『顔が見える命』

『顔が見える命』<2020年4月27日(月)>
 「これは単なる統計値ではありません」。『春秋(200427)』は新型コロナウイルスの影響について、その説得力を思う。「6歳の少女の命を救うには、高額の手術しかない。・・・経済学者シェリングの論文の一節・・・少女は、『顔が見える命』だ。一方、病院機能の低下で命の危険にさらされるのは、顔の見えない人々・・・「統計上の命」と・・・著名人を除けば、多くが顔が見えない統計上の命だ。ドイツのメルケル首相は、国民に呼びかけた。『・・・ある人の祖父、祖母、母、あるいはパートナーなど実際の人間が関わってくる話なのです』。・・・セイラー教授。・・・官製の標語を連呼するのではなく、動機づけの重要性を説いた。メルケルさんは遠回りのようだが、民主主義と愛を語った。わが国ではどうか」。
 (JN) カオナシでマスクでは説得力は更に落ちるか。否、各自、それとは関係なく、次は私であると、自分の顔を自覚しよう。自分の顔が見えていないのではないか、大丈夫だろうか。互いの顔を認識し、その顔に責任を持って自粛行動をしていかねばならない。姿の見合ない相手は、多分顔がない。無表情に我々の身体に入り破壊活動を行う。誰かに期待するのではなく、互いに、2メートル離れて顔を確認しよう。
#顔が見える命
#統計上の命
#実際の人間が関わってくる話

f:id:morningstar:20180819103049j:plain