2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

#もしかしたら

『#もしかしたら』<2021年6月30日(水)> 米国防総省のUFO報告書に『筆洗(210628)』は思う。UFO(未確認飛行物体)という言い方が一般的になったのは一九七〇年代前半か。それ以前、「空飛ぶ円盤」と呼んでいた。当時「ユー・エフ・オー」と区切って発…

#ダイジェスト

『#ダイジェスト』<2021年6月29日(火)> 要約のビジネスを『天声人語(210628)』は思う。いつかは最後まで読みたい小説に『夜明け前』(島崎藤村)がある。一生無理かもしれないと、ダイジェスト版も手に取った。うーん。要約という近道。映画でもファスト映画…

#むずかしい仕組みをやさしく

『#むずかしい仕組みをやさしく』<2021年6月28日(月)> 助成の新しい仕組みが分かりにくい。『水や空(長崎新聞/210626)』は、手続きへのやさしさを思う。新型コロナのワクチン接種でインターネット予約の代行を市民団体が始め、高齢の方に喜ばれている。接種…

#学生生活は依然厳しいまま

『#学生生活は依然厳しいまま』<2021年6月27日(日)> 会津大学生課入り口に、インスタントラーメンと二キロ入りのコメ袋が山積みになっていた。『あぶくま抄(福島民報/210625)』はコロナ禍の学生支援を思う。困窮している学生にと、県内企業から届けられた三…

#3・5%の人が動けば

『#3・5%の人が動けば』<2021年6月26日(土)> 「3・5%の人が動けば社会が変わる」。『越山若水(福井新聞/210623)』は“3・5%の法則”を思う。この法則はハーバード大学の政治学者エリカ・チェノウェス教授らが20世紀の市民活動を調査して明らかにした…

#命をリスクにさらしてまで

『#命をリスクにさらしてまで』<2021年6月25日(金)> なぜ首相はここまで開催に固執するのかと『雷鳴抄(下野新聞/210620)』は問い思う。党首討論で、共産党の志位和夫委員長から「命をリスクにさらしてまで五輪を開催しなければならない理由」を問われ、首相…

#知の巨人

『#知の巨人』<2021年6月24日(木)> 多くの新聞が立花隆さんを思う。『天声人語』、調べに調べてて書籍化、作品群は世代を超えて幅広い読者を得た。『筆洗』、その決意と旺盛な探求心が「知の巨人」をこしらえたのだろう。『余禄』、みごとに貫かれた「一介の…

#不戦と平和への深い祈り

『#不戦と平和への深い祈り』<2021年6月23日(水)> きょうは「慰霊の日」。『南風録(南日本新聞/210623)』は76年前を思う。元沖縄県知事の大田昌秀さんは、学徒でつくる鉄血勤皇隊に動員され、最後の激戦地、南部の糸満市摩文仁に移動した。目にしたのは悲惨…

#頭脳の盗塁術

『#頭脳の盗塁術』<2021年6月22日(火)> 阪神のルーキー中野拓夢選手(日大山形高出)が規定打席に達し打撃十傑に、盗塁数でもトップ争い。これにあたり『談話室(山形新聞/210622)』は盗塁を思う。投手が投球動作に入ってから捕手のミットにボールが届き、そ…

#世界キリンの日

『#世界キリンの日』<2021年6月21日(月)> <夏至の日はしずかにキリンを思ふべし絶滅に向かい濡れるまつげ>(臼井均/昨年夏「朝日歌壇」)。『天声人語(210621)』はキリンを思う。きょうは一番昼の長い日、これにちなみ首の一番長いキリンの日に。このキリン…

#ワイドFM

『#ワイドFM』<2021年6月20日(日)> 全国の民放AMラジオ47局のうち44局がFMへの転換を目指す。これについて『地軸(愛媛新聞/210619)』は思う。ピーター・バラカンさんの著書「ラジオのこちら側で」(岩波新書)にラジオへの思い入れがうかがえる。…

#声を出して読む

『#声を出して読む』<2021年6月19日(土)> 本日は「朗読の日」。『天声人語(210619)』は朗読を思う。樋口一葉は時に母親に読み聞かせをしていたという。あまり字の読めなかった一葉の母親、娘の朗読を楽しみにする姿が浮かんでくる。このころ明治の中ごろ、本…

#梅のシーズンはあと2週間ほど

『#梅のシーズンはあと2週間ほど』<2021年6月18日(金)> 梅は、熟すとポタポタ落ちる。今年もそのまま捨て置かれ、日に日に黄色くなってつぶれていった。『春秋(210615)』は昨年6月、小田原の農家がSNSに書き込んだことを紹介する。昨年はコロナ禍でボランテ…

#無情無念

『#無情無念』<2021年6月17日(木)> 1945年、終戦間際の鹿児島市立女子興業学校の教務日誌が見つかった。『南風録(南日本新聞社/210617)』は鹿児島の6月17日の大空襲を思う。17日深夜から翌未明の鹿児島大空襲で建物が全焼、寄宿舎に防空要員として泊まってい…

#右左を確かめ手を上げて

『#右左を確かめ手を上げて』<2021年6月16日(水)> 警察庁は交通安全の教則を改正した。これについて『南風録(南日本新聞/210615)』は先ず、ビートルズの『アビーロード」のジャケット写真を思い出す。メンバー4人が縦一列に並んで横断歩道を渡る。アルバム…

