2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『旧屋号を踏襲し得意(顧客)を散逸せしめず』

『旧屋号を踏襲し得意(顧客)を散逸せしめず』 新宿中村屋の創業者は相馬愛蔵さんは、店の名を相馬屋としなかった。それはと、「筆洗」(東京新聞/2016/2/29)は、民主党の党名問題に展開する。「『パン店譲り受けたし』。応じたのが、当時、東京の本郷にあっ…

『日本を訪れた人たちが無事、帰国の途につく』

『日本を訪れた人たちが無事、帰国の途につく』 「春秋」(日経/2016/2/28付)は、日航の新しい制度から、海外からの客への「おもてなし」を思う。「上空での急患の発生に素早く対応しようと、日本航空が新しい制度を取り入れた。医師に事前に登録してもらい、…

『爆弾が落ちるのを見たとき僕はもう僕ではなくて、・・・』

『爆弾が落ちるのを見たとき僕はもう僕ではなくて、別の人になってしまった』 「『ボタン穴から見た戦争』(岩波書店)は、子供時代に第二次世界大戦を経験した百一人の証言集だ」。「筆洗」(東京新聞/2016/2/27)は、伝える、「それが過去完了形の物語だった…

『80年前のきょう、陸軍の二等兵だった小林盛夫青年は・・・・・』

『80年前のきょう、陸軍の二等兵だった小林盛夫青年は青年将校の反乱に巻き込まれた』 「ときにロマンを交えて語られる『二・二六』の理不尽を見定めなければなるまい」と「春秋」(日経/2016/2/26付)。「柳家小さん師匠、小林盛夫青年は青年将校の反乱に巻き…

『画面の向こうに行きっぱなしになるのか』

『画面の向こうに行きっぱなしになるのか』 「インターネットを原則として禁止して1週間過ごしてみた。その体験記を朝日新聞デジタルで読んだ」。「天声人語」(朝日/2016/2/25)はスマホについて、「いつでもどこでもの手軽さがうらめしく思える。でも、過剰…

『日本人の睡眠時間の短さは世界でも折り紙付き』

『日本人の睡眠時間の短さは世界でも折り紙付き』 「眠れないという方には、落語をお薦めしている。名人上手の落ち着いた声と安定したリズムが眠気を誘ってくれる」。「筆洗」(東京新聞/2016/2/24)は、眠りについて、『おやすみ、ロジャー』という絵本が世界…

『肉筆の文字というのは百人百様である』

『肉筆の文字というのは百人百様である』 文字を扱うところは、悪筆、乱筆に苦労している。「春秋」(日経/2016/2/23付)では、「肉筆の文字というのは百人百様である。小学校で『とめ』『はね』『はらい』など教え込まれたはずだが、自己流で書き習わしている…

『認知症への偏見の壁は一つのきっかけで破れる』

『認知症への偏見の壁は一つのきっかけで破れる』 「青ちゃんが新車にホースで水をかけ、黙々と布で拭いていく」、「余録」(毎日新聞/2016/2/22)は、あるデイサービスを紹介する。「青ちゃんは物忘れがひどくなり、ミスを繰り返して解雇された。自殺も考える…

『行動経済学に「コンコルドの誤り」という言葉がある…』

『行動経済学に「コンコルドの誤り」という言葉がある…』 「コンコルドの誤り」は、判断することを怠ったことによる大きな犠牲を生じさせる。「余録」(毎日新聞/6/2/21)は、「もんじゅ」の開発を当てはめている。「この事業につぎ込まれた国費は1兆円を超え…

『売れ残った恵方巻きが大量に捨てられている』

『売れ残った恵方巻きが大量に捨てられている』 「フランスで、売れ残り食料の慈善団体への寄付を大型量販店に義務付ける法律が成立した。違反して廃棄すれば、そのたびに50万円近い罰金が待つ」。「余録」(毎日新聞/2016/2/2)は、節分後の恵方巻大量破棄…

『外国人が気味悪がるほどマスク姿が多い日本、そのピークとも・・』

『外国人が気味悪がるほどマスク姿が多い日本、そのピークともいえる季節が来た』 インフルエンザの「警報レベル」超えと東京都内のスギ花粉飛散開始の発表があった。「余録」(毎日新聞/2016/2/19)は、この時期に増えるマスク姿について、新たな情報を知ら…

『人は皆有用の用を知るも、無用の用を知る莫きなり(荘子)』

『人は皆有用の用を知るも、無用の用を知る莫きなり(荘子)』 「『さあやるぞ』 区切りのコーヒー 7杯目」。「わが社でも 無駄はないかと 俺を見る」。「打ち合わせ 次回の日時を 決めただけ」。「静けさや 空気読む人 眠る人」。「君の職場は何人くらいの人…

『母の手は赤子となりて介護士の豊かな胸をそっと触りぬ 及川内子』

『母の手は赤子となりて介護士の豊かな胸をそっと触りぬ 及川内子』 「お年寄りの心に寄り添う喜びや戸惑いも、その命や健康を守る技能や体力も、老人ホームや介護施設で働く人々がひそかに誇りとするところだろう」。「余録」(毎日新聞/2016/2/17)は、川崎…

『ルール違反あり、自堕落あり、しどろもどろあり??緊張の・・・』

『ルール違反あり、自堕落あり、しどろもどろあり??緊張の緩みにもほどがある政権与党の「しだら」事情だ』 「余録」(毎日新聞/2016/2/16)は、数々の自民党議員の失態を嘆く。「『しだら』はサンスクリット語で秩序を指すとか、逆に自堕落が起源とか。『ふし…

