2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

われらの前途は輝きながら嶮峻 250331

本日、3月31日に『余録(250331)』は思う▲「ミミにいちばん!」という語呂からオーケストラの日。音楽を愛した詩人の宮沢賢治は、農民楽団の結成を夢見た▲その思想に感銘したのが、北海道余市町の牧野時夫さんは「北海道農民管弦楽団」を創設。30年前の初演で…

ホントのことを言ったら 240330

きょう3月30日に『国原譜(250330)』は思う。何かの拍子に、ふと思い出す。『フランシーヌの場合』という反戦歌。1969年3月30日の日曜日の朝、30歳の女性がパリの路上で焼身自殺。女性は当時のベトナム戦争や多くの餓死者が出たナイジェリア内戦に心を痛めて…

自分らしく伸びれば、いつか花を咲かせる日が来る 250329

植物たちが芽吹き始める春、門出の季節に『明窓(250329)』は思う。雑草は踏まれても踏まれても立ち上がる。「これは間違いだ」と地元企業の経営者が、集まった社員を前に話す。雑草は何度も踏まれると、茎を倒して地面をはうようにして伸び、花を咲かせる。…

散歩メモ 250328

昨日、よみうりランドに行ってきた。まだ桜は早いかなと思ったが、ここ数日の暖かさで、大分花が開いてきた。4時間ほど過ごしているうちにも花が開いてきた。夜はイルミネーションも素敵であった。新しいシーズンの始まりである。老若男女、上着を脱いで春を…

視界不良になったら、立ち止まればいい 250327

新たな世界へ踏み出す春に『あぶくま抄(250325)』は思う▼旅先で名所や目当ての店に行くのに地図は欠かせない▼探検家の角幡唯介さんは地図を持たず、「地図なき山」、北海道の日高山脈に分け入った。位置を把握できるのはコンパスだけ。効率化優先の現代社会…

散歩メモ 250326

平日の散歩は静かである。今日も、落合川の川辺を歩いた。草木の芽が伸び、花が咲き始めた。私の眼はショボショボで、鼻はグジュグジュだ。

「自由は金次第」の国に成り下がったのか 250325

自由とは、米国とフランスとの関係を『天風録(250324)』は思う▲「自由を与えよ。しからずんば死を」。250年前の3月23日、米国で一人の議員が声を上げた。独立を求めるうねりを生んだ▲数年がかりで英国の植民地から抜け出すと、今度はフランスで自由を求める…

散歩メモ 250323

昨日は暑い日となった。上着を脱ぎ棄て汗だくでゆっくりと歩いた。落合川では、もう子供たちが川遊びだ。竹林公園では鬼ごっこする子供たちにぶつかりそうになりながらチャッターを切った。もう直ぐ桜の季節だ。

互いに上手に生活して行きたい 250323

信号がない横断歩道での車の停止率に『日報抄(250323)』は思う▼日本自動車連盟(JAF)の毎年の調査、新潟県は芳しくない。停止率が低く、全国ワースト1位になった年も▼お隣の長野県は9年連続全国1位。なぜ長野は。現地では、大半の車が一時停止。人がいなく…

何かのせいにして働かない人をバンス氏は嫌う 250322

「ヒルビリー・エレジー」を読み『春秋(250321)』 は思う▼米国副大統領のバンス氏が無名時代に書いた回想録、題の直訳は「田舎者の哀歌」。ラストベルトの空気が手に取るように伝わってくる▼町は仕事も希望もなく親は薬物依存症。貧困が地域の伝統。祖母は嘆…

散歩メモ 250321

昨日はお天気良く、気持ち良く落合川沿いを散歩しました。でも、花粉対策でマスクに帽子と装備してです。私の顔は重くても、花や鳥たちは気持ちよさそうでした。この様子なら来週は、桜が咲いているでしょうね。

死刑となった教団幹部13人の内の11人が事件時20~30代 250320

地下鉄サリン事件から30年の『春秋(250320)』は思う▼「被害にあったかもしれないあなたに」。夫が犠牲になった高橋シズヱさんが、被害者の手記集でそんな呼びかけをしている。唐突に日常を断ち切る無差別テロ▼30年が巡る。死刑になった教団幹部13人の、実に1…

ひととロボ 250319

配膳ロボットが働く洋食店に『小社会(250318)』は思う。ネコ型の配膳ロボットがゴトゴト運んできて、噴き出しそうになった。初心者マークと「研修中」の3文字。ロボットの言葉が世に出たのは、約100年前に発表されたチェコのカレル・チャペックの戯曲から。…

球春到来 250318

選抜高校野球の開幕に『余録(250318)』は思う▲「まり投げて見たき広場や春の草」「若草や子供集まりて毬を打つ」。旧制一高に進学した正岡子規は米国から伝来したばかりの野球に夢中になり、作品の題材にした▲「球春到来」、初日にドジャース大谷翔平選手の…

お疲れさま。おめでとう 250317

卒業シーズンに『滴一滴(250316)』は思う▼この卒業という言葉、近年は、ある段階を通り越して次にいく意味で広く使われる▼アイドルがグループから抜けるとき、出演者が番組から身を引くとき。「定年退職」でも▼中には不本意な幕引きも▼福島民報社が今年初め…

