2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『水増し酒』

『 水増し酒 』<2020年6月30日(火)> ハイオクガソリンのブランドについて『余録(200630)』は語る。「上方落語『煮売屋』・・・聞けばこの村には銘酒があって、『村さめ』『庭さめ』『直さめ』・・・村を出るころで酔いがさめるのが『村さめ』、庭に出るとさめるの…

『食糧不足をカメラが支えた』

『食糧不足をカメラが支えた』<2020年6月29日(月)> スマートフォンにカメラの主役を奪われるデジタルカメラに『筆洗(200629)』は思う。「終戦直後の食糧不足をカメラが支えた・・・GHQから食糧支援を受けていた・・・日本政府は見返り物資をGHQに提供してい…

『トゥー・ズーム・オア・ノット・トゥー・ズーム』

『トゥー・ズーム・オア・ノット・トゥー・ズーム』<2020年6月28日(日)> コロナ禍、オンライン国会の可能性が議論されている。『余録(200628)』はこれについて語る。「英議会の下院が・・・テレビ会議による審議を一部導入した。・・・『トゥー・ズーム・オア・ノ…

『多様性の花』

『多様性の花』<2020年6月27日(土)> アジサイの季節である。『筆洗(200627)』は語る。「毎年、雨の季節に合わせるように、色とりどりの大輪をつけて、重くなりがちな気分をなぐさめてくれる。・・・今年の梅雨はとくに、思えてくる。・・・涼しげな青、温かみのあ…

『「公共の場では着用」が国際標準』

『「公共の場では着用」が国際標準』<2020年6月26日(金)> コロナ禍、マスクの着用を『春秋(200626)』は思う。「欧米では、目元ではなく口元を隠す人を怪しむという。マスクをするのは重い病気にかかっているか悪事をたくらんでいるか。新型コロナの感染が広…

『銃剣の先で南に触れてみたい』

『銃剣の先で南に触れてみたい』<2020年6月25日(木)> 北朝鮮軍が南に進軍して70年、『余録(200625)』は朝鮮半島の70年を思う。「『引き分けのための死』。それは朝鮮戦争のすべての関係国軍民についてもいえよう・・・この戦争は400万といわれる犠牲者を出す…

『フルシチョフはバカ』

『フルシチョフはバカ』<2020年6月24日(水)> 国家機密漏洩について『余録(200624)』は思う。旧ソ連では「フルシチョフはバカ」が最高機密であったという風刺があるが、米国は大統領の前補佐官「ボルトン氏が政権の内情を明かした回顧録がきのう発売された。…

『島惑い(シママディー)』

『島惑い(シママディー)』<2020年6月23日(火)> 沖縄慰霊の日に『余録(200623)』は思う。「前田高地の戦闘・・・『おそろしさも、苦しさも、悲しさも感じうる人間感情の極限であった』。・・・書き手は外間守善さん、後に沖縄学の第一人者となった・・・体に食い込ん…

『民は功績よりも未来に票を託すか』

『民は功績よりも未来に票を託すか』<2020年6月22日(月)> 都知事選について、1945年の英国総選挙を『筆洗(200622)』は思いだす。「欧州戦線の勝利から約2カ月後の1945年7月の英国総選挙でチャーチルの保守党は福祉国家建設を掲げるアトリーの労働党に敗れ、…

『クレヨンや絵の具の「はだいろ」は』

『クレヨンや絵の具の「はだいろ」は』<2020年6月21日(日)> 楽天イーグルスのオコエ外野手、ツイッターで5歳のころの体験、<親の似顔絵を『はだいろ』で塗るよう言われ、涙ながらに茶色のクレヨンで塗った>。『余録(200621)』は「はだいろ」を思う。「『は…

『梅雨の晴れ間を見上げる』

『梅雨の晴れ間を見上げる』<2020年6月20日(土)> 数日前の空に浮かぶ白い球体。『筆洗(200620)』は島崎藤村の『夜明け前』を思いだす。「<正月の三日の晩です。この山の東の方から光ったものが出て、それが西南の方角へ飛んだと言います。・・・>・・・たいへん…

『連呼さる責任という言葉、空疎に』

『連呼さる責任という言葉、空疎に』<2020年6月19日(金)> 前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員が、公職選挙法違反の疑いで逮捕された。本日は各紙このことを思う。『春秋』は「もし私たちの税が、買収の原資になったとしたらやりきれない。政治資金…

『連呼さる責任という言葉、空疎に』

『連呼さる責任という言葉、空疎に』<2020年6月19日(金)> 前法相の河井克行衆院議員と妻の案里参院議員が、公職選挙法違反の疑いで逮捕された。本日は各紙このことを思う。『春秋』は「もし私たちの税が、買収の原資になったとしたらやりきれない。政治資金…

約1144万票を争う都知事選

『 約1144万票を争う都知事選 』<2020年6月18日(木)> 都知事選がきょう告示される。『余録(200618)』は東京の明日を思う。「ロンドンが近代世界を代表する大都市になった大きな節目とされるのが、1666年のロンドン大火・・・この大火前年のロンドンはペ…

『計画の一時停止』

『計画の一時停止』<2020年6月17日(水)> 各紙、本日は迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画停止を話題にしている。『春秋』は「腑に落ちないのは、その経緯がひどく曖昧なことだ。候補地の住民ならずとも、聞きたいことは山ほどある。ところが…

