2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『白昼のむら雲四方に蕃茄熟る』

『白昼のむら雲四方に蕃茄熟る』<2020年7月31日(金)> 春夏秋冬に加えて梅雨という季節がある。『筆洗(200731)』は「五季説」を紹介する。「『はしり』や中休みがあって、蒸し暑くなったり、冷えたりしながら続く。春とも真夏とも違う季節はたしかに独特で、…

『胡瓜茄子の涼やかさが、ひときわうれしいコロナ禍の夏』

『胡瓜茄子の涼やかさが、ひときわうれしいコロナ禍の夏』<2020年7月30日(木)> 「水気をたっぷりと蓄え、パリッと心地よい歯ざわりが、やはり本来の旬、夏にぴったりのキュウリである」と『余録(200730)』。そのキュウリの昔、「『黄瓜』・・・味は独特の苦みが…

『冷戦初期への先祖返り』

『冷戦初期への先祖返り』<2020年7月29日(水)> 米中の現状を『余録(200729)』は思う。「『世界史の現時点では、ほぼすべての国が二つの生き方のいずれかを選ばねばならない』。1947年・・・『トルーマン・ドクトリン』・・・『自由世界は新たな圧政に勝利しな…

『わからないという大切さに気づき、それを他者と分かち合う場』

『わからないという大切さに気づき、それを他者と分かち合う場』<2020年7月28日(火)> 「光と影の中で 腕を組んでいる 一度破いてテープで貼った 蒼いフォトグラフ…(松田聖子さん)。『春秋(200728)』は今の大学を思う。「キャンパスから人の姿が消えて半年…

『「新常態」は美を味わう心の余裕ももたらしてくれる』

『「新常態」は美を味わう心の余裕ももたらしてくれる』<2020年7月27日(月)> 展覧会の「ニュー・ノーマル」について『春秋(200727)』は思う。「上野公園ではミュージアムのほか動物園でも採用された。ほぼ待たずに入れて、すいている。・・・欧米でも定着・・・コ…

『感染症対策に忙殺される先生に』

『感染症対策に忙殺される先生に』<2020年7月26日(日)> ブラック職場の教師、コロナ禍で更なる忙殺、『春秋(200726)』はある本を薦める。それは、大城立裕さんの『焼け跡の高校教師』である。1948年、現在の普天間高学校に赴任した新米教師、大城さんの自伝…

『抗生物質の普及前のように、予防の徹底だ』

『抗生物質の普及前のように、予防の徹底だ』<2020年7月25日(土)> COVID-19に対する薬がまだ無い。『春秋(200725)』は抗生物質が普及する前のコレラ、赤痢、腸チフス等への防衛を見直す。「小泉和子編著『家で病気を治した時代』が紹介している。・・・せっけん…

『笑いたい。マスク越しでもわかるよう、何倍も大げさに』

『笑いたい。マスク越しでもわかるよう、何倍も大げさに』<2020年7月24日(金)> コロナ禍、笑顔と幸せについて『春秋(200724)』は語る。「『世界一幸せな動物』・・・カンガルーの仲間、クオッカ。・・・『幸せ』の理由は口の両端が上がっていて、いつも笑っている…

『大会延期に何千億円もの追加費用を支払う日本国民』

『大会延期に何千億円もの追加費用を支払う日本国民』<2020年7月23日(木)> 「あすは本来なら2020東京五輪の開会式」、『余録(200723)』は来年を思う。「不正を決して犯さない――主神のゼウス像に選手らがそう宣誓するのが古代オリンピック開幕時の主行事…

『ウイルスに敗けているかも』

『ウイルスに敗けているかも』<2020年7月22日(水)> 今の政府の朝令暮改状態に『春秋(200722)』は思う。作家の山中恒さんが戦前の中学受験試問で、戦争の現状を聞かれ、「はい、敗け戦です」と答えたそうだ。「押され気味なので気を引き締めたい」旨であった…

『宇宙へ、子供に夢を見てもらおう』

『宇宙へ、子供に夢を見てもらおう』<2020年7月21日(火)> UAEの「HOPE」打ち上げに『筆洗(200721)』は思う。「宇宙飛行士の若田光一さんが子どもの時の思い出・・・幼い若田さんを宇宙へといざなった二人の宇宙飛行士とはもちろんアームストロングとオル…

『リフィル運動』

『リフィル運動』<2020年7月20日(月)> 「朝顔に釣瓶とられてもらひ水」。『余録(200720)』は最近の「リフィル運動」を紹介する。お隣にではなく、外出で「水筒を持ち歩き、公共施設や駅、飲食店などで水をもらう。補充を意味する単語から『リフィル運動』と・…

『帰省の子どもを心からの笑顔で出迎えられる状況をつくりたい』

『帰省の子どもを心からの笑顔で出迎えられる状況をつくりたい』<2020年7月19日(日)> 「東京に住む会社員が夏休みに地方の実家への帰省を計画していた」。『筆洗(200719)』は母親の旨を思う。「『来るのなら、家族全員、検査で陰性を確かめてからというわけ…

『地球温暖化による気候変動、東アジアに暮らす人々の共有する運命』

『地球温暖化による気候変動、東アジアに暮らす人々の共有する運命』<2020年7月18日(土)> 「湛湛として長江去り 冥冥として細雨来る/茅茨疎にして湿い易く 雲霧密にして開け難し」。『余録(200718)』は杜甫の詩を紹介し、東アジアの梅雨を思う。「今年の長…

『照ノ富士関が約二年半ぶりに幕内に帰ってくる』

『照ノ富士関が約二年半ぶりに幕内に帰ってくる』<2020年7月17日(金)> 日曜日に始まる七月場所、照ノ富士関が序二段にまで番付を下げてからの再入幕、史上初めてという。『筆洗(200717)』はその思いを述べる。「五回ほど親方に『もう辞めさせてください』と・…

