2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『朴氏が去っても、この国にうずたかい不信の塔が残される・・・』

<2016年11月30日(水)> 『朴氏が去っても、この国にうずたかい不信の塔が残されるのだろうか』 「きのう大統領がとうとう早期退陣を表明したのは、もはやそうした怒りをかわす道なしと悟ったからだろう」。「春秋」(161130)は、朴槿恵大統領の親友の国政介…

『「オケ老人」、練習中に誰かが突然倒れるなどトラブルが・・・』

<2016年11月29日(火)> 『「オケ老人」、練習中に誰かが突然倒れるなどトラブルが起きても動転しない』 映画「オケ老人!」、「現実離れした場面もありましたが、老人の持つパワーと団結力の描写は見事です」と話すマスターズオーケストラの佐久間英機さん…

『世界の食糧危機を救うのは』

<2016年11月28日(月)> 『世界の食糧危機を救うのは』 「国際トウモロコシ・小麦改良センター(CIMMYT)が正式に発足してから、ことしで半世紀になる」。「春秋」(161128)は、「緑の革命」等の世界食糧危機への日本の貢献を思う。「緑の革命の原動力…

『生涯を捧げた革命家との別れには白球を一つ持たせたい』

<2016年11月27日(日)> 『生涯を捧げた革命家との別れには白球を一つ持たせたい』 「ゲリラとして生活の中でひげを剃る余裕はない。でもひげが伸びてくるとそれが(革命家としての)自分を証明するバッジになった」。「筆洗」(161127)は25日に亡くなったフ…

『歯舞、色丹、国後、択捉――。地図から叫びを聞かねばならない』

<2016年11月26日(土)> 『歯舞、色丹、国後、択捉――。地図から叫びを聞かねばならない』 「多くの日本人にとって北方領土は頭のなかの『問題』だが、この地域では目と鼻の先の『出来事』だ」と「春秋」(161126)。そして、「ふるさとを追われた人々がいまも…

『ここで立ち上がらなければ、諸君は永久にアメリカの軍隊に・・・』

<2016年11月25日(金)> 『ここで立ち上がらなければ、諸君は永久にアメリカの軍隊になるんだぞ』 「1970年11月25日。三島由紀夫は陸上自衛隊市ケ谷駐屯地で、クーデターを呼びかけた」。「春秋」(161125)はその三島を想い、今の日本を思う。「三島は日本人…

『米に心を通わせてにぎったからこそ、そのおむすびには、・・・』

<2016年11月24日(木)> 『米に心を通わせてにぎったからこそ、そのおむすびには、人の心を結ぶ力があったのだろう』 「おにぎりの早食い競争に参加した青年がのどに詰まらせ、命を落とした。食をゲームにする風潮が何とも情けなく、悲しい」と「筆洗」(1611…

『地域の痛苦を、復興なかばの現実を、わたしたちはどう・・・』

<2016年11月23日(水)> 『地域の痛苦を、復興なかばの現実を、わたしたちはどう共有しよう』 「『つなみ! にげて!』『すぐにげて!』。かつては考えられなかった、こういう強い調子のアナウンスは東日本大震災の教訓から生まれた」。「春秋」(161123)は、…

『若者をないがしろにする社会の行く末が、明るいわけがない』

<2016年11月22日(火)> 『若者をないがしろにする社会の行く末が、明るいわけがない』 韓国は「韓国では、若者の就職難が慢性化している。生きづらさに苦しむ人が多い」、自殺をも考える若者。「天声人語」(161122)は、漢江の橋の欄干の鏡の記事を出す。「…

『ぼくはタイムマシーンにのってお父さんの死んでしまうまえの・・・

<2016年11月21日(月)> 『ぼくはタイムマシーンにのってお父さんの死んでしまうまえの日に行く そして『仕事に行ったらあかん』ていうんや』 過労自殺した高橋まつりさんの母親は言う、『命より大切な仕事はない』」。「余録」(161121)は、過労死や過労自殺…

『妖怪と一緒に、私たちは自然との絆を失ってきた。・・・』

<2016年11月20日(日)> 『妖怪と一緒に、私たちは自然との絆を失ってきた。その重さを改めて思う』 「今年度の文化功労者になった民俗学者の小松和彦さんは、妖怪文化の研究を通じて人間のあり方を考えてきた」。「天声人語」(161120)は小松さんに妖怪の世…

『雁風呂とインフルエンザ』

<2016年11月19日(土)> 『雁風呂とインフルエンザ』 「雁風呂」伝説、「余録」(161119)は渡来する渡り鳥の携えてくるものを心配する。伝説では木片であり、命を落とし帰国できなくなった鳥の所有物の木片で風呂をたき供養する。しかし、鳥たちが携えていた…

『平和な時が来たら後世の人に伝えてほしい』

<2016年11月18日(金)> 『平和な時が来たら後世の人に伝えてほしい』 『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争』を「天声人語」(161118)は紹介する。「終戦までの8年、地元の村長だった原弘平氏が秘蔵した135点。『求めよ国債 銃後の力』『戦線へ弾丸…

『「死のうとおもった」「でも、しんさいでいっぱい死んだ・・・』

<2016年11月17日(木)> 『「死のうとおもった」「でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」』 「福島から来たというだけで「ばいきん」扱いにした」。訴えても、「せんせいに言(お)うとするとむしされてた」。なんということ…

『紛争の霧の中に送られる隊員にはその無事と任務達成を祈る』

<2016年11月16日(水)> 『紛争の霧の中に送られる隊員にはその無事と任務達成を祈る』 「どんな賢明な指導者も戦争になれば『霧』の中に投げ込まれたように混乱する」。「余録」(161116)は、ベトナム戦争当時の米国防長官マクナマラの言葉を伝える。そして…

