2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『軍備拡張を続ける中国の姿は時に戦前の日本と重なって・・・』

『軍備拡張を続ける中国の姿は時に戦前の日本と重なって見える』 「40年前の1977年4月、日劇ダンシングチーム(NDT)の最終定期公演が行われた。その舞台は当時の技術の粋を集め、オーケストラを載せたまま上下できる舞台があり、これは空母と同じ…

『25年前の4月25日。ミュージシャンの尾崎豊さん急死の・・・』

『25年前の4月25日。ミュージシャンの尾崎豊さん急死の報が流れたのは土曜日の午後だった』 「26歳で迎えた衝撃の終幕だった。30日にあった追悼式の参列者は雨中に3万7000人を超えている」。「春秋」(170429)の筆者は25年前を想う。「学校や社会での閉塞感…

『着衣泳指導がなかったなら、さらに犠牲は大きくなって・・・・』

『着衣泳指導がなかったなら、さらに犠牲は大きくなっていたかもしれない』 「野蒜小学校の体育館は、その時、洗濯機のようだった。三人の子とともに避難していたお母さんは、死を覚悟した。だが、十二歳の長女の姿を見て、われに返った。まるでラッコのよう…

『緩み、たるみがどんどん広がっているようだ。酔客の・・・』

『緩み、たるみがどんどん広がっているようだ。酔客の代表として、みなさん国会に出てきているらしい』 「復興相を辞めさせられた今村雅弘さんのおとといの発言は、いわば無意識型だろう」と、「春秋」(170427)は分析する。こういう言葉が口をついて出るのは…

『ヤップ島のお金その巨大通貨を使いこなした人々の知恵を思う』

『ヤップ島のお金その巨大通貨を使いこなした人々の知恵を思う』 福岡での現金強奪から、「天声人語」(170424)は、ヤップ島の巨大貨幣を思う。「直径4メートル弱という巨大なものもある。あまりに重いので、外に置いても誰も盗もうとしない▼実際に取引に使…

『万博、子どもたちの世代に何を残していけるか。その・・・』

『万博、子どもたちの世代に何を残していけるか。そのためにこそ英知を集めたい』 「夢のない21世紀を終わらせ、未来が信じられた高度成長期の日本に戻そうと企(たくら)む秘密組織が、大阪万博の会場を再現する」。「春秋」(170425)は「クレヨンしんちゃん…

『ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる』

『ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる』 「春秋」(170424)は、「ある大臣の発言が2つの面で波紋を呼んでいる」と説明する。「まずは学芸員の方々、そして2つ目は『がん』という例えだ。患者や家族から傷ついたとの声を聞く。皆が正しい知識を持ち…

『ジョン・ケージの「四分三十三秒」、「最初は風が・・・」』

『ジョン・ケージの「四分三十三秒」、「最初は風がそよいでいる音、そして屋根に雨が当たる音。最後には聴衆が出て行く音が聞こえたはずだ」』 ジョン・ケージの「四分三十三秒」は無音ではないそうだ。「聞こえぬのは聞こうとしない態度のせいらしい」。「…

『「リマ症候群」から20年』

『「リマ症候群」から20年』 「4カ月の長きに及ぶ人質事件が軍の強行突入で終結したのは4月22日。きょうで20年になる」。「天声人語」(170422)はその四か月を想い、そして述べる。「いつどこで人質事件に巻き込まれるか、予測もつかぬ昨今である。万…

『何が問題かを自分で考え、自分なりの答えを探す力、自問・・・』

『何が問題かを自分で考え、自分なりの答えを探す力、自問自答する力を養う学びが日本の教育制度では失われている』 「経済協力開発機構(OECD)が各国の十五歳に生活の満足度を尋ねた調査結果、日本の十五歳の満足度は四十七カ国・地域中、四十一位」で…

『日本では六月を「風待ち月」ともいうが、世界注視の・・・』

『日本では六月を「風待ち月」ともいうが、世界注視の中、風はどっちに吹くか』20日(木)> 英国では6月の下院を解散するという。これに「筆洗」(170420)は、「再び、EU離脱の是非が問われる総選挙で勢いを失えば、大混乱が待っている。大ばくちでもある。投…

『諫早湾干拓でギロチン、混乱の張本人は』

『諫早湾干拓でギロチン、混乱の張本人は』 「諫早湾干拓でギロチンと呼ばれた潮受け堤防閉め切りから今月で20年となった」ことに、「余録」(170419)は、「止められぬ公共事業と環境破壊を心に焼きつけたギロチンの光景だった。海を断ち切った鋼板はその2…

『「一番のがんは文化学芸員」発言』

『「一番のがんは文化学芸員」発言』 山本地方創生相の「一番のがん」発言について、2紙が意見を述べている。 「筆洗」(170418)は「失言の絶えぬ政権である。『失言、撤回、辞任はせず』博物館でもこしらえる気なのかもしれないが、観光客は集まらぬ」と。…

『「感情労働」はサービス業の現場だけでなく、われら・・・』

『「感情労働」はサービス業の現場だけでなく、われらが会社主義の宿痾(しゅくあ)である』 「ば空気の読めぬKY君」について、「春秋」(170417)は映画「タンポポ」の1シーンを紹介し、日本の労働者の働き方について考える。「企業の幹部が取引先の重役連…

『震災後の避難生活などで体調を崩した結果、亡くなった・・・』

『震災後の避難生活などで体調を崩した結果、亡くなった震災関連死は百七十人。それは救うことができた命ではなかったか』 熊本地震から1年経つ。「筆洗」(170417)は「その数字が苦い」という。地震により直接亡くなられた方が50人であり、その後、避難生活…

