2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

癒やしの旅 240831

「クイーンビートル」の亀裂隠ぺいに『有明抄(240825佐賀新聞)』は思う◆気ぜわしい日常を離れ、「癒やし」のひとときに◆白川静さんの『常用字解』によると、「癒」の中にある「兪」は、余と舟を組み合わせた字。余は取っ手のついた手術刀で、患部の膿んだ血…

なごやかにSTOPしてね 240830

名古屋市のエスカレーターを歩く人への対策を『滴一滴(240830山陽新聞)』は思う▼「なごやかにSTOPしてね」と書かれた大きな手のひら。そんな形の看板を背負った人が時折、名古屋市の地下鉄駅のエスカレーターに現れる。エスカレーターで歩かず、立ち止ま…

読書メモ 240829

『人に頼む技術 コロンビア大学の嫌いな顔されずに人を動かす科学』、Heidi Grant、児島修(訳)、2029年5月、(株)徳間書店。・人は仲間を助けることを待っている。人は仲間とともに行動したい。・reinforcement(強化)・「それぞれが人に助けを求める上で…

正確な進路を予測できないものか 240828

台風10号の動きに『編集日記(240828福島民友)』は思う▼台風のエネルギーを、どうにか利用できないだろうか。俳人の坪内稔典さんは、台風で電気を起こせないかと夢想する▼台風電力株式会社をつくり、台風の力を電気に換え蓄えられる電池を進路に置いておく。…

令和の米騒動 240827

コメの品薄に『天風録(240826中國新聞)』は思う▲「令和の米騒動」などと何を大げさなと感じつつ考え直した。7月の全国消費者物価指数でコメ類は前年より約17%上がった。20年ぶりの上昇率▲23年産米は猛暑のせいで収穫量が少なかった。一方でインバウンドの急…

マッチかマッチポンプか 240826

自民党ポスターに『天風録(240825中國新聞)』は思う▲歴代の勝者たちがずらり、中央に赤い字で「ザ・マッチ」。総裁選に向けて作成▲眺めていると、何人かの顔に「政治とカネ」問題が透けて見える。ロッキード事件にリクルート事件、佐川急便事件、モリカケ問…

君の居場所はここにもある 240825

電車中での女子高生の2人の進路の話しに『雷鳴抄(240825下野新聞)』は思う▼「県内の大学に進むつもり」という子に、国立大志望の子が「私は全国どこへでも行く」と▼「県外も選択肢に入れれば幅が広がるのに」などと説得、自分の仲間にしようと。「勉強する…

「猫にでも出来る」どころか 240824

教員の長時間労働に『水や空(240823長崎新聞)』は思う▲「吾輩は猫である」の主人、珍野苦沙弥先生は中学校教師、家では居眠りばかり。猫は思う〈教師というものは実に楽なものだ。…こんなに寝ていて勤まるものなら猫にでも出来ぬ事はない〉▲いまの先生たちの…

散歩メモ 240823

「御神渡り神事」が行われる八剱神社へ行った。この神社は私が30年ほど住んでいた町にもあり、身近に思い行ってみた。その後、某酒造のショップを覘いた。そして、駅の観光案内でウナギの店を紹介してもらいウナギを食べに行った。

散歩メモ 240822

湖畔の近くにある小さな城跡へ行きました。平日の朝であるので自分たちだけかと思っていましたが、人が多く自由に写真が取れませんでした。中国人観光客バス2台。諏訪の歴史に興味があるのか。刀や兜を見たいのか。

散歩メモ 240821

涼しさを求めて、杜の中の春と秋の神社に行ってきました。巨木が御神体、四方に御柱が聳え立っています。

散歩メモ 240820

湖畔の散歩、ここは盆地であるが、湖のおかげで東京より気温が低い。30分ほど歩いた。また、汽船に乗ってみた。疲れと汗は温泉に流れて行った。

読書メモ 240819

『日没』、桐野夏生、2023年10月、岩波書店。「これはただの不条理文学ではない」(帯/筒井康隆)。「いつの間にか、市民ではなく国民と呼ばれるようになり、すべてがお国優先で、人はどんどん自由を明け渡している。」「マッツ夢井、B98号。」「七福神浜養…

読書メモ 240818

『勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門』、Eva var den Broek、Tim den Heijer、児島修(訳)、2023年11月、ダイヤモンド社。「意志に頼るのではなく、環境を変えること。」「握手をする前には手を温めたほうがいい」「人間にとっての思考は、猫…

読書メモ 240817

『説教したがる男たち』、Rebecca Solnit、ハーン小路恭子(訳)、2018年9月、株式会社左右社。 「徹底して無知でありながら、完璧で挑戦的なまでの自信に満ちた態度というのは、私の経験では、特定のジェンダーと結びついている。男たちは私に、そして他の…

ちょっとナニ言ってるか分からない 240816

岸田首相の不出馬表明に『天声人語(240816)』は思う▼よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわー。漫才のきめゼリフ▼もっともらしく裏金問題のけじめをつけるというが、ならば、もっと早くやめるべきだったろう▼防衛費の倍増、原発の最大活用・・・・・・岸田政権…

