2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『まさかスマートフォンで課題の完成品を買ったりしてないよね』

『まさかスマートフォンで課題の完成品を買ったりしてないよね』 「きょうが宿題の追い込み最終日、という子供もいるだろう」。『春秋』(170831)は、この宿題に係り、「1966年に刊行された児童文学者、古田足日さんの名作『宿題ひきうけ株式会社』の一節」を…

『関ケ原が「世界3大古戦場」?』

『関ケ原が「世界3大古戦場」?』 関ケ原がワーテルローやゲティスバーグと並ぶ「世界3大古戦場」? 『天声人語』(170830)は関ケ原町の話を紹介する。「折しも映画「関ケ原」が公開され、地元に追い風が吹く。『歴史の授業で有名なわりに観光にいかせてい…

『朝も夕も部活。疲れ切っているのに土日も休めず、家族・・・』

『朝も夕も部活。疲れ切っているのに土日も休めず、家族との時間もとれない。』 「中学校の教員の六割近くの残業時間が「過労死ライン」を越えるという過酷さの一因に部活がある」。『筆洗』(170825)は、名古屋大学の内田良准教授の新著『ブラック部活動』(…

『残念ながら、新学期の到来を告げるチャイムが耐えきれぬ・・・』

『残念ながら、新学期の到来を告げるチャイムが耐えきれぬほど重く暗く聞こえる子どもがいる』 夏休みがもう直ぐ終わりになる。既に2学期が始まっているところまあろう。「キンコンカンコン」授業が始まる。『筆洗』(170828)は、「残念ながら、新学期の到来…

『過去のイメージだけにとらわれてはいられない』

『過去のイメージだけにとらわれてはいられない』 「市川市に『北京通り』と呼ばれる道がある。朝夕の通勤通学時に数多くの自転車が行き交う光景が北京を思わせるらしい」。『余録』(170827)は、過去のイメージにとらわれるなと言う。「その後は自動車の普…

『朝鮮人犠牲者を悼む式典に、小池百合子東京都知事が追悼・・・』

『朝鮮人犠牲者を悼む式典に、小池百合子東京都知事が追悼文を送らない方針だという』 「『当局として誠に面目なき次第』と警視庁幹部だった正力松太郎が後に述べている」。『天声人語』(170826)は関東だ震災における朝鮮人虐殺を重い。そして、今回の小池百…

『書店が地域に一つもない「書店ゼロ自治体」が増えている』

『書店が地域に一つもない「書店ゼロ自治体」が増えている』 まちの本屋さんが減少している。これを『天声人語』(170825)は考える。「詩人の長田弘さんが書いている。本の数は少ないけれど構わない。『わたしは『本や』に本を探しにゆくのではない。なんとな…

『「もったいない」という言葉が注目されながら食のムダ・・・』

『「もったいない」という言葉が注目されながら食のムダが膨れあがる日本なのだ。反省ムードが高まりだしたのも当然かもしれない』 「向田邦子さんは子どものころ、少しでも醤油を残すと父親にこっぴどく叱られたという」。『春秋』(170824)は向田さんのエッ…

『「歩道は恐ろしい。だから車道を通る」。電動車椅子を・・・』

『「歩道は恐ろしい。だから車道を通る」。電動車椅子を使う知人が繰り返す言葉』 歩道にて「何度も縁石の段差で車椅子ごと転倒した。車止めのポールに阻まれ狭い歩道をUターンできず立ち往生したこともある」。『余録』(170823)は歩道の状況がわかる地図の…

『アンチエイジングという言葉はもう使わない』

『アンチエイジングという言葉はもう使わない』 米国の女性誌編集のアンチエイジングへの問題提起と医療技術の進歩について『天声人語』(170822)は思う。「加齢を自然に受け入れるというと、穏やかな響きがある。しかし、そんな価値観も、もしかしたら医療技…

