2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『2019年に「あばよ」』

『2019年に「あばよ」』<2019年12月31日(火)> 本年の最終日、『筆洗(191231)』は別れの言葉は「『あばよ』。同じ別れの言葉でも『さようなら』『さらば』に比べ、ぞんざいでふてくされ、すねたようなニュアンスを感じる人もいるのではないか。<笑ってあばよ…

『コンビニやスーパーの正月休業で、懐かしい日本の正月へと戻る?』

『コンビニやスーパーの正月休業で、懐かしい日本の正月へと戻る?』<2019年12月30日(月)> 「かつて私にとって、日本で正月を迎えることは少々つらい体験だった」。『筆洗(191230)』はドナルド・キーンさんの正月体験を伝える。その当時、友人は故郷へ帰る。…

『大都会の真ん中で人の痛みに耳を傾けた「新宿の母」が亡くなった』

『大都会の真ん中で人の痛みに耳を傾けた「新宿の母」が亡くなった』<2019年12月29日(日)> 新宿の母(栗原すみ子さん)が亡くなった。『筆洗(191229)』新宿を思う。「流行歌。歌に出てくる新宿の人々の顔はあまり幸せそうに見えない。・・・新宿という町のまぶ…

『静かな元日をはさんで心機一転』

『静かな元日をはさんで心機一転』<2019年12月28日(土)> 寝正月とは、と『余録(191228)』。「昔は元日に戸口を閉めて、家業を休むことだった。・・・商家の大みそかは徹夜で掛け取りの攻防があり、2日からの初売りの準備もあったから元日が寝正月になるのも成…

『放課後の外遊びをまったくしない小学生』

『放課後の外遊びをまったくしない小学生』<2019年12月27日(金)> 小学五年生と中学二年生を対象とする全国体力テストの成績が下がったことに『筆洗』(191227)』は思う。「放課後の校庭・・・<まめだらけの手で/鉄ぼうをにぎり/うでをぎゅっと締めて/力いっ…

『政治汚職の温床』

『政治汚職の温床』<2019年12月26日(木)> 公家の「内職」を『筆洗(191226)』は紹介する。三条実美の家の内職はカルタの絵付け、岩倉具視は博徒に賭場を貸すことで稼いでいたらしい。「公家の立場を利用した岩倉卿の『古傷』はそっとしておくとしても、許し難…

『それは色も形もにおいもない』

『それは色も形もにおいもない』<2019年12月25日(水)> 「わが国で、一カ月に本をまったく読まない人は、49・8%」。これについて『筆洗(191225)』は語る。先ずはユダヤ人の話。「『おまえが家を焼かれて、財産を奪われたとき、持って逃げるものは?』。そ…

『日本は幸福度で世界58位どまりだ。』

『日本は幸福度で世界58位どまりだ。』<2019年12月24日(火)> 「フィンランドでは、子どもを授かった全家庭に政府からプレゼントが贈られる」。『余録(191223)』は幸福度調査首位のフィンランドと首相を紹介する。「最年少首相となった34歳のサンナ・マリ…

『井上ひさしさんは電車に乗ると「女の人のように足を揃えて座っていた」』

『井上ひさしさんは電車に乗ると「女の人のように足を揃えて座っていた」』<2019年12月23日(月)> 二〇一九年度の「駅と電車内の迷惑行為ランキング」に『筆洗(191223)』は、井上ひさしさんの娘さんの話をまずは伝える。「『どうしてそんなに小さくなって電車…

『グレタさんに共感して』

『グレタさんに共感して』<2019年12月22日(日)> 米タイム誌の「今年の人」に選ばれたグレタ・トゥンベリさんについて『春秋(191222)』は語る。「『よくそんなことが言えますね』。国連の場などで大人たちを見据え、時に声を震わせ訴える16歳の少女の言葉は鮮…