壊れたレールへと向かう自民党という列車 240815

岸田首相が次の党総裁選に出馬せず首相を退任する意向を表明したことに『筆洗(240815)』は思う▼レールが壊れているのを鉄道の線路番が見つける(ガルシンの短編『信号』)▼すぐに列車を止めなければならない。線路番は決断した。自分の腕に小刀を突き立て、…

戦地の平均寿命は日々短くなる 240814

お盆に『日報抄(240813新潟日報)』は寿命を思う▼墓石をなで、先祖の俗名、享年の数え年、往時の笑顔をしのぶ▼2023年の平均寿命は女性が87歳台で世界1位、男性は81歳台で5位。新型ウイルス感染症で国内は4年前から多くの人が亡くなり、寿命が延びたのは3年ぶ…

スマホ指 240813

子どもたちは画面に夢中になってはいまいかと『あぶくま抄(240812福島民報)』は思う▼シャーロック・ホームズは相手の両手を観察し職業を言い当てる名人。「赤毛組合」、相談をしにきた男性を一目見て、肉体労働者だった過去を見抜いた。右手が左手より大きか…

散歩メモ 240812

昨日の散歩、竹林を通った。暫しの涼しさなか? いや、風がないとここも蒸し暑い。残暑はいつまでか。

各地の息災も願い、墓前で手を合わせる 240811

きのう始まった帰省ラッシュと自然災害に『天風録(240811中國新聞)』は思う▲今、海から人を遠ざけるのは、南海トラフ地震の臨時情報。遊泳禁止の海辺も▲津波の到達は早いところでは3分―。巨大地震が発生した時の危険を識者は訴える。避難場所や経路が確認で…

原爆を作る人々よ! 240810

きのうの「長崎平和宣言」に『天風録(240810中國新聞)』は思う▲〈原爆を作る人々よ!〉と切り出す長崎の被爆詩人、福田須磨子さんの作品が取り上げられた▲〈幾万の尊い生命が奪われ/家 財産が一瞬にして無に帰し/平和な家庭が破壊しつくされたのだ〉。〈明日…

政治的な判断ではない 240809

9日の平和祈念式典にイスラエルを招かないと決めた長崎市の判断に『水や空(240808長崎新聞)』は思う▲あの日、奪われた数多の生命を悼み、生き残った被爆者の過酷な人生に思いをはせ、核兵器を憎み、あらゆる戦争の根絶を誓う-。8月9日の平和公園はそんな空…

今日が初の笑いの日のはずだが、随分静かだ 240808

8月8日に『談話室(240808山形新聞)』は思う▼チャーハン、ブルーベリー、屋根、発酵食品、おばあさん…。これらに共通することは何だろうか。8月8日が記念日として認定されていることだ▼日本記念日協会の公式サイトで数えてみると計68件ある▼チャーハンは「パ…

原爆を詠む 240807

「句集広島」に『天風録(240806中國新聞)』は思う▲〈春泥に馳せくる子あり亡き子かと〉▲脳裏に残る悔恨の思いを17文字、31文字に刻んできた人たち。広島の被爆者、切明千枝子さんもその一人。原爆の日の94歳にして初の歌集を出す▲<この手にて亡骸荼毘に付せ…

読書メモ 240806

『交易する人間(ホモ・コムニカンス』、今村仁司、2000年3月、講談社。 人間の付き合いは相互行為であり、交易と定義する。言語をもって交通する。また生きるための生産物の相互交換は物質交換が必要。社会は言語と物質のの交通コミュニケーションを行うと…

まずは疑ってみる 240805

交流サイト(SNS)の著名な実業家や経済評論家の成り済ましについて『あぶくま抄(240804福島民報)』は思う▼武田信玄の死を隠そうと盗人を連れて来た。主君に成り済ます。うり二つの男は振る舞いも次第に板に付く。それでも、側室はだませず。黒沢明監督の…

緑陰豊かで、風の吹き抜ける街への模様替えが待たれる 240804

スマホの歩数計アプリがこの夏、とみに小うるさいと『天風録(240804中國新聞)』は語る▲先日は〈普段より歩かなかったですね。車を使わず、歩く機会を増やしていきましょう〉とのたまう▲かかりつけ医にも「あなたの場合、命取りは動脈硬化。ウオーキングがお…

外食カレーも値上げが公表されている 240803

物価高に『談話室(240803山形新聞)』は思う▼作家重松清さんの短編。6年生のぼくと父親は些細なことでけんかしてしまう。ぎくしゃくした2人の関係を修復したのは食卓の定番。タイトルでもあるカレーライス▼2人で食べるカレーを作ろうとするぼく。ルーは中辛を…

読書メモ 240802

『所有とは何か』、Pierre-Joseph Proudhon、伊多波宗周(訳)、2024年1月、講談社。 「私は体系を作らない。私が求めるのは、特権の終止、奴隷制の廃止、諸権利の平等、法の支配である。正義、ただ正義のみ。」 「一片のパンのために一尋のパンを作り、馬小…