#カラスに注意

『#カラスに注意』<2021年6月15日(火)> カラスの鳴き声を「カワイカワイ」と聞く地域もある。『筆洗(210613)』は今の時期のカラスを思う。童謡「七つの子」(作詞・野口雨情)。<可愛可愛と烏は啼くの>?。カラスの鳴き声として「カワイカワイ」と表現して…

#完食指導

『#完食指導』<2021年6月14日(月)> 「残食ゼロ」にこだわる学校に『天風録(中國新聞/210613)』は思う。<今日も大きらいなぶどうパン/見つからないようにかくしちゃえ>(みんなのうた「恐怖の昼休み」)。令和の今も「完食指導」が存在しているようだ。あ…

#旅が恋しい

『#旅が恋しい』<2021年6月13日(日)> 人生は旅。『筆洗(210611)』はコロナ禍での旅を思う。「未知のものへの漂泊」であると哲学者三木清は『人生論ノート』で述べている。遠くへの移動や不要不急の外出を控える時間が長くなると、よけい強くなる心理でもあろ…

#満員の観客が戻ってくる日

『#満員の観客が戻ってくる日』<2021年6月12日(土)> プロ野球実況中継に『金口木舌(琉球新報/210610)』は思う。いつもより打撃音がよく聞こえてきた。静かな球場での熱戦はちょっと味気ないけれど、プロ野球のだいご味は増しているようにも感じた。いつもな…

#知者のデモ行進

『#知者のデモ行進』<2021年6月11日(金)> 中国南部のゾウの行動に『春秋(210611)』は、村上春樹さんの『ゾウの消滅』といまを思う。ある町が飼育していた年老いたゾウが突然、姿を消してしまった。言葉を持たない孤独な生物の消滅は、何を暗示するのか。この…

#お父さんの笑顔

『#お父さんの笑顔』<2021年6月10日(木)> 6月になると頭に浮かぶのは、と『国原譜(奈良新聞/210608)』は語る。それは、梅雨と父の日。ただ各種調査などからは、近年は母の日ほどには意識されていないようだ。先日も通販で両日のギフトを扱う店の代表から、こ…

#バニラアイス

『#バニラアイス』<2021年6月9日()> 最高気温が25度以上の夏日が続く。『地軸(愛媛新聞/210608)』はアイスクリームを思う。正岡子規も好きだったアイス、日販は1865(慶応元)年、米国人リズレーが横浜で売り出したのが始まり。身近になったのは企業が…

#農の営みを

『#農の営みを』<2021年6月8日(火)> 食料を輸入に頼る日本での農地の荒廃に『北斗星(秋田魁新報社/210608)』は思う。数年前には耕作されていたはずだが…。草ぼうぼうとなっている所が郊外に何カ所かあった。湿地のようになり、いろんな雑草がはびこっている…

#個人の意思

『#個人の意思』<2021年6月7日(月)> 新型コロナワクチン接種の進みに『卓上四季(北海道新聞/210607)』は思う。「良心的拒否」は元来、兵役ではなくワクチン接種に関する用語だった。日本で昨年改正された予防接種法は、新型コロナワクチン接種を国民の「努力…

#ホタル帰る

『#ホタル帰る』<2021年6月6日(日)> 政府のコロナ対策分科会の会長は、近く感染状況への影響や対策を独自に提言するという。これに対する政府の見解に『小社会(高知新聞/210606)』は思う。数年前の6月6日の高知新聞「きょうの歴史」に1945年の知覧の特攻隊員…

#さわやかな香り…

『#さわやかな香り…』<2021年月日()> 「春は喜ばせてあげる/夏は涼しくしてあげる/秋は養ってあげる/冬は暖めてあげる」。これは何?『滴一滴(山陽新聞/210604)』はドイツのなぞなぞを。答えは「木」。緑あふれる木々は実際には、もっと多くのものをわれ…

#「ざる」ともいえる

『#「ざる」ともいえる』<2021年6月4日(金)> 政府の管理体制に『小社会(高知新聞/210601)』は、そばを思う。江戸時代、そば屋が幕府に値上げを願い出た。幕府は認めなかったが、そばを盛る容器「せいろ」を「上げ底にすることは許す」とした。「お上」は昔か…

#1枚の切符に

『#1枚の切符に』<2021年月日()> JR東日本は2025年までに「窓口」設置駅を7割減らすという。これについて『春秋(210530)』は思う。中華料理の円卓のような、ぐるぐる回る台の付いたテーブルを大勢の職員が取り囲んでいる。載っているのはピータンやエビチリ…

#感謝の気持ち

『#感謝の気持ち』<2021年6月2日(水)> 6月には祝日がない。否ある。『春秋(210602)』は「ぐうたら感謝の日」を紹介する。だれも働いてはいけない。何もせず、家でただのんびりと過ごすのが基本。「のび太くん」がつくった架空の休日。この逸話を収めたコミッ…

#庶民目線の説明力

『#庶民目線の説明力』<2021年6月1日(火)> 科学の根拠の説明とコロナ感染への政府の説明について、『越山若水(福井新聞/210528)』は思う。ガリレオの「天文対話」は、一般人向けに母国語イタリア語で書かれた。3人の登場人物が対話形式で話す簡明さも画期的…