2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『国会もプロ野球も、展開の是非は結局、国民や観客の・・・』

『国会もプロ野球も、展開の是非は結局、国民や観客の厳しい目が決める』 「世は何事もスピードが重要だ」。『余録』(180331)は国会への思いをプロ野球で比喩する。「試合のテンポが良ければいいのではなかろうか。観客に時間を忘れさせるテンポのいい長時間…

『この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を・・・』

『この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するとともに……』 戦後3年たって制定された優生保護法の第1条の冒頭、「この法律は、優生上の見地から不良な子孫の出生を防止するとともに……」。『春秋』(180330)は訴える。「言論の自由や人権が制限…

『感動とは人間の中にではなく、人と人の間にあるものだ』

『感動とは人間の中にではなく、人と人の間にあるものだ』 何の希望も持てぬまま、非行に走っていた子どもたちを救い上げてきたホセ・アントニオ・アブレウさんの死を『筆洗』(180329)は惜しむ。「『エル・システマ』という音楽教育、とにかく子どもに楽器を…

『半ば予想された展開ながら隔靴掻痒の極みだった。・・・』

『半ば予想された展開ながら隔靴掻痒の極みだった。眺めていて、ため息しか出ない』 「いい土地ですから、前に進めてください」。『春秋』(180328)は、この森友、文書改ざんについて思う。「土地売却交渉は佐川さんの就任前の話なのだが、ここでも政治サイド…

『若者が今、少しでも動かそうともがいている』

『若者が今、少しでも動かそうともがいている』 「時代は変わる」。『筆洗』(180327)は銃規制を求める高校生たちの姿に応援する。「首都ワシントンでの行進には約八十万人(主催者発表)が集まった。仲間を銃に奪われた高校生たちの声は歴史的な規模の集会へ…

『「正直、誠実」「公正、公平、社会正義」「相互・・・』

『「正直、誠実」「公正、公平、社会正義」「相互理解、寛容」』 道徳科について、「どう教え、どう成績をつけたらいいか、いまだに迷っている先生も多いのではないか」と、『余録』(180326)は心配する。そして、「もっと難しいのは政治家への道徳教育かもし…

『ウソを見破れるのはテクノロジーではなく、人間だけ』

『ウソを見破れるのはテクノロジーではなく、人間だけ』 「ピノキオ効果」を『余録』(180325)は紹介する。「ウソをつくと鼻の周囲の体温が上がる」。そして、「ウソの説明ほど言葉数が増える。疑われまいと頑張り、過剰になるらしい」。「では、政治家のウソ…

『この世界の人々を隔てるあらゆる垣根を取り払い・・・』

『この世界の人々を隔てるあらゆる垣根を取り払い、その心を今そこにともにいる喜びで満たす満開の桜の下である』 「桜のつぼみが顔を出し、膨らみ、徐々に花開く、これは一般大衆の主要な関心事である。だから地元紙は、開花予想など桜の名所からの速報を毎…

『白球、そして36チームのひたむきなプレーが運ん・・・』

『白球、そして36チームのひたむきなプレーが運んでくる90度目の春』 「野球の春はコウシエンにやって来たが、コウジエンには来なかった−−10年前」。『余録』(180323)は「球春」が10年前には広辞苑に採録されなかったことを想い、そして、「先々月に…

『成功は缶コーヒーの中に』

『成功は缶コーヒーの中に』 先月、ポッカコーポレーションの創業者の谷田利景さんが91歳で亡くなった。『余録』(180322)は、谷田さんと自動販売機を思う。「商品開発には常に『素人発想』があった。『ユニークな商品を開発するのが大好き』『チャレンジこ…

『熊本県の教育委員会は、道徳や防災の授業で使う・・・』

『熊本県の教育委員会は、道徳や防災の授業で使う副読本「つなぐ」を作成した』 「震災のなかで児童生徒が何を思い、何を感じたのか。それを次の世代に伝えていこうと約80人の先生たちが話し合いを重ねてまとめた」。『春秋』(180321)は、道徳や防災の授業で…

『ロシア大統領選、ある投票所では同じ人物が一人で・・・』

『ロシア大統領選、ある投票所では同じ人物が一人で何票も投じる映像が公になっている』20日(火)> 圧勝のロシア大統領のプーチンについて、『筆洗』(180320)は紹介する。「かつてのインタビューの中で少年時代から得た三つの教訓を披露している。一、力の強…

『チェッカード・ゲーム・オブ・ライフ』

『チェッカード・ゲーム・オブ・ライフ』 ミルトン・ブラッドリーさんは、リンカーンがひげを生やしてしまったために、ひどく損害を受けた。『筆洗』(180319)はある少女の手紙により、リンカーンがひげを生やし、その結果、当選を果たしたが、一方でリンカー…

『業界は来年以降の引っ越し難民対策を』

『業界は来年以降の引っ越し難民対策を』 引っ越しの時期である。しかし、今年は引っ越し業者の人手不足で、『筆洗』(180318)は漱石の表現を借り「尤も不愉快」な引っ越しになりそうであると。「早い段階に業者を見つけ、何とか予約できたものの、見積金額は…

『なぜ前途ある若者が教祖や教団に心酔し、重大な・・・』

『なぜ前途ある若者が教祖や教団に心酔し、重大な犯罪に走ったのか』 23年前の「20日は月曜日。緊急車両のサイレンの重奏に驚き・・・・」。『春秋』(180317)は死刑が確定したオウム真理教の13名に思う。「社会全体で何度も問い返さねばならぬ課題も残る。なぜ前…

