2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『保育士A子さん、友だちのSNSの投稿を見ると、・・・』

『保育士A子さん、友だちのSNSの投稿を見ると、もう全部うらやましくしか思えなくて。いま心が荒んでいる』 「1日でいいから、半日でいいから、子どもをみなくて済む時間がほしい」。ある保育士のAさんの言葉に、「余録」(毎日/16/4/30)は、考える。「…

『今年は「昭和」も91年、100年の節目さえ近い』

『今年は「昭和」も91年、100年の節目さえ近い』 「作家の関川夏央さんは、昭和での年号を置き換えてみるそうだ。今年は「昭和」も91年、100年の節目さえ近い」。「春秋」(日経/16/4/29)は、昭和の日に前天皇の言葉から想う。「終戦直後に、昭和天皇は皇太子…

『三菱自動車の社長に、いま問われているのは、「存在意義」だろう』

『三菱自動車の社長に、いま問われているのは、「存在意義」だろう』 「筆洗」(東京新聞/16/4/28)は、数々の三菱自動車の不祥事を考える。「同社は一月十日と十月十九日を『安全への誓いの日』と定めてその日が巡りくるたび、全社員が黙とうを捧げている。利…

『あの時の教訓を生かし大地の荒廃に歯止めはかかっただろうか』

『あの時の教訓を生かし大地の荒廃に歯止めはかかっただろうか』 第1次世界大戦について、エリオットは「荒地」で「四月は残酷極まる月だ」と。「春秋」(日経/16/4/27)は、のチェルノブイリ原発事故から30年、「あの時の教訓を生かし大地の荒廃に歯止めはか…

『ハンセン病患者の裁判、「特別法廷」では証拠品を手では・・・』

『ハンセン病患者の裁判、「特別法廷」では証拠品を手ではなく火箸で扱ったと聞く』 「筆洗」(東京新聞/16/4/26)は、グレン・グールドは「電話回線を通じて風邪がうつるのではないかと恐れていた」という逸話からハンセン病者の「特別法廷」の話を展開する。…

『教科書は無償だが「デジタル版」について、国は当面無償・・・』

『教科書は無償だが「デジタル版」について、国は当面無償としない方向で話が進む』 「筆洗」(東京新聞/16/4/25)は、デジタル教科書の導入について考える。それは高嶺秀子さんの実生活や出演した「二十四の瞳」から展開する。「私は指田先生のおかげであやう…

『熊本市の水前寺成趣園の池も干上がった』

『熊本市の水前寺成趣園の池も干上がった』 「電気はついても水なしでは家に戻れない」。「天声人語」(朝日/16/4/24)は、熊本の地下水の変化から自然の力を思う。「湧水群に、地震で異変が起きた。ある水源は枯れ、別の水源は白濁した。『一夜で水脈が変わる…

『燃費を実際より良く見せていたことを社長が知ったのは、・・・』

『燃費を実際より良く見せていたことを社長が知ったのは、提携先の日産自動車の指摘を受けてから5カ月も後のことだった』 「ニューヨーク・エリー鉄道は、車掌や駅長に、電信技術を使って頻繁に報告をさせた。会社は情報をもとに、列車の位置や運転状況が一…

『救援物資が行き届かないなど課題は山のようにあるけれど、・・・』

『救援物資が行き届かないなど課題は山のようにあるけれど、地域や社会で支え合う力は、確実に強くなっている』 熊本などの被災地の皆さんには不安な気持ちで眠れない日が続いている。「春秋」(日経/2016/4/22)は、避難生活の方がを見て思う。「子ども心に緊…

『大恐慌に直面したフーバーは緊縮財政など信条による・・・』

『大恐慌に直面したフーバーは緊縮財政など信条による政策に逆戻りし失政を重ねる』 熊本の災害対応が進まぬ今、「人手不足や役所の混乱も大きいようだ。背景に国と地方、役所の縄張り意識や自分の仕事ではないとの思いがあるとしたら情けない」。「春秋」(…

