2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『カレーの歴史をみれば、グローバル化を押しとどめるのは・・・』

『カレーの歴史をみれば、グローバル化を押しとどめるのは容易でなさそうなのだが』 「1830年代に大英帝国で奴隷制度が廃止され、英領植民地は代わりの労働力としてインド亜大陸の人々を雇い始める。彼らは移住先でその土地の食材を使い、カレーを広めた」と…

『離脱は「歓喜の歌」より自国のマーチ「威風堂々」を選んだ・・・』

『離脱は「歓喜の歌」より自国のマーチ「威風堂々」を選んだかにもみえるが』 「『歓喜の歌』は現在も『欧州の歌』として統合の象徴であり続けている」そのヨーロッパは、「英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めた衝撃の余震が続く」。これについて、「春…

『佐賀県教委、セキュリティーの試験には「落第」と・・・』

『佐賀県教委、セキュリティーの試験には「落第」と張り出されたかたちである』 「試験点数の優劣並に及落表は校門前に掲示すべし」、「余録」(毎日/16/6/28)は、その昔の石川県の小学校規則を紹介する。そして、「佐賀県の県立高校の生徒の成績や個人情報が…

『「なんで辞めなきゃいけないのか」「本当は戻りたいのに」』

『「なんで辞めなきゃいけないのか」「本当は戻りたいのに」』 「ほんとは辞めたくないんです。女性のキャリアと家庭の両立ができる職場になってください」。「天声人語」(朝日/16/6/27)は、ツイッターでのある女性の声を紹介する。「働き続けたいと願いなが…

『ものづくりの信頼に関わる数値を偽装する大企業の不祥事が・・・』

『ものづくりの信頼に関わる数値を偽装する大企業の不祥事が後を絶たない今の日本をどう考える』 「自動車の燃費データ不正や建物のくい打ち施工データ改ざんなど、ものづくりの信頼に関わる数値を偽装する大企業の不祥事が後を絶たない」日本、「余禄」(毎…

『直接民主制は古代から続く民主主義の一つのかたちだが』

『直接民主制は古代から続く民主主義の一つのかたちだが』 (16/06/25)今日は各紙、英国のEU離脱への意見を挙げている。「春秋」は「世界史のなかでナチスほど『民意』をよく問うた政権はなかった――。かの独裁者は国民投票の特質を知り抜いていたのだろう…

『議論は人々が心の奥にしまういら立ちや差別意識に火を付ける』

『議論は人々が心の奥にしまういら立ちや差別意識に火を付ける』 「米共和党の大統領候補トランプ氏はここまで上り詰めるノウハウをプロレスから学んだ――」。「春秋」(日経/16/6/24)は、続ける。「トランプ氏がこの経験から白人労働者の心をつかむすべを覚え…

『兄はその後、首相という巨大なチョウを捕まえたが、・・・』

『兄はその後、首相という巨大なチョウを捕まえたが、弟にはそれがどう見えていたか』 鳩山邦夫氏が六十七歳の若さで亡くなった。「筆洗」(東京新聞/16/6/23)は、蝶々好きの邦夫氏をこう表現する。「人生は収集していたチョウのように所属政党を飛び回るよう…

『雨の大切さは変わらないが、現代の日本では・・・』

『雨の大切さは変わらないが、現代の日本ではそれほど牧歌的には語れないかもしれない。』 「自然の無情さに、怒りをおぼえる。地震の被害を受けて2カ月余りの熊本を、豪雨がおそった」。「天声人語」(朝日/16/6/22)は、このところの自然災害から、「『異常…

『テロは間違っている。戦い、克服すべき相手は我欲』

『テロは間違っている。戦い、克服すべき相手は我欲』 「過激派組織『イスラム国』(IS)はラマダン期間中のテロを呼び掛けているという」。これについて「春秋」(日経/16/6/21)は、「暴力を用い問答無用で自分の主張を押しつける身勝手な姿勢にあるように…

『自治体も、保育施設の確保に懸命に取り組む。しかし・・・』

『自治体も、保育施設の確保に懸命に取り組む。しかし施設や制度を支える私たちの心持ちはどうだろう』 保育所等の不足を何とかしたいが、なかなか進まない。これについて、「天声人語」(朝日/16/6/20)は、「施設や制度を支える私たちの心持ち」を問題として…

『父に想う、父の日』

『父に想う、父の日』 今日、父の日、「筆洗」(東京新聞/16/6/19)は、米映画の「黄昏」とフォンダ親子を引き合いに出す。「長い間、仲たがいしている父と娘がいる。父と娘を演じたのはヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダ親子である。この二人、映画と同…

『英仏海峡濃霧――欧州大陸孤立』

『英仏海峡濃霧――欧州大陸孤立』 「島国妄想」、英国について「春秋」(日経/16/6/18)は危ぶむ。「安全を守ってくれるのは長い海岸線であり、大陸はただ迷惑なだけだ。残留派の下院議員が殺された。議論は過熱気味だったから、事件の背景に移民流入やEUが政…

『セコい不正だって不正は不正だが、気がつけば・・・』

『セコい不正だって不正は不正だが、気がつけばあちこちにセコくない問題も転がったままではある』 「春秋」(日経/016/6/17)は、「サンドイッチ疑惑」を取り上げる事よりも大事なことがると指摘する。「金額がセコい、そしてわかりやすいのである。これが何…

『「五輪、退陣、また選挙」の三題噺は、今回限りで終わりに・・・』

『「五輪、退陣、また選挙」の三題噺は、今回限りで終わりにしてもらいたい』 「東京開催に意欲をみせた都知事は、これで3代続けて任期の途中で職を投げ出す形になった」。これについて、「春秋」(日経/16/6/16)は、まず「巨人、大鵬、卵焼き」、ならぬ「五…

