2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

野菜輸入増加

(日経/春秋)安倍公房が1984年に発表した「方舟さくら丸」は、奇想天外な内容もさることながら、自身が始めてワープロで書いたことに話題に。ひらがなでポンポンと打つとちゃんと出る。書けなくとも読めればいい。「常用漢字表」が29年ぶりに改定さ…

沖縄知事に中井氏 外交機密文書告発

(日経/春秋)ライバルとは不思議なもの。9月に死去した花田勝治さんは「栃錦関とやるときは殺してやろうと思って土俵に上がった」と。好敵手が同時代に配される妙を、思わずにはいられない。大久保利通と西郷隆盛、長嶋茂雄と王貞治、三波春夫と村田英雄…

米韓軍事演習開始

(日経/春秋)一度でいいからぜひ読んでみたい本なのだけれど、これまで機会がない。毎年3000人程、書名は『その日から読む本』、宝くじで1千万円以上の賞金を当てた人に「みずほ銀行」が無料で配布している。心構えや助言、「ひとりにでも人に話せばうわさ…

紅葉の平林寺

(日経/春秋)台東区のある商店街で「あしたのジョー」に登場する人物の絵。きょのうから始まった街おこしのための絵。ジョーが通うジムがこの街にあったため、この作品を前面に打ち出した。三島由紀夫や寺山修司が愛読、影響力はまだ健在らしい。辺り一帯…

オフィス賃貸下落続く

(日経/春秋)ノンフィクション作家の黒岩比佐子さんが先週、膵臓がんで亡くなった。52歳の働き盛りの死、ここ数年の活躍はめざましく、近代史の埋もれた事象を掘り下げた作品のファンは少なくない。日本人の2人に1人は生涯いつか、がんになる。この身近…

百貨店10月売り上げ増

(日経/春秋)「顔面ほど不思議なものはない」(和辻哲郎『面とペルソナ』)。北朝鮮が韓国を砲撃したことを知り、この国の最高責任者はどんな顔をしていたか。李明博大統領は決然とした表情。オバマ大統領は怒っていた。それぞれの立場から責任感と決意が…

北朝鮮が韓国を砲撃

(日経/春秋)「にせ絵描きは、この木、この犬を見ない。この木というもの、犬というものを見るだけ。同じものは何ひとつないのに」とセザンヌ。「事件というもの」もない。裁判員裁判で、検事側の死刑求刑が10月から4件続いている。裁判員は未来の可能性に…

看護職員不足

(日経/春秋)灰色の紳士たちが、人間から「時間」を盗み取っていく。不機嫌、憂うつ、イライラ・・・。名作「モモ」、人生のあり方を考えさせられる童話だ。「時間がない」と嘆き、不機嫌でせかせかと暮す人々、日本の姿でもある。年次休暇は使わず、長時…

最年少女性知事 柳田法相辞任 アイルランド緊急融資

(日経/春秋)これからはアナログ技術を生かした家電だ。秋葉原の老舗の幹部がそう力説。日本を訪れる外国人との商いに関し、そう思いに至ったと。デジタル家電はいずれ薄利多売に追い込まれる。逆に例えば電気炊飯器、以前は1台1万円からであったが、今3〜…

新卒就職支援リクルートやパソナ

(日経/春秋)「広いユーラシアのなかで、政治と経済を同時に民主化した成功例だ」。19日、日本記者クラブでモンゴルのエルベクドルジ大統領。20年前に一党独裁体制が崩壊し、その歩みは平坦ではなかったが、民主主義への信念は揺るぎなかった。その前日、…

地方大学合同大学祭 秋冬野菜5割高

(日経/春秋)三島由紀夫はレストランで奇行を演じた。ハンバーグを粉々にしライスに混ぜた。不思議な雰囲気を持った人物、やがて大事件を起こした。70年11月25日、市谷陸上自衛隊に乱入して檄を飛ばし割腹。そんな寵児は日本の行方を冷ややかに予言…

輸入ショウガ3割高 多摩地区で停電

(日経/春秋)就職協定の歴史は古い。1928年、銀行が中心になり、「入社試験は大学生の卒業後」と決めたのが始まり。協定が出来ても青田買いに走る企業に破られる繰り返し。このたび商社の業界団体が大学新卒者の採用試験4か月遅らせて8月以降とする…

穀物生産2%減 1票格差「違憲」「合憲」

(日経/春秋)昭和の半ばに木山捷平という作家の講演がうまかったそうだ。しかし、ある時期から断ることにした。ツボが分ると芸人の仕事になってしまい、創作の害になる。柳田稔法相は国会答弁のツボが分ってうれしくなり、披露してしまった。野党がいきり…

大卒内定最低 ハイチのコレラ深刻化

(日経/春秋)私たちの遺伝子中に窒素も、歯の中のカルシュームも、血液中の鉄も、かつて収縮した恒星の内部で作られていた。私たちは星の物質でできている「星の子」(カール・セーガン)。「はやぶさ」は7年かけて持ち帰った石の粒も、私たちの生命と無縁…

イトカワの微粒子確認

(日経/春秋)羽生善治さんがタイトルを7つ全てを独り占めしたのは15年前。「我々にとっては屈辱でしかない」と言い放った棋士がいた。限られた相手と何度も戦う。相撲界も同様。負け続けると、闘志がなくなるところを稀勢の里は白鵬の連勝を63で止めた…