『市は水道管に水を通しているようですが・・・』

『市は水道管に水を通しているようですが、自宅では出ません』 「春秋」(日経/2016/4/20)は、「水の国」の熊本の水不足を伝える。「『ざる田』、とうとうたる地下水は今や熊本市など周辺11市町村、人口にして約100万人の暮らしを支えているのだ。この財産を…

『避難生活を思う。住民たちが力を合わせて物資・・・』

『避難生活を思う。住民たちが力を合わせて物資を配給する仕組みを作った』 「天声人語」(朝日/16/4/19)は、1冊の本を紹介する。「『私に権限を下さい!』、著者の北浦さんは阪神大震災にてまとめ役を買って出た。全住民に行き渡るよう、こちらで在庫を管理…

『仲良く暮らせるよう進化しないと、人類がロビンソン一家・・・』

『仲良く暮らせるよう進化しないと、人類がロビンソン一家のように、宇宙を漂流する』 「宇宙家族ロビンソンが目指したのは太陽系から最も近い恒星『ケンタウルス座のアルファ星』だった」。「春秋」(日経/2016/4/18)は、その「ケンタウルス座のアルファ星」…

『人間をあざ笑う地下の巨人には、小さく無力だが』

『人間をあざ笑う地下の巨人には、小さく無力だが』 「この国には永遠のものがほとんどない」と小泉八雲。「日本人は絶えず身震いする巨人の上で暮らしているようなもの」とポール・クローデル。「余録」(毎日新聞/16/4/17)は地震への考え方について、「人間…

『のど元を過ぎても忘れぬように、まだまだ学ぶこと・・・』

『のど元を過ぎても忘れぬように、まだまだ学ぶことがあるに違いない』 地震について、「情報を出しっぱなしではなかったか、高をくくっていなかったか、この災禍は疑問を投げかけて余りある」と「春秋」(日経/2016/4/16)は警告する。「東日本大震災のような…

『宇宙の知的生命は知的すぎて地球になど来る気にならないんだ』

『宇宙の知的生命は知的すぎて地球になど来る気にならないんだ』 「太陽系にもっとも近い恒星、ケンタウルス座アルファ星でもその間の距離は4・3光年、今の人類の技術では到達には3万年もかかるという。」「余録」(毎日新聞2016/4/15)は、「ホーキング博…

『東京都の調査では保育園や公園で遊ぶ子どもの声に苦情・・・』

『東京都の調査では保育園や公園で遊ぶ子どもの声に苦情のあった区市町村が7割にのぼった』 「幕末から明治にかけて来日した欧米人の多くが、朝から晩までわいわい騒ぎながら路上を走り回っている日本の子どもたちの姿を書きとめている。その幸せそうな表情…

『その「秘密」を記した本、まさか急いですべての・・・』

『その「秘密」を記した本、まさか急いですべてのページを黒塗りにしているわけでもあるまい』 「国会では環太平洋経済連携協定(TPP)、衆院の特別委員会で野党が交渉経緯について説明を求めたところ、政府から出てきた資料はほとんど真っ黒に塗りつぶさ…

『スポーツの栄光がフェアなルールの順守を求めてきた努力の・・・』

『スポーツの栄光がフェアなルールの順守を求めてきた努力の結晶である』 「14世紀初め、英国王エドワード1世はテニスなどの球技を禁止した。ご推察通り賭博に利用されたためで」ある。「余録」(毎日新聞/2016/4/12)は、スポーツ選手の賭博問題に意見する…

『知事は往復266万円のファーストクラスを使い、・・・』

『知事は往復266万円のファーストクラスを使い、1泊19万8千円するホテルのスイートルームにも滞在した』 「舛添要一知事の海外視察、どれほど節約に努めたか」。「天声人語」(朝日/2016/4/10)は、江戸時代の大名の節約と比して、都知事の海外視察の経…