『南北に長く自然の多様な列島。それぞれの大地を耕す・・・』

『南北に長く自然の多様な列島。それぞれの大地を耕す人々のリレーのうえに私たちの食生活がある』 欧州では「貧者のパン」を言われたジャガイモが私たちの食生活を楽しませてくれるが、いまスナックメーカーが、一部のポテトチップスが販売を休止・終了して…

『下手なオーバーブッキング術は人生も狂わせる』

『下手なオーバーブッキング術は人生も狂わせる』 ユナイテッド航空が行ったオーバーブッキングによる乗客引きずり下ろしについて、「春秋」(170414)は日本に私学の入学定員をかぶせて思う。「米国では昨年1年間に、予約便に乗れなかった人が4万人に上った…

『どんな時にも、みんな楽しく<しあわせの歌 さあ歌・・・』

『どんな時にも、みんな楽しく<しあわせの歌 さあ歌いましょう>。その伸びのある、強い歌声とのお別れである』 歌手ペギー葉山さんが昨日亡くなった。「筆洗」(170413)は、ペギーさんを想う。「戦中や終戦直後はファイトのファの毎日だったか。戦争中は広…

『「ニシンの薫製」、鼻をごまかされず、社会の不備という・・・』

『「ニシンの薫製」、鼻をごまかされず、社会の不備という「真犯人」を捕まえなければならぬ』 「レッドヘリングとはもともと『ニシンの薫製』のこと、薫製は臭いがきつく、猟犬の鼻をごまかすことに由来する。推理小説、犯人に思える人物は犯人ではなく、犯…

『ミサイルのような飛び道具や不条理な暴力で人心をま・・・』

『ミサイルのような飛び道具や不条理な暴力で人心をまとめることはできまい』 「シリアへの爆撃、北朝鮮の挑発、エジプトでのテロなど重苦しい報が相次ぐ」。「春秋」(170411)は奈良の大仏の経緯から今を思う。「聖武天皇の願いもむなしく、当時は疫病や豪族…

『50歳まで独身なら「生涯未婚」とは』

『50歳まで独身なら「生涯未婚」とは』 「昭和のホームドラマには、『もう行かないとな』『思いきって行っちゃいなさい』。親たちは娘をこうせかしたのだ。社人研が先日公表した調査によれば、50歳までに一度も結婚したことがない人の割合を示す『生涯未婚率…

『地域に「知っている人」が減り、「知らない人」が・・・』

『地域に「知っている人」が減り、「知らない人」が増えたせいかもしれない』 「子供の登下校中、不審者に声をかけられる心配をする親は多い」と「余録」(170409)は、新年度に当たり子供たちの安全に思う。朝霞市の少女誘拐では、持ち物に着けてある名札から…

『「あらゆる選択肢がある」、花冷えのように身が震える』

『「あらゆる選択肢がある」、花冷えのように身が震える』 各紙、米国のシリアへのミサイル攻撃に物申す。「赤ちゃんさえ残酷に殺害された」。「アサド政権の空軍基地へ、米軍が多数の巡航ミサイルを艦船から放った」。「春秋」は、「シリアから地中海を渡る…

『ふりかえれば、あの日を境に、電気はいや応なく意識せ・・・』

『ふりかえれば、あの日を境に、電気はいや応なく意識せざるをえない存在に変わったはずだった』 「『サバイバルファミリー』は電気に頼りきった暮らしのもろさを描き出す」と、「天声人語」(170407)は、節電を考える。「不動産会社大里綜合管理(大網白里市…

『私たちはこの状況に関与しているのです。罪はなくとも・・・』

『私たちはこの状況に関与しているのです。罪はなくとも、責任はあるはずです』 シリアがまた毒ガス兵器を使った。「余録」(170406)はその惨状に申す。「オードリー・ヘプバーンはかつて、内戦と飢餓が続くアフリカのソマリアを訪れ、やせ細った子供たちを前…

『ますます必要な外交における平静、機嫌よさ、忍耐だ』

『ますます必要な外交における平静、機嫌よさ、忍耐だ』 韓国を留守にしていた日本の駐在大使が戻る。その理由は何であろうか。否、なぜ日本に戻ってしまったのか。「春秋」(170405)は居合の達人の話を持ち出す。「留意すべき点は『刀を鞘に収める際』と。日…

『誰もが分け隔てなく、春らんまんを等しく楽しむ花の下である』

『誰もが分け隔てなく、春らんまんを等しく楽しむ花の下である』 東京都内は花見の良い具合になっているようである。この花見、外国の方にも楽しんでいただきたいと「余録」(1704040)は、語る。「昨年は208万人の外国人が来日した4月の花見シーズンであ…

『一人で解決しようとするな。みんな仲間だ、そう思ってろ』

『一人で解決しようとするな。みんな仲間だ、そう思ってろ』 各地で入社式が行われた。「日経」(170403)は、各社の社長等のあいさつを伝え、「春秋」では、小説「フクシノヒト」やの映画「七人の侍」の場面を紹介しながら、新人を迎える職場環境を思う。「売…

『「ナパーム・ガール」、写真を撮り、少女を救った・・・』

『「ナパーム・ガール」、写真を撮り、少女を救ったのはAP通信の報道カメラマン、ニック・ウットさんが先週の水曜日にAP通信を退職、引退した。』 「『ナパーム・ガール』、写っているのはベトナム戦争当時、九歳だった少女である。背後から迫る黒煙。焼…

『いまに おとなになったなら/ぼくだって ぼくだって/・・・』

『いまに おとなになったなら/ぼくだって ぼくだって/なにかを 作ることが/できるように なるために』〈2017年4月1日(土)〉 新年度がスタート、「筆洗」(170401)はこれに当たって、「楽観」を薦める。心理学者エレーヌ・フォックス博士からは、調査実績と…