2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

全国学力調査 八王子ゾウ

(日経/春秋)詩人の田村隆一氏は、死人の出ていない家には文化がないと言う。「新しい家はきらいである・・・死者とともにする食卓もなければ/有情群類の発生する空間もない」。それもこれも、死者をみとり、しっかり送り出しての話である。111歳、東京都…

国外逃亡者増加

(日経/春秋)アフガニスタン戦争に関する機密文書が、一挙に9万点以上も流出した。民間ウェッブサイト「ウィキリーグス」。クリック一つで大規模な機密の漏洩が起きた。パキスタン軍事機関のタリバンとの癒着。重視のオバマ政権。電子のネットワークが広く…

労働審判急増

(日経/春秋)今、調べものはインターネットを使えば大体のことがわかる。以前であれば、図書館へ行ったり人に尋ねていたが、検索エンジンは暮らしも勉強も仕事も変えた。日本ヤフーと米グーグルが提携する。これで日本のグーグルの検索シェアは実質9割に達…

次年度概算要求基準 死刑執行 児童虐待

(日経/春秋)京都の街を歩いていたら道ゆく人が「せんせ」「せんせ」と声をかけていく。自称「言論芸能人」の「せんせ」、森毅さんが亡くなった。「群れるな、こもるな、面白がれ」。「みんなと違うことでええんや」。京大退官後は「フリーター」と名乗っ…

長寿日本 口蹄疫宮崎移動制限解除

(日経/春秋)半導体大手エルピーダメモリーの坂本幸雄社長は言う。「社員を動かすのはそう難しいくない。業績の数字をそのまま示せばいいのだ」。社長が毎月の売れ行き等を公開。それに対して社員は自分の部署で何を改善すべきかを考え実行する。リーマン…

シェア首位12品目交代 パソコンシェア

(日経/春秋)ファーストリテイリングがグラミン銀行と提携し、貧困、衛生、教育などの社会的課題を、服の生産、販売を通じて解決しようという社会事業を行う。補助や保護だけでなく、貧しい人たちに稼ぐ力をつけてもらう。未来への展望を開く手段としての…

1日1万5000歩 気象異変 熱中症 科学体験教室

(日経/春秋)各地の花火、昨年は世界同時不況のあおりで中止になったが、本年続々と復活している。企業の財布のひもが緩くなったのではなく、住民の寄付、有料観覧席、市民中心の簡素な運営など。家庭用の花火は中国からの輸入品に押され気味だが、打ち上…

ひきこもり 氷河特急事故 東京猛暑

(日経/春秋)エアコンのない昔の夏はつらかった。ぬぐってもぬぐっても、噴き出す汗、汗、汗である。猛暑が続く今年の日本列島、昔と違ってでこでも冷房が利いているが、そのエアコンが噴き出す熱が外の暑さに拍車をかける。74年も破られなかった最高気温…

猛暑 巨大恒星 茨城地震 インセプション

(日経/春秋)犯罪を防ぐ切り札も冤罪を生む。石川県のコンビニ強盗事件、コンビニの防犯カメラに残った映像をもとに起訴された男性が別人とわかった。映像を本人とていねいに分析せず、身柄を拘束の上「おまえだろう、おまえだろう」と問われ続けた。かつ…

猛暑夏商戦 熱中症増加 ベルリオーズ

(日経/春秋)はじめてリサイタルを開いたのが敗戦2年後の7月14日、たまたま会場があいていたという日がフランス革命記念日。日本で「パリ祭」は石井好子さんの代名詞となった。1952年、30歳になるかならないかで、パリのレビューで歌うようになり、欧米で…

米韓軍事演習 金賢姫田口さん家族と再会

(日経/春秋)「津軽海峡冬景色」や「瀬戸の花嫁」を習ったという。日本人になりきろうとした日々。与えられた名は「真由美」。大韓航空機爆破事件から23年。彼女がきのう初めて日本の土を踏んだ。48歳となった元死刑囚はどんな思いか。「この人からどんな…

公務員給与 夏ボーナス 論文数 金賢姫 止める教員

(日経/春秋)「キロギ・アッパ」、韓国語で「雁(ガン)父さん」、幼い子を妻同伴で海外留学させ、自分は残って学費や生活費を稼ぐ。韓国では大学進学率が8割を超える。大卒の就職率は非正規も含めて60%台、せめて語学力をつけさせたいと。一方、企業は有能な…

粗鋼生産で新日鉄6位に 水難事故相次ぐ

(日経/春秋)満10歳の誕生日、10年前のきょうミレニアム記念事業として二千円札を発行した。小渕首相は「アポロ計画のように歴史に残る事業に」と。現在、世に出回っているお札のうちで、二千円札の割合は1 %もない。唯一例外が沖縄。絵柄が守礼礼門、沖縄…

女性管理職増

(日経/春秋)優秀だが少々使いづらい。成田スカイアクセスに乗っての感想。スピード、デザイン、サービス、風景は良いのだが、問題は分りにくさ。つぎはぎの近道路線、京成電鉄の進級路線、JRの最高速特急列車、カタカナ名、もう少しすっきりできないか…

大雨被害死者8人 菅首相資産歴代最少 重信被告懲役20年

(日経/春秋)日立製作所は、日本の電機産業の黎明期に、約束した納期に間に合わない窮地に立たされたことがあった。そのためそれ以降の過去の日立は自前路線で成長を進めてきた。しかし、合理化を進めた現在、また納期遅れの問題が起きた。これにより、日…