商品券 250316

石破首相が1期生の党衆院議員15人との会食に際して1人10万円分の商品券を配っていたことに『水や空(250315)』は思う▲〈李下に冠を正さず、という言葉がございます〉-。できるだけ、ねっとりと読んでいただきたい▲クリーンな正論の人だと思っていたのだから…

50年前の日本人は今より幸せだった? 250315

大手企業を中心に「満額回答」が相次ぐ春季労使交渉に『春秋(250314)』は思う▼放浪の旅からふらっと戻った寅次郎、実家の裏の印刷工場に顔を出し「労働者諸君!」と▼その後の言葉は作品によって違う。1971年公開の第8作は、米政府がドルと金との交換を停止、…

ペッとともに老いることは 250314

動物愛護センターから迎えた子猫に『日報抄(250309)』は思う▼昭和のころは、近所で生まれた猫をもらうのが一般的だった。肉球が黒い猫は器用でネズミをよく捕ると言われ、人気があった▼近年は、行政や民間の保護団体を通じて迎える形が定着。センターで講習…

いまだに商品の「価格」は謎めいている 250313

買い物に行くたびに物価高を感じると『国原譜(250309)』は嘆く。高止まりの状況が続けば、生活防衛策のさらなる強化となる。「貧すれば鈍する」にはなりたくない。マルクス『資本論』は「われわれの研究は商品の分析をもって始まる」という一節で始まるが、…

出会いが楽しい古本市 250312

先日、所沢で行われた「彩の国古本市」に行ってきた。年に数回あり、楽しみにしている。最近は、古本もネット購入が多くなり、古本市は、目当てを探すというより、フラフラと棚を巡り、出会いを楽しむようになった。7点ほど購入した。CDが2点、鉄道ムック本…

その瞬間からの後を考え準備して行かねばならない 250311

毎年迎える3月11日、そのたびに、我が身の混乱と、またその1年後の夏に行った被災地を思う。その時、私は地上4階の部屋で会議中、たただ長くつつく揺れに皆、なすすべもなかった。帰宅はたまたまタクシーが呼べたが、混乱する道々、遅い帰宅となった。翌日(…

空襲被害者の救済を求めた議員立法はまだ制定実現をみていない 250310

3月10日の東京大空襲に『余録(250309)』は思う▲約10万人が犠牲になった東京大空襲と前後して、市街への空襲は全国に広がる。戦時中の政府は防空法の下、避難よりも消火に努めるよう国民に義務づけていた。焼夷弾を過小評価し「空襲恐れるに足らず」という虚…

体育、いやでいやでしょうがありませんでした 250309

ヒャダインさんが運動が苦手な子を「頼むからそっとしておいてください」と訴えたことに『余録(250308)』は思う。作家、村上春樹さんの「職業としての小説家」には、学校の体育授業は「いやでいやでしょうがありませんでした。社会に出てから、スポーツの楽…

ファンでなくても見たくない連結分離 250308

はやぶさ・こまち21号の連結部が走行中に外れ緊急停止したことに『筆洗(250308)』は思う▼故西村京太郎さんの小説『寝台特急あかつき殺人事件』殺人事件が起き、発生時間のころ、犯人と疑われる大阪の女が乗っていたのが長崎・佐世保行きあかつき3号。途中で…

部屋の畳も古くなった 250307

新生活に向けて、住まい探しに『明窓(250305)』は思う。時代は変わった。ほとんどが木質系の材料を使ったフローリング。昭和生まれの田舎育ちには、間取り図で和室を表す黄緑色を目にするとほっとする。畳表の国内生産量は減少が続く。輸入物の割合が高まる…

もはやアメリカが世界のリーダーではない 250306

メイク・アメリカ・グレート・アゲイン、トランプ氏が大統領選挙のスローガンに『国原譜(250305)』は思う。「偉大な国」とはどんな国なのだろう。先月28日のアメリカとウクライナの首脳会談は決裂。トランプ氏とゼレンスキー氏のロシア・プーチン氏に対する…

月餅食べちゃダメ? 250305

鈴木馨祐法相が法務省内の全職員に菓子を配ったことを日経新聞(25.02.19)は伝える。ご当人は「1月下旬の通常国会が始まるタイミングで慰労と激励の趣旨で差し入れた」と説明。中身は月餅で、包装紙には法務省庁舎の絵、そして「法務大臣 鈴木馨祐」と名前…

本番に向けてコンディションを整えてほしい 250304

入試の時期に『北斗星(250304)』は思う▼週末金曜からの3日間、秋田市では最高気温が10度を超えた。自宅玄関脇に積み上がっていた雪の山は見る見るうちに低くなり、春到来を感じさせた▼ところがきのうは冬に逆戻りしたかのようだった▼あすは県内公立高校の入…

西洋音楽の聴衆の裾野を 25030

東京芸術大学でモーニングコンサートに『国原譜(250228)』は思う。上京して上野公園を散策していたら、東京芸術大学でモーニングコンサートが開かれていた。若者らしいはつらつとした演奏に大きな感銘を受けた。若々しい表現は新鮮だ。長年、クラシックを聴…

ミュンヘン会談のてんまつは 250302

ゼレンスキーとトランプの「大統領の口論」に『余録(250302)』は思う▲世界史で宥和政策の失敗例とされる第二次大戦前のミュンヘン会談。1938年、ナチス・ドイツのチェコスロバキア侵略を認めて戦争を回避した英仏首脳は帰国して国民に歓呼で迎えられたが、結…