2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『SNSユーザーに大量の偽フォロワーを販売した・・・』

『SNSユーザーに大量の偽フォロワーを販売したとされる会』 芥川龍之介は晩年にドッペルゲンガーに悩まされていた。今、SNSの世界でも、と『余録』(180131)は伝える。「何とも不吉なドッペルゲンガーである。ならばSNSで、英BBCのウェブサイトによ…

『外国人を驚かせたのは日本の庶民の開けっぴろげな・・・』

『外国人を驚かせたのは日本の庶民の開けっぴろげな生活であった』 「家へ入るには裏戸を押すだけでよかった。ロックもボルトもなかった」。幕末に日本を訪れた外国から来た者はその不用心に驚いたことを『余録』(180130)は紹介する。それは、今も同じ? 「…

『雪だるまは少なく、硬く凍った道が続く』

『雪だるまは少なく、硬く凍った道が続く。』 先週の大雪の後、『筆洗』(180129)はスティーブン・ミルハウザーの短編小説「雪人間」を思い出す。そして、「住宅地を歩けば、一つの傾向に気づく。幼い子どもがいそうな新しい家の前には雪だるまがある。比較的…

『ヒュッゲにはヒントがありそうだ』

『ヒュッゲにはヒントがありそうだ』 デンマークは、昨年43%の電力を風がもたらしたという。『余録』(180128)はデンマークの人々の生き方を思う。「自然の恵みなど身近なものを大切にする価値観は『ヒュッゲ』という言葉に象徴される。人と人とのふれ合い…

『冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず』

『冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず』 「つらい通勤の日々がやっと小休止した」と、『春秋』(180127)はこの寒波を思う。「けさはあたたかな布団に存分、長居した方も多いのではなかろうか。東京は48年ぶりの氷点下4度、さいたまも統計を取…

『雪 イトド深シ/花 イヨヨ近シ』

『雪 イトド深シ/花 イヨヨ近シ』 「安永2(1773)年暮れの江戸は物不足で諸物価が高騰し、正月の松飾りもなかった。厳寒のため水路が厚い氷で閉ざされ、物流が止まったからだ。このころ米ニューヨーク湾も結氷している。地球規模で小氷期と呼ばれる寒…

『招かれれば出席するのが、度量の広い、大人の対応・・・』

『招かれれば出席するのが、度量の広い、大人の対応であろう』 安倍首相が平昌五輪開会式に行くことになった。これを『筆洗』(180125)は評価する。「おそらくは関西風の『行けたら行く』の立場だったかもしれない」(行かない)であったろう。「胸のうちはど…

『荒ぶる自然の脅威』

『荒ぶる自然の脅威』 首都圏を大雪が襲う。交通機関は乱れ大変であった。いや、『筆洗』(180124)は申す。「豪雪地帯では雪に悩まされ続けている。針一本落としてもその音が聞こえてきそうな、しんと静まり返った白い町にちょっと感じ入ったりするものだ。そ…

『「おぎゃあ」。その声に車内から祝福の拍手がわいたと聞く』

『「おぎゃあ」。その声に車内から祝福の拍手がわいたと聞く』 「電車内といえば、見たいものより見たくないものの方が目に飛び込んでくる」。 『筆洗』(180122)は列車内の自分たちへの不満を述べるとともに、そうでもないかもしれないと。「千葉県柏市のJ…

『ムーミン、背景を知ったうえで、改めて・・・』

『ムーミン、背景を知ったうえで、改めてひもとくのもいい』 「それがたまらないのよ。たまには変化も必要ですわ」。『春秋』(180122)はムーミンのママとパパの会話からムーミンそして国と言語と文化と人の関係を思う。夫の帰宅時に専業主婦がいない。「原作…

『英国に新しい大臣が誕生した。孤独担当相という名だ』

『英国にも、新しい大臣が誕生した。孤独担当相という名だ』 「900万人以上の国民が恒常的に孤独を感じ、地域のかかりつけ医の75%が、寂しさから来院する患者を、日に1〜5人診ているそうだ。孤独は社会の隅々まで染み渡っている」。『余録』(180121)…

『反目している国同士が手を結んだ』

『反目している国同士が手を結んだ』20日(土)> 「あす21日は『ライバルが手を結ぶ日』」。『春秋』(180120)は、152年前のこの日に薩長同盟が結ばれたことを伝える。そして、今、「こちらはライバルという生易しい関係ではないが、反目している国同士が手を結…

『人口のピークを越えた私たちが目ざすべき文明は----』

『人口のピークを越えた私たちが目ざすべき文明は坂の上の空にはない』 今年は明治維新から150年、あの当時の人口は3480万人、それが「140年後となる2008年の1億2808万人がピーク」となり、その後の10年は低下してきた。『余録』(18010…

『海を漂うプラスチックが魚の総量よりも重くなる・・・』

『海を漂うプラスチックが魚の総量よりも重くなるという試算もある』 初老の男性が愛犬の糞を入れたポリ袋を川に向かって投げ捨てた。『筆洗』(180118)は日曜日の川沿いでの出来事から、「プラスティック戦争」へと話を展開する。「全世界でごみとなって海に…

『大きな揺れの不意打ちには、いまだに社会の無防備・・・』

『大きな揺れの不意打ちには、いまだに社会の無防備でもろい』 人類は命を守るために、様々な困難を克服してきているが、地震には未だにお手上げである。『春秋』(180117)は、「23年前の今日、神戸や周辺からの映像を忘れることはできない。以降、東日本大震…