『大丈夫、オレは黒人を食べないから』

『大丈夫、オレは黒人を食べないから』 「差別に対する辛口のジョークで一世を風靡した黒人コメディアンで人権活動家のディック・グレゴリーさんが亡くなった。『筆洗』(170821)はグレゴリーさんを紹介する。南部のレストランに彼が入ろうとしたら、「『うち…

『乗り越える勇気と知恵を忠敬の生涯から学んでおきたい』

『乗り越える勇気と知恵を忠敬の生涯から学んでおきたい』〈2017年8月20日(日)〉 「人生1世紀の時代は近そうだ。長く働くにしろ、学び直すにしろ、思いもかけぬ悲嘆や苦難が待ち受けるかもしれない」と『春秋』(20170820)は伊能忠敬の話を出す。「ひとりで…

『献血で結ばれた“血の団結”。「自由を愛し、固く結び・・・』

『献血で結ばれた“血の団結”。「自由を愛し、固く結び付いた人々を、テロリストは決して打ち負かすことはできない」』 「人々は再び、献血のための列を病院の前でつくっているという」。『筆洗』(170819)は、昨日にテロがあったスペインの2004年のテロの翌日…

『対馬でのカワウソ発見、まさか人をたぶらかそうと現れ・・・』

『対馬でのカワウソ発見、まさか人をたぶらかそうと現れたわけではあるまいな』 対馬で野生のカワウソを確認。これを『筆洗』(170818)は、「まさか人をたぶらかそうと現れたわけではあるまいな」と。そして、「キツネではなく、カワウソにつままれたような話…

『お散歩しましょう! 「利便性を追求した結果、現代人・・・』

『お散歩しましょう! 「利便性を追求した結果、現代人は動かず歩かず、植物みたいになった」』 「腰痛を何とかしたい一心で当方も日々、歩数計を持ち歩いてはいるが、なかなか8千歩には届かない」と『天声人語』(170817)の筆者は嘆く。1日8千歩が健康維持…

『柳田国男は「子をなさず戦死した若者を新たに私たち・・・』

『柳田国男は「子をなさず戦死した若者を新たに私たちの先祖に迎え、彼らとともに戦後社会を再建することを提案した」』 「人が死ぬと霊は故郷へ向かう。歳月が過ぎると霊は個性を失い、他の祖霊と融合して氏神になり子孫を見守る。柳田国男は「先祖の話」で…

『「死は鴻毛よりも軽し」は軍人勅諭の一節だが、それを・・・』

『「死は鴻毛よりも軽し」は軍人勅諭の一節だが、それを兵士らに用いて恥じない戦争指導の無能と非道であった』 200人を指揮する金子兜太(俳人)さんはトラック島にて「頭を占めたのは、畑の生産力と人数をにらみ、あと何人死ねば食っていけるかという推…

『夏休みの里帰りを機に、人生の後半戦を過ごす場に思い・・・』

『夏休みの里帰りを機に、人生の後半戦を過ごす場に思いを巡らすのもいい』 昨年の平均寿命は男女とも香港がトップである。「長生きというと、人里離れ自然と暮らす姿を思い浮かべがちだ。しかし香港は大都市だが長寿で頂点に立つ」ということについて、『春…

『ヘレン・ケラー、「人生は恐れを知らぬ冒険か、それと・・・』

『ヘレン・ケラー、「人生は恐れを知らぬ冒険か、それとも無か。そのどちらかである」』 「ヘレン・ケラーは女性参政権を求め、人種差別や死刑反対の政治活動に熱心で、日本など世界各国を訪れ、多くの人に影響を与えた。まさに冒険に満ちた生涯だった。現在…

『事故や遭難が心配な季節でもある。山が高くても低くても人間の小さ

『事故や遭難が心配な季節でもある。山が高くても低くても人間の小ささを心にとめたい』 「きのうの山の日からの3連休。仲間と山に入った方も多いだろう。事故や遭難が心配な季節でもある」と『天声人語』(170812)は注意を呼び掛ける。「随筆家の故・串田孫…

