2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『さらば平成三十年』

『さらば平成三十年』 平成の時代の終わりにあたり、『筆洗』(181231)はそのニックネームを考える。「明治ハイカラ」「大正モダン」「昭和元禄」。「思い付いたのが『平成バブル』とはあまりにも陳腐だが、はじけて消える泡やしゃぼん玉のイメージが頭から離…

『言語のビッグデータを一手に握る企業だけに簡単に・・・』

『言語のビッグデータを一手に握る企業だけに簡単に信じていいのかと疑う自分がいる』 「1年を言葉で振り返る習慣は世界各地に広がっている」と『余録』(181230)。「米ウェブスター辞典が・・・『ジャスティス』・・・検索数が昨年より74%増加した。・・・英オッ…

『指導者の質の向上や、組織運営に第三者を加えるなど・・・』

『指導者の質の向上や、組織運営に第三者を加えるなどの対策は喫緊の課題』 「今年はスポーツ界で不祥事が相次ぎ、胸を張れなかった」と『春秋』(181229)。「衝撃的だったのが日本大アメリカンフットボール部・・・世間は驚いたり、あきれたり。日本ボクシング…

『「全能の目」に射すくめられる今日の日本人』<

『「全能の目」に射すくめられる今日の日本人』 米1ドル札の裏面の「プロビデンスの目」は「人の心の中まで見抜く全能の目が作る新秩序」。『余録』(181228)は、GAFAの脅威と、日本を思う。「巨大IT企業の規制にむけた日本政府の動きが始まった。個人…

『万が一には乗客の支えとなる客室乗務員が千鳥足・・・』

『万が一には乗客の支えとなる客室乗務員が千鳥足とは想像もしたくない』 「786便が『悩む』と読めてしかたがない」と『筆洗』(181227)はアルコール依存症を思う。。映画「失われた週末」は「アルコール依存症をシリアスに描いた最初の作品・・・酒を手に入…

『火山活動による津波「島原大変肥後迷惑」などの史実・・・』

『火山活動による津波「島原大変肥後迷惑」などの史実も参考に、備えに知恵を絞りたい』 「衝撃的な映像だった。インドネシアのスンダ海峡で発生した火山の噴火による津波である」。『春秋』(181226)は、突然襲い掛かる自然現象に過去の経験を活かしたいとい…

『家族のありようが変わっても、家族へ寄せる思い・・・』

『家族のありようが変わっても、家族へ寄せる思いは変わらない』 平静を代表する家族ドラマは? 『余録』(181225)は「『渡る世間は鬼ばかり』を挙げる人は多いに違いない」と。「1990年に始まり、28年になる。まさに平成と歩みをともにした。・・・時代に…

『グレイクリスマス』

『グレイクリスマス』 クリスマスイブ、『余録』(181224)は斎藤憐の戯曲「グレイクリスマス」を紹介する。「劇団民芸が約20年ぶりに上演・・・<雪は、ゴミ溜めも焼け跡も、汚いものをみんな隠してくれます><雪、降らないかしら。明日になればとけてしまっ…

『青山学院大は児童養護施設出身者に限定した推薦入試・・・』

『青山学院大は児童養護施設出身者に限定した推薦入試枠を今年度から設けた』 青山学院大学の新たな入試制度について、『余録』(181223)はその紹介と、児童養護施設の歴史を振り返る。「合格すると学費が4年間無料になり、月10万円の奨学金が給付される」…

『それならいっそ組織を飛び出し・・・』

『それならいっそ組織を飛び出し・・・』 「IWC脱退へ」の報を聞いて、『春秋』(181222)は思う。1933年の国際連盟で「松岡洋右は日本語で『サヨナラ』と言い残し、席をけって総会場をあとにした・・・この出来事を思い浮かべる人も多かったのではないか。・・・反…

『軍を持たないがゆえに多くを語れる』

『軍を持たないがゆえに多くを語れる』 法王フランシスコが日本に来る。『筆洗』(181221)は「武器を持たぬ国と法王」を思う。スターリンは「法王がいったい何個師団を持っていると言うんだ」と言ったそうだが、「法王ヨハネ・パウロ二世は冷戦期に、外交と言…

『次第に浮かび上がってきた事故の背景に不気味な「乱反射」』

『次第に浮かび上がってきた事故の背景に不気味な「乱反射」』20日(木)> 「札幌市内での四十二人が重軽傷を負った爆発事故に、『筆洗』(181220)は「乱反射」という表現を用いる。これは貫井徳郎のミステリー小説『乱反射』から持ってきている。「小さな出来…

『見上げれば、星の瞬く「故郷」が広がる冬である』

『見上げれば、星の瞬く「故郷」が広がる冬である』 「小惑星探査機はやぶさ2に続き地球近傍小惑星の探査を始めた米国の探査機も先日水の成分を確認したという」。『余録』(181219)は夜空に、宇宙と生命を思う。「『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』…

『年賀状をもらってうれしいのは』

『年賀状をもらってうれしいのは』 「池波正太郎さんは年が明けると年賀状の干支の絵を描いた」と『筆洗』(181218)は伝える。「描いているのは来年の年賀状の下絵である。毎年、数千枚の年賀状を出していたそうだが、この枚数では年末になってからでは間に合…

『今回の回復は大規模な金融緩和と円安を背景に進んだ?』

『今回の回復は大規模な金融緩和と円安を背景に進んだ?』 「実感ないなぁ、とつくづく思った。今の景気回復が戦後2番目の長さに及ぶという」。『春秋』(181217)はこの現状を考える。「実感に欠けるのももっともで、現在の局面が始まった2012年度から昨年度…