APEC閉幕 台風最少 会計士合格者減

(日経)APEC首脳会議閉幕。「共同体」で貿易自由化。首脳宣言採択、成長加速へ協力。 (日経)今年の台風最少の可能性。現在まで24個発生。 (日経)会計士合格者、今年8.4%減。2041人、3年連続マイナス。

スー・チーさん解放 教育費負担増

(日経/春秋)韓国ならチェ・ジウ、日本ならおしん。市場調査会社がベトナムの女性に知っている女優を尋ねた結果。韓国の女優が次々とあがる。経産省が今年まとめた報告には、ベトナム市場で韓国系商品が売れている理由にドラマの輸出の成功を挙げる。日本…

大卒内定60%割れ

(日経/春秋)横浜にはジャズが似合う。戦後の復興期には、混乱と活気の中で数々の名演が生まれ、奏者が育った。その横浜に、世界の指導者が集った。APECの首脳会議がきょうから始まる。ジャズの妙味は即興演奏にある。丁々発止と掛け合う緊張感と、ひ…

キャベツ値上がり 教員免許更新講習未修了者

(日経/春秋)木枯らしの吹く夜はフグで一献。古代中国の美女、西施の乳房になぞらえた西施乳なる異名もある。フグ、「魅力たっぷりだけど毒もある」。特に肝などはご法度。ところがフグを特殊な方法で養殖すると肝も無毒になるらしい。佐賀県がこれを提供…

ダライ・ラマ効果 八つ場ダム

(日経/春秋)ダライ・ラマ14世に国家元首や首相が会うと、その国の翌年の対中国輸出は平均8.1%落ち込む。ドイツのゲッティンケン大学の研究者たちの調査結果、「ダライ・ラマ効果」と名づけた。この効果は02年に胡錦濤政権になってからである。指導者の意…

天然ゴム高値 尖閣映像流出 ツイッター利用2倍

(日経/春秋)いくつものお座敷を掛け持ちで飛び回る売れっ子の芸者さんを称して、「3分芸者」「飛行機芸者」などと言ったそうだ。外交に忙しい首脳ならオバマ大統領が「飛行機大統領」の代表格。そんなオバマが1つの国に4日も滞在した。それがインド。推定…

カブ高値

(日経/春秋)先週東京六大学野球の早慶戦の熱戦、何かとライバル視される両校だけど、創設者の大隈重信と福沢諭吉ともに取り組んだ事業がある。太陽暦への改暦。福沢は著書『改暦辨』で必要性を訴えた。大隈の発案で変更が決まったのは明治5年(1872年)のき…

ロッテ日本一 ミャンマー総選挙

(日経/春秋)岩手県が「空転の季節」に入った。山々の紅葉が終わるころ、落葉で車輪が空回り、列車が遅れることがある。力が尽きて枝から落ちた後も、なお絡みつき、先を急ぐ旅行客の足を引っ張る。高浜虚子に「ひらひらと深きが上の落葉かな」。長い時間…

3年生向け企業合同説明会スタート

(日経/春秋)佐野洋子さんががんで亡くなった。本年、毒舌、温かさに冷静な観察眼が味わえる随筆には女性の愛読者が多い。自らもがんを公表していた。「死んだらもうお金いらないんだよ。金の心配しなくてもいいだけでもラッキー」と。70歳で死ぬのが理想…

ビジネスホテル稼働率改善

(日経/春秋)「ホームパーティーの動画を共有したい」。2005年、3人の若者が会社を旗揚げ、翌年にはグーグル傘下に。ユーチューブ、これがこんな形で使われるとは。中国漁船の衝突事件。情報の流出、ゆゆしき事態である。「こうなった以上、政府はビデオを…

尖閣ビデオ流出

(日経/春秋)映画「カジノ」の一場面で主人公のカジノのオーナーが「やりかたは3つしかない。正しいやり方、間違ったやり方、俺のやり方」。この世界を生き延びるための掟が「俺のやり方」。このセリフがピッタリの人が小沢一郎であろうか。政治資金問題…

オバマ民主大敗

(日経/春秋)トクヴィルは19世紀前半の米国を見て、「誰もが絶えず団体をつくる」と『アメリカンデモクラシー』。また「アメリカではこの権利の行使は習慣、習俗の中に組み込まれている」と。これは180年近くたっても色あせていないようだ。茶会党(ティー…

日立20年ぶり最高収益 小沢征爾ウィーンフィル名誉団員に

(日経/春秋)「外事に小事なし」、周恩来の言葉、外交にかかわることは一見さまつなことでも大事になると。中国と違って、日本では外事という言葉はあまり使わない。数少ない例の一つが警察の仕事、日本を害する活動を防ぐ大事な仕事である。その外事警察…

Sジャイアンツがワールドチャンピオン

(日経/春秋)明治大学博物館(刑事展示)に江戸時代の拷問や処刑の資源や複製品があり、目にすれば、誰もが痛ましさを感じるだろう。この掲示展示は1929年、明大の大谷美隆教授が中心となり、人々の人権意識を高めるため、複製品を職人たちに作らせた。…

ブラジル初の女性大統領 マラソン誕生2500年

(日経/春秋)「関西広域連合」つくることが決まったが、近畿で唯一、参加しないのが奈良県だ。国にも権限やお金を移すように迫って、地盤沈下が進む関西の復権を目指している。利点が多いにもかかわらず、荒井(奈良)知事の目にはどうもそう映らない。理由…