2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧
なぜ中村屋はカリーなのか、『国原譜(250430)』は語る。「中村屋のボース」(中島岳志著、白水社)を読んで知る。英国植民地のインドで独立運動の闘士であったラース・ビーハリー・ボースは1915年に日本に亡命、当時は日英同盟下にあったため官憲に追われ、と…
ベトナム戦争終結委の日(4月30日)に『談話室(250429)』は思う▼「一つの国が、いま地図から姿を消そうとしている」。南北に分断された国が敵対したベトナム戦争の終結は50年前の4月30日▼イタリアの老記者は告げる。「戦争っていうのははずみなんだ。こう勢…
4月27日の「哲学の日」に『いばらき春秋(250427)』は思う▼「不知の自覚」(ソクラテス)▼「自分は何も知らないと自覚していること」とされる▼紀元前399年のきょう、死刑判決を受けたソクラテスが獄中で毒を飲んで死亡した日とされる▼哲学=人生論という見方も…
青空をバックに自在に飛び回るツバメに『滴一滴(250427)』は思う▼ツバメの渡りは主に繁殖のため。日本では春になると、餌となる虫が大量に発生するようになるから▼巣がある家には何年も続けて繁殖に訪れていることもあって、長生きと思っている人は少なくな…
4月も間もなく終わる今に『日報抄(250426)』は思う▼新潟日報は、「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(集英社)の三宅香帆さんのインタビューを掲載▼「働いていると本が読めない」とは、仕事以外のことに関わる余裕がない状態と▼確かに本を読むと、行…
「世界初」の人型ロボットのハーフマラソンに『余録(250422)』は思う▲国際主義、理想主義の「鉄腕アトム」とナショナリズム、現実主義に立つ「鉄人28号」、哲学者の橋本峰雄▲そして第3のタイプに分類したのが「ロボット三等兵」。失敗を繰り返すダメロボット…
お昼過ぎ、お天気が良くなり気温が上がってきたため、ちょっと街を歩きました。
猫や犬を飼うことに『有明抄(250420)』は思う◆わがままで、気まぐれで、ひとの気持ちなどお構いなし。こんな隣人がいたら、誰だって頭にくる。それが猫だとなぜか「そういうとこがかわいいんだよね」となる◆と漫画家の東海林さだおさん◆英国の研究では、犬や…
絵本「二番目の悪者」を『余録(250415)』は紹介する▲とある動物の国。王様になりたいと思った金持ちの「金のライオン」が、誠実で人気のある「銀のライオン」をおとしめるウソを流す。狙い通り世間に悪評は広まり、金のライオンは王座を手に入れる。だが、自…
多摩丘陵にある某大学の一風景です。山の上でもキャンパスは暖かになってきました。
瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)の開幕に『滴一滴(250418)』は思う▼「海の復権」を掲げ、海や島の営みをアートの視点で再発見する試みは、回を重ねるごとに国内外で高い評価を得てきた▼一方で「陸」は、岡山県側の会場の一つ、玉野市の宇野港エリアは瀬戸大橋開…
日本の人口に『水や空(250416)』は思う▲「ニュースとは何か」。いわく「読んだ人を笑わせるか、泣かせるか、怒らせるか、びっくりさせるか。それが『ニュース』、残りの記事はただのお知らせ」▲この説によるならば、少子化や人口減少の記事はもう“ニュース”…
コメの店頭価格の続く上昇に『滴一滴(250416)』は思う▼「チーズはどこへ消えた?」、ネズミはどうしたか▼昨夏以降、農林水産省はコメがどこへ消えたかと頭を悩ませた。24年産は生産量が増えたはずなのに▼当初は値上がりを見込んだ一部の業者が在庫を抱え、売…
長旅における楽しみの一つは「駅弁」と『国原譜(250415)』は語る。普段はコンビニ弁当でも、非日常の場である長距離の鉄道旅には「少しリッチに」という心理が働く。九州へ帰省の折には博多駅で竹の皮に包まれた「いわしずし」を買う。酢でしめたイワシをお…
昨日、散歩の途中、竹林公園に寄った。風が少々あり、ざわついていた。そろそろタケノコの季節だろうか。良い天気であったが、急に上空が怪しくなったので、早々に引き上げた。
