨が違う』……。そつのない隠れ方ではあるが、じつは学園側と官邸で会っ…

『「おやめなさい」と大統領を諭す神は現れぬのか』

『「おやめなさい」と大統領を諭す神は現れぬのか』 米国のイラン核合意からの離脱と経済制裁の再開に、『筆洗』(180510)は、イソップの物語を引用する。ヘラクレスが敵愾心のリンゴを踏みつけて四苦八苦。殴れば殴るほど大きくなり蜜をふさぐ。ここでお話で…

『燕啼て夜蛇をうつ小家かな』

『燕啼て夜蛇をうつ小家かな』 「蕪村(ぶそん)の句に「燕(つばめ)啼(ない)て夜蛇(へび)をうつ小家かな」がある」。『余録』(180509)はツバメとの共存共栄を思う。「ツバメは人が洞窟で暮らした大昔から、人目のあるところに巣を作ってヘビやカラスな…

『ふとんの重みでも骨折する』

『ふとんの重みでも骨折する』 イタイイタイ病、「国が日本で初めての公害病と認定したのは、昭和43年5月8日。50年前のきょうである」。『春秋』(180508)は続ける。「神通川上流からの『鉱毒』が下流域の農作物の生育をそこなっているとの声は、もう19世紀…

『野にも山にも若葉が茂るこの季節、急須でいれる・・・』

『野にも山にも若葉が茂るこの季節、急須でいれる新茶の味は格別だ』 「夏も近づく八十八夜」、『余録』(180506)は、「茶畑の耕作面積や製茶工場は減少」を思う。「機械で刈り取った二番茶、三番茶がペットボトルなどの緑茶飲料に使われている。緑茶飲料の生…

『リフレッシュにも創意がいる』

『リフレッシュにも創意がいる』2018年5月6日(日)〉 「思い思いに過ごした連休も今日で終わり」、『春秋』(180506)はこの連休を思う。「ここから夏休みまでが長い。長い人で9日も続いた休みの一部なりと、これからの季節に移せないものか。休日の新設には企…

『坩堝の中で融けあうような活気』

『坩堝(るつぼ)の中で融(と)けあうような活気あふれる教学の場』〈2018年5月5日(土)』 アクティブラーニング、『春秋』(180503)は、吉田松陰の松下村塾を引き出す。松陰は言う。「教え授けることはできません。君らとともに学んでいきましょう」。「作家…

『<さようなら、十六番 「痛ましい」と科学者・・・』

『<さようなら、十六番 「痛ましい」と科学者たち>と偉人の訃報のような見出しで伝えた』 「オーストラリアで世界最高齢のトタテグモの一種が、四十三歳で死んだという」。『筆洗』(180504)はクモの死から思う。「古代からいるというこの種類のクモ、地面…

『権力を乱用できぬようにするには権力が権力を抑制・・・』

『権力を乱用できぬようにするには権力が権力を抑制するよう仕組まねばならない』 本日、憲法記念日、『余録』(180503)は、「法の精神」を思う。「権力を乱用できぬようにするには権力が権力を抑制するよう仕組まねばならない」。「次々に露見した決裁文書改…

『23日間のすさまじき「放浪記」に嘆息が収まらない』

『23日間のすさまじき「放浪記」に嘆息が収まらない』 各紙、瀬戸内海での脱走劇終了にもの申す。『春秋』(180502)は林芙美子の「放浪記」の一節から始めて、思う。「まだ27歳。そう遠くない将来に社会復帰が許されるはずだったろうに、なぜこんな挙に及んだ…