『再起を目指す名門企業と、お蔵入りしかけた清志郎さんの・・・』

『再起を目指す名門企業と、お蔵入りしかけた清志郎さんの歌。どちらが長く市場に残るのだろう』 「作品は素晴らしすぎて発売できません」。『春秋』(170810)は、1988年8月6日に発売委予定のRCサクセションのCDの販売を中止した東芝EMIの告知を紹介する。歌…

『ピカドンによって生まれた 小さな風たちよ/…この世・・・』

『ピカドンによって生まれた 小さな風たちよ/…この世のすべての人を 揺さぶる風になれ/…おろかなあの日を 知らしめる風になれ』 「きのうも長崎では、午前十一時二分に、サイレンの音が響きわたった」と、『筆洗』(170810)はその日を想う。それは長崎市長…

『「ゴジラ俳優」の中島春雄さんが亡くなられた』

『「ゴジラ俳優」の中島春雄さんが亡くなられた』 「誰も演じたことのない役を演じるにあたって二十五歳の中島春雄さんが足を運んだのは、上野動物園だったという」。『筆洗』(170809)は中島さんの苦労を伝える。「ゴジラ第一作の撮影現場で強く感じたのは、…

『スマートフォン・ゾンビ』

『スマートフォン・ゾンビ』 「『歩きスマホ』は英語で『スマートフォン・ゾンビ』と言うらしい」と、『天声人語』(170807)は歩きスマホを考える。ホノルルでは、10月下旬からは罰金刑が科せられる。また、作家の藤原智美さんは、3日間の『スマホ断ち』を提…

『ニュージーランドでは日本の原爆の日に合わせ、多く・・・』

『ニュージーランドでは日本の原爆の日に合わせ、多くの学校で平和教育が行われる』 「コン・ティキ号探検記」のヘイエルダールは「境界線なんて見たことないね。心の中に持っている人がいるとは聞いたけど」。『余録』(170807)は、広島原爆投下の日に思う。…

『72年前の8月6日から今まで私たちは何を改善できたのか』

『72年前の8月6日から今まで私たちは何を改善できたのか』 各紙、今日を思う。「原爆投下という残虐性に悲しき人間の不完全さ=未完成を思ったか。今年も八月六日がめぐってきた」と『筆洗』は1956年2月に旧制広島高校で「未完成」が演奏され、会場は人であ…

『「人づくり革命」、正面から取り組んで・・・』

『「人づくり革命」、正面から取り組んでほしいのは社会人の学び直しの支援だ』 「『人づくり革命』を新たな看板政策に掲げ」た安倍新内閣だが、『春秋』(170805)はこれを実行するには、例えば、東洋大学の創立者である「井上円了のような熱意が伴ってこそと…

『元大臣や××議員の息子、娘といった人々ばかりが目立つ・・・』

『元大臣や××議員の息子、娘といった人々ばかりが目立つ政治は、一見安心感があるようで、実は人々の心にうっすら閉塞感を積もらせる。』 「もうエラーもオウンゴールも許されないぞ、との思いが手堅い人事から伝わる」と『春秋』(170804)は、安倍内閣の顔ぶ…

『一定の技能が必要な行いを次々とAIがこなす。だと・・・』

『一定の技能が必要な行いを次々とAIがこなす。だとすれば人間に残された仕事は何か』 『春秋』(170803)は、AIの能力は日進月歩、「一定の技能が必要な行いを次々とAIがこなす。そんな未来はすぐそこのようだ。だとすれば人間に残された仕事は何か」と…

『難民として国を追われた人が惨状を訴え、国内に踏み・・・』

『難民として国を追われた人が惨状を訴え、国内に踏みとどまった人が沈黙を強いられる』 『天声人語』(170802)は、アレッポの内戦を伝える。難民少女のツイート、「爆弾がいま雨みたいに降っている」「みんなハエのように死んでいる」「息がちゃんとできない…