2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『その正義とやらは、お前たちだけの正義じゃないのか?』

『その正義とやらは、お前たちだけの正義じゃないのか?』 「テロ対策を推し進めながら、かみしめるべきGの名言を一つ」。「春秋」(170331)は、「ゴルゴ13」より引用する。「その正義とやらは、お前たちだけの正義じゃないのか?」「米国などによる空爆が…

『「富岡は負けん!」、来月1日、避難指示が一部解かれる。』

『「富岡は負けん!」、来月1日、避難指示が一部解かれる。』 冨岡町、「4年前と比べると確かに復旧してきたが、雑草が茂り、荒れ果てたままの家屋も少なくない。町を再びつくり直し、未来につなぐ苦労は計り知れない」と「天声人語」(170330)は、更に続け…

『「TELL ME」、帰国方法や返金方法を「教えて・・・』

『「TELL ME」、帰国方法や返金方法を「教えてください」』 女優の吉行和子さんは、サンフランシスコで帰りの航空券を紛失してしまったが、偶々、「文芸春秋」を持った人を見つけ、その人に助けてもらった。しかし、「てるみくらぶ」で旅に出かけた人…

『いつかトトロに会いに行こう。桜を見に行こう。生まれ・・・』

『いつかトトロに会いに行こう。桜を見に行こう。生まれ育った大切な故郷に戻ろう』 福島県富岡町の夜の森地区にあるトンネル、桜並木には1500本もある。「余録」(170328)はここがやっと4月から一部を除き避難指示が解除され、帰還する人々を桜のトンネ…

『将来を考え、庭を整え、草木を育てる。園芸家精神に・・・』

『将来を考え、庭を整え、草木を育てる。園芸家精神にちょっと学んではどうか』 「毎日の朝刊とともに世界は無数の驚愕、危険、それに叙事詩的出来事のひそむ野生の国に生まれ変わるのです」。「筆洗」(170327)はチェコの作家カレル・チャペックの言葉を紹介…

『やあ、ジュリア。初めまして』

『やあ、ジュリア。初めまして』 ジュリア、「セサミストリート」に新しいマペットが加わった。「筆洗」(170326)は非営利団体「セサミワークショップ」の行動を紹介する。「四歳の女の子ジュリア。歌うことが大好き。オレンジ色の髪。そして、もう一つの個性…

『うつむかず、青空に向かって目を閉じれば、春のスイッチ・・・』

『うつむかず、青空に向かって目を閉じれば、春のスイッチがそっと入る音が聞こえるかもしれない』 「筆洗」(170325)は、詩人・高階杞一さんの「春のスイッチ」という詩を紹介する。<春になったら/花が/いっせいにひらく/どこかで/誰かが ポンと/スイ…

『評価額の9割引きだから、国もずいぶん「おため」を・・・』

『評価額の9割引きだから、国もずいぶん「おため」をはずんだ格好である』 「関西には「おため」という習わしがある。祝いなどを受け取ったときに、その場で1割ほどのお礼を返すことだ」。「春秋」(170324)は森友学園の一連の件でも「おため」があると。…

『一九四五年八月六日の夕刻、二十八歳の軍医・肥田・・・』

『一九四五年八月六日の夕刻、二十八歳の軍医・肥田舜太郎さんは、無数の瞳に見つめられていた』 肥田舜太郎さんが3月20日に亡くなった。「筆洗」(170323)はその死を惜しむ。肥田さんは獣のような目をした被爆した人の目のことを忘れなかった。「米国、そし…

『あふれるモノと孤立した人』〈2017年3月22日(水)〉

『あふれるモノと孤立した人』〈2017年3月22日(水)〉 その昔、日本の庶民の暮らしは身軽であった。それが「が欧米の文明に乗り換えて1世紀半、家にモノがあふれ、時には生活がモノに振り回される今日だ」と「余録」(170322)。さらに「体力や生活意欲の衰え…