『高齢者運転者、被害者を出してはならぬ。そして加害者も・・・』

<2016年11月15日(火)> 『高齢者運転者、被害者を出してはならぬ。そして加害者もつくってはならぬ』 「どうも、車庫が縮んできている」。「筆洗」(161115)は、高齢者運転の一例として、映画「人生の特等席」(二〇一二年)の場面を紹介する。そして、訴え…

『パリの同時テロから1年になる』

<2016年11月14日(月)> 『パリの同時テロから1年になる』 「岩手県の『平泉』が世界文化遺産に登録されたのは5年前のこと。中尊寺は、戦乱で亡くなった人々の魂を浄土へと導く目的であった」。「余録」(161113)は、平泉文化遺産センターの館長の大矢邦宣…

『安産の神「産土神」に詣でて、3、5、7歳の子供の成長を祈る』

<2016年11月13日(日)> 『安産の神「産土神」に詣でて、3、5、7歳の子供の成長を祈る』 「七五三シーズンである。今日、参詣する家族も多いだろう。地域の産土神に詣でて、3、5、7歳の子供の成長を祈る」。「春秋」(161113)は、「産土」の起源を紹介…

『多様性では周回遅れのこちら側なのだが、穏やかではいられない』

<2016年11月12日(土)> 『多様性では周回遅れのこちら側なのだが、穏やかではいられない』 「米連邦最高裁のソニア・ソトマイヨール判事は米国の多様性と可能性を体現した女性だ」。しかし、「春秋」(161112)は「もし『トランプ派』が増えるようなら彼女の…

『人類が調理に火を使い始めたことで、社会的な結びつきが・・・』

<2016年11月11日(金)> 『人類が調理に火を使い始めたことで、社会的な結びつきが生まれやすくなった』 「木枯らし1号が吹いて、家族や友人と鍋をつつきたくなるときである」。「天声人語」(161111)は、鍋料理をお薦めする。人は火を囲み、そこから結びつ…

『やってくる未知の世界が2度の大戦前の光景に似ていない・・・』

<2016年11月10日(木)> 『やってくる未知の世界が2度の大戦前の光景に似ていないことを願いたい』 「余録」(1611010)は、言う。「保護主義的な『米国第一』を掲げるトランプ氏を米国民は次期大統領に選んだ。トランプ氏、放言同然の公約をそう実現できると…

『隕石が落ちたか。怪獣が踏み抜いたか』

<2016年11月9日(水)> 『隕石が落ちたか。怪獣が踏み抜いたか』 「福岡市のJR博多駅前の道路が陥没した」。「天声人語」(161109)は、この事故に「どんなに技術が進んでも、掘削に困難は伴う。今回は、どこに問題があったのか。ただでさえ、道路や水道など…

『モノだけではない日本の良さを理解してもらうことに・・・』

<2016年11月8日(火)> 『モノだけではない日本の良さを理解してもらうことにつながるなら、その意義は経済効果にとどまらない』 「『リアル』と『バーチャル』の融合が潮流、人気アニメに登場する場所にファンが集まる現象は全国に広がっている」と「余録」…

『死刑の廃止・停止は各国で進み、OECD加盟35カ国・・・』

<2016年11月7日(月)> 『死刑の廃止・停止は各国で進み、OECD加盟35カ国で続けているのは米国と日本だけだという。』 「米大統領選と同じ日に西部のカリフォルニア州では、死刑を廃止する法案の是非を問う住民投票である」。「天声人語」(161107)は、…

『あと2日。自分が投票するわけでもないのに、こんなに・・・』

<2016年11月6日(日)> 『あと2日。自分が投票するわけでもないのに、こんなにドキドキする選挙は、記憶にない』 「来年1月に退任をひかえたオバマ米大統領の支持率が好調」と、これについて「春秋」(161106)は、「後継候補たちの不人気こそ現職のオバマさ…

『西之島、過酷な環境にもかかわらず、イネ科のオヒシバが・・・』

<2016年11月5日(土)> 『西之島、過酷な環境にもかかわらず、イネ科のオヒシバが生き残っていた』 「百四歳まで生きた詩人のまど・みちおさんは、「イネ科の穂のあるような」草が好きだったという」話しから、稲の生命力について、「筆洗」(161105)は面積が…

『マツダスタジアムは人工肛門・ぼうこう用のオストメイト・・・』

<2016年11月4日(金)> 『マツダスタジアムは人工肛門・ぼうこう用のオストメイト対応型トイレも12カ所ある』 車いすで生活している広島カープのファンの大元誠司さん、3年ほど前から観客が増えて球場の席が取りにくくなったと。「余録」(161104)はマツダ…

『国際的にも文化的意義を持つ重大な日』

<2016年11月3日(木)> 『国際的にも文化的意義を持つ重大な日』 新しい憲法、「すべての国民の心をあつめて新しい日本をうち立てるには、わかりやすく書かなくてはならない」。「「筆洗」(161103)は、本日で70年を迎える憲法発布の日にあたり、山本有三が説…

『議題の審議に要する時間は、その議題についての支出の・・・』

<2016年11月2日(水)> 『議題の審議に要する時間は、その議題についての支出の額に反比例する』 「重大な議案なのにさしたる論議もなく決まることもあれば、小さな問題でも議論が紛糾することがある。後者が『自転車置き場の議論』と呼ばれる」。「余録」(1…

『朴大統領にとって本当の「友人」だったかどうか』

<2016年11月1日(火)> 『朴大統領にとって本当の「友人」だったかどうか』 山崎豊子さんの小説には権力者の黒幕が付き物。現実に韓国の大統領にも黒幕がいたと「筆洗」(161101)は述べる。「フィクションの世界なら、物語に緊張と不気味さを与える存在となろ…