2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『#多くの若者が新天地へ』

『#多くの若者が新天地へ』<2022年3月31日(木)> 新幹線に『滴一滴(220326山陽新聞)』は思う。1970年大阪万博で目玉「月の石」。アメリカ館は長蛇の列で、残念ながらわが家は断念した▼だが、2年後の72年に岡山で見られた。岡山交通博でだ。当時のソ連…

『#音楽の力』

『#音楽の力』<2022年3月30日(水)> 辻井伸行さんらによるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」に『有明抄(220330佐賀新聞)』は思う。オーケストラと一体となって迫ってくるフィナーレは圧巻。涙がにじんだ◆生まれた時から目が見えない。神様は視覚の代わり…

『#人生の師』

『#人生の師』<2022年3月29日(火)> 新年度を迎えるにあたり『南風録(220329南日本新聞)』は井上ひさしの話を紹介する。作家の井上ひさしさんは中学3年のとき、500円の英和辞典を万引。店のおばあさんに見つかり、罰として裏庭の薪を割るように命じられる…

『#プラごみ大国』

『#プラごみ大国』<2022年3月28日(月)> プラスチック資源循環促進法が来月施行に『南風録(220328南日本新聞)』は思う。プラスチックごみの排出国の日本、国連環境計画報告書では国民1人当たりの排出量は年32キロに上り、米国に次ぐ2位。世界から厳しい目…

『#「証人」は地下にも』

『#「証人」は地下にも』<2022年3月27日(日)> 被爆遺構展示館の公開に『天風録(220327中国新聞)』は思う。原爆ドームを真下から取材で拝ませてもらったことがある。足の裏は覚えている。れんが壁のがれきが靴底でこすれ合い、乾いた音を立てた。骨を踏んづけ…

『#野球の季節だ』

『#野球の季節だ』<2022年3月26日(土)> 今年は米国から日本に野球が伝わって150年。『明窓(220326山陰中央新報)』は野球を思う。ヤンキースタジアムで大リーグを観戦した際の遠い記憶。動と静のめりはりが利いた雰囲気は日本だと大相撲に近かった▼野球は…

『#いっぱい食べたよ』

『#いっぱい食べたよ』<2022年3月25日(金)> 「家族だんらん食育標語コンクール」に『有明抄(220325佐賀新聞)』は思う。中国では親しい人の間で「ごはん、食べた?」とあいさつを交わすそうだ。「食」を大事にする中国らしいあいさつである◆食事はすべての基…

『#言葉の戦い』

『#言葉の戦い』<2022年3月24日(木)> 昨日のゼレンスキー大統領の演説に『余録(2203024)』は思う。「この壁を壊しなさい!」、1987年にレーガン米大統領がベルリンの壁で行った演説。それを引用したゼレンスキー氏▲「偉大な語り手」と呼ばれたレーガンは「も…

『#危機管理』

『#危機管理』<2022年3月23日(水)> 「まん延防止」明け、今度は「電力需給逼迫警報」、熱豚、ロシア軍の侵攻は続く。『天風録(220323中国新聞)』は平穏ならぬ現状を思う。▲事前の備えは万全だったのか。素人考えだが、電力会社の垣根を越えて融通し合う送電…

『#ゴジラの同期生』

『#ゴジラの同期生』<2022年3月22日(火)> 宝田明さんを『卓上四季(220322北海道新聞)』は思う。「夕餉どき ロ兵二名の侵入に 歯の音だけが ガタガタと鳴る」。旧満州(現中国東北地方)▼敗戦で無政府状態となった町での経験はその脳裏に深く刻まれた。ロシア…

『#平和主義の下での支援のあり方』

『#平和主義の下での支援のあり方』<2022年3月21日(月)> ウクライナ支援に『地軸(220321愛媛新聞)』は思う。国内で40万人以上が集まるのが、ポーランドに隣接する西部リビウ州。「住居が必要」。知事の訴えは切実だ。大規模な仮設住宅を設営したことがない…

『#権力欲に支配された生きざま』

『#権力欲に支配された生きざま』<2022年3月20日(日)> ロシアのウクライナ侵攻に『日報抄(22032新潟日報)』はトルストイ「戦争と平和」を思う。▼ロシア国内を東進するナポレオン軍に対し、ロ軍総司令官クトゥーゾフは首都を明け渡す捨て身の作戦に。仏軍はそ…

『#戦いをやめよ。地球を守れ』

『#戦いをやめよ。地球を守れ』<2022年3月19日(土)> 郡山市ふれあい科学館で開かれている「水の惑星『地球』展」に『あぶくま抄(220319福島民報)』は思う。人類初の宇宙飛行に成功したガガーリンは「空はとても暗かった。しかし地球は青みがかかっていた」と…

『#日常の脆さ』

『#日常の脆さ』<2022年3月18日(金)> 水曜日(3/16)の地震に『春秋(220318)』は思う。日常の脆さを痛感したのは18年9月の北海道胆振東部地震に遭遇した時。出張先のホテルで闇に包まれ、エレベーターが止まり、断水、コンビニから食料や電池が消え、電子マ…

『#甘く美しいメロディー』

『#甘く美しいメロディー』<2022年3月17日(木)> 名曲の「ゆりかご」の地で砲声と戦車の地響きが国のあちこちで聞こえ始め、きのうで20日が過ぎた。『春秋(220316)』はチャイコフスキーの愛したこの地を思う▼妹が嫁いだキエフの南、カーミアンカの地を気に入…