『国会を止めるな』

『国会を止めるな』<2020年6月16日(火)> あすは国会を閉じる。これについて『余録(200616)』は思う。寄席の最後の余興をを「『大喜利』・・・最後なので『大切』・・・もともと歌舞伎・・・『切口上』とは終演の口上をいう。・・・今はとりつくしまもない冷たく強引な物…

『大杉さんのたたずまいは黙って問いかける』

『大杉さんのたたずまいは黙って問いかける』<2020年6月15日(月)> 「コロナ自粛でテレビの再放送が増えた」。『余録(200614)』は続ける。「2年前に急逝した俳優、大杉漣さんの顔を見かけると、いまだ亡くなった実感が湧かない。出演作が多かったので、来年…

『一寸先はダーク』

『一寸先はダーク』<2020年6月14日(日)> 「都内の寄席をのぞいた」と『春秋(200614)』。「開口一番。『お客さまも不要不急の落語に命懸けでご来場いただきまして……。本当に大丈夫ですか?』・・・奇術では、『タネも仕掛けもない箱から、皆さまの不安をパッと解…

『人間の脳内にも冬眠のスイッチがあるかもしれない』

『人間の脳内にも冬眠のスイッチがあるかもしれない』<2020年6月13日(土)> クレタの賢人エピメニデスは「子ども時代に洞窟に入り込み、57年もの間眠っていたという話もある」。『余録(200613)』はこのエピメニデスのように休眠状態に入れる可能性について…

『「マスクとる」が季語になるだろうか』

『「マスクとる」が季語になるだろうか』<2020年6月12日(金)> 九州北部から関東甲信、北陸、東北南部まで、昨日、梅雨入りした。梅雨前線の南北模様、そして顔面の上下模様、『春秋(200612)』は今後のマスク生活を思う。「額や目の辺りは冷房や外気にさらさ…

『持続化給付金 独立した検査が必要だ』

『持続化給付金 独立した検査が必要だ』<2020年6月11日(木)> 「持続化給付金事業の検査を経済産業省が行うことになった」。これについて『東京新聞・社説(200610)』は申す。「経産省は・・・当事者・・・疑念の徹底的な解明は外部の独立した組織が行うべきだ。・・・…

『モモが活躍する物語では「時間の節約」が疫病のように広がる』

『モモが活躍する物語では「時間の節約」が疫病のように広がる』<2020年6月10日(水)> 「最初の時の記念日からきょうでちょうど100年」である。『春秋(200610)』は時を考える。「時間は伸びたり縮んだりする。かのアインシュタイン博士が唱えた相対性理論であ…

『ウイルスは Go Toの隙 ねらってる』

『ウイルスは Go Toの隙 ねらってる』<2020年6月9日(火)> 「ちぐはぐなコロナ対応に、これまた人々を惑わす策が重なったと」『春秋(200609)』は言う。「『愛してる 家族のために 距離をあけ』・・・『コロナ対策東京かるた』・・・『でかけない 密にならない 作ら…

『しばらくは市松模様の客席で』

『しばらくは市松模様の客席で』<2020年6月8日(月)> 劇場や寄席の灯が次々と消えていったコロナ禍で、ようやく再開へ動き出した。だが、どうやって安全に公演できるかと『余録(200608)』は思う。「ガイドラインは飛沫感染を防ぐため『出演者間で十分距離をと…

『写真のめぐみさんが見守る病室からの旅立ちだった』

『写真のめぐみさんが見守る病室からの旅立ちだった』<2020年6月7日(日)> 横田めぐみさんの父親、横田滋さんが亡くなった。『余録(200607)』は滋さんを偲び、拉致問題と思う。「写真が趣味だった横田滋さん・・・風疹で中学の入学式を欠席しためぐみさんの制服…

『大衆の反逆』

『大衆の反逆』<2020年6月6日(土)> 現代の権力者の強権に『筆洗(200606)』は一歩下がって考えよという。「闘牛士は最後の剣を繰り出す段になると、まず一歩後退した。・・・思想家オルテガが、・・・なにかに臨む時に、一歩下がって過去を見るところだという。<過…

『769億円で委託された社団法人、実体の乏しい幽霊法人?』

『769億円で委託された社団法人、実体の乏しい幽霊法人?』<2020年6月5日(金)> 「どうも芝居小屋の都合が怪談を夏の風物詩にしたようである」。『余録(200605)』はコロナ禍に起きた怪談芝居を思う。「持続化給付金の給付事業を769億円で委託された社団…

『力ずくの指導者たちが人々を窒息させようとしている』

『力ずくの指導者たちが人々を窒息させようとしている』<2020年6月4日(木)> ミネアポリスのジョージ・フロイドさんの事件から、『春秋(200604)』は今の中米を思う。「反差別の意識はウォール街でも広がっている・・・コロナ禍と二重の異常事態だ。混乱にすかさ…

『ツバメが飛び交う空の下を、子どもらが登校していく』

『ツバメが飛び交う空の下を、子どもらが登校していく』<2020年6月3日(水)> 子供たちの長い休みが終わった。『春秋(200603)』の筆者は「どんな教科書で日々学ぶのか興味がわいて、小学5年生に見せてもらった。・・・国語の『古典の世界』・・・片隅にあるQRコード…

『映画は「優しい慰め」』

『映画は「優しい慰め」』<2020年6月2日(火)> 太宰治が「何をしても不安でならぬ時」や「心の弱っている時」にそこに飛び込みたくなる場所について、『筆洗(200602)』は述べる。「映画館である。世間から切り離された真っ暗な空間。そこに映しだされる物語に…