2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

臓器売買事件 液晶東芝・ソニー・日立 松本震度5強

(日経/春秋)心臓外科医の南淵明宏さんは年間200件の心臓手術を手掛けている。30歳の時、武者修行でオーストラリアへ。そこで心臓移植にかかわり、事故死した若者の心臓を取り出して手に持つと、とてつもなく重く感じた。容器に収めようとすると元あった場…

熱中症前年の5倍

(日経/春秋)「不」という漢字は、花弁のの付け根の萼を表す形。もともとの語義を離れてもっぱら否定の意味。今の日本はこの「不」が首相から、不誠実、不埒、不可解。東電は、不徳を感じる。しかし、被災地の不撓不屈にだけ勇気をもらっている。 (日経/…

ガガ 東電株式総会

(日経/春秋)レディー・ガガさんが、復興支援のために来日した。3月12日にはリストバンドを売り1億2千万円を寄付した。見る人が自然にニコリとするのは、このアイドルの「突き抜け感」が心に響くからだろう。演劇のような表現と、物語を感じさせる存在感。…

シカゴパイル 福島健康調査 松本サリンから17年

(日経/春秋)「シカゴパイル」、世界初の原子炉。初めて原子の火がともったのは1942年。この成功は新兵器に道筋をつけ、米国による広島、長崎への原爆投下へとつながった。戦後になり、世界は原子力平和利用の道も競い始めた。世界で初めて発電用の原子炉…

林芙美子 復興会議 石油備蓄放出 平泉世界遺産

(日経/春秋)林芙美子は食いしん坊だった。その夜、銀座のいわし料理店と深川のうなぎの老舗をはしごし、帰宅後に汁粉まで口にした。ところがほどなく心臓発作で逝った。今年は没後60年、28日が命日だ。庶民派、今でも愛読者は少なくないが、その当時の文…

復興相 小笠原が世界遺産に 24日熱中症70人

(日経/春秋)「テニスは一日を短く、一生を長くする」。なぜかコートへの思いがいつも以上に募る。伊達公子選手、40歳でウィンブルドンの1回戦を突破、史上2番目の年長。第2回戦はビーナス・ウィリアムズと大熱戦を演じた。世界4位だった15年前より若々し…

「4時から族」つかめ 東北記録的大雨

(日経)震度5弱以上812地点に。東日本大震災。 (日経/社説)◆量的緩和の終了後こそFRBの正念場だ。◆アフガン自立へ不安は残る。 (日経)「4時から族」つかめ、夏時間を商機に。語学教室、受講時間の延長。居酒屋、6時まで引き下げ。 (日経)東北で記…

気仙沼市場再開 慰霊の日

(日経/春秋)紀伊国屋文左衛門、江戸の入ってくる初ガツオをすべて買い占めて自分だけ食べて、あとは猫にくれてやったという逸話。初ガツオは珍重されていた。その時期が4月から5月でが、本当は脂ののっている7月頃がよいとのこと。おりしも気仙沼の魚市場…

「京」 土日出勤、企業が育児に補助

(日経/春秋)とてつもなく大きな力を持つ装置に、人は深遠な響きの名前を付けたがる。「京」が世界一になったスーパーコンピュータ。他国には「天河1号」「星雲」「ジャガー」「ツバメ」。スパコンのほか、原子力分野では「ふげん」「もんじゅ」。挑戦心や…

世界難民の日 復興庁 パソコン世界一 東北が梅雨入り

(日経/春秋)ゆうべ、東京タワーが青くライトアップされた。国連が定めた「世界難民の日」、青色は「希望」を表す。昨年の時点で世界に4370万人もいる。多くの難民は言葉の壁に囲まれ、仕事や住居の確保にも苦労する。「難民の地位に関する条例」が国連で…

大卒採用増 国家?種増

(日経/春秋)2008年、コンピュータウィルスを作った男を初摘発した京都府警、立件に最も時間要したのは「適用する法律を考えること」。日本にはウィルスを作ることを直接処罰する法律がない。先週末に成立したのが、ウィルス作成や配布を罰する改正法だ。…

企業の責任 被災証明がオークションに

(日経/春秋)「せん孔カード」式の事務機を米IBMが作っていた。日本から大正の末に、注文したが断った。「機械のメンテナンス体制が日本にない」という理由。日本の企業は技術を多く学んできたが、それより先に、製品を顧客に渡した後も企業は責任があ…

喪失感を埋める心配り 保育園もサマータイム

(日経/春秋)山裾に立ってみて、斜面がずいぶん急なのだと知った。石巻市立大川小学校の裏山である。児童108人のうち74人が津波に襲われて死亡・行方不明となった。裏山に逃げていれば。先生たちは混乱した。急勾配を子どもたちが登れるのか。11人いた教職…

政治家の軽さよ 企業現預金最高 修学旅行東京離れ

(日経/春秋)震災の後、言葉が重くなった。誰しも言葉の届く先の反応に想像力を働かせれば、ものを言えなくなる。だから一層、耳目に入ってくる政治家の軽さ。「ペテン師」「集団ヒステリー」「菅の顔を見たくないなら法案を通した方がいい」。小林秀雄が…

起立と斉唱 日産・ルノーロシア大手買収 予備校節電策

(日経/春秋)「懐かしい歌を思い出しました」と、先日、国歌斉唱・起立をめぐる裁判などの話にちなんで「国民歌」へ。世は移ろえど歌は人の心に残り、ふいに口をつくのだと思い知る。歌を歌うということは、きっと心の能動的な動きそのものなのだろう。「…

