『ウイルスの霧は晴れない』

『ウイルスの霧は晴れない』<2020年4月7日(火)>
 「どんな賢明な指導者も戦争になれば『霧』の中に投げ込まれたように混乱する」。『余録(200407)』は、ベトナム戦争時の米国防長官マクナマラの言葉を紹介し、現在の対ウイルス戦争を考える。「今度の新型感染症との『戦争』でも各国指導者は不確実性の霧の中をさまよう。『誰かが誰かを非難するなら、私を非難せよ。他に責任のある者はいない』。・・・米ニューヨーク州・・・クオモ知事。・・・ニューヨークの惨状があすのわが身かもしれぬ首都圏など7都府県を対象に、法にもとづく緊急事態宣言が発令される見通しという。・・・感染症がもたらす不確実性の霧は、一つに個々人の行動の予測の難しさに由来しよう。行政のトップには、リスクコミュニケーションから生まれる信頼なしに『霧』は払えないことを肝に銘じてほしい」。
 (JN) 私たちに向かって話している人は、私たちを見ているのだろうか。彼は何のためにそこにいるのだろうか。どうして、この人が選ばれているのだろうか。国民は、現実に自問自答し、行動する。それがマスク、トイレットペーパー、エタノール等の不足になっているのか。混雑を避けねばならないのに、お店での混雑を生んでいるか。もう少し、能力のある者をなぜ、私たちは選ぶことができなかったのであろうか。私たちの心も、先の見えない霧の中である。
#戦争
#霧
#信頼

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