老朽化する道路標識に『金口木舌(250413)』は思う▼目的地にたどり着くためには道しるべが必要だ▼民間企業が実施した全国アンケート調査で、老朽化を感じる人の割合が、沖縄はトップ▼県のまとめによると、県道などの道路標識の数は約3300基あり、3分の1は早期…
この春、進学や就職、転勤などに伴い故郷を離れ人たちに『北斗星(250413)』は思う▼「恋人よ/ぼくは旅立つ」で始まる「木綿のハンカチーフ」▼離れ離れになる若い男女の心模様が歌われる▼作詞は東京生まれの松本隆さん。九州出身のディレクターに「君は都会生…
居丈高な主張を繰り返していた米大統領に『談話室(250411)』は思う▼隣家にアジア系が住み始めると「イエローが越してくるとは」と。訪ねても「今度庭に入ったら命はないからな」と脅迫。映画「グラン・トリノ」の主人公▼いわば米国史の象徴。朝鮮戦争で修羅…
きょうの「パンの記念日」に『小社会(250412)』はパンと戦争を思う。幕末、伊豆韮山の代官で軍学者だった江川英龍は邸内の一角にパン焼き窯をつくった。これが1842年の4月12日。背景にはアヘン戦争があった。携行食が米飯では炊煙が格好の標的になる。パンの…
値の下がらぬコメに『筆洗(250409)』は思う▼江戸時代の川柳、<うちまきが下がったかのと小町聞き>。「うちまき」とはコメを意味する宮廷の女房詞▼なにゆえ、小町さんがコメの価格を気にしているのか。日照り続きの中、歌の力によって雨を見事に降らせた小…
桜に『滴一滴(250409)』は思う▼公園でかなり老いた木もある。いつまで元気に咲いてくれるだろうか。「桜AIカメラ」を使ってみた▼その老木は「元気」と表示された▼これは花見客がビールを楽しみながらスマホで桜を撮影する。そんな行動を保全活動につなげら…
月曜日、都響の定演の前、上野の山を歩いてみた。まだ桜の花が結構咲いており、花見の客が多くいた。また、写真を撮る外国人を多く見かけた。
昨日、都響の定演を聴きに東京文化会館へ行った。指揮は大野和士で、以下の演奏があった。・ベルク:管弦楽のための3つの小品 op.6 →難しく、私は受け入れられない音楽であった。・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83(ピアノ/キリル・ゲルシュ…
「新聞をヨム日」、4月6日に『小社会(250406)』は思う。米国で最も有名な社説、1897年の投書「サンタクロースって本当にいるの?」を受けたニューヨーク・サン紙の社説は「サンタは確かにいます」と。「愛や人への思いやり、真心があるのと同じように」。少…
「積ん読」に『北斗星(250405)』は思う▼この言葉が使われるようになったのは、江戸時代後期の小咄「大般若」に登場。お経の上げ方には、全てを読む「真読」、要所だけ読む「転読」などがあり、最も手のかからないのが、置いた経典を眺めるだけの「積ん読」と…
4月4日の「あんぱんの日」に『有明抄(250404)』は思う◆150年前の4月4日に明治天皇と皇后の花見に新趣向のあんぱんが献上◆時は流れ1969年、風采の上がらないマント姿のおじさんが、戦地に飛んで行って空腹の子どもたちを笑顔にする。それが、あんぱん。自分で…
日頃から住民が横切る「勝手踏切」に『天風録(250403)』は思う▲遮断機や警報機はなく、正式な踏切ではない。日頃から住民が横切る道をいう。地域の生活道として役割を果たしている実態もある。だが列車との接触事故は後を絶たない▲そもそも線路に無断で立ち…
昨日(4月2日)、「国際子どもの本の日」に『明窓(250402)』は思う。この日は、デンマークの童話作家アンデルセンの誕生日にちなみ、子どもの本を通した国際理解を進めようと、国際児童図書評議会が1967年に制定。21年前、『はらぺこあおむし』で知られる米…
都心のホテルでランチをとりました。桜はピークを過ぎたでしょうか。でも、ホテルの庭は桜以外の花や緑がきれいでした。
昨日は気温が上がらず、寒い一日でした。落合川沿いを歩きました。そんな中、鳥たちは食糧確保に動いていましたが、丸まっているのもいました。