『証人を呼んで聞けばたちまち謎が解けるといった都合・・・』

『証人を呼んで聞けばたちまち謎が解けるといった都合のいい制度などあるはずがない』 「記憶にございません」。「春秋」(170321)は、ロッキード事件で小佐野賢治氏はこの言葉を繰り返して議員らの質問をかわしたもの言葉が流行語になったように、「森友学園…

『軍拡がさらなる相互不信を呼ぶ』

『軍拡がさらなる相互不信を呼ぶ』20日(月)> 「トランプ米政権は二〇一八会計年度予算教書で国防費を前年度から10%増額するとボールを投げる。中国は中国で一七年度国防費の伸びが前年度実績比で「7%前後」になるとにらみ返す」。「筆洗」(170320)は軍…

『若者らしい希望の言葉を甲子園の空に響かせてほしい』

『若者らしい希望の言葉を甲子園の空に響かせてほしい』 甲子園に全国の球児代表者がまたやってきた。「天声人語」(170319)は開会式での選手宣誓を想う。「6年前、東日本大震災が起きた年の選抜大会の宣誓は忘れがたい。被災地、仲間、感謝の3語は外したく…

『通信は民主主義のいしずえだ。デマや風評を運べば、・・・』

『通信は民主主義のいしずえだ。デマや風評を運べば、国の行方をあやまる』 函館戦争の首謀者の榎本武揚は際、日本発の選挙で「北海道共和国」の総裁となった。その榎本は、オランダで学んだ。彼の下宿にはモールス電信機を備え付けたと。「その通信の子孫が…

『世界で初めて、点字ブロックが敷設されたのは、岡山県立盲・・・』

『世界で初めて、点字ブロックが敷設されたのは、岡山県立盲学校近くの歩道』 「岡山の三宅精一さんは道路を渡っていて車にはねられそうになった視覚障害者の姿を見て点字ブロックを作り出した」と、「筆洗」(170317)はその始まりを伝える。「世界で初めて点…

『大切なのは患者との信頼関係だ』

『大切なのは患者との信頼関係だ』 「スターツル教授の訃報を聞き、ピッツバーグの街並みを思い出した」と「春秋」(170316)。米ピッツバーグ大の付属病院をお邪魔し「驚いたのは、患者に対する情報提供の徹底ぶりだ。小児病棟では、おなかを開けるとリアルな…

『虚偽ではなく「全く記憶がなかった」そうである』

『虚偽ではなく「全く記憶がなかった」そうである』 「『ドーナツを売っている』、ルーマニアでは『ウソをついている』という意味だという」。「筆洗」(170315)は、「いやでも、大量のドーナツを思い浮かべてしまうではないか。『森友学園』の理事長だった籠…

『WBC、イスラエルチームは絆強く士気も高い。日本戦は・・・』

『WBC、イスラエルチームは絆強く士気も高い。日本戦は十五日。好調日本も油断はできぬ』 野球人口わずか約五千人、世界ランク四十一位のイスラエルチームがキューバチームに勝利。それは「イスラエル出身はわずか一人。残りは全員がユダヤ系米国人という…

『百貨店という店のあり方が時代と合わなくなったのか。・・・』

『百貨店という店のあり方が時代と合わなくなったのか。寂しく思う向きも多かろう』 「空襲で焼け野原になった終戦直後の東京。ほどなく子どもたちの笑い声が戻った場所のひとつが、百貨店の屋上だった」。「春秋」(170313)は、伊勢丹の社長が退くに当たり、…

『日常のありがたさと、そのもろさを思う』

『日常のありがたさと、そのもろさを思う』<2017年3月12日(日)> 東日本大震災の記録として編んだ『悲愛(ひあい)』を「天声人語」(170312)は紹介する。「経験の衝撃は時間とともに弱まる。記憶はおぼろげになり、いつかは忘れられる。だからこそ時折拾い…

