2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『#バイアス』

『#バイアス』<2021年10月31日(日)> 「アンコンシャスバイアス」、無意識の思い込みを『日報抄(211031新潟日報)』は思う。▼気付かないうちに物事をゆがめて捉えてしまう。単身赴任と聞くと留守なのは父親と思う、女性は気配りが細やかで世話好きな印象がある…

『#海上の道』

『#海上の道』<2021年10月30日(土)> 小笠原付近の海底火山から出た大量の軽石が沖縄県などに流れ着いたことに『春秋(211030)』は思う。「名も知らぬ遠き島より/流れ寄る椰子の実一つ」。これは島崎藤村ではなく友人の体験だった▼友人とは柳田国男。海で漂…

『#最後の頁を』

『#最後の頁を』<2021年10月29日(金)> 読書週間に『国原譜(211029/奈良新聞)』は思う。27日に始まり、11月9日まで。書物に興味を示す人々の背中を押す取り組みが各地で行われることだろう。私事ながら、何度か居住地を変えたが、ほぼ各所で無理なく歩いて行…

『#新しいスタイル』

『#新しいスタイル』<2021年10月28日(木)> 営業時間短縮や酒類提供の制限が解除、『あぶくま抄(211027/福島民報)』は感染の再拡大や今後の酒の飲みの在り方を思う。山形県は今月、大胆な一手を打った。県職員が率先して街に出て、三密対策などを講じている二…

『#基準に見合う候補』

『#基準に見合う候補』<2021年10月27日(水)> 政治家に必要な資質を『余録(211025)』は思う。19世紀の英国の法学者ジェームズ・ブライスは政治腐敗を五つに分類した。贈収賄による利得、私有財産取得に関する優遇、援助に対する政治的な見返り、利己的な官職…

『#東京の人は』

『#東京の人は』<2021年10月26日(火)> 写真家の仁科勝介のプロジェクト「23区駅一周の旅」に『余録(211024)』は思う。東京23区に鉄道の駅は約500、今月初め、この全駅とその周辺を写真で紹介するプロジェクトをスタート▲広島大学在学中に1年間休学して、全国…

『#ぎすぎすした社会の空気』

『#ぎすぎすした社会の空気』<2021年10月25日(月)>> ワクチン接種有無による扱いについて『金口木舌(211023/琉球新報)』は思う。「『差別』と『キャベツ』ってなんだか似ている」。コラムニストの伊是名夏子さんが以前、本紙の連載につづった言葉。コラムは…

『#先例や常識にとらわれず』

『#先例や常識にとらわれず』<2021年10月24日(日)> ショパン国際ピアノ・コンクール2位入賞の反田恭平さんに『卓上四季(211024/北海道新聞)』は思う。▼技術はもちろん、体全体を使って表現する情熱的な演奏も審査員の心をつかんだようだ▼「人生のすべてが音…

『#情熱と執念』

『#情熱と執念』<2021年10月23日(土)> 「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」に『天声人語(211023)』は思う。オランダの富豪夫人ヘレーネ・クレラーミュラーは何かに取りつかれたようにゴッホの絵を買い集めた▼都立美術館の「ゴッホ展」を見てその…

『#時世のぼり凧』

『#時世のぼり凧』<2021年10月22日(金)> いまの世の諸色高直に『余録(211020)』は思う。幕末には「子供遊凧あげくらべ」「時世のぼり凧」などと題し、大勢の子供や大人がたくさんの凧をあげている錦絵がよく描かれた。風刺画、凧には「米」「油」「綿」「紙…

『#口うるさい「村」の教育』

『#口うるさい「村」の教育』<2021年10月21日(木)> コリン・パウエル元米国務長官の死に『筆洗(211020)』は思う。「一人の子どもを育てるには一つの村がいる」。子育てに関するアフリカのことわざだそうだ▼幼少期がそれを地でいくような毎日だったそうだ▼育…

『#持続可能な生活とは何か』

『#持続可能な生活とは何か』<2021年10月20日(水)> 衣替えで『地軸(211020/愛媛新聞)』は思う。このところ急激に冷え込み、慌てて衣替え、長く着ていない衣服の数々とご対面▲きょう「リサイクルの日」。環境省によると、1年に一回も着ない服が1人当たり2…

『#秋が深まっていく』

『#秋が深まっていく』<2021年10月19日(火)> 昨日の東京は十一月中旬並みの冷え込みに『筆洗(211019)』は思う。下関戦争の直後、一八六四年の秋、伊藤博文が英外交官アーネスト・サトウに西洋式の夕食を用意▼サトウが料理の感想、ウナギのてり焼き、スッポン…

『#豆60粒』

『#豆60粒』<2021年10月18日(月)> 温暖化がこのまま進めばコーヒー豆の生産適地が50年までに半減するとの情報に『滴一滴(211017/山陽新聞)』は思う。ベートーベンは「カップ1杯につき豆60粒をきっちり数えて入れていた」と、まねるとパンチの効いた味…

『#ウォルト少年』

『#ウォルト少年』<2021年10月17日(日)> きょうの「新聞配達の日・新聞少年の日」(日本新聞協会)を『日報抄(211017/新潟日報)』は思う。ウォルト・ディズニーは子どものころ、家業の新聞配達を手伝った▼配達をした6年間で、休みは5週間に満たなかったと…