豪雨災害続く 米金融規制法成立

(日経/春秋)真ん中、とんび、こんぶ、そのまんま・・・と「ん」一つでグッとくだける。専門的には撥音添加というそうである。「みんなの党」、ネーミングには意見が多々あったけれど、戦況では威力を発揮した。いきなり参院で10議席を獲得し、今をときめ…

中国成長鈍化

(日経/春秋)おカネというものは「奇跡」であり「革命」であり「幻」でもある。日本振興銀行の木村剛前会長が『おカネの発想法』の中で述べている。日銀OBで金融の専門家。そんな人が自分の銀行の業務にからんで逮捕された。大量の電子メール削除、金融…

インテル大幅黒字

(日経/春秋)「すかたん」、間抜けや見当違いのことをしでかす人。昨今流行している飲み物が「すかたん」とも呼ばれていた。スカッチ・アンド・炭酸。昭和30年代、国産ウィスキーが主力ハイボールであった。今また若者に受けている。サントリーの角瓶は昨…

ビール人気二極化

(日経/春秋)いつか公平な世の中に。10日に亡くなった「つかこうへい」さん、ペンネームの由来。在日韓国人2世、差別を受けた経験をことさら語ることはなかttが、弱者へのいたわりや差別への憤りは作品から感じ取れた。つかさん訃報と前後してマンデラ元…

参院選民主敗北

(日経/春秋)いなさ、あおぎた、ひかた、ひばりごち、かいよせ・・・。土地土地で吹く風の名前。日本はことのほか風に感じやすいのだろう。参院選では、列島の北で南で、民主の候補者を吹き飛ばす烈風だ。起伏の激しい世論が生む風を制するのは、どんな政…

参院選投票日 企業資金調達、アジア勢欧米を抜く

(JN)参院選投票日 (日経/春秋)街を徘徊し、行方不明になる高齢者は江戸時代にもいた。その江戸時代は後半に入り寿命が延び、70代半ばまで生きる人も珍しくなくなった。親の介護は長い期間になると子ども夫婦の重荷になった。そこで町医者の働きかけで社…

クラウド世界で連携

(日経/春秋)「中国巨大ECサイト・タオバオの正体」(山本達郎)は、中国での若者のネット起業談を紹介している。大学中退者、元OL、日本男性。成功者の裏側には失敗も。山本さんは「これからは中国だ」と北京で起業し、現在、ネット広告会社の経営。…

北朝鮮兵脱北増える

(日経/春秋)「シャツ・イン・パンツ」、おじさんの象徴。インとアウトとの分かれ目は50代前半あたりという説も。昨今は会社や役所にもカジュアルな着こなしも。アロハシャツの通用するホノルルでは、ビジネスマンはインである。公的な場面ではインとい…

脱北者足止め

(日経/春秋)ちんぷんかんぷんならぬ「ちんぷん漢語」。法律の難しい術語について明治の世にこう言っていた。年金型生命保険の二重課税について最高裁判決に出てくる「支分権」。1968年に国税庁がOKの通知を出してから、これが常識となっていた。見…

外国時登録者数減少

(日経/春秋)梅棹忠夫さんが3日に死去した。京都・西陣に生まれ育った。町人の倫理、「市民的平等感覚」に育まれた。工業化社会のあと情報化社会の時代が来ると50年近く前に初めて予見した。岩波新書では4位の135万部を発行した『知的生産の技術』…

ゆうパック遅配

(日経/春秋)「闇の列車、光の旅」、公開中の映画、米国に押し寄せてくる不法移民らの旅を描く。少女と父はホンジュラスからメキシコを抜け、米国を目指す。4年に一度のサッカーのお祭りがもうすぐ終わる。普段なじみのない国の名前が、家族の会話にも顔を…

大雨陥没車のむ

(日経/春秋)チェーホフ誕生150年、メドベージェフ大統領もファン。チェーホフの言葉をスタンフォード大学で披露、「我々は働き、働いて、働きぬかねば。ずっと後の子孫の幸せのために」。ロシア経済再生を急ぐ大統領の信念か。さて、ロシアにはびこる…

2学期制撤退続々

(日経/春秋)人をもてなすのは難しい。地域による味付けや味覚の違いは決して小さくない。スパイシーな料理を食べるのが苦痛な人もいる。豊かになった中国からの観光客には日本の観光業界が寄せる視線も、一段と熱帯びてきているようだ。願わくば、おもて…

梅棹忠夫さん死去 東京北部ゲリラ豪雨

(日経/春秋)韓国の軍事政権下の70年代に最も愛された日本の歌が「ブルー・ナイト・ヨコハマ」?「ブルー・ライト・ヨコハマ」?日本の大衆文化は禁止されていため、ナイトとライトの違いも。いまや音楽、ドラマ、アニメ、ファッションが日韓を自由に行…

障害者雇用義務化拡大

(日経/春秋)枕草子に「すさまじきもの」「昼ほゆる犬、春の網代、三・四月の紅梅の衣」と。古語の「すさまじ」は興ざめする様子のこと。そういう言葉が今は逆の意味になった。ものすごい、凄絶な、といったニュアンス。「すさまじきもの」の現代版はW杯…