『三四郎は、九州から上京、東京の街の活気に大いに驚き、かつ少し気後れする』

『三四郎は、九州から上京、東京の街の活気に大いに驚き、かつ少し気後れする』<2019年12月21日(土)> 「増税で膨らんだのは税収ではなく、政治の要求だった」。『春秋(191221)』は2020年度予算案に思う。夏目漱石の三四郎、「明治の末期に九州から上京・・・東…

『プレッシャーに負けそうになっての犯行だろうか』

『プレッシャーに負けそうになっての犯行だろうか』<2019年12月20日(金)> 年末、様々なプレッシャーが。『春秋(191220)』、まずは学校の成績から考える。「通知表だ。小学生ならプレゼントやお年玉の中身に響きそうだし、中高生であれば志望校選びに関わるだ…

『単に社会人講座を増やせばいいわけではない』

『単に社会人講座を増やせばいいわけではない』<2019年12月19日(木)> 「学び直す場」について『春秋(191219)』は述べる。先ずは幕末の話。忍藩の尾崎石城という貧しい武士が日記を残し、それに驚くのは書物の多彩。古今集、平家物語、史記、論語、公家諸法度…

『導入の太鼓を打ち鳴らしてきた政府・与党の見る目のなさが情けない』

『導入の太鼓を打ち鳴らしてきた政府・与党の見る目のなさが情けない』<2019年12月18日(水)> 大学入学共通テスト、国語と数学の記述式問題について萩生田光一文科相は導入見送りを表明した。これについて『筆洗(191218)』は語る。「記述式で受験生の思考力や…

『可能な限り高い野心を反映するよう強く要請する』

『可能な限り高い野心を反映するよう強く要請する』<2019年12月17日(火)> 今回のCOP25の宣言を、『春秋(191217)』はそのあいまいさから、「永田町文学」「霞が関文学」という言葉より「COP文学」と。「災害は弱いところを直撃する。温暖化も同じだろう…

『スマートフォン・ゾンビ』

『スマートフォン・ゾンビ』<2019年12月16日(月)> スマホ歩きを『筆洗(191216)』は思う。歩きながらのスマホ操作を英語では「スマートフォン・ゾンビ」という。「街角を歩き回るゾンビ・・・危険が叫ばれ、かなり経過するが、減る様子はなく、むしろ増えている…

『歴史は韻を踏む』

『歴史は韻を踏む』<2019年12月15日(日)> 「中国史の最重要キーワードは『皇帝の人間性』です」。『春秋(191215)』は福岡県立高校の教諭の山崎圭一さんの話を紹介し、今の中国を考える。「隋の煬帝は黄河と揚子江を結ぶ大運河の建設をはじめて、国が傾く一因…

『なおも足元の危うい21世紀の「霧の都」』

『なおも足元の危うい21世紀の「霧の都」』<2019年12月14日(土)> EU離脱へ霧の中をさまよう英国、下院総選挙での保守党圧勝を『余録(191214)』は考える。夏目漱石も悩まされたきりのロンドン、最近のもやもやが保守党圧勝により「EUと合意した協定にも…

『のたうち回る動物の代表はイノシシだ』

『のたうち回る動物の代表はイノシシだ』<2019年12月13日(金)> イノシシの都心への進出を『春秋(191213)』は思う。「農業への影響も深刻だ。・・・なにしろイノシシの数は90万頭近くにのぼり、この30年間で3倍以上に増えたという。有効な対策は捕獲・駆除しかな…

『現在はどちらかといえば頼もしいミイに近いらしい』

『現在はどちらかといえば頼もしいミイに近いらしい』<2019年12月12日(木)> フィンランドの世界最年少の首相サンナ・マリーンさんを『筆洗(191212)』は思う。彼女はどちらかと言うと、ニンニであったらしい。ニンニとはムーミン谷の仲間の一人、内気で目に見…