『「68年」から半世紀。マスコミでは今年「あの時代」・・・』

『「68年」から半世紀。マスコミでは今年「あの時代」を回顧する企画が多かったが、関心は今一つ盛り上がらなかった』 1969年の「明日に向って撃て!」のヒットは「『反体制』的な生き方に憧れる人々の渇きをロマンチックに体現していたからだ。前年、欧米…

『辺野古遠望』

『辺野古遠望』 「本土で暮らす人々が、辺野古で起きている出来事を理解するには、うってつけの一書」として、『春秋』(181215)は沖縄の作家大城立裕さんの「辺野古遠望」を紹介する。「兄と東海岸をドライブし、道に迷った遠い記憶をたどる。那覇など都市部…

『世界では食用昆虫の養殖など昆虫食ビジネスも動き・・・』

『世界では食用昆虫の養殖など昆虫食ビジネスも動き出したとか』 「新しい料理の発見は人類にとっては一小惑星の発見より重大である」。『余録』(181214)はこの言葉に影響受けたか、昆虫を食してみたそうだ。古代ローマのお勧めの「コッスス」は家族で食べ、…

『現代の「災」という字の裏には自然ばかりではなく・・・』

『現代の「災」という字の裏には自然ばかりではなく間違いなく人間がいる』 「災難に逢(あ)う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。これはこれ災難を逃るる妙法にて候」。『筆洗』(181213)は、「災難を逃れる方法」として良寛さんの言葉…

『パトロンにあらず、類語のパターナリズムなのだろう』

『パトロンにあらず、類語のパターナリズム(家父長的干渉主義)なのだろう』 産業革新投資機構の民間出身取締役の総辞職に、『春秋』(181212)は「経産省のパトロンぶりはいささか不格好ではないか」と。「経産省は自ら決めた役員報酬案をひっくり返すなど、…

『悪意ある機能が組み込まれた機器を調達しない』

『悪意ある機能が組み込まれた機器を調達しない』 「政府のサイバー攻撃対策担当者の会議は中国通信機器大手の華為技術と中興通訊の製品を政府調達から事実上排除する方針を決めた」。『筆洗』(181211)は、これを「アンドロイド0指令」のワッペン対策かと。…

『政府が外国人労働者の受け入れ拡大にカジを切った』

『政府が外国人労働者の受け入れ拡大にカジを切った』 「ここで洗濯ができます」「生活用品は○時○分から配ります」。『春秋』(181208)は浜松市の外国人支援を思う。「地域の自治会役員らに避難所運営の研修会も開いている。外国人家族の配置や通路の設け方な…

『いたみつつなほ優しくも人ら住むゆうな咲く島の坂のぼりゆく』

『いたみつつなほ優しくも人ら住むゆうな咲く島の坂のぼりゆく』 「皇后美智子さまは各地のハンセン病療養所を訪れ、歌を詠まれている」。『余録』(181209)は現皇后と次期皇后を思う。「<めしひつつ住む人多きこの園に風運びこよ木の香花の香>。・・・美智子…

『われわれは便利さと一緒にもろさと不安も引き受けたのか』

『われわれは便利さと一緒にもろさと不安も引き受けたのか』 先日のソフトバンクの通信障害に、『筆洗』(181208)は語る。「<床屋の角にポツンとある/公衆電話おぼえてますか/きのう思わずかけたくて/なんども受話器とったの>・・・おぼえてない。使いたい…

『抗議の広がりも、黄色いベストのシンボル化』

『抗議の広がりも、黄色いベストのシンボル化』 「マクロン政権による燃料税引き上げへの抗議が激しさを増すフランス」、『余録』(181204)はこれに語る。「抗議の広がりも、黄色いベストのシンボル化も、ソーシャルメディアを介した自発的な動きで、運動の中…

『高輪なんちゃら』

『高輪なんちゃら』 本日は、山手線の新駅の名前にご意見が出ている。『筆洗』は「和名でなければ、まかりならぬとは言わないが、片仮名がいかにも気取って聞こえ、愛着がわきにくい」と。『余録』は「反発を呼んだのは、新駅名を公募しながらその上位の「高…

『北半球で夜が最も長くなるこの季節、ひそかに・・・』

『北半球で夜が最も長くなるこの季節、ひそかにやって来た神々を私たちはちゃんと見抜けるだろうか』 「ユネスコ無形文化遺産登録で一躍人々の関心を集めた来訪神信仰」を『余録』(181205)は思う。「仮面の鬼ばかりと限らない。・・・かつて日本の各地には旧暦…

『防災も、国際化と切り離せない300年の節目』

『防災も、国際化と切り離せない300年の節目』 「江戸に町人による火消し組合が置かれたのはちょうど300年前の1718年だった」。『余録』(181202)は、現在も現存する火消し組の消防団を思う。「その消防団に、外国人の力を借りる動きがある。北海道…

『長い一日の終わりに同僚と飲み交わすことは、西欧・・・』

『長い一日の終わりに同僚と飲み交わすことは、西欧人の目からは「日々の祝賀」』 「外国人の目に映る日本は面白い」。『余録』(181203)は、在留ポルトガル人作家、リカルド・アドルフォさんの「東京は地球より遠く」を紹介し、海外の方々の日本人観を思う。…

『米中国関係は新冷戦と呼ばれるほど深刻さを見せている』

『米中国関係は新冷戦と呼ばれるほど深刻さを見せている』 ジョージ・H・W・ブッシュ氏が亡くなった。『筆洗』(181202)は、マルタ会談を想い起す。1989年12月、バレッタ港に停泊する客船の中で会談は行われた。マルタの海は荒れ会談は『船酔い会談』と。「…