『「くさい」と告げるのは』

『「くさい」と告げるのは』 「スメハラ」について、『春秋』(180116)は考える。「視覚や聴覚などの情報は大脳新皮質というところで処理されるが、嗅覚情報は大脳辺縁系にも伝わる。ここは記憶や喜怒哀楽にかかわるところ。いってみれば、においは思い出や感…

『神様、仏様、洗濯機サマ』

『神様、仏様、洗濯機サマ』 電化製品の自動化で私たちの生活は変化してきた。『春秋』(180115)は電気洗濯機の進歩をまずは想う。その当時の主婦は「感動のあまり機械を拝みたくなったという」が、「洗濯機もいきなり脱水、乾燥まで全自動だったわけではない…

『又例の寄鍋にてもいたすべし』

『又例の寄鍋にてもいたすべし』 銀ちゃんは大部屋組の連中に鍋をごちそうする。「まず、野菜でいいだろうが」。『筆洗』(180114)『蒲田行進曲』での一場面。「今年に限っては牛肉よりも野菜の数の方に目を光らせる銀ちゃんを想像する。昨年の長雨や天候不順…

『立ち往生の列車に咲いたのは「むつみあいの花」か』

『立ち往生の列車に咲いたのは「むつみあいの花」か』 「JR信越線では満員の列車が十五時間も立ち往生した」。『筆洗』(180113)は雪に思う。雪の結晶を中谷宇吉郎氏は「雪は天から送られた手紙である」と、ウィルソン・ベントレー氏は「優美な象形文字」と…

『トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩委員長が・・・』

『トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩委員長が握手する顔ハメ』 「顔ハメ」は、「交流サイト(SNS)に載せる写真ネタとして重宝されているのだろうか」と『春秋』(180112)は、提案する。「顔ハメ」は「皆が同じ人に変身するせいか、緩やかな一体感もうまれ…

『パラドーピング』

『パラドーピング』 「古代オリンピックの競技場近くにあったゼウスの像の碑文」に「勝利は技と努力によって手に入れるべきもので、金や後ろ暗い方法で手に入れてはならない」と記されている。『余録』180111)は今回のカヌー・スプリントの「パラドーピング…

『他人の夢や希望を踏みにじるような大人になるまい』

『他人の夢や希望を踏みにじるような大人になるまい』 「成人の日の8日、貸衣装業者『はれのひ』と連絡が取れなくなり、予約していた晴れ着が新成人に届かないトラブルが相次いだ」。『春秋』(180110)は言う。「一生に一度の記念日が台無しになった」が、「…

『ロボットの進化。それは未来を切り開くのか・・・』

『ロボットの進化。それは未来を切り開くのか、あるいは暗くするのか』 「アイボ」がまた発売される。初代と比べてどれだけ進歩しているのか。『余録』(180109)は、思う。「人工知能(AI)の進化に伴い、飼い主とのふれ合いから学習を重ねて『成長』してい…

『同じものを買った。食べた。そうした浅いところで・・・』

『同じものを買った。食べた。そうした浅いところでつながっている感じがする』 1997年に生まれ、今年の新成人は123万人、「日本漢字能力検定協会はこの年を代表する漢字に『倒』を選んでいる」。『春秋』(180108)は今年成人となる者に思う。「バブルの熱気…

『白河踊り』

『白河踊り』 「白河市と、山口県萩(はぎ)市の間で交流の機運が高まっている」と『余録』(180107)は伝える。それは「白川踊り」である。この盆踊りは「白河に滞在した長州兵が現地で盆踊りを覚え、山口に帰って広げたらしい」。150年前の戊辰戦争が地域を…

『ジョージ国王、一国の監督としてキックオフの時・・・』

『ジョージ国王、一国の監督としてキックオフの時を迎える』 「ジョージ・ウェアさんが高校を正式に卒業したのは、十年前のことだ」。『筆洗』(180105)はリベリア出身のサッカー選手のジョージ・ウェアさんが大統領当選に思う。貧しかったウェアさんは学校教…

交通死亡事故の目標はあくまで「ゼロ」である』

『交通死亡事故の目標はあくまで「ゼロ」である』 「昨年1年間に交通事故で死亡した人は3694人で、統計が残る1948年以降でもっとも少なかったという」。『春秋』(180105)は、まずは警察「事故係」の努力を伝える。そして、「昨年、島根県で起きた事故が忘れ…

『年長者がくぎを刺す。「労働や疲労の中に徳の・・・』

『年長者がくぎを刺す。「労働や疲労の中に徳のようなものがあった」』 ロボット(賦役)という造語が生まれて100年ほど、それが今では人間の労働の代行をし始めている。『春秋』(180104)この状況に「気になるのは雇用への影響だ」と。そして、「チャペック…

『人が日記を始める理由は「人生に何らかの展開が・・・』

『人が日記を始める理由は「人生に何らかの展開があると予想される場合」』 井荷風、「正月元日。例によつて為す事もなし」「正月三日。灯下に粥(かゆ)を煮、葡萄(ぶどう)酒二三杯を傾け暖を取りて後机に対す」。「孤高を演じ、楽しんでいるように見える…

『新年の白紙綴ぢたる句帖哉』

『新年の白紙綴ぢたる句帖哉』 「うらうらと初日の影や枯木立」。『余録』(180101)は昨年新たな句が見つかった正岡子規を話題に出し、新年を考える。「まだ見慣れぬカレンダー、どのページも白いままの日記が新しい年の訪れを教えてくれる元日である。平成が…