『#宇宙での多様性をさらに』

『#宇宙での多様性をさらに』<2021年10月16日(土)> 90歳の「カーク船長」が宇宙旅行体験。これに『余録(211016)』は思う。「『スター・トレック』は私が宇宙の活動に参加する権利があると確信させてくれた」と1992年に黒人女性初の宇宙飛行士となったメイ・…

『#何か感動する話』

『#何か感動する話』<2021年10月15日(金)> きょうから秋の新聞週間に『越山若水(211015/福井新聞)』は申す。「何か感動する話を読みたい。ぜひ新聞に書いてくれ」。飲み会で会うと決まってこんな注文をする知人がいる。▼常に互いに酔いながらの話で、感動と…

『#家計や経済に漂う冷気』

『#家計や経済に漂う冷気』<2021年10月14日(木)> 石油価格の上昇に『水や空(211014/長崎新聞)』は思う。コスモス開花の知らせが届き、紅葉の時季も近いこのごろ、少しの遠出をお考えの方もきっと多いだろう▲車でのお出掛けが心地よい季節というのに、あちこ…

『#新しい資本主義とは』

『#新しい資本主義とは』<2021年10月13日(水)> 岸田文雄首相の分配重視に『明窓(211013/山陰中央新報)』は思う。小泉純一郎元首相が推進した構造改革路線、弱者への配慮は経済成長の足手まといと言わんばかりだった▼パイを大きくする成長と、果実を分け与え…

#プラスチックに頼らない社会

『#プラスチックに頼らない社会』<2021年10月12日(火)> 海岸に流れ着くプラスティックゴミに『南風録(211012/南日本新聞)』は思う。<名も知らぬ遠き島より/流れ寄る椰子の実一つ>(島崎藤村「椰子の実」)。奄美は海岸の漂着物をユリムンと呼び、海のかな…

『#栄養と睡眠』

『#栄養と睡眠』<2021年10月11日(月)> 何となく眠い、だるいと感じる人も多いのではないかと『卓上四季(211007/北海道新聞)』。今年の夏の記録的な暑さ、それだけに季節の変わり目をより肌で感じる▼しっかり寝て、体調を戻したいが、日本人は寝不足らしい。…

『#釣りの日』

『#釣りの日』<2021年10月10日(日)> 10月10日は釣りの日。『地軸(211010/愛媛新聞)』は釣りを思う。1時間幸せになりたかったら酒を飲みなさい。3日間幸せになりたかったら結婚しなさい。8日間幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。永遠に幸せになり…

#地震の国

『#地震の国』<2021年10月9日(土)> 木曜日の夜の地震に『筆洗(211009)』は思う。 <羽なければ、空をも飛ぶべからず。竜ならばや、雲にも乗らむ>『方丈記』。八百年以上前、都を襲った地震を経験してた鴨長明の思い▼飛んで帰れるなら…。夜から未明にかけて…

#「学問の府」の闇

『#「学問の府」の闇』<2021年10月8日(金)> 日大の理事の金銭疑惑に『余録(211008)』は思う。「学問をして金をとる工夫を考えるのは北極へ行って虎狩をするようなものである」。夏目漱石の小説「野分」の主人公の言葉だ▲この男、行く先々で地元有力者の金権…

#土方の生涯

『#土方の生涯』<2021年10月7日(木)> 司馬原作の映画化は五十五年ぶり、『あぶくま抄(211006/福島民報)』は思う。土方歳三のイメージをつくったのは司馬遼太郎の小説「燃えよ剣」と言われる。けんか好きで、乱暴者を意味する「バラガキ」と呼ばれていた▼農民…

#ちゃんとした服装

『#ちゃんとした服装』<2021年10月6日(水)> 衣替えの時期、『有明抄(211004/佐賀新聞)』は服装に思う。宮藤官九郎さんは結婚の許しを得るため、お相手の家に行くことに。「ちゃんとした服装で来てね」とくぎを刺さた。その時に持っていた一番きれいな服、戦…

『#第100代首相』

『#第100代首相』<2021年10月5日(火)> 岸田文雄新政権に『余録(211005)』は思う。前尾繁三郎は「政治の世界は時計の振り子だ」と言った。安保改定で政治対立を招いた岸信介の政権の後、低姿勢・経済優先路線に転じた池田勇人首相の腹心といわれた政治家だっ…

#明るい酒を

『#明るい酒を』<2021年10月4日(月)> 疫病下で2回目の醸成月を『小社会(211003/高知新聞)』は思う。神無月、酒好きにとっては、新穀で酒をかもす「醸成月」。酒のたしなみ方は人それぞれ。作詞家の故なかにし礼さんに、「暗い酒ほど美味いのだ」という随筆…

#お買い物で

『#お買い物で』<2021年10月3日(日)> 20代の人がレジから見た年配のご夫婦が会計をする姿の紹介に、『日報抄(210929/新潟日報)』は思う。おばあちゃんが財布からお金を出す。おじいちゃんはポイントカードを機械に読み込ませる。おじいちゃんが一言。「2…

#郵便は

『#郵便は』<2021年10月2日(土)> きょうから土曜日配達がなくなる。『地軸(211002/愛媛新聞)』は郵便を思う。日本郵便には「切手デザイナー」というの社員が8人いるそうだ▲その切手で、はがき63円、手紙84円で全国どこへでも送ることができるありがたさ…