『政治・軍事の当事者たちには歴史に対する責任感・・・』

『政治・軍事の当事者たちには歴史に対する責任感が欠けていた』 「資料や文書を焼却せよとの指示が政府から出たためだ。作業は何日も続き、あの戦争の中で誰がどんな指示を出し、物事がどう決まったのか、相当の事実が闇へと消えた」。『春秋』(180316)は、…

『足元ではなく、星を見上げよ。好奇心を抱け』

『足元ではなく、星を見上げよ。好奇心を抱け』 今日は各紙、ホーキング博士への追悼である。『春秋』(180315)は「車椅子の生活。死の恐怖。そして声を失いながら、宇宙をめぐる斬新な理論を構築して学界を驚かせていく。平昌でのパラ五輪のさなか、そんな博…

『成人になる試練、縄文時代には抜歯』

『成人になる試練、縄文時代には抜歯』 「縄文時代には男女共に抜歯、つまり特定の歯を人為的に抜く習慣があったという・・・何のためだったのか。有力なのはやはり成人になる試練だったとの説のようだ」。『余録』(180314)は成人年齢を18歳に引き下げるに当り…

『世の目の届かない暗闇でシッポを切り捨てる組織・・・』

『世の目の届かない暗闇でシッポを切り捨てる組織であればおぞましい』 「国税庁長官の突然の辞任に対して、『本体が逃げ切るためのしっぽ切り』との批判がわき上がった」。『春秋』(1803013)は、森友問題をトカゲやリュウグウノツカイのようにしっぽ切りで…

『方言はそこに暮らす人の文化、魂と言っても言い・・・』

『方言はそこに暮らす人の文化、魂と言っても言い過ぎではない』 「東日本大震災では沿岸部の住民が内陸部に移り住んだことで方言が途絶えかけている地域もある」。『余録』(180312)は、東北大学の「東日本大震災と方言ネット」というサイトを紹介する。「方…

『どうしてこう人間は忘れっぽいのだろう? どうして・・・』

『どうしてこう人間は忘れっぽいのだろう? どうしてこう人間はじき大胆になるのだろう?』 「あの日の記憶が薄れ、遠い地への想像力も鈍りがちだ」。『春秋』(180311)は震災から7年、思いを語る。「回向院は「日本一の無縁寺」を名乗る。訪れた田山花袋はル…

『今なお『冷戦』が続く朝鮮半島に雪どけの風を・・・』

『今なお『冷戦』が続く朝鮮半島に雪どけの風を吹かせるのか。春の足音は、まだ聞こえぬ』 「トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩氏が会談へ」、各紙は過去の史実を挙げて問う。『春秋』(180310)は「1939年8月21日夜、ドイツ国営放送は通常の音楽番組を中断し…

『「私は民間人を殺していたのではない。軍需工業・・・』

『「私は民間人を殺していたのではない。軍需工業を破壊していたのだ」とルメイ少将』 明日(3/10)は東京大空襲の日。その日、「数時間で10万人が犠牲となったといわれる」。『春秋』(180309)は、この空襲の目的を思う。「無差別爆撃だが、庶民の戦意を奪う…

『南北首脳会議? 「ひやかし」を警戒するのは・・・』

『南北首脳会議? 「ひやかし」を警戒するのは、疑り深い悪い癖か』 「北朝鮮が南北首脳会談の開催に応じる意向を示した」。『筆洗』(180308)はこれをひやかしかと。ひやかしとは、「浅草紙の職人と関係があるそうだ。紙をこしらえる上で一定の時間、紙を水…

『日曜日で、あの3.11から丸7年がたつ』

『日曜日で、あの3.11から丸7年がたつ』 「東京・広尾の聖心女子大学で始まった写真家、豊田直巳さんの作品展は福島の今を静かに伝える」。『春秋』(1800305)は、豊田さんの話を伝える。「撮りためた作品の展示会が開かれるのは3年ぶりだという。震災後は…

『日本で誕生した母子健康手帳は海外にも』

『日本で誕生した母子健康手帳は海外にも』 「世界では生まれたばかりの赤ちゃんが毎日7000人以上亡くなっている。最も低かったのは日本だ」。『余録』(180304)はこれについて、「母子健康手帳」を挙げている。「終戦直後は日本の乳児死亡率も高かった。…

『バンタムというところは あの力石徹が命を捨ててまで』

『バンタムというところは あの力石徹が命を捨ててまで』 「最初の計量は二・三キロオーバー。恥ずべき大幅超過である」。『筆洗』(180305)は「WBCバンタム級前王者に読んで聞かせたくもなるではないか」と。それは『あしたのジョー』である。「『バンタ…

『米国第一主義の「神」がいらっしゃる』

『米国第一主義の「神」がいらっしゃる』〈2018年3月4日(日)〉 「貿易戦争、GOODじゃないか」。そう言うトランプ米大統領について、『筆洗』(180304)はロシアの寓話を持ち出す。「山の麓に住んでいたカエルが春になって山の上の別荘に引っ越した。だんだ…

『私たちの耳の中では「エラのかけら」が働き続けている』

『私たちの耳の中では「エラのかけら」が働き続けている』 今日は耳の日、『筆洗』(180303)は古代ギリシャのゼノンや寺田寅彦の話を紹介する。<私たちには耳は二つあるのに、口はたった一つしかないのはなぜか。それは、より多く聞き、話すのはより少なくす…

『かつての日本のものづくりの強みとされた現場と・・・』

『かつての日本のものづくりの強みとされた現場と経営の一体感は今や夢物語か』 「戦後の混乱期から電車用の高速台車の開発に取り組み、防振・防音に優れた『OK台車』を1948年に完成させたという記述がある」。『余録』(180302)は川崎重工業の社史を引…