『生を暗転させる無慈悲さを改めて胸に刻み、・・・』

『生を暗転させる無慈悲さを改めて胸に刻み、「核なき世界」へ少しでも近づいてほしい』 「あす、G7外相が平和記念公園や資料館を訪れる」。「春秋」(日経/2016/4/10)はその意味を考える。「米国の世論調査では「戦争終結を早めた」などの理由で、原爆投下…

『「パナマ文書」の容量は2・6テラバイト・・・』

『「パナマ文書」の容量は2・6テラバイト。CDなら3700枚を超す』 「お金は歓迎されるところへ向かい、歓待されるところにとどまる」と、「天声人語」(朝日/2016/4/9)は、米銀行家ウォルター・リストンの言葉を持ち出す。「タックスヘイブン(租税回…

『貧しい人とは、ぜいたくな暮らしを際限なく求め、・・・』

『貧しい人とは、ぜいたくな暮らしを際限なく求め、欲の奴隷となって働き続ける人』 「 『世界で一番貧しい大統領』のホセ・ムヒカさんは、『質素でつましい生活をすれば、自分のしたいことをする時間が増える。それが自由だ』と話す」。「筆洗」(東京新聞/2…

『お酒には害も多く、前夜の酒量を悔やんだ朝は数知れない・・・』

『お酒には害も多く、前夜の酒量を悔やんだ朝は数知れないが、折々にあの上司の言葉を思い出す。桜前線は北上を続ける。』 「きのうの昼すぎ、東京の上野公園では花吹雪が舞うたびに歓声があがった」。「天声人語」(朝日/2016/4/7)の筆者は、「日本語のほか…

『運行を優先させてしまった』

『運行を優先させてしまった』 「『戦艦ポチョムキン』における『オデッサの階段』の落ちて行く乳母車に赤ちゃんは乗っていなかった」。「筆洗」(東京新聞/2016/4/6)は、東京メトロの半蔵門線九段下駅でのベビーカーの事故に物申す。「『運行を優先させてし…

『早大キャンパス内で、講義録の数々や戦前の受講生らを・・・』

『早大キャンパス内で、講義録の数々や戦前の受講生らを紹介した企画展が開かれている』 「社会に出てからも知識の吸収に熱心な人たちの姿が印象に残る」と、「春秋」(日経/2016/4/5)。「技術革新やグローバル化で世の中の変化が速まった今、学び続けること…

『四月四日は子をあやす「よしよし」に・・・』

『四月四日は子をあやす「よしよし」にちなんで、「子守唄の日」だそうだ』 「音楽、歌はどこから生まれてきたのだろう。母と子のコミュニケーションから生まれたという説がある。」「筆洗」(東京新聞/2016/4/4)では、子守唄についていくつかの説を紹介する…

『おのづから花なき年の春もあらば何に・・・』

『おのづから花なき年の春もあらば何につけてか日を暮らすべき』 「『桜心中』、金沢、夜の兼六園に、あでやかな女性が現れる。『殺される。切られて死んでしまう』」。「春秋」(日経/2016/4/3)は、桜の危機を伝える。「全国の桜が危機に瀕しているそうだ。…

『日本は昨年、難民の99%を拒否』

『日本は昨年、難民の99%を拒否』 「2015年に難民としての保護を申請した人が過去最多の7586人にのぼったのに対し、わが国が実際に難民と認めて受け入れたのは「わずか27人」にとどまった」。こんな国を「春秋」(日経/2016/4/2)は皮肉る。「難民や移民の排…

『少女は機を逃さず、公衆電話へ走り、硬貨を入れ・・・』

『少女は機を逃さず、公衆電話へ走り、硬貨を入れ、自宅の番号を正しく押した』 「15歳の女子中学生が監禁先から逃げ出して救いを求めた公衆電話は、東京のJR東中野駅の構内にあった」。「天声人語」(朝日/2016/4/1)は「もしここに公衆電話がなかったら―…