『今年の出生数が90万人を割るとの見通し』

『今年の出生数が90万人を割るとの見通し』<2019年12月11日(水)> 「世界を祝福してくれる小さな子どもたちの笑いである。こんな子どもの笑いが、一つの社会からどんどん失われていくとしたらどうだろうか」。『余録』(191211)は少子化日本を思う。「今年の…

『虎の骨ならぬバイオ医薬品で1回の投与は百万円』

『虎の骨ならぬバイオ医薬品で1回の投与は百万円』<2019年12月10日(火)> 製薬会社や卸の多い大阪市中央区道修町の少彦名神社を『春秋(191210)』は紹介する。「コレラが流行した折、町衆らが相寄って、虎の頭の骨を配合した特別の丸薬をこしらえ、神前で祈願…

『「新正堂」の「切腹最中」、謝りに行く時の手土産』

『「新正堂」の「切腹最中」、謝りに行く時の手土産』<2019年12月9日(月)> この時期になると忠臣蔵。『余録(191208)』は、浅野家の大名屋敷のあった敷地に店を置く「新正堂」の「切腹最中」を紹介する。企業の方々が迷惑をかけた取引先へ手土産に持っていく…

『ブラックジョーク「日本で一番多くの武器を持つのは自衛隊で、次は警察。そして3番目が山口組」』

『ブラックジョーク「日本で一番多くの武器を持つのは自衛隊で、次は警察。そして3番目が山口組」』<2019年12月8日(日)> 軍用自動小銃を使った暴力団山口組の抗争に『春秋(191208)』は思う。「殺傷力は拳銃の比ではない。事件の現場はたまたま路上だったが、…

『 「足の裏のご飯つぶ」とかけまして「博士号」と解きます。 その心は「取っても食えません」』

『 「足の裏のご飯つぶ」とかけまして「博士号」と解きます。 その心は「取っても食えません」』<2019年12月7日(土)> 「『足の裏のご飯つぶ』とかけまして『博士号』と解きます。その心は『取っても食えません』。『春秋(191207)』は日本の研究者の現状を思…

『ご先祖たちに教えてもらいたくなる「楽しく読む力」』

『ご先祖たちに教えてもらいたくなる「楽しく読む力」』<2019年12月6日(金)> 昨年のPISAの結果、読解力の成績が前回の8位から15位へと低下してる。『余録(191206)』はこれを思う。その昔、日本を訪れる外国人は「日本の庶民、とくに女性が本を読む姿…

『そこでは医師は神の定めを伝える者として尊敬されていた』

『そこでは医師は神の定めを伝える者として尊敬されていた』<2019年12月5日(木)> 本日『余録』は、中村哲さんの死を悼む。「中村さんがアフガンで井戸を掘り、やがてかんがい事業に取り組んだのはまず人々が『生きること』からすべてを組み立てるべきだとの…

『お誕生日会が嫌い』

『お誕生日会が嫌い』<2019年12月4日(水)> 名古屋市の小学校での「いじめ」を『筆洗(191204)』は思う。まずは作家の天童荒太さんは子どものころの話から。家が貧しくお誕生日会が嫌だった。プレゼントを買うお金もなかった。安くてもいいから何か買ってきて…

『ONE TEAM(ワンチーム)』

『ONE TEAM(ワンチーム)』<2019年12月3日(火)> 「新語・流行語大賞」の年間大賞に今年は「ONE TEAM」が選ばれた。これについて『筆洗(191203)』は語る。「作詞家、阿久悠さん・・・『歌は時代とのキャッチボール。時代の中の隠れた飢餓に命中す…

『新しい規定なら、連投するエースの雄姿は見られなくなりそうだ』

『新しい規定なら、連投するエースの雄姿は見られなくなりそうだ』<2019年12月2日(月)> 「大船渡高校の監督は、最速163キロの佐々木朗希投手の連投を回避した」。『春秋(191202)』は高校野球のあり方のついて思う。「国会でも早速、取り上げられた。衆院文部…