『#あなたの軍が戦争を起こしている』

『#あなたの軍が戦争を起こしている』<2022年3月16日(水)> ロシアのテレビ局でニュースの生放送中、女性社員が「戦争をやめて」。『日報抄(220316)』はこの現状を思う。▼「ロシアがウクライナを攻撃した」。ウクライナ北東部に住む女性が、ロシアで暮らす母…

『#うまい話にはウラがある』

『#うまい話にはウラがある』<2022年3月15日(火)> 今日の「世界消費者権利デー」に『金口木舌(220315琉球新報)』は思う。歴史作家の河合敦さんが「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一について講演した▼「自分のもうけだけでなく、常に公益を図ることを考…

『#ホームベースのサイズ拡大』

『#ホームベースのサイズ拡大』<2022年3月14日(月)> 全日本軟式野球連盟が学童野球でホームベースのサイズ拡大を決めたことに『金口木舌(220313琉球新報)』は思う。過度な投球で投手生命を絶たれた選手もいる▼甲子園大会では選手を守る取り組みが進む。休養…

『#旅はいつできるだろう』

『#旅はいつできるだろう』<2022年3月13日(日)> コロナが収束したら京都を旅したい。その京都はウクライナの古都キエフと姉妹都市。『天風録(220313中国新聞)』はその古都を思う。▲芸術の都、宿泊の予約が相次いでいる。侵攻してきたロシア軍がを包囲、破壊…

『#今度は仲介なしで』

『#今度は仲介なしで』<2022年3月12日(土)> 韓国新大統領に『余録(220312)』は日韓関係を思う。「私たちは地理から隣人に、歴史から友人に、経済からパートナーに、必要性から同盟者になった」。1961年にカナダ国会で演説したケネディ米大統領の言葉。隣国関…

『#孤立させてはなるまい』

『#孤立させてはなるまい』<2022年3月11日(金)> 3月11日に『余録(220311)』は思う。「私たちが地図のうえにひいた境界は/私たちのこころにもつながっていて/私たちを差別する/私たちを難民にする/私たちを狙撃する」(南相馬市の詩人、若松丈太郎さん)…

『#金魚とらっきょうの時代』

『#金魚とらっきょうの時代』<2022年3月10日(木)> 本日は東京大空襲から77年、『筆洗(220310)』は1945年そして今を思う。先の戦争中、金魚を飼って拝めば、爆弾で死ぬことはないという迷信が信じられていた▼ある食べ物にも同じ効果があると人びとの間では信…

『#最終列車は旅立った』

『#最終列車は旅立った』<2022年3月9日(水)> 西村京太郎さんが亡くなられたことを受けて、多くのコラムに悼む声。数社紹介します。『天風録(220308中国新聞)』は、「最近もほぼ月1冊ペースで新作が刊行され、累計で600冊を超えたという。小粋なトリック…

『#もし両腕があれば』

『#もし両腕があれば』<2022年3月8日(火)> 3月8日、故水木しげるさんの生誕から100年に『小社会(220307高知新聞)』は思う。水木さんは太平洋戦争で南方の激戦地に送られ、米軍の爆撃で左腕を失った。父は「おまえはもともと無精者で、両手を使うところを片…

『#国会論戦』

『#国会論戦』<2022年3月7日(月)> 岸田首相の答弁術について『雷鳴抄(220306下野新聞)』は思う。何を聞かれても「検討します」「考えていきます」と答えるのを「引き取り答弁」と呼ぶそうだ。質問に直接答えず、いったん「引き取る」形で話を終わらせる。…

『#菊池寛忌』

『#菊池寛忌』<2022年3月6日(日)> 本日(3月6日)に亡くなった菊池寛を『有明抄(220306佐賀新聞)』は思う。◆「文藝春秋」の創刊間もない頃、執筆回数が多かったのが芥川龍之介と直木三十五。若くして亡くなった2人への恩が忘れられなかったのか、1935年、芥…

#パンかご

『#パンかご』<2022年3月5日(土)> ウクライナの黒い土壌は穀物生産に適したチェルノゼム、これは周辺国には羨望の的だったと『余録(220305)』。第一次大戦末期にウクライナを支配下に置いたドイツが貨車で土を持ち帰ったという逸話が残る▲冷戦後は「世界の穀…

#ドイツの管弦楽団から解任

『#ドイツの管弦楽団から解任』<2022年3月4日(金)> 指揮者のワレリー・ゲルギエフ氏の行動に『談話室(220303山形新聞)』は思う。五輪出場禁止のロシア選手が頂点に立った場合である。曲はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。流麗な旋律が印象的な冒頭部分…

#おひなさまの色がくすんで見える

『#おひなさまの色がくすんで見える』<2022年3月3日(木)> きょうはひな祭り、この日を正岡子規は喜んで祝っていたそうだと『筆洗(220303)』。子どものころ、病弱だったこともあり、たこ揚げや独楽遊びなどが大の苦手で、鬼ごっこには加わりもしなかったそう…

#トルストイは訴えた

『#トルストイは訴えた』<2022年3月2日(水)> 「戦争はまたも起こってしまった。誰にも無用で無益な困難が再来し、偽り、欺きが横行し、そして人類の愚かさ、残忍さを露呈した」。『春秋(220302)』は日露戦争へ訴えたトルストイを思う。▼晩年の文豪は、自らの…