『密告を促す制度は日本になじまない?』

『密告を促す制度は日本になじまない』 「いち早く当局に伝えれば罰を軽くしてもらえる」そんな制度は、わが国にはなじまないと思いきや、「天声人語」(朝日/16/6/15)は実情を示す。「同業者を裏で売る文化は自国にはない。そう信じたい人が多いようだが、そ…

『知事はすでに龍宮の海でおぼれている』

『知事はすでに龍宮の海でおぼれている』 「言葉で相手をねじふせるのは舛添氏がもっとも得意としてきたことだ。それが今回はことごとく裏目に出る」と、「天声人語」(朝日/16/6/14)は舛添知事のその言動をそう表現する。そして「2年前と3年前の正月、30…

『福島県葛尾村で、一部区域を除いて避難指示が解除される』

『福島県葛尾村で、一部区域を除いて避難指示が解除される』 6月12日に福島県葛尾村の一部区域を除いて避難指示が解除された。でも、戻って良いのか、「余録」(毎日/16/6/12)は「チェルノブイリの祈り」を紹介し、「帰るのか、帰らないのか。その判断を迫ら…

『人とクマがあの机に座っている』

『人とクマがあの机に座っている』 秋田でクマの被害が起きている。これについて、「筆洗」(東京新聞/16/6/12)は、小学校の二人用机から話を展開する。「使った世代は覚えているか。あの机は境界がどうも不明瞭で、同席した子ども同士の口喧嘩が起きやすい。…

『30・10(さんまる・いちまる)運動』

『30・10(さんまる・いちまる)運動』 「『食品ロス』を減らそう」、「天声人語」(朝日/16/6/11)は、松本市の「30・10運動」を紹介する。「職員の懇親会には席を立ってお酌をして回ることを禁ずる時間帯がある。乾杯に続く冒頭の30分間とお開き前…

『きょうは「時の記念日」』

『きょうは「時の記念日」』 「部屋には時計でなく、砂時計を置きたい。静かで安らかな気持ちになるからだ」。「天声人語」(朝日/16/6/10)は、ドイツの作家ユンガーの言葉を紹介している。そして、「急いで物事をこなし、決められた時間に間に合わせることに…

『きょうは何の日か。「ロックの日」である』

『きょうは何の日か。「ロックの日」である』 きょうは「ロックの日」、語呂合わせであるから日本だけの現象だ。「春秋」(日経/16/6/9)はこのロックについて語る。「ロックは若者文化と思いがちだが、青春をエルビスで明け暮れた第1世代はもう後期高齢者だ…

『先生に、「休養日」推進などの対策に乗り出したのも、・・・』

『先生に、「休養日」推進などの対策に乗り出したのも、現場の苦悩を物語っている』 「春秋」(日経/16/6/8)は、部活の負担を考える。「どこの学校でもいよいよ盛んだ。早朝や放課後、さらに土日も夏休みも冬休みも……という具合だから、生徒も大変だが顧問教…

『けちを俗に「六日知らず」という』

『けちを俗に「六日知らず」という』 「吝嗇を笑う落語のまくらに、けちは日にちを指を折って勘定するとき一度握ったら放さないから6日以上は数えられない」とある。「余録」(毎日16/6/7)は、「寄席は客が金を払っても吝嗇家を笑いたいということか。今なら…

『新しい判断』

『新しい判断』 「『新しい判断です』。いま、ちまたでネット空間でこういうジョークがはやっている」と、「春秋」(日経/16/6/6)は、「今年の流行語大賞に入るのは間違いなし、なんて声もあると。沈みゆく船のなかでの舞踏会ではないのか……。人口減、少子高…

『すべての人が考えるべき抵抗だった……』

『すべての人が考えるべき抵抗だった……自由とは自分の信念を守ることができるということだ』 「74歳で亡くなったモハメド・アリ氏は、間違いなくアメリカの英雄であった。」「天声人語」(朝日/16/6/5)はアリを称える。「ベトナム戦争に反対して徴兵を拒否…

『父子の絆が、時代ごとにそれぞれの彩りで浮かぶ』

『父子の絆が、時代ごとにそれぞれの彩りで浮かぶ』 「春秋」(日経/16/6/4)は、様々な親子を揃えて想う。「森鴎外は教育パパだった。昭和末期、阿部昭は自宅の朝、血相を変える3人の子と母親、子供たちの成長を喜ぶ。平成の高齢化社会、漫画『ペコロスの母…

『中国では日常何ごとにも競争がつきまとう。ひるんで・・・』

『中国では日常何ごとにも競争がつきまとう。ひるんでいたら電車に乗れず、病院で診察も受けられない。』 「中国の6月は大学入試の季節である」。「天声人語」(朝日/16/6/3)は、中国事情を想う。「かつて官僚登用試験「科挙」で成績上位者をたたえた言葉が…

『面接以外にだれとも話さないで一日が終わる・・・』

『面接以外にだれとも話さないで一日が終わる。毎日寂しい。ここでほかの学生と会うとホッとする』 いよいよ面接解禁、「天声人語」(朝日/16/6/2)は就活の学生たち、特に地方から東京へ就活に来る学生たちを思う。「就活は緊張の連続である。地方の大学生に…

『家康はケチを笑われると天下の・・・・』

『家康はケチを笑われると天下のための倹約と説いた』 徳川幕府はケチの家康を始めに三代で築いた財産をその後に食い潰し、8代吉宗が引き締めて建て直しをした。「春秋」(日経/16/6/1)は、かたや、どこかの8代目都知事は最近、自分は質素ではなく、「高額な…