2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『本との出会いは時に心を癒やし、揺さぶり、人生を左右する』

『本との出会いは時に心を癒やし、揺さぶり、人生を左右する』〈2017年10月31日(火)〉 「古代エジプトの都市にも図書館があった。入り口には「魂の診療所」という意味の言葉が記されていたという」。『余録』(171030)は、読書週間を思う。東日本大震災にて、…

『三十二万三千八百八件。・・・・・のいじめの認知件数である』

『三十二万三千八百八件。昨年度の全国の国公私立小中高、特別支援学校でのいじめの認知件数である』 「この日のために、パンツもシャツも全部新しくしてきました。ネクタイをする、しないのかにどんな意味があるのか」。『筆洗』(171030)は、作家、灰谷健次…

『さらば、エンケン。でも、<どうしたんだよ、あの夢は>』

『さらば、エンケン。でも、<どうしたんだよ、あの夢は>』 「遠藤賢司さんが亡くなった。七十歳。<頑張れよなんて言うんじゃないよ>(「不滅の男」)」と『筆洗』(171029)はエンケイを思う。「『僕』は入道雲を見上げて、故郷のお母さんにつぶやく。『あ…

『どうせこのくらいのことはみんなやっている』

『どうせこのくらいのことはみんなやっている』 次々と明るみに出る日本企業の品質管理不正を『天声人語』(171028)は、世界のジョークに表す。「豪華客船が沈み始めた。脱出を促そうと、船長は英国人に『飛び込めばあなたは紳士です』と言い、ドイツ人には『…

『読書週間である』

『読書週間である』 「本好きで外国人を驚かせたご先祖をもつ私たち」と、『余録』(171027)は来日者のロシア語教師だったメーチニコフの「回想の明治維新」岩波文庫の一部を紹介する。女性や人足や召使が一生懸命本を読むと。現代はどうだろうか。毎日新聞の…

『隣にいるのは、どこか危うさをはらむ指導者である』

『隣にいるのは、どこか危うさをはらむ指導者である』 「共産党の憲法にあたる規約に、習近平総書記の名を冠した思想が盛り込まれた」ことについて、『天声人語』(171026)は危うさを感じる。「存命中の指導者としては毛沢東以来という。習氏を礼賛する歌が街…

『ファストフード店に行き、コンピューター画面で---』

『ファストフード店に行き、コンピューター画面で注文する。支払いにクレジットカードや現金を出す必要はない』 中国では顔認証の実験が始まっていると、『天声人語』(171025)は伝える。「両目の距離や鼻の長さなど多くの要素から『あなた』を認識する」。ま…

『前原氏はその後、消費増税の凍結を公約する希望の・・・』

『前原氏はその後、消費増税の凍結を公約する希望の党との合流を決断した。自らの理念を放棄したかのようだ』 今回の投票率の低さに、『春秋』(171024)は、米国の政治経済学者アンソニー・ダウンズの理論を紹介する。「政党間のイデオロギーの差が大きいほど…

『白亜の殿堂で未来を見据えたまっとうな議論を期待したい』

『白亜の殿堂で未来を見据えたまっとうな議論を期待したい』〈2017年10月23日(月)〉 第48回衆議院選挙結果に『春秋』(171023)は言う。「選ばれた面々は、改元や東京五輪など大きな節目が控える日本の針路を担う。むろん、デフレ脱却や被災地の復興への取り組…

『悩みとは自動車の運転に伴う怒りの感情(ロードレージ)』

『悩みとは自動車の運転に伴う怒りの感情(ロードレージ)』 「ラベンダーにレモン、それに焦げたゴム、そのにおいが世界に共通する社会の悩みを和らげる可能性がある」。『筆洗』(171022)は、「自動車の運転に伴う怒りの感情(ロードレージ)」を思う。「生…

『<この国には、投票が足りない><国民を休んで・・・』

『<この国には、投票が足りない><国民を休んでませんか><親の意見と選挙は後で効く>』 <この国には、投票が足りない><国民を休んでませんか><親の意見と選挙は後で効く>。『筆洗』(171021)は、静岡大学のAIに「選挙」「投票」のお題でコピーを…

『ロヒンギャの人々が、この二カ月ほどで、五十万・・・』

『ロヒンギャの人々が、この二カ月ほどで、五十万を超す人々が難民となった』〈2017年10月20日(金)〉 「あれほどすさまじいとは…」、『筆洗』(171020)は「国境なき医師団日本」会長の加藤寛幸さんのコメントを紹介する。ロヒンギャの人々が、「この二カ月ほ…

『息の根を止めた「怪物」は密かに「卵」を残していた・・・』

『息の根を止めた「怪物」は密かに「卵」を残していた。誰もそれに気がつかぬ。』 ISはホラー映画のごとく、また復活して続くのではないか。『筆洗』(171019)は、「新聞の見出しを見て、同じモヤモヤを覚える」という。そして、「最近のパリでのテロ事件な…

『一億三千万光年のかなたの重力波を観測し、その源・・・』

『一億三千万光年のかなたの重力波を観測し、その源が二つの高密度の天体「中性子星」合体だったことを捉えた』 どこからか電波が発信されている。ネビル・シュートの小説「渚にて」では、核攻撃で破壊された北半球のある場所のコカ・コーラの空き缶であった…

『一度に座る時間が長い人ほど死亡リスクが高い?』

『一度に座る時間が長い人ほど死亡リスクが高い?』 「最近の『座る』をめぐる研究で、米国の医学チームによると、あまり長時間座っていると早死にする危険が高くなるという」結果に対して、『筆洗』(171016)の筆者は早速に試みたが、「実際、本稿、書き上げ…