『韓国国民にはどうかこの辺で断ち切ってほしい王殺しの連鎖』

『韓国国民にはどうかこの辺で断ち切ってほしい王殺しの連鎖』 朴槿恵大統領の罷免が憲法裁判所によって認められた。またも、韓国の大統領のスキャンダルである。「余録」(170311)は、『金枝篇』に出てくるある国の王様殺しの習慣と韓国の繰り返される歴代大…

『東日本大震災から6年を経たが、いまだ「災後」ではなく・・・』

『東日本大震災から6年を経たが、いまだ「災後」ではなく「災中」であるかもしれない』 「あの日から、あすで6年」。「春秋」(170310)は「残念ながら共生や共助、開かれた国づくりといった『災後』の理念は実を結ばぬままである。むしろ世間ではナショナリ…

『日本化学会は貴重な化学資料を認定する「化学遺産」に・・・』

『日本化学会は貴重な化学資料を認定する「化学遺産」に蚊取り線香に関連する工場や製造装置を選んだ』 「人間にとって最も危険な生物」とは、「筆洗」(170309)は問いかける。「人間は危険度二位。人間より怖い一位は蚊。危険な感染症を媒介する『吸血鬼』は…

『アインシュタインの涙を知る日本の科学界として示すべき意地』

『アインシュタインの涙を知る日本の科学界として示すべき意地』 「アインシュタインは訪米した湯川秀樹に涙ながらに『原爆で罪のない日本人を傷つけてしまった』と語り、許しを請うたという」。「余録」(170308)は、科学の平和利用について言う。「戦時中の…

『甚大な被害の下では「教員」としてより、人としてどう動くか・・・

『甚大な被害の下では「教員」としてより、人としてどう動くかが問われると』 「春秋」(170307)は、宮城県南三陸町の戸倉小学校の校長だった麻生川敦さんの経験を伝える。「避難の方法を協議しだしたのは東日本大震災の2年前だった。非常時の学校運営に必要…

『背中だけでは不憫で、せっかくの良い顔を見せたかったのだろう』

『背中だけでは不憫で、せっかくの良い顔を見せたかったのだろう』 3月4日にグラフィックデザイナーの長友啓典さんが亡くなった。「筆洗」(170306)は、長くコンビを組んだ伊集院静さんの話を伝える。「トモさんの装丁を見ていると、そこにトモさんがにじみ出…

『宇宙地図、ウェゲナーは天文学に打ち込み続け、宇宙の謎・・・』

『宇宙地図、ウェゲナーは天文学に打ち込み続け、宇宙の謎解きで歴史に名を残していたかもしれぬ』 宇宙地図の作成が国立天文台が取り組んでいると、「筆洗」(170305)は紹介する。「ハワイのすばる望遠鏡に日本の光学技術の粋を集めた高性能カメラをとりつけ…

『「行政や議会、みんなで決めた」と、クリンチに逃れたと・・・』

『「行政や議会、みんなで決めた」と、クリンチに逃れたといえようか』 この人の奔放な弁舌は何処へ行ったのか。「春秋」(170304)石原慎太郎さんの昨日の記者会見に、その無責任さを思う。「『記憶にない』『自分は専門家ではない』と守勢に立たされた。『裁…

『三三七拍子ならぬ三拍子そろった「良き友」がステージを今降りた』

『三三七拍子ならぬ三拍子そろった「良き友」がステージを今降りた』 「「日本のロックの父」が亡くなった」。「筆洗」(170303)は、かまやつひろしさんの死去を惜しむ。「音楽性、時代センス、お人柄。かまやつさんの情報収集力と『耳』の力が興奮と熱狂の音…

『除染で削られた土だろうか、黒い袋が積み上がっている。・・・』

『除染で削られた土だろうか、黒い袋が積み上がっている。町内のコンビニは作業の人たちでかなりの繁盛のようだ』 楢葉町が、避難指示解除されたのが1年半前、町民7千人余りのうち帰還したのは1割。そんな状況の中で戻った古市貴之さんの話を「天声人語」…