『#政治のポリアンナ症候群のさんたんたる始末』

『#政治のポリアンナ症候群のさんたんたる始末』<2020年7月16日(木)> 政府はいよいよ「GoToトラベル」を進めるという。『余録(200716)』はこれに言及する。まずは「ポリアンナ症候群」、楽観主義が過ぎての現実逃避と。「それも8月からの開始日程を連休…

『#携帯電話、便利だが、使い方次第では、刃物以上に』

『#携帯電話、便利だが、使い方次第では、刃物以上に』<2020年7月15日(水)> 「文部科学省は中学生が学校に携帯電話を持ち込むことを容認する方針」に『筆洗(200715)』は鉛筆削りの学校の驚異室への配置を思いだす。「当時社会党委員長の浅沼稲次郎刺殺事件。…

『最初の数日は、嵐のような日々でした』

『最初の数日は、嵐のような日々でした』<2020年7月14日(火)> きょうは検疫記念日である。『余録(200714)』は検疫業務に思う。野口英世は横浜の横浜海港検疫所で検査官をしていた。「検疫官は社会が健康を保つための目立たぬ防波堤・・・横浜港に着いたクルーズ…

『閉鎖的環境での身体的外傷』

『閉鎖的環境での身体的外傷』<2020年7月13日(月)> 「年間の労働相談件数のうちパワハラにつながいやすい『いじめ・嫌がらせ』は8万件をはるかに超えている。これについて『春秋(200712)』は第1次世界大戦の兵士の病にあたったフロイトの話から始める。「目…

『マスクなしが勇ましことではない』

『マスクなしが勇ましことではない』<2020年7月12日(日)> ブラジルのボルソナロ大統領は勇ましくも人前にマスクなしで登場していた。しかし、その現状について『筆洗(200710)』は語る。<仁者は必ず勇あり。勇者は必ずしも仁あらず>。「新型コロナウイルス…

『大向こうからの「待ってました」』

『大向こうからの「待ってました」』<2020年7月11日(土)> 「プロ野球とJリーグの試合に久しぶりに観客が戻ってきた」。『筆洗(200711)』はこれに思う。「歌舞伎の人気演目『お祭り』は休演していた役者の復帰の舞台にもなることで知られる。大向こうからの…

『手塚、赤塚、石ノ森、藤子・F・不二雄・・・』

『手塚、赤塚、石ノ森、藤子・F・不二雄・・・』<2020年7月10日(金)> マンガの神様たちが住んでいたトキワ荘の再現に『春秋(200710)』は思う。マンガは悪書「頭が悪くなる」と弾圧された時期もあった。「それでもマンガ家を志す若者たちが手塚さんを慕い集まり…

『壁の中で孤立した母子の関係』

『壁の中で孤立した母子の関係』<2020年7月9日(木)> 梯稀華ちゃんの死に、「その命の終わりに過ごした時間を思えば、胸がつぶれる」と『余録(200709)』。「誰の目も届かぬ壁の中で孤立した母子の関係」を思う。「夫婦げんかも一家だんらんも、みな近所の耳目…

『音楽家は映画監督のために働くのだ』

『音楽家は映画監督のために働くのだ』<2020年7月8日(水)> 作曲家エンニオ・モリコーネさんが亡くなったことに『筆洗(200708)』は想う。映画音楽の作曲家は映画館のトイレに潜む。映画が終わったトイレで映画の音楽が鼻歌や口笛になっていれば安堵する。「『…

『#「化石賞」の次は「墓石」をいただく?』

『#「化石賞」の次は「墓石」をいただく?』<2020年7月7日(火)> 「梶山経済産業相が石炭火力発電を二〇三〇年度までに縮小させる方針を表明した」。これについて『筆洗(200707)』は申す。「『石炭』を減らした後をどうするかという話になると心もとない。不…

『#銅像の「受難」が続くだけでは、未来を切り開けない』

『#銅像の「受難」が続くだけでは、未来を切り開けない』<2020年7月6日(月)> 歴史上人物の銅像について『春秋(200706)』は思う。「日露戦争の講和条約に不満を抱く庶民が明治の元勲、伊藤博文の像を引き倒し、市中を引き回す事件も起きた。・・・探検家コロンブ…

『#水害そしてコロナ』

『#水害そしてコロナ』<2020年7月5日(日)> 球磨川の氾濫と土砂崩れを受けた球磨川流域に『余録(200705)』は思う。「水神の化身といわれるカッパと清正の説話には、水に苦しめられた領民の清正への感謝の念が込められていそうである。海から熊本県と鹿児島県…

『#見えないひびが走る』

『#見えないひびが走る』<2020年7月4日(土)> <人の目にはいつも無疵に見えていても/ほそいけど深いその傷はふえてきて/低い声で泣いているのがわかるの/そこに触らないでね、壊れているのよ>(『こわれた花瓶』)。『筆洗(200704)』は「街に昔の景色が…

『#モスクワからの援助物資の缶詰』

『#モスクワからの援助物資の缶詰』<2020年7月3日(金)> 憲法改正をめぐる全ロシア投票に『余録(200703)』は先ず8年前にはやった笑話を紹介する。「少数民族の居住地にモスクワから援助物資の肉の缶詰がラジオやテレビ、新聞・雑誌と一緒に届いた。ラジオを…

『ゴミを出さない努力』

『 ゴミを出さない努力 』<2020年7月2日(木)> 母親というものはなんでも大切にとっておきたがる。『筆洗(200702)』レジ袋の有料化で、母親のそんなことを思い出す。「紙袋、包装紙、リボン…。もったいないからまだ使えるからとしまい込む。知り合いが、亡く…