『爆弾のすきな将軍』

『爆弾のすきな将軍』 ウンベルト・エーコさんの『爆弾のすきな将軍』が最近、復刊した。エーコさんと言えば、『薔薇の名前』、「筆洗」(東京新聞/2016/2/14)は、『薔薇の名前』の思い出と、爆弾のすきな将軍について語る。「『薔薇の名前』の邦訳が出たのは…

『2カ月に及ぶ調査の前半を見る限り、予想を・・・』

『2カ月に及ぶ調査の前半を見る限り、予想をはるかにしのぐ健康状態だという』 「〈みほとけなれど……美男におはす〉と与謝野晶子がたたえた」鎌倉の大仏様が半世紀ぶりの点検修理中、「天声人語」(朝日/2016/2/14)では、その現状を述べる。「風雪に耐えるこ…

『心配なのは政党、政治家、議会など、現在の政治の仕組・・・』

『心配なのは政党、政治家、議会など、現在の政治の仕組み全体への疑念や不信が広がることだ』 「育休宣言をした男性議員が婚外恋愛疑惑から辞職を表明した。」「春秋」(日経/2016/2/13付)は言う。「まさに『げす』な話題で、国政を担う人たちへの信頼と共感…

『主権者教育に取り組む先生や生徒のみなさん、模擬選挙の・・・』

『主権者教育に取り組む先生や生徒のみなさん、模擬選挙のテーマとして取り上げてみては』 「選挙で投票できる年齢が18歳以上に引き下げられることに伴い、模擬選挙などを実施する学校が増えている」ことに、「余録」(毎日新聞/2016/2/1)は、政治への参加…

『情報をきちんと管理しておくことは政治献金などの説明・・・』

『情報をきちんと管理しておくことは政治献金などの説明を尽くすうえで欠かせない』 「『政治とカネ』の問題などを集中審議した10日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相は政治家一人ひとりの自覚を訴えた」。「春秋」(日経/2016/2/11付)は、これについて「権限…

『公平中立をめぐる空気』

『公平中立をめぐる空気』 「8日と9日の国会では、高市総務相が、政治的な公平を欠いた場合の電波停止の可能性に言及した。」これについて、「天声人語」(朝日/2016/2/10)は、田英夫さんを思い出す。「風船を何百個も上げると、みんな同じ方向へ飛んでいく…

『ことわざに「米屋と質屋は三代続かぬ」という…』

『ことわざに「米屋と質屋は三代続かぬ」という…』 「貧乏人にうらみを買う商売は長く続かない」。「余録」(毎日新聞/2016/2/9)は、「将軍も3代に及べば多くの人の命を奪った報いにより必ず敗れるという」中国の故事を出す。北朝鮮の3代目政権、「目を引…

『旧正月を楽しむなかで、そこにだけ漆黒の闇が広がっている』

『たくさんの人々が思い思いに旧正月を楽しむなかで、そこにだけ漆黒の闇が広がっている』 春節に向かって「北朝鮮の独裁者がまた愚かな挑発に打って出た」と、「春秋」(日経/2016/2/8付)は語る。「さきの『水爆実験成功』のときと同じ『特別重大報道』で、…

『東日本大震災で真っ先に支援の手を差し伸べた台湾。今度・・』

『東日本大震災で真っ先に支援の手を差し伸べた台湾。今度はわれわれの番である。』 「『お互いさま』にはそうしないではいられぬ欲得抜きの人間の情がある」。「筆洗」(東京新聞/2016/2/7)は、今回の台湾での地震に対しても「お互いさま」をと述べる。「五…

『理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れを・・・』

『理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れをなして走ってくる』 「今は、人を傷つける罪なデマやうわさばかり、世の中におびただしい」と「天声人語」(朝日/2016/2/6)。これへの対策として、「スペイン・バルセロナの『反うわさ戦略』」を紹介す…

『地球の反対側に住む人々が、互いに話し合い、理解し合うだろう』

『地球の反対側に住む人々が、互いに話し合い、理解し合うだろう』 『レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦』を見て、「余録」(毎日新聞/2016/2/5)の筆者は、語る。「4年前に火星に着陸した火星探査車『キュリオシティー』には、レオナルド・ダビンチが書い…

『新聞のスポーツ欄には人間が達成したことが記録され、・・・』

『新聞のスポーツ欄には人間が達成したことが記録され、第一面は人間のしでかした失敗ばかりだ』 「天声人語」(朝日/2016/2/4)は、清原博元プロ野球選手の覚せい剤所持事件に係り、の政治家で判事だったウォーレン氏の言葉を「小欄」より引き出す。「朝、新…

『ネッタイシマカとの戦争を開始しなくてはならない』

『ネッタイシマカとの戦争を開始しなくてはならない』 「ブラジルを中心に、南米と中米で『ジカ熱』が急速に広がっている」。「天声人語」(朝日/2016/2/3)は、伝染病について、「古来、人の移動とともに伝染病は世界に散らばった。今や19世紀の昔より地球…

『電車のつり革が相次いで盗まれた。被害は少なくとも四百本』

『電車のつり革が相次いで盗まれた。被害は少なくとも四百本』 マニアや縁起担ぎで人様のものを盗む。その事例をして、「筆洗」(東京新聞/2016/2/2)は、表札を挙げている。それは熱烈なファンか。そして受験の合格を願って「他人様の表札を四枚失敬してくれ…

『アマゾンのサイトの「お坊さん便」』

『アマゾンのサイトの「お坊さん便」』 「通常の法事・法要であれば、お布施や車代を含め、全国どこでも一律3万5千円」。「春秋」(日経/2016/2/1付)は、アマゾンの試みを照会する。「業界のしきたりや前例を簡単に乗り越えるネットの力に驚けばいいのか。…