48年前「スキヤキ」 食品原料工場集約

(日経/春秋)48年前のきょう15日に米国ビルボード誌で週間ランキング1位が「スキヤキ」。坂本九さんの「上を向いて歩こう」。大震災後この歌を耳にする。シダックスでは全国のカラオケ店でこの歌などを選んで歌うと、同社が1曲1円を被災地の子供の支援に寄…

AKB48総選挙 イタリア原発再開発反対 中大無料配信

(日経/春秋)「日本の総選挙に、香港も興奮」。9日の夜の武道館で開かれたイベント。AKB48のメンバーをランキング付けするファン投票、香港の繁華街の映画館、700人の若者が普段の映画料金の4倍以上を払って。米大統領選挙のようにこの選挙からも改革…

サーバー攻撃 仙石線ルート変更 ベトナム反中デモ

(日経)IMFにもサイバー攻撃。 (日経)仙石線ルート変更か維持か。仙台−石巻、復興まちづくり。 (日経)機械受注、復調貴重は維持。4月3.3%減、製造業鈍化。 (日経)ベトナム、2週間連続反中デモ。南シナ海領有権問題。

「むつ」は「みらい」に アジアが稼ぎ頭 避難8万8000人

(日経/春秋)3月末、一隻の海洋観測船が福島沖に派遣された。汚染監視の海水を採取した。船の名は「みらい」。昔は「むつ」と呼ばれた。「むつ」は1969年6月12日に華々しく推進した。原子力の技術開発への期待は大きかったが、74年初の出力試験で放射線漏…

第三のビールシェア4割

(日経/春秋)波はここまで来た。三陸沿岸のあちらこちらに標識。半世紀前のチリ地震津波の水位を伝える警告。廃墟の中に、今それは埋もれている。南三陸町の志津川地区の堅牢を誇っていた防災対策庁、過去からの戒めも周到なはずだった備えも、あの日の波…

銀座松坂屋 寄付文化 関西に人口流入 自殺者6割無職

(日経/春秋)関東大震災から復興が進み始めると速かった。翌年1924年、銀座松坂屋がこの地区で初めて百貨店を開業した。新店舗はいくつもの斬新な手を打った。百貨店は履物を脱いで入る売り場が多かったのを全館、土足に。屋上に動物園を開業。無料送迎バ…

ips細胞癌防ぐ

(日経/春秋)明治5年、新橋−横浜間、29キロの道のりを53分。古今亭志ん生、「乗っててみなよ。いろんなものが飛んでくるから。・・・・・・それをうまくよけるんだなあ」。その10倍、東京−名古屋間の286キロを40分で結んでしまう。16年後の開業、建設費は5兆円を…

東清水変電所 菅内閣1年 ソユーズ打ち上げ成功

(日経/春秋)静岡駅から30分ほどの山の中に秘密基地めいた巨大な施設がある。中部電力の東清水変電所。富士川を境に東側が50ヘルツ、西側は60ヘルツ。いざというときに、お互いに融通し合うのが、この変電所の役割。友人達が出会う「合流点」のように見え…

書面でちょうだい 大連立 東芝・ソニー中型液晶 中国教育熱

(日経/春秋)「書面でちょうだい」。保証する文章が欲しい。菅直人首相と鳩山由紀夫前首相がかわした書面には、合意した両氏の署名がなかったためか、「夏までの退陣」が固まるまで数日を費やした。被災地の復興に加え、税と社会保障制度の一体改革など長…

芒種 腕時計 薩長が会津へ

(日経/春秋)「梅雨どきは忙しくなる」。作家の檀一雄。青梅やラッキョウが並び始める。梅酒、梅干し、ラッキョウ漬などの仕込みがはじまる。石巻市で真新しいコンクリートの基礎をのぞけば、跡形もなくなった住宅の脇にころがる広口瓶。中には琥珀色、梅…

天安門事件から22年

(日経/春秋)「クールビズ」、オフィスでシャツの裾をズボンの外に出す格好はどうなのか、昨年、小言を書いた。今年は「スーパークールビズ」となると感心するほかない。節電・省エネのためならもう何でもあり、も夏景色というべきか。原発の安全神話を崩…

大腸菌欧州で拡大

(日経/春秋)牛が大きな瞳で、飼い主をじっと見詰める。一時帰宅した酪農家は「周りに迷惑をかけてはいけない」と考え、家畜をつないだまま避難した。歩き回って生き延びたよその牛を見ると、「だまして捨てた」と自責の思い。人間、嘘をついてはいけませ…

不信任安否決 LEDが白熱を抜く M5以上500回

(日経/春秋)もしかすると鳩山由紀夫前首相はすごい政治家なのではないか。菅首相に自発的な退陣を求め、首相の条件付き退陣表明を引き換えに不信任案への反対を表明した。鳩山さんの政治的センスは悪くない。もっとも、菅首相の粘り腰まで読み切れなかっ…

出生率上昇 首相震災対対応後に退陣

(日経)出生率1.39、2年ぶり上昇。10年、30年代後半増加。死亡数増え人口は減少。 (日経/社説)◆政争にかまけている時間はないはずだ。◆保育の充実で出生数増やせ。 (日経)首相、震災対応後に退陣。民主代議士会で表明。 (日経)法科大学院の競争倍率…

超クールビズ始動

(日経/春秋)サントリーがまだ寿屋と名乗っていたころ、「国民歌」を公募した。1953年、良い歌が生まれたが忘れられた。東京オリンピックのとき「若い日本」なる歌が生まれているが普及しなかった。「君が代」はどうであろか。国歌であるが、騒動が続いて…