『できれば図書館で文庫の貸し出しをやめてほしい』

『できれば図書館で文庫の貸し出しをやめてほしい』 全国図書館大会での文芸春秋の社長の呼びかけを『天声人語』は紹介する。「できれば図書館で文庫の貸し出しをやめてほしい」。これについて「出版不況が続くなか、せめて文庫本は自分で買ってもらえないか…

『「鉄」学の道は奥深い』

『「鉄」学の道は奥深い』 「鉄道には何か『宿るもの』があります。だから『きかんしゃトーマス』など擬人化されることも多い」。『余録』(1710159)は、福山市立大准教授の弘田陽介さん『子どもはなぜ電車が好きなのか』(冬弓舎)を紹介する。「お金がない…

『原発事故から6年半が過ぎても戻らぬ古里の味がある』

『原発事故から6年半が過ぎても戻らぬ古里の味がある』 「瑞穂の国の秋」、『春秋』(171014)の筆者はエッセー「食べたくなる本」を読み、その著者である三浦哲哉さんの古里の福島県を思う。「取材で出会った東京電力福島第1原発事故の被災者の顔が浮かんだ…

『キャベツの悲鳴を聞いたことがある』

『キャベツの悲鳴を聞いたことがある』 「一センチのいい土ができるには、百年かかる」。『筆洗』(171011)は福島県須賀川市の樽川和也さんの父親は言っていた。その父親の久志さんは、福島第一原発の事故により「地元産のキャベツが出荷停止になったとの知ら…

『エルネスト、「こんなひどい目に遭わされて、どうして・・・』

『エルネスト、「こんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ」』〈2017年10月12日(木)〉 チェ・ゲバラは1959年夏に広島にやってきた。『天声人語』(171012)は映画「エルネスト」の場面より、言葉を引き出す。「こんなひどい目に遭わされて、どう…

『「不都合な真実」から目をそむけようとするのは・・・』

『「不都合な真実」から目をそむけようとするのは、体制を問わない人間の性(さが)かもしれない』 「ウラルの核惨事」が60年前にあり、その全容が見えたのは事故から19年後であった。その情報を西側の「原子力業界から「ありえない」との声があがった」こと…

『日本の人々は雲の形や色、流れ方を見て、世の移ろい・・・』

『日本の人々は雲の形や色、流れ方を見て、世の移ろいを感じとってきた』 「秋は空が澄んで、雲の位置が高い。雲好きにはたまらない季節です」(気象予報士の武田康男さん)と、昨日の『天声人語』(171009)秋の空を思う。南極、夕焼け、虹、オーロラ、日食・・…

『「劇場型」といわれる総選挙は、あすが公示・・・』

『「劇場型」といわれる総選挙は、あすが公示日。結末は悲劇か喜劇か不条理か。』 衆院選の公示を目の前にして、『春秋』(171009)は大衆芸能を紹介する。まずは江戸時代の芝居である。「忠臣蔵」が上演されたのは討ち入りの2日後であった。「当時、演劇は『…

『人事部門の社員が集まり、ある「部活動」が発足した・・・』

『人事部門の社員が集まり、ある「部活動」が発足した。「がんアライ部」』 「おとといの金曜日、外資系金融機関や大手メーカーなど50社以上から人事部門の社員が集まり、『がんアライ部』」を『春秋』(171008)は紹介する。それは、「がんを抱えつつ働く社員…

『「個人」「自由」「権利」……。こういう言葉に魂・・・』

『「個人」「自由」「権利」……。こういう言葉に魂をこめねばなるまい』 「新入社員を過労自殺に追いやった電通の違法残業事件で、東京簡裁が同社に罰金50万円の判決を言い渡した」。これについて『春秋』(171007)は、会社と社会から考える。明治の文明開会、…

『♪やさしき翼の飛び交うところ すべての同胞・・・』

『♪やさしき翼の飛び交うところ すべての同胞はちぎりをむすんだ兄弟…』 パブロ・カザルスが「九十六歳で逝って、四十四年。カタルーニャで独立を問う住民投票が行われ」た。『筆洗』(171006)は、カザルスの愛するカタルーニャのために「初めて、投票したの…

『スポーツ奨励の妙案。通勤にスニーカー』

『スポーツ奨励の妙案。通勤にスニーカー』 「スポーツ庁は働く世代の運動不足解消を目的に、スニーカーを履いて通勤することを提唱」、『筆洗』(171005)は「『ダサい』とうめかず、「太宰」の実利で判断すべきか」と。なんと太宰治は大学時代にいつもゴム長…

『襲撃事件、「もうたくさんだ」』

『襲撃事件、「もうたくさんだ」』 各紙、ラスベガスでの銃撃事件を問題にしている。『筆洗』は「今、三十二階の部屋の窓から事件現場を見下ろしてみればいい。見えるのは、血なまぐさき荒涼であろう。その光景は「銃を規制しない」という愚かな「大博打」を…

『キノコを愛する「きのこ女子」たちも元気だ。秋・・・』

『キノコを愛する「きのこ女子」たちも元気だ。秋の行楽シーズンに野山を歩くのは楽しい』 「毎年この季節になると、毒キノコによる食中毒が相次ぐ」と『春秋』(171003)は注意を喚起する。そして、「キノコはいまちょっとしたブームである。擬人化したマスコ…

『日本もサウジも女性の教育水準は高いが、議員や管理職・・・』

『日本もサウジも女性の教育水準は高いが、議員や管理職などは少ない』 サウジアラビアの「映画『少女は自転車にのって』には、この国に埋め込まれた男性優位の現実がある」と、『天声人語』(171002)。「少女ワジダは、男の子たちが乗り回す自転車がほしくて…