2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

市民と、10年に1回来るかどうかの外国人観光客は違う 240620

姫路城の入場料値上げ検討について『天風録(240619中國新聞)』は思う▲白壁が美しく、シラサギが舞う姿にも似た「白鷺城」、姫路城への外国人来場者は昨年、過去最多45万人。全入場者の約3割▲18歳以上は千円で天守に登れるが「30ドル(約4700円)くらいに」。…

澄むか濁るか 240619

会期末迫る国会に『水や空(240619長崎新聞)』は思う▲春の雨が〈しとしと〉ならば、梅雨どきのそれは湿っぽい〈じとじと〉▲言葉は濁点ひとつで趣が変わる。自民党の安倍派幹部には、わが身の「大患」。“新証言”が明るみに出た。幹部たちはとうに過去の話、「…

読書メモ 240618

『3.11大津波の対策を邪魔した男たち』、島崎邦彦、2023年4月、青志社。 「東京電力は福島の原発が津波に弱いことを知っていた。」 「対策をしなかった。対策をする代わりに、対策の延期を専門家の先生に根回しした。役所に延期を認めさせた。さらには、これ…

ペットボトルとの付き合い方 240617

暑さ対策を『天風録(240616中國新聞)』は思う▲もう暑さに参っている人が多いのではないか▲冷たい清涼飲料水をぐいぐいと。熱中症対策として大切なこと。しかし飲み物に潜むリスク。ペットボトル症候群▲糖分の多いものを大量に飲むと、急性の糖尿病のような症…

家族の在り方を思う父の日 240616

きょうの父の日に『談話室(240616山形新聞)』は思う▼ベネッセの「たまひよ好きなパパランキング」で昨年、野原ひろしさんが殿堂入り。埼玉県春日部市に暮らす、35歳▼人気アニメ「クレヨンしんちゃんの「父ちゃん」。お人よしでお調子者、妻に頭が上がらず、…

ベンチはあるか 240615

▼高齢化が進む中の配慮を『北斗星(240614秋田魁新報)』は思う▼「散策中に座って休めるベンチがあるかどうか。観光客にとってはそういうことが案外、大事になります」▼多額の資金を投じて箱物を造るよりも、訪れた観光客のためにちょっとした気配りをすること…

まだ来ぬ梅雨入り 240614

気が滅入る梅雨に『天声人語(240614)』は思う▼ムーミン一家は小さな島に移住する。島には不快な雨が降り続く。家族はみな気が滅入ってしまった▼トーベ・ヤンソン『ムーミンパパ海へゆく』▼さて、今、すでに暦では入梅を過ぎながら、到来が遅い▼梅雨を「つゆ…

「里海の一日も早い復活」を願っている 240613

「のとじま水族館」の講座「能登の里海に暮らす生き物たち」に『雷鳴抄(240611下野新聞)』は思う▼今夏に一部が再開できる見通しになった同館の復旧支援も兼ねた講座が先日、県立博物館で行われた▼講師は宇都宮市在住の水産仲卸会社社員堀越智也さん▼能登近海…

食塩の摂取量を1日当たり7グラムに 240612

「健康日本21(第3次)」に『北斗星(240611秋田魁新)』は思う▼「1日の食事で何グラムの食塩を口にしているか」。健康維持のために減塩が叫ばれるようになって久しい▼厚生労働省は国民健康づくり計画「健康日本21(第3次)」を本年度からスタート。32年度ま…

読書メモ 240611

『死因の人類史』、Andrew Doig、秋山勝(訳)、2024年2月、草思社。・「身分制度に決定的な破綻をもたらしたのが黒死病の大流行である。1340年のヨーロッパは疫病の大惨事に見舞われる。」・「1666年のロンドンの大火で市のほとんどが消失してしまい、復興…

何もしない時間 240610

6月10日の時の記念日に『有明抄(240609佐賀新聞)』は思う◆朝、洗面台の前にて、20歳から60歳までの40年の間一人の人間が剃るヒゲをつないでみると◆米国のカミソリ会社社員の推計で180キロ余り。これを労働力に換算すると、約150日間◆シチズン時計の調査では…

散歩メモ 240609

昨日の夕方、黒目川沿いを散歩中、橋の上に人だかり、下を見れば鴨の親子。

読書メモ 240608

『紫式部と藤原道長』、倉本一宏、2023年9月、講談社。 「『源氏物語』という物語は、はじめから道長に執筆を依頼され、料紙などの提供を受け、基本的な骨格について見通しをつけて起筆したんのと推察される。・・・道長の目的が、この物語を一条天皇に見せるこ…

読書メモ 240607

『自己組織化と進化の論理』、Stuart Kauffman、米沢富美子(監訳)、2008年2月、筑摩書房。「自然淘汰は力をもっているけれど、全能ではない。」「私の窓の外の秩序は、どこから来たのだろうか? 自己組織化と自然淘汰の両方からだと、私は思う。」「われわ…

読書(再読)メモ 240606

『隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシンクインカムと一日三時間労働』、Rutger Bregman、野中香方子(訳)、2021年3月、文藝春秋。・それは、手段より目的を重んじ、何かを選択する際には、有用性ではなく良いか悪いかで選ぶ。・GDPは、今とは違う時代に、…

一人一人が大切な歯と向き合う機会に 240605

6月4日からの「歯と口の健康週間」を『雷鳴抄(240604下野新聞)』は思う▼江戸後期の人気作家滝沢馬琴は、多忙ゆえの不規則な生活や甘い物好きが原因で歯周病を発症し、61歳で全ての歯を失ったという▼「8020運動」をご存じだろうか。国などが1989年から推進す…

もろくて壊れやすいこの世界の行方を 240604

きょうの「虫の日」に『有明抄(240604佐賀新聞)』は「汚い」「臭い」を思う◆大相撲の力士のしこ名、なぜだか「川」はない◆昭和40年代初めまで、「川」の関取が活躍したそうだが、河川がいつしか「汚いもの」になり、身近でなくなったからか◆公園を歩けば、ハ…

七夕の投票日に向けての担ぎ手は 240603

都知事選に『余録(240602)』は思う▲これまで21回の都民の審判を仰いできた都知事選。現職、小池百合子知事の出馬が見込まれる中で、立憲民主党の蓮舫参院議員らが名乗りを上げている▲蓮舫氏は最近の地方選挙などを巡り小池氏の対応は自民党を利しているなど…

水道水は、環境だけでなく、懐にも当然やさしい 240602

水道水が飲めることに『雷鳴抄(240602下野新聞)』は思う▼水道水をそのまま飲めるのは世界に11カ国。7日まで「水道週間」▼宇都宮市上下水道局の市民意識調査によると、「普段、そのままの水道水を飲む」割合は2017年度が7割を超えていたが、22年度は5割にまで…

散歩メモ 240601

昨日の夕方、湧水近くで、新たな鴨の親